「カルコグラフィーで見るアカデミスム」

MMFギャラリー カルコグラフィー展示作品 フランス画壇における19世紀は、激動の時代として美術史に刻まれています。ダヴィッドやアングルに代表される新古典主義、ドラクロワが牽引したロマン主義、クールベが目指した写実主義、そして今までの伝統を覆したモネやルノワールらによる印象主義の誕生……。次々と生まれた美術様式は、フランスを美術史の表舞台へと引き出すことになりました。
 そんな19世紀のフランス美術をテーマとした「美をめぐる100年のドラマ フランス絵画の19世紀」展が6月12日より横浜美術館で開催されます。本展の開催にちなみ、7月2日からMMFの3Fギャラリーでは、19世紀美術界の変遷を辿りながら、19世紀フランス美術の出発を飾ったアカデミズムにクローズアップ。カルコグラフィー(銅版画)を通して、アングル、ドラクロワ、ダヴィッドなどの画業や世界観をご紹介します。芳醇な19世紀フランス美術の世界をお楽しみください。
A.ダヴィッド「皇帝ナポレオン1世の戴冠式」
B.アングル「水浴する女」
C.アングル「スフィンクスの謎を解くオイディプス」

「フランス絵画の19世紀」展公式HPはこちらから。