ランス美術館の展覧会図録『泡の芸術 シャンパーニュ!』Les arts de l'effervescence Champagne!
『泡の芸術 シャンパーニュ!』
『泡の芸術 シャンパーニュ!』
Les arts de l'effervescence Champagne !
著者/Catherine Delot
27.6×25.7cm/224ページ
フランス語/刊行2012年
発行元/Somogy éditions d'art
本体記載価格/39ユーロ
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多くの芸術家を虜にしたシャンパーニュの魅力

「シャンパーニュは、飲んだあとも女性が美しいままでいられる唯一のお酒です」

こんな名言を残したのは、ルイ15世の愛妾、ポンパドゥール夫人。太陽王ルイ14世は16歳のとき初めてシャンパーニュを飲んで以来、ほかの飲み物はほとんど口にしなかったといいます。またナポレオン1世の軍隊にはつねにシャンパーニュ商人が同行し、戦いに勝利するたびに、ボトルを空けていたとか。

このようにフランスにはシャンパーニュにまつわる逸話が数多くあります。それは、この黄金色に輝く美しい飲み物が多くの人々を虜にしてきた証でもあります。パーティの季節でもある今月、ご紹介するのは、そんなシャンパーニュの魅力が一冊にぎゅっと詰まった『泡の芸術 シャンパーニュ!』。2012年12月から2013年5月まで、ランス美術館で開催された同名の展覧会図録です。

本書には、グラスやボトルのデザイン、絵画、文学、広告や映画と、シャンパーニュにまつわるさまざまなアート作品が紹介されています。宮廷での華やかな食卓の中心にあったシャンパーニュ、バカラやラリックの凛とした美しさを放つグラス、19世紀のブルジョワジーがカフェで楽しむ小粋なシーンなど、多くの芸術家がとらえたシャンパーニュの魅力をぞんぶんに味わえます。グラスを傾けながら、ページを繰ってみたくなる、そんな1冊です。

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