今年2009年は、ロシア人興行主ディアギレフ率いる「バレエ・リュス(ロシア・バレエ団)」がパリに登場して100年目に当たります。20世紀初頭、天才バレエダンサーのニジンスキーやパブロヴァらを擁した「バレエ・リュス」は、その斬新で芸術性豊かな舞台で多くの芸術家たちを魅了しました。
  それから100年――。当時の舞台そのものを観ることは叶いませんが、私たちは今なお多くの芸術作品を通して、魅力的な踊り子たちの姿を鑑賞することができます。5月12日(火)からMMFの3Fギャラリーでは、“踊り子の画家”と称されるドガの作品のカルコグラフィー(銅版画)やムラージュ(複製彫刻)をはじめ、踊り子を題材とした作品を展示し、バレエの舞台やそこに生きる踊り子に魅了された芸術家のインスピレーションの源を探ります。
A.エドガー・ドガ「ダンスのレッスン」より
B.ウジェーヌ=ルイ・ヴェデール「ムーラン・ド・ラ・ギャレット
C.エドガー・ドガ「スペインの踊り子」
D.エドガー・ドガ「グランド・アラベスク:サードポジション」