パリ工芸博物館公式展覧会カタログ『人生を変えるパッケージ―1950年代から未来まで―』
パリ工芸博物館公式展覧会カタログ『人生を変えるパッケージ―1950年代から未来まで―』
『人生を変えるパッケージ―1950年代から未来まで―』
著者/アンヌ=マリー・サルグイユ
28.5×25.6cm/180ページ
仏語/2013年
出版社/Institut Français du Design
本体記載価格/39ユーロ
※この情報は2017年8月更新時のものです。
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パッケージデザインの歴史と現在、未来を
第一線で活躍するデザイナーたちの声とともに紹介する

8月7日から9月17日まで、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)では「フィリップ・アペロワ展」が開催されます。フランスを代表するグラフィック・デザイナーで、イッセイ ミヤケ パルファムの香水のパッケージデザインなどを手掛けたアペロワを紹介するこの展覧会にちなみ、MMMでは、「イッセイ・ミヤケ×田中一光」と題して、グッズを紹介いたします。

そこで、今月はMMMライブラリからも、プロダクトデザインに関連する一冊をピックアップしました。『人生を変えるパッケージ―1950年代から未来まで―』は、2013年にパリ工芸博物館で開催された展覧会の公式カタログ。フランスデザイン協会が監修し、ペリエのパッケージデザインを手掛けたDRAGON ROUGE社の協力を得て実現した展覧会の内容を、180頁の大判に収めた見応えのある一冊です。

はじまりは「時代を超えて」と題した章で、ニベアやコカ・コーラ、オランジーナといった、日本でも馴染みのある定番商品のパッケージデザインが、その変遷とともに紹介されます。ニベアクリームの缶は、1925年からずっと青と白であることや、コカ・コーラのロゴが1894年の誕生当時から変わっていないことに驚かされます。そして以降、1950年代から2010年まで、それぞれの時代を代表するパッケージデザインがピックアップされていて、頁を繰るだけでも飽きません。

巻末には、ジェラール・キャロンやデイブ・エドワーズ、ファブリス・ペルティエをはじめ、第一線で活躍するパッケージデザイナーたちの声を収録。パッケージデザインの歴史、現在、そして未来を考えさせる一冊です。ぜひ、お手にとってご覧ください。

※こちらでご紹介する書籍は地下1階のMMMライブラリで閲覧いただけます。MMM所蔵資料データベースはこちら
Update : 2017.8.1
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