テュルゴの地図 18世紀パリの覗き眼鏡
通称“テュルゴの地図”は、18世紀パリを建物の一つ一つまで俯瞰のアングルで捉えた20枚一組の壮大な地図。当時のパリ市長兼商工会議所会頭的存在であった人物テュルゴが、世界一の都パリをプロモートする目的で作らせたものです。ブルジョアの台頭をはらむ活気に満ちた街、サン=ジェルマン界隈の貴族社会、いまはないセーヌ川に浮かぶ二つの島など、覗き見るほど、あなたの知らないパリが見えてきます。
テュルゴの地図と同時代のパリの光景を描いた銅版画作品もあわせてご覧いただきます。
※2006.1.9までパリ国立古文書館にて『テュルゴ(1734-1739年)の地図によるパリ1730年』展が開催。同展覧会のカタログはMMFインフォメーションセンターにてご覧いただけます。