©Musée Georges Labit
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乳児の死亡率が高く、幼い子供がサソリや蛇など有害な動物の被害に合う危険のある国で、ホルスは子供の守護神でした。ホルスは、人間としての姿より鷹の姿の方が好まれていたのかもしれませんが、鷹の姿をしたものがすべてホルスというわけではありません。美術館所蔵の作品のように、いくつかの鷹はとても素晴らしい出来です。細部は細かい石で表現され、脚はロストワックス法を用いた二つの別型で作られています。
人型の不完全な石棺で、二つの部分(本体と蓋)から成っています。これは婦人の石棺です。本体の内側には、プター・ソカー・オシリスの姿が描かれています。オシリスが乗っている台座によると、オシリスは開口の儀式を通じて、神々の像と死者のミイラが生命のない彫像から生命のある状態へ移行する場所である黄金の部屋を監督しています。ミイラは、もともとこの石棺に入っていたものではなく、時代と出自については現在詳しく調査中です。
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