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中世美術の宝庫 メッス美術館
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メッス市高等美術学校
中世美術の宝庫メッス美術館
▲サン・ピエール・オ・ノナン教会
© Ville de Metz - Christian Legay, Marc Royer

 アルスナル音楽ホールの近くには、内部全体に絵が描かれたテンプル騎士団礼拝堂、ローマ時代の格闘技場を起源とするサン・ピエール・オ・ノナン教会があり、教会の内陣仕切りは現在美術館に展示されています。
 アルスナル音楽ホールに隣接するメッス市高等美術学校は、エスプラナード公園に面しています。1951年に設立されたこの学校には、広い展示室があり、多くの展覧会が予定されています。

▲サン・ピエール・オ・ノナン教会外観
© Florian Burger
▲エスプラナード公園
© Florian Burger

 メッス美術館は1839年に設立され、ガロ=ローマ時代や中世の考古学コレクション、メッスやこの地方の歴史に関わる絵画などを所蔵しています。コレクションは、この土地に住んだ人々、芸術家、その歴史の豊かさを反映しています。1933年の修復の際、ガリアの共同浴場が発見されました。

▲メッス美術館のファサード
© Jean Munin
▲メッス美術館の展示室のひとつ
© Jean Munin

▲グルニエ・ド・シェーヴルモン
©Jean Munin

 美術館は、中世期に穀物置場として使われていた<グルニエ・ド・シェーヴルモン>と呼ばれる建物も統合しており、ここには12世紀から16世紀のロレーヌ地方の彫刻コレクションが展示されています。また隣接する修道院や教会も美術館の一部となっています。着色された木の天井3組はコレクションのなかでも最も重要で、日用品や住居の装飾など展示品の額縁のような役割を果たしています。特筆すべき作品は、サン・ピエール・オ・ノナン教会の内陣仕切りでしょう。美術館の中庭には、鍛冶場と織り機が展示されています。

 美術作品としては、ギュスターヴ・モロー、ウジェーヌ・ドラクロワ、ジャン=バティスト・ル・プランス、フランソワ・ド・ノメ、ポール・カロ、ピエール・アレシンスキー、ザオ・ウーキー、ワン・ドゥ、そしてジャン・デュビュッフェなどの作品が見られます。


文(フランス語)・写真:フロリアン・ブージェー(Florian Burger)
プロフィール:メッス芸術大学卒業のカメラマン。国際交流への興味から、ヨーロッパはもちろんアフリカなど世界各地を旅し、日本にも数回訪れている。
翻訳:阿部明日香

  • 所在地
    1, rue de la Citadelle
    57000 Metz
  • URL
    http://esam.ca2m.com
  • Tel
    +33(0)3.87.68.25.25
  • Fax
    +33(0)3.87.75.06.16
メッス美術館(クール・ドール美術館)
  • 所在地
    Rue du Haut Poirier
    57000 Metz
  • URL
    http://musees.ca2m.com
  • Tel
    +33(0)3.87.68.25.00
  • Fax
    +33(0)3.87.36.51.14
  • 開館時間
    <月曜〜金曜日> 9 :00-17 :00
    <土曜・日曜・祝日>10 :00-17 :00
  • 休館日
    火曜日

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