ガロ=ロマン文明博物館 (リヨン)
紀元前43年のリヨン。フランスがガリアと呼ばれた時代の都、ルグドゥヌム(リヨンの呼称 “Lugdunum ”)の中心としてこの時代に栄えた、今ではリヨンの観光名所として知られるフルヴィエールの丘斜面には、ローマ円形劇場が跡を遺し、この時代の宝庫と呼べる「ガロ=ロマン文明博物館(Musée de la civilisation Gallo-romaine)」がひそんでいます。
ミュゼの外観は、遺跡の風景をそこなわないように配慮され、最上階と外光を取入れる窓以外は斜面に溶け込んだ5階建ての大胆な設計。館内は先史時代、原始時代の展示室に始まり、年代順に分かりやすく且つ、テーマ別に「陶磁器」、「ガラス」、「生活用具」、「家庭生活を示すオブジェ」、「死に対する信仰」、「軍隊」、「宗教」、「ガロ=ロマン戦闘馬車レース」など、17つのエリアがそれぞれのストーリーを語ります。青銅、石碑、彫像、モザイク、石棺、陶磁器、ガラス、宝飾品など、ミュゼの豊富なコレクションは、保存状態のよいことでも知られ、県立美術館ながら、サン=ジェルマン=アン=レ−城国立考古学博物館と並び称される美しさを誇ります。大半を占めるリヨン地方で発掘された出土品の中には、クロワ・ルースの斜面で発見された、48年にローマ元老院で行われたクラウディス皇帝の演説原文の刻み込まれたクロワディスの青銅板もあります。他にも、古代ローマの二輪馬車、戦闘馬車レースを描いたモザイク画、宗教の営みを規定するゲール語の太陰・太陽暦カレンダー、3世紀頃の石棺など、ローマ帝国支配下のガリアの多様な側面を知ることができ、リヨンがガリアの政治、宗教、経済の中心地であった様子を今に伝えています。
ガロ=ロマン文明博物館からよく見える円形劇場では、夏には野外コンサート、オペラ、演劇が行われ、2000年以上前に劇場にいたガリア人を投影し、ガロ=ロマン文明博物館の収蔵品とともに、リヨンの発祥となったこの都に想いを馳せることができるはず。ガロ=ロマン文明博物館を訪れた後は、世界遺産に指定されたリヨン旧市街を見下ろすフルヴィエールの丘からの絶景を堪能し、歴史の詰まったリヨンの地を訪れた喜びに浸ることができるでしょう。
 Musée de la civilisation Gallo-Romaine
URL:http://www.mairie-lyon.fr/vdl/sections/fr/
culture/musees/musee_civilisation_gallo_romaine/

所在地: 17 rue Cléberg, Lyon
地図:http://www.lyon-france.com/pages/fr/
regardssurlyon/plansdelyon/groupedeplans2.html

休館日:月曜日, 1/1, 5/1, 11/1, 12/25
開館時間:10:00−18:00(3−10月),
10:00−17:00(11−2月)
入館料:3.8ユーロ (無料入館日:木曜日)

ガロ=ロマン文明博物館のミュージアム・グッズ

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