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インフォメーションセンターおすすめの一冊と新着資料情報のご案内です。
マティス−ドラン、コリウール1905年、フォーヴの夏 MATISSE-DERAIN
マティス−ドラン、コリウール1905年、フォーヴの夏


23.5×29.5cm/298ページ
フランス語/刊行:2005年
序文:ジョセフィーヌ・マタモロス
本体記載価格:45ユーロ

2005年、フォーヴィスム誕生100年を迎える今年。その生誕の地でもあるコリウールの街にマティスとドランが滞在(1905年〜)した100年でもあることを記念し、マティスが住んだ街セレとカトー=カンブレジの県立近代美術館が開催したユニークな展覧会を余すところなく収めたカタログです。本展「マティス−ドラン、コリウール1905年、フォーヴの夏」は、2人の画家が、南フランス地中海沿岸の小さな港町コリウールで着手し、パリで結実させた、芸術の「冒険」の心躍るはじまりにフォーカスした、いままでにない視点の展覧会です。

太陽が降り注ぐような表紙を開くと、色彩豊かなフォーヴィスムの幕開け。マティスとドランのデッサンと並んで、2人の芸術家を育んだ街コリウールの魅力あふれる当時の写真が展示されるというはじめての試みも再現されています。彼らが親しんだ住民や猟師たちの日常生活までもが見てとれます。コリウールで制作された約240点の作品、詳細な年譜、1914年までの4回の滞在中に交わされた文書や書簡を通じて、まさにフォーヴィスムが産声をあげる興奮の場に立ち会う気分を味わえます。この1冊は、フォーヴィスム生誕地を実証する研究的価値はさることながら、近代芸術を生んだこの小さくも魅力的な街コリウールを発見する旅への誘いになるかもしれません。

インフォメーションセンター新着資料
言語   タイトル    タイトル訳   発行   発行年  内容
フランス語 Faïences de l'Antiquité, de l'Egypte à l'Iran
古代陶器、エジプトからイランまで
古代陶器、エジプトからイランまで
Musée du Louvre éditions / 5 continents 2005 2005年6月から9月までルーヴル美術館で開催された、考古学の陶器の展覧会の図録。精彩のあるいきいきしたオブジェを創り上げる技術は、特にエジプト、中東とギリシアで開花した。ルーヴル美術館収蔵コレクションは、そのすばらしい技術の多様性と豊かさを誇る。図録の中には年代順、地理的かつ類型的なアプローチによって宝石、お守り、化粧道具とプチオブジェ、食器などを紹介。
フランス語 Le Palais de l'Institut, Du collège des Quatre-Nations à l'Institut de France
フランス学士院の宮殿
フランス学士院の宮殿
Nicolas Chaudun / Institut de France 2005 この著作は、2005年、フランス学士院が旧コレージュ・デ・カトル・ナシオン内に置かれ200周年を記念して出版された。ルーヴル美術館に面したこの建物は、17世紀の大建築家の一人であるルイ・ル・ヴォーによって建設。大変に豊富な資料と多数の地図、絵画及び写真図版、建築の名品が掲載された本書。それと同時に、今なおその活動を続ける、アカデミー・フランセーズをはじめとした、碑文・文芸アカデミー、 科学アカデミー、芸術アカデミー、倫理・政治学アカデミーの5つの各アカデミーの歴史についても語られている。
フランス語 Eclats du Fauvisme
フォーヴィスムの輝き
フォーヴィスムの輝き
L'Annonciade, musée de Saint-Tropez 2005 1955年、グラモン氏が国家に寄贈したコレクション収蔵のため誕生したアノンシアード美術館。今年の50周年とフォーヴィスム誕生100年をきっかけに、グラモン氏に敬意を表するため、2005年6月18日〜10月17日『フォーヴィスムの輝き』展が開催。本展及び本カタログは肖像・裸体・静物の三つのテーマを巡ってブラックからヴラミックまで、アルファベット順でフォーヴィスムを代表する画家たちの傑作品を紹介する。
日本語 ルーヴル美術館代表作品ガイド
ルーヴル美術館代表作品ガイド
ルーヴル美術館代表作品ガイド
Musée du Louvre éditions/ Beaux Arts magazine 2005 ルーヴル美術館編集による、ルーヴルの魅力を再現しながら、展示作品へのアプローチの手ほどきを試みる作品ガイド。ルーヴルが歩んだ歴史を語る代表作品の章に始まり、ルーヴルの学芸員が選んだ主な傑作を、その解説とともに、有名無名問わず、各部門において再発見できる一冊です。近年ルーヴルに属されたドラクロワ美術館、分科館、ルーヴルのなかの現代美術についてもページが割かれており、ルーヴルの新しい魅力も感じられる書。
その他の言語 The Villa Ephrusi de Rothschild
ヴィラ・エフルッシ・ロスチャイルド
ヴィラ・エフルッシ・ロスチャイルド
Beaux Arts magazine - コート・ダジュールを一望できる自然と美術との融合が他に類をみない、現在ミュゼとして公開されているエフルッシ・ド・ロスチャイルド邸。ベルエポックに建てられたこの別荘は、7つの壮大な庭園(フィレンツェ風、日本風、スペイン風、フランス式など)に囲まれ、当時のままの雰囲気を残している。本書では、ベアトリス・ロスチャイルドが注いだこの邸宅への情熱の解説にはじまり、コレクションとして展示されているフラゴナールの作品をはじめとする美術品やルイ14世式家具、調度品、そして庭園の特徴が写真から紹介されている。
その他の言語 The Kerylos Villa
ヴィラ・ケリロス
ヴィラ・ケリロス
Beaux Arts magazine - 地中海沿岸にそびえ立つ宮殿「ヴィラ・ケリロス」について、紀元前2世紀の富裕なギリシャ人船主ケロリスの部屋、調度品、フレスコ壁画を美しい写真と共に解説したアルバム。
その他の言語 Pioneering Modern Painting: Cézanne & Pissaro
近代絵画の先駆者たち、セザンヌとピサロ
近代絵画の先駆者たち、セザンヌとピサロ
MoMA 2005 1861年にパリで出逢って以来約25年間に渡り、公私ともに交流を続けたセザンヌとピサロ。異なる人生背景にも関わらず、絵画に対するアプローチや題材を共有した2人の印象派画家の作品を並べた各ページでは、驚くべきその類似点や微妙な違いを目にできる。たがいの影響を鮮明にする手紙の文章や家族、友人への言葉を含む、この初の試みとなる2人の画家の姿を浮き上がらせ、19世紀末の近代絵画がどこから来たのか、どこに向かったかについて、我々を理解へと導いてくれる展覧会の貴重なカタログ。
その他の言語 The Apollo Gallery in the Louvre
ルーヴル美術館アポロンの間
ルーヴル美術館アポロンの間
Gallimard / Musée du Louvre 2004 17世紀にルーヴル宮の中心としてつくられ、現在のルーヴル美術館では修復を終え、その煌びやかな空間とともに歴代王の宝飾品や彫刻が輝きを放つ「アポロンの間」。歴史家、美術史家、学芸員、建築家、科学者、修復家の初のコラボレーションにより、17世紀の意欲的なデザインから今日の修復に掛けたアポロンの間についてまとめ上げられた。この豪華装丁本は40人の貢献者と豊富な写真、図解により、アポロンの間を装飾する当時の絵画、彫刻、装飾品の計画を遡り、大規模な修復プロジェクトを芸術的、技術的な観点から解き語る。
フランス語 Expérience de la durée Biennale de Lyon 2005
「継続時間の体験」 リヨン・ビエンナーレ2005
「継続時間の体験」 リヨン・ビエンナーレ2005
PARIS musées 2005 フランス最大の現代美術の祭典、リヨン・ビエンナーレ。「継続する時間の経験」をテーマに掲げる2005年ビエンナーレの公式ガイドブック。368ページに及ぶページガイドブックは、コミッショナーのテーマ解説に始まり、参加アーティストのプロフィール、出展作品を含む代表作品を豊富に掲載し、現代注目されるアーティストの作品が一望できる。

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