「風刺画家SEM(セム)が見た古き良き時代〜リトグラフで楽しむベル・エポックのパリ」展 2012年11月29(木)〜1月26日(土)場所/MMFギャラリー 東京都中央区銀座7-7-4 メゾン・デ・ミュゼ・ド・フランス 3F

パリの有名レストラン「マキシム(Maxim's)」のメニューのイラストを手がけ、ココ・シャネルとも親交が深かった、ジョルジュ・グルサ(Georges Goursat, 1863-1934)。
「セム(SEM)」の愛称で呼ばれるグルサは、パリがもっとも華やいだ19世紀末から20世紀初頭のベル・エポック(良き時代)に活躍したフランスの風刺画家です。彼は「上流社会の記録係」として、多くの著名人たちと交流しました。社交界をユーモアとともに、ときに辛辣な表現で描きましたが、セムの人気は衰えることがありませんでした。やがて同時代の人々からは、彼に描かれることがステータスとなり広く愛されました。
1904年に、レジオン・ドヌール勲章を受賞している、SEM。展示作品は、すべてお買い求め頂けます。また、インフォメーション・センターでは、国内最大数のSEM作品を所蔵している郡山市「迎賓館グランプラス」内にあるサロン文化美術館・川島利夫館長による「SEM全集」もご覧いただけます。

会期中ブティックでは、ベルエポックの時期にココ・シャネルがデザインした「コスチュームジュエリー」も展示・販売します。これは、高価な宝石や貴金属を使わずに、創造的なデザインを基本に装飾性を楽しむ、時代の先駆けとなったアクセサリーです。

一年で最も華やぐこの季節、古き良きベルエポックの世界を、ぜひMMFでご体験ください。

銀座のフランス料理店「マキシム・ド・パリ」で、今なお使われているセムのメニューカード。
店内はパリ本店さながら、ベルエポック時代のアールヌーヴォーの世界がひろがっています。
協力:マキシム・ド・パリ株式会社

会期中は、シャネルのコスチューム・ジュエリーを展示・販売いたします。

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