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2011|1

▲2010年グランプリに輝いたバルによる公式ポスター

フランス漫画の祭典開幕!

フランス西部シャラント県にあるアングレームは、フランス漫画の聖地として知られています。そしてこの町が一年で最も注目される時期がアングレーム国際漫画祭(Festival International de la bande dessinée d'Angoulême)が開催される1月です。ヨーロッパ一の大きさを誇り、世界中の漫画ファンが注目するこの大規模な漫画の祭典が、2011年は1月27日(木)から30日(日)まで行われます。フランスの漫画作家をはじめ、日本や海外で活躍中の作家や漫画ファンが集い、サイン会、講演会や作品の表彰などイベント満載の4日間が楽しめます。
フェスティバルと併せて、市内にあるフランス漫画博物館(Musée de la bande dessinée)にもぜひ足を運んでみてください。
MMFwebサイトでは、2010年の漫画祭の様子とフランス漫画博物館を特集しています。

update 2011.1.1

©Les Pavillons de Bercy

年末年始限定!パリ縁日博物館の特別公開

パリ南東ベルシー地区にある縁日博物館(Musée des Arts Forains)は、メリーゴーラウンドや自動人形、熱気球など移動遊園地で見かける乗り物を展示する世界でも珍しい体験型の博物館です。
普段は団体にのみ公開しているこの博物館、2011年1月2日(日)まで個人見学にも予約なしで特別に公開されます(一般の入館料は10ユーロ、16歳以下は5ユーロ)。開館時間は10:00から18:00までです。パリでのクリスマスをファンタジー溢れる空間で過ごしてみませんか?
縁日博物館についてはマダムのミュゼ訪問で紹介しています。

update 2010.12.1

マルセル・デュシャン《自転車の車輪》1913年
Marcel Duchamp Roue de bicyclette, 1913 / 1964
© Succession Marcel Duchamp / Adagp, Paris, 2010

ポンピドー・センター=メッスの注目の展覧会延長!

フランス東部、ロレーヌ地方の首府メッスに新しくオープンした現代美術館ポンピドー・センター=メッス(Centre Pompidou-Metz)の開館記念展「傑作?」(« Chefs-d'œuvre? »)が好評につき、2011年1月17日(月)まで開催期間を延長しました。パリのポンピドー・センターの名品を含む700点以上の作品を紹介し、《傑作》の定義について問い直す注目の展覧会です。
パリからメッスまでTGVで約1時間半、美術館はメッス駅から徒歩2分のところに位置しており、アクセスが便利なため日帰り旅行におすすめです。年末年始は無休(火曜日を除く)で開館しているので、この機会をお見逃しなく!
MMFwebサイトでは、ポンピドー・センター=メッス館長のインタビューがご覧いただけます。

update 2010.12.1

リールの近代美術館がリニューアルオープン!

Photo : M. Lerouge / LMCU. © Manuelle Gautrand Architecture

フランス北部のリール市立近代美術館が4年の改修・拡張工事を終えて、「リール近代・現代アート、アール・ブリュット市立美術館(Lille Métropole Musée d'art moderne, d'art contemporain et d'art brut)」として新しく生まれ変わりました。近代、現代とアール・ブリュットコレクション4,500点以上を所蔵するこの分野では北ヨーロッパ最大級の美術館として注目されています。
リニューアルオープンを記念する特別展「世界を詩的に暮らす」では、アーティストをはじめ文筆家、映像作家などによる作品約350点を通して、日常生活をいかに詩的に暮らすかという問いに迫ります(2011年1月30日(日)まで開催)。
ピカソやカルダー、リプシッツなどの作品が置かれた美術館前の野外彫刻園も散策におすすめです。

update 2010.9.1

クロード・モネ《ノルヴェジエンヌ号にて》1887年
© photo RMN / Hervé Lewandowski

注目のモネ展、パリにて開催中!

2011年1月24日(月)までパリのグラン・パレ・ナショナル・ギャラリー(Galeries nationales du Grand Palais)では、印象派を代表するクロード・モネの大回顧展「クロード・モネ(1840-1926)」が開催中です。展覧会では、画家としての人生を歩みだした1860年代初期の作品から晩年まで、モネの画家としての一生を振り返ります。名作からあまり知られていない作品まで、オルセー美術館や国内外の美術館が所蔵するモネの作品を含む約200点を展示しています。好評につき、最終日4日間は24時間オープンしています!
1980年に同館で開催されたモネ展から30年、再び印象派の巨匠にスポットが当たる注目の大回顧展です。
MMFwebサイトでは、展覧会レポートがご覧いただけます。

update 2011.1.1

© KEYSTONE-FRANCE / Keystone / Eyedea Presse

「ジャン・コクトーの家」がオープン!

20世紀を代表する詩人、そして前衛芸術家ジャン・コクトー(Jean Cocteau)の記念館「ジャン・コクトーの家(La Maison de Jean Cocteau)」がパリ郊外ミリ=ラ=フォレに開館しました。1947年から亡くなる1963年までコクトーが暮らしていた家は、当時の様子を再現しており、そこには芸術家の私的な空間がうかがえます。また、コクトーの作品も企画展を通して定期的に入れ替えをしながら紹介しています。
「ジャン・コクトーの家」はパリから南東へ50キロのところにあります。都心から足を延ばして詩人の家を訪れてみませんか?

update 2010.8.1

フランス初のテレビゲーム博物館がオープン!

パリ近郊、ラ・デファンスに位置する超高層ビル、グランダルシュ(新凱旋門)にテレビゲーム博物館(Musée du Jeu Vidéo)が2010年4月に開館しました。ゲーム機、コントローラー、人気キャラクターのグッズやゲーム関連資料など約200点を通してテレビゲームの40年の歴史を紹介する、子どもから大人まで楽しめるユニークな博物館です。
2008年にオープンしたグランダルシュ内のコンピューター博物館(Musée de l'informatique)と併せてぜひお出かけください。

update 2010.5.1

2010|12

©2001-2006 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
photo : Cedric Delsaux - Galerie des Glaces / Château de Versailles

ヴェルサイユに村上アートが上陸!

今年は国際的に活躍する日本人ポップ・アーティスト村上隆の作品展「ムラカミ・ヴェルサイユ(Murakami Versailles)」が12月12日(日)までヴェルサイユ宮殿で開催されています。アニメなどのサブカルチャーから着想を得たポップで奇抜なフィギュア作品など約20点が、王や王妃の居室、鏡の回廊や庭園内を飾り、煌びやかな空間が一変するユニークな展覧会です。
MMFでは小図録をご覧いただけます!

update 2010.11.1

日本のアール・ブリュットがフランスに上陸!

パリ18区に位置するアル・サン=ピエール美術館(Halle Saint-Pierre)は、モンマルトルの丘の麓にある市立美術館です。現代のポップ・アートやアウトサイダー・アートを集めたこの美術館では2011年1月2日(日)まで、日本のアール・ブリュットを紹介する大規模な展覧会「アール・ブリュット ジャポネ(Art brut japonais)」展を開催しています。日本人作家によるデッサンや絵画、彫刻作品700点以上をまとめて紹介する注目の企画です。
モンマルトルの観光を兼ねて、この機会にぜひアル・サン=ピエール美術館まで足を運んでみてください。
MMFwebサイトの注目の一冊では展覧会カタログを紹介しています。

update 2010.4.1

2010年、フランスで出会えるロシア!

© DR

今年フランスはフランスにおけるロシア年(L'Année de la Russie en France)を迎えました。この機会にフランス各地では、展覧会やコンサート、芝居やバレエ公演など、ロシアに関連したさまざまなイベントが開かれています。
展覧会内容はMMFwebサイトのフランス展覧会情報にて随時紹介しています。
また、フランスで開催中の主なプログラムはこちらからご覧いただけます。どうぞお見逃しなく!

update 2010.3.1

ショパン生誕200年!

ドラクロワ《ショパンの肖像》1838年
© Photo RMN-Jean-Gilles Berizzi

今から200年前の1810年3月1日は、作曲家フレデリック・ショパンが生まれた日にあたります。フランス人の父親とポーランド人の母親を持つショパンは21歳の時にパリへ向かいました。フランスの芸術家たちと交流し、フランスや海外を行き来しながら音楽活動を送り、1849年にパリの地で一生を閉じました。ショパンの生誕200年を記念して、フランス各地でショパンに関連した展覧会を開催しています。
MMFwebサイトのフランス展覧会情報で詳しい展覧会内容を紹介しています。
この機会に、「ピアノの詩人」と称されたショパンの魅力に触れてみませんか。

update 2010.3.1

2010|11

展示風景
© Emmanuel Nguyen - Paris Photo 2009

第14回「パリ・フォト」開催!

毎年11月、写真界の新しい才能にスポットを当てる写真の祭典「パリ・フォト(Paris Photo)」。今年もその時期がやってきました。ルーヴル美術館地下のアーケードにて開催されるこのイベントは、世界25カ国から出品者、美術商、出版社が集結し、19世紀から現代までの写真家1,000人以上の作品を公開します。日本からは畠山直哉、北野謙をはじめ多数の参加者の作品が公開されています。
「パリ・フォト」は、11月18日(木)から21日(日)までの4日間限りの開催です。 同時開催の「パリ写真月間(Mois de la Photo à Paris)」と併せて、パリで「写真の秋」をお楽しみください。

2010|10

眠らないパリ、一夜限りのアートイベント

パリの秋の風物詩ともいえる、毎年恒例のアートイベント「ニュイ・ブランシュ(Nuit Blanche)」が8周年を迎え、今年は10月2日(土)の夜に開催されます。「白夜」、あるいは「徹夜」を意味する「ニュイ・ブランシュ」は、パリ市内の各所で国内外の現代アーティストによる作品を夜通し公開するユニークなイベントです。
今年は中央(シテ島を含むパリ4区)、西(トロカデロ)、東(ベルヴィル)の3つのエリアがイベントの拠点となり、美術館、劇場、文化会館などの文化施設をはじめ、学校、教会、通りや広場までもがこの時に限り現代アートスペースに様変わりします。

芸術の秋、現代アートが煌く夜のパリに出かけてみませんか。

© Le Printemps de Septembre - à Toulouse

トゥールーズで現代アートの大イベント開催中!

毎年9月から10月までの3週間、フランス南西部トゥールーズ市内では国際的な現代美術祭「9月の春(Le Printemps de Septembre - à Toulouse)」が開催されます。20年目を迎えるこのイベントは、今年は「パフォーマンス・アート」をテーマに9月24日(金)から10月17日(日)までトゥールーズ現代美術館レ・ザバトワール(Les Abattoirs)をはじめ、市内各所で公開しています。
作家自身の身体による表現「パフォーマンス」をこの機会にぜひ間近で鑑賞してみませんか。

待望のポンピドー・センター=メッスが開館!

ライトアップされたポンピドー・センター=メッス。
© Shigeru Ban Architects Europe et Jean de Gastines Architectes / Metz Métropole / Centre Pompidou-Metz / Photo Roland Halbe

パリにあるポンピドー・センターの別館として、ロレーヌ地方メッスの街にポンピドー・センター=メッス(Centre Pompidou-Metz)がオープン!建築家、坂茂氏とジャン・ド・ガスティーヌ(Jean de Gastines)氏による斬新な建築が印象的なこのミュゼでは、10月25日(月)までパリのポンピドー・センターの名品を含む788作品を紹介する企画展「傑作?」(« Chefs-d'œuvre? »)を開催しています。この機会をどうぞお見逃しなく!

夏季限定!ヴェルサイユ宮殿の大噴水ショー10月末まで開催中

ラトナの泉水。

ヴェルサイユ宮殿の庭園でバロック音楽と噴水ショーの共演を楽しむ大噴水ショー(Grandes Eaux Musicales)の季節がやってきました。夏季限定のこのイベントは、今年は4月3日(土)から10月31日(日)までの土日に行われます。音楽と水の調べを楽しみながら、ヴェルサイユでの優雅なひと時を過ごしてみませんか。

MMFのインフォメーション・センターでは、ヴェルサイユ宮殿や大噴水ショーの関連資料を多数取り揃えています。書籍の検索は所蔵資料データベースをご利用ください。

2010|9

印象派好きにおすすめの一大イベント!

モネが魅了されたルーアンの町。
©Photo RMN-Michèle Bellot

印象派の作品が一堂に会したイベントノルマンディー印象派フェスティバル(Festival Normandie Impressionniste)がノルマンディー地方の美術館で開催されています。
パリから少し足を延ばして、印象主義が生まれた場所を訪ねてみませんか?
MMFwebサイトのフランス展覧会情報では詳しい展覧会内容を随時更新しています。

今こそアルルへ!「アルル国際写真祭」開催中!

© Michel Bouvet

南仏アルルの町では毎年夏に、国際的な写真フェスティバル(Rencontres d'Arles Photographie)が開催されます。今年で第41回目を迎えるこのイベントは、「どっしり重く、ぴりっと辛く」をテーマに9月19日(日)まで行われています。エスパス・ヴァン・ゴッホや円形闘技場、サン=トロフィーム教会など、市内のさまざまな場所で行われる写真展や野外スライドショー、上映会やワークショップなどの写真に関連するイベントで町中が賑わいます。
世界遺産にも登録されている古代ローマの町、アルルでのひとときをぜひお楽しみください!

© Photothèque de l'Office de Tourisme de la Communauté de Rouen - vallée de Seine - Normandie / photo de Jean-François Lange

夜に輝く印象派の町、ルーアン

ノルマンディー地方ルーアンの町では夏季限定のイベント印象派の夜(Nuits impressionnistes de Rouen)を9月26日(日)まで開催。期間中は毎夜、印象派の名作をルーアン美術館(Musée des Beaux-Arts)の壁面に映し出して、音楽に合わせた光と色で織り成す幻想的なショーを行います。9月は22:00から開始します。
開催中のノルマンディー印象派フェスティバルと併せてお楽しみください。

© Journées Européennes du Patrimoine

9月といえば、「文化遺産の日」!

歴史的、文化的な建造物を特別に公開する「ヨーロッパ文化遺産の日(Journées Européennes du Patrimoine)」は今年で27年目を迎え、9月18日(土)と19日(日)に開催されます。通常一般の人は立ち入ることのできないエリゼ宮や首相官邸、上院、国会議事堂などの行政施設をはじめ、フランス全土の城や教会、工場や個人宅までさまざまな「遺産」が特別に公開される貴重な2日間です。この間、美術館・博物館も無料または割引料金(一部を除く)で入館できます。
この日にちなんで展覧会、コンサートや講演などのイベントも開催されます。パリにいらっしゃる際には併せてお楽しみになってはいかがでしょうか。

2010|8

「イヴ・サンローラン」展がパリのプティ・パレにて開催中!

2008年にこの世を去ったファッションデザイナー、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)の大回顧展が8月29日(日)までパリ市立プティ・パレ美術館で開催されています。トラペーズ、サファリ・ルックやスモーキングスーツ、モンドリアン・ルックなど約300点の作品を通してサンローランファッションの集大成を紹介しています。
マダムのミュゼ訪問では展覧会の内容をレポートしています。また、MMFのインフォメーション・センターでは展覧会のカタログもご覧いただけます。

2010|6

種も仕掛けもない(?)「ピノ・セッタンニの『生きたタロットカード』と写真」展

ピノ・セッタンニ《吊るされた男》
©Pino Settanni 

4月のマダムのミュゼ訪問で紹介したパリ郊外にあるトランプ博物館(Musée Français de la Carte à Jouer)では 6月27日(日)まで「ピノ・セッタンニの『生きたタロットカード』と写真」展を開催しています。イタリア人写真家ピノ・セッタンニ(Pino Settanni)が、人をタロットカードに見立てて制作した写真を展示するユニークな展覧会です。
珍しい博物館の一風変わった展覧会、この機会にぜひ訪問を。

2010|5

© Création : Ann Veronica Janssens avec le soutien de NEUFLIZE VIE, Conception graphique : Jour ouvrable

美術館で過ごす夜、第6回「ニュイ・デ・ミュゼ(美術館の夜)」

毎年春に行われるイベント、「ニュイ・デ・ミュゼ(La Nuit des musées)」は、フランスを含むヨーロッパ約30カ国の美術館・博物館が深夜まで特別に公開される一大イベントです。5月15日(土)はフランス全国のほとんどの美術館が無料でご利用いただけます。昨年に続き、今年もパリのUNESCO本部が、この度特別に公開されます。

昼間とは違った、夜の美術鑑賞をぜひお楽しみください。


2010|4

カタコンブが改修工事を終え再開しました!

骨安置場への入り口。
©DAC / Christophe Fouin

18世紀の採石場を無縁仏の埋葬場として19世紀初頭から一般公開されているパリのカタコンブ(Catacombes de Paris)が、3ヶ月に及ぶ改修工事を終えて再び開館しました。
モンパルナス駅から程近いこの地下墓地には、18世紀から19世紀までに集められた約600万体分の人骨が納められ、第二次世界大戦中は、レジスタンスの本部が置かれていたことでも有名です。
地上では見られない、地下に眠るパリの歴史を探ることができます。

2010|3

ヴィクトル・ユゴー記念館が改修工事のため1ヶ月休館

ヴォージュ広場に面したファサード。
©Christophe Fouin

パリのマレ地区、ヴォージュ広場の回廊には、文豪ヴィクトル・ユゴー(1802-1885)が住んだ家がヴィクトル・ユゴー記念館(Maison de Victor Hugo)として公開されています。館内には、国民的な小説家である一方で、詩人、画家、そして政治家としても活躍したユゴーのデッサンや絵画など、さまざまなゆかりの品が展示されています。
この度、記念館は改修のため3月8日(月)まで休館となります。
3月26日(金)からは、ユゴーが1829年に発表した『東方詩集』にちなんだ展覧会が予定されています。
MMFwebサイトのマダム・ド・モンタランベールのミュゼ訪問では記念館の紹介がご覧いただけます。

ブールデル美術館で舞う“生きた彫刻”

パリのモンパルナス駅から程近いところにあるブールデル美術館(Musée Bourdelle)では3月14日(日)まで「イサドラ・ダンカン(1877-1927)“生きた彫刻”」展を開催しています。
アメリカの舞踏家ダンカンのダンスに魅了された彫刻家アントワーヌ・ブールデルは、彼女をモデルに数多くの作品を制作しました。本展では、彫刻や絵画、100枚もの写真やステージ衣装など、世界中から集めた作品や貴重な資料を通してダンカンの独自性を紹介します。

MMFのインフォメーション・センターでは、注目の展覧会カタログがご覧いただけますので、ぜひご利用ください。

ジャン=ジャック・エンネル美術館がリニューアルオープンしました!

エンネルのアトリエ
© RMN-photo:Stéphane Maréchalle

パリ17区モンソー公園に程近いところに建つ、ロマン主義最後の画家として知られるジャン=ジャック・エンネル(1829-1905)の美術館(Musée Jean-Jacques Henner)が長い改修工事を終え新しく開館しました。出身地であるアルザスの風俗画をはじめ、パリや留学先のローマで描いた絵画など19世紀画壇の中心で活躍したエンネルの作品群がご覧いただけます。

子どもから大人まで楽しめるミニチュアの世界、人形博物館にて開催!

ポンピドー・センターから数メートル離れたところの路地裏に位置する人形博物館(Musée de la Poupée)では3月7日(日)まで「ドールハウス、ミニチュアの技巧」展が開催されています。本展ではフランスの個人コレクターが収集した1/12スケールで再現された人形の家やショップなど約100点を展示しています。近代から現代に至るまでのさまざまな時代とスタイルのミニチュアの家具が、実物そっくりの洋食器や調度品で飾られ、ミニチュアの精巧な世界がお楽しみいただけます。

2010|2

パリのカーニバルで春の到来を一足先に祝おう!

©Graphiste: R. Sankharé, Photographes : C.Marcilhacy J.-F. Gornet, P. Galas, F. Beddok

カーニバル(謝肉祭)とは、四旬節の前に行われるローマ・カトリック教会の伝統行事。南仏ニースのカーニバルは有名ですが、実はパリにもカーニバルの長い伝統があります。2月14日(日)に開催される パリのカーニバル(Carnaval de Paris)では、ガンベッタ広場(20区)からパリ市庁舎(4区)まで仮装パレードが行われ、大道芸人や音楽隊、アーティストなどが通りを賑わせます。パレードが通過するエリアにはポンピドー・センター人形博物館ヨーロッパ写真館などさまざまなミュゼが点在しています。
パリの冬の風物詩を楽しみながら、美術館のプロムナードに出かけてみませんか。
美術館の詳しい情報はMMFwebサイトのフランスミュゼマップをご覧ください。

バルビゾンの村を訪ねて

ガンヌの宿
© Musée départemental de l'Ecole de Barbizon, CG77

パリから約60km、フォンテーヌブローの森に程近いバルビゾンは19世紀のバルビゾン派の画家たちが住んだことで有名な村です。現在この村では、画家たちを支えたガンヌの宿(Auberge Ganne)とそこから数軒離れたミレーのアトリエ(Maison-atelier de Jean François Millet)をバルビゾン派美術館(Musée de l'Ecole de Barbizon)として公開しています。この度、美術館は数ヶ月の改修工事を終え新しく開館しました。
この機会に、美術館とあわせてバルビゾン派の画家たちが愛した森や田園、自然風景をご堪能ください。

フランスがトルコ色に染まる「トルコ年」

グランパレで展示されている《長い柄の丸鏡》1600年頃
© Topkapi Palace Museum

フランスでは2009年7月から2010年3月にかけてフランスにおけるトルコ年 (Saison de la Turquie en France)を迎えます。このイベントにあわせて、ルーヴル美術館(Musée du Louvre)グランパレ(Grand Palais)ヨーロッパ写真館(Maison Européenne de la Photographie)をはじめフランス各地の美術館・博物館でトルコにちなんだ企画展が開催されます。
展覧会の詳しい情報についてはMMFwebサイトのフランス展覧会情報をご覧ください。

リヨン旧市街地のガダーニュ美術館が再オープンしました!

リヨンの旧市街地に位置するルネサンス様式のガダーニュ美術館 (Musée Gadagne)が約10年におよぶ大規模な改修工事を経て新しく開館しました。16世紀初頭に建てられ国指定歴史的建造物として知られるガダーニュ美術館は、リヨンの産業、文化、政治や経済を約1500点の常設作品を通して紹介するリヨン歴史博物館 (Musée d'histoire de Lyon)とフランス唯一のマリオネット博物館 (Musée des marionettes du monde)を併せ持つ施設です。
パリから列車で約2時間、歴史的な建物が今も息づくフランス第二の都市リヨンにはこの他にもさまざまな美術館が集中しています。
美術館の詳しい内容についてはMMFwebサイトのミュゼマップをご覧ください。

2010|1

ティツィアーノ《鏡のヴィーナス》1555年頃
© Courtesy Board of Trustees of The National Gallery of Art, Washington

ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼ・・・1540-1600年 ヴェネツィアの巨匠たち

2010年1月4日(月)までルーヴル美術館(ナポレオン・ホール)では、16世紀後半におけるヴェネツィア絵画について考察する展覧会を開催しています。ヴェロネーゼがヴェネツィアで活動を始めた頃の絵画の状況を想起することから始まり、1540年以降のヴェネツィア絵画の変遷を、時代やテーマに沿ってご紹介する本展覧会。「黄金の世紀」を生きたヴェネツィアの人々に特に好まれていたテーマを通して、16世紀末までのヴェネツィアの三巨匠の作品を対峙させます。
(協賛:大日本印刷株式会社)

アングレーム国際漫画際2010開幕!

©Blutch&Cizo / 9e Ar

フランス漫画の聖地である、アングレームで今年も恒例の漫画祭が行われます。毎年1月に開催されるアングレーム国際漫画祭(Festival International de la bande dessinée d'Angoulême)はヨーロッパ一の規模を誇る漫画の祭典。1月28日(木)から31日(日)の4日間、バンド・デシネ(Bande dessinée:フランス漫画)作家をはじめ、日本や海外で活躍中の作家や漫画ファンが集い、サイン会、講演会やコンサート、見本市など漫画に関連したさまざまなイベントが開催されます。
2009年にリニューアルオープンしたフランス漫画博物館(Musée de la bande dessinée)とあわせて、バンド・デシネの町へ足を運んでみませんか。

2009|12

期間限定の特別公開、クリスマスは縁日博物館へ!

パリ12区のベルシー地区に位置する縁日博物館(Musée des Arts Forains)は、移動遊園地や縁日に関するオブジェを展示しているユニークな博物館です。
通常は見学が予約制で、15名以上の団体にのみ公開している博物館ですが、クリスマスシーズンにあわせて期間限定で12月21日(月)から1月3日(日)までは個人の方でも予約なしでご入館いただけます。開館時間は11:00から18:00まで。
個人の旅行ではなかなか観るチャンスのない博物館へ、この機会にぜひ足を運んでみませんか。

縁日博物館については今月のマダムのミュゼ訪問でご紹介しています。

2年に1度の現代アートの祭典、リヨン・ビエンナーレ2009開幕!

© Donuts

1991年に発足した国際的な現代美術展覧会、リヨン・ビエンナーレ(Biennale de Lyon)
リヨン現代美術館館長の監修のもと毎回ゲスト・キュレーターを迎えテーマに沿った展示を行います。今回10周年を迎えるリヨン・ビエンナーレではゲスト・コミッショナーの中国人キュレーター、ホウ・ハンルーを招いて2009年9月16日(水)から2010年1月3日(日)まで「日常のスペクタクル」(Le spectacle du quotidian)をテーマに現代作品が公開されます。この期間リヨンの現代美術館をはじめ町のさまざまな施設で約60名のアーティストによるイベントや展覧会も開かれます。
ビエンナーレの詳しい内容はMMFwebサイトの特集「ミュゼたちの新学期」で紹介しています。

フランス漫画の聖地アングレームでまんが博物館がオープン!

© Photos Philippe Métifet - citébd

アングレーム国際漫画祭の開催地でもあるアングレームの町で今年6月に「まんが博物館」(Musée de la Bande Dessinée)が開館しました。フランス漫画、バンド・デシネ(Bande Dessinée)をはじめ、アメリカのコミックや日本の漫画まで、その歴史、伝統や技法について紹介しています。原画の展示室、制作過程を紹介するアトリエ、読書専用スペースなどが設けられ、子どもから大人まで楽しめる博物館です。
毎年1月に行われるアングレーム国際漫画祭よりもひと足早く、フランスで「9番目の芸術」と称されるバンド・デシネの世界に浸ってみませんか。

この夏、カルナヴァレ美術館でパリの歴史を紐解く

1789年7月14日のバスティーユ奪取。
© RMN / Agence Bulloz

パリ・マレ地区に位置するカルナヴァレ美術館は、絵画や工芸品、調度品を通じてパリの歴史を伝えるミュゼです。今秋に改修工事を控え「フランス革命」ギャラリーがしばらく閉鎖される予定です。この機会にカルナヴァレ美術館でパリの歴史を振り返ってみませんか。
MMFインフォメーション・センターでは展覧会のカタログをはじめ、カルナヴァレ美術館関連資料が閲覧できるほか、MMF webサイトの「ミュゼあれこれ」ではカルナヴァレ美術館の紹介がご覧いただけます。

今月の一冊

ルーヴル - DNP ミュージアムラボで公開され話題となった《うさぎの聖母》の作者、ティツィアーノ。彼が生きた16世紀ヴェネツィアの画壇に焦点を当てた、ルーヴル美術館で2010年1月まで開催中の展覧会カタログが、いち早くMMFに届きました!

29.2 x 25.1 cm
480ページ
フランス語 / 2009年刊行

Titien, Tintoret, Véronèse... Rivalités à Venise, 1540-1600
ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼ…1540-1600年、ヴェネツィアの巨匠たち

本書に収められた、ヴェネツィア黄金時代を代表する数々の作品は、「聖と俗の間」「子どもと親」などをはじめとする主題ごとに分類され、当時の画家同士における影響関係が詳しく分析されています。16世紀、水の都を舞台に、ヴェネツィア派の巨匠たちが繰り広げた人間模様をも、つまびらかにする一冊です。


2009|11

第13回「パリ・フォト2009」開催!

ピラミッド下の展示会場。
© Emmanuel Nguyen Ngoc / Paris Photo 08

11月19日(木)から22日(日)までの4日間、パリで写真の祭典パリ・フォト(Paris Photo)が行われます。国内外のギャラリーが集結し、19世紀から近代、現代までの写真家約500名の作品を公開するこの大規模なイベントはルーヴル美術館地下にあるカルーセル・デュ・ルーヴル(Carrousel du Louvre)にて開催。
この祭典に合わせてポンピドー・センター(Centre Pompidou)ヨーロッパ写真館(Maison Européenne de la Photographie)アンリ・カルティエ財団(Fondation Henri Cartier-Bresson)ジュー・ド・ポーム(Jeu de Paume)などパリのさまざまな美術館、博物館や図書館で写真に関連した企画が開催されます。

セーヌ沿岸の写真ビエンナーレ「フォトケ2009」をパリにて開催!

2007年に発足した「フォトケ2009 世界の写真ビエンナーレ」(Photoquai 2009 Biennale des images du monde)が今年で2周年を迎えます。
フォトケとは、セーヌ河に面するケ・ブランリ美術館 (Musée du Quai Branly)が欧州以外のアジア、アフリカ、アメリカ、オセアニアから現代写真作家の作品を集め2年に1度美術館正面で公開する展覧会です。今年は9月22日(火)から11月22日(日)までエッフェル塔からアルマ橋までのブランリ川岸(Quai Branly)では50人の写真家による屋外写真展が無料で公開されています。
この他にもパリ市内の文化会館、大使館や美術館などでこの企画にあわせた写真展示もお楽しみいただけます。s

今月の一冊

2007年8月、「マダムのミュゼ訪問」で紹介し、大きな反響を呼んだ、アルベール・カーン美術館。美術館の主要作品カタログ日本語版が、届きました!

24.2 x 24.2 /
345ページ
日本語 / 2009年刊行
6.825円
ブティックでお求めいただけます!

The Wonderful World of Albert Kahn
アルベール・カーン コレクション よみがえる100年前の世界

20世紀初頭、世界各地の様相を克明にフィルムに残そうと、私財を投じて世界中に撮影チームを派遣したフランスの銀行家アルベール・カーン。パリ近郊ブーローニュ・ビヤンクールにある彼の邸宅を改装した美術館には、約72000点もの写真や映像が保存されています。本書は、その膨大なコレクションの中から厳選した作品を、世界の10の地域ごとに分けて紹介しています。さらに、原書にはない日本の章が追加されています。本書に収録された、初のカラー写真であるオートクロームの優しい色合いの写真は、世界がどれほどの多様性を持ち、その全てがいかに美しいかを伝えてくれるものでしょう。秋の夜長の読書にぴったりの美しい一冊です。


2009|10

シネマ発祥の地で開催、第一回映画の祭典リュミエール2009!

© LUMIÈRE 2009 VERT GLOBAL

「映画の父」と称されるリュミエール兄弟のゆかりの地リヨンで今年初めてリュミエール2009映画祭 (Lumière 2009)を開催します。シネマトグラフを発明した兄弟の名前でもありフランス語で「光」を意味するリュミエール、この祭典は10月13日(火)から18日(日)までの6日間リヨン市内とその近郊各地の映画館、コンサートホールや劇場で映画史の名作が上映されます。この秋、シネマ発祥の地で114年の映画の歴史がプレイバックされます。
MMFwebサイトのミュゼあれこれではリュミエール美術館についてご紹介しています。

パリで過ごす秋の幻想的でアーティスティックな夜、第8回ニュイ・ブランシュ

©DR

「眠らない夜」を意味するニュイ・ブランシュ(Nuit Blanche)は、パリとその近郊の町で現代アートを無料で公開する秋の一大イベントです。10月3日(土)19時から4日(日)7時まで、公園、劇場、広場、教会や学校などパリのさまざまな施設が現代作家の手により一夜限りのアート作品に様変わりします。このイベントにあわせてメトロ11号線は特別に一晩中運行しています。
現代アートに触れながらパリの眠らない夜をご堪能ください。

夏にしか出会えないヴェルサイユ宮殿の大噴水ショーは10月まで開催中!

アポロンの泉水。
© RMN / Agence Bulloz

夏中ヴェルサイユ宮殿で行われていた水と音楽が織り出す壮麗なスペクタクルがいよいよ幕を閉じます。
昼間の大噴水ショー(Grandes Eaux Musicales)は10月25日(日)までの土日祝日に開催していますので、お見逃しなく。
MMFwebサイトからは、日本語版ヴェルサイユ宮殿美術館のPodcastをダウンロードすることができるほか、インフォメーション・センターではヴェルサイユ宮殿の噴水に関する書籍もご用意しております。

今月の一冊

クリュニー中世美術館とエクーアン城ルネサンス美術館で開催され、話題となった身だしなみに関する展覧会のカタログが届きました。

28.6×19.3cm/
351ページ
フランス語 / 2009年刊行

Le bain et le miroir - Soins du corps et cosmétiques de l'Antiquité à la Renaissance
浴室と鏡 - 古代からルネサンスまでの化粧と身だしなみ

2009年5月から9月にかけてパリのクリュニー中世美術館とエクーアン城ルネサンス美術館で開催された、身だしなみに関する二つの展覧会の共通カタログです。古代ギリシャの壷や、古代ローマのレリーフには、女中が盥に湯を張っている脇で、化粧道具をつめたヴァニティ・ケースを前に、鏡を手に持ちながら髪をとかす女性の姿を見出すことができます。おそらく、いつの時代も、美しく身綺麗でありたいと願い、身繕いに励む女性の姿は変わらないものなのでしょう。また、そのような女性たちの願いは、凝った装飾の施された櫛や鏡、さらには様々な入浴方法なども生み出しました。本書は、ヨーロッパ各国から集められた、約400点もの古代からルネサンスまでの化粧道具類や資料を、一堂に収録した稀有な一冊です。


2009|9

ヨーロッパ文化遺産の日、文化をより身近に!

フランスでは毎年9月の第3土曜と日曜日はヨーロッパ文化遺産の日(Journée européenne du Patrimoine)です。「だれにでも身近な遺産」のテーマのもとに開催される今年のイベントでは、9月19日(土)から翌日20日(日)まで美術館や博物館をはじめ教会や歴史的建造物が無料(一部有料)で見学できます。普段は入場できないエリゼ宮や首相官邸、大使館やお城など全国のさまざまな施設を一般公開する特別な2日間です。
非公開の文化遺産を身近に体験するチャンスをお見逃しなく!

アルル国際写真フェスティバルただいま開催中!

© Michel Bouvet

毎年夏に行われるアルル国際写真フェスティバル(Rencontres d'Arles photographie)が今年40回目を迎えました。9月13日(日)までゴッホゆかりの地でもあるアルルの町が写真展やシンポジウム、上映会やワークショップなどで賑わいます。40周年を記念して今年取り上げるテーマは2つ「40年間の出会い」と「40年間の別れ」。それぞれのテーマに沿ってナン・ゴールディン、マーティン・パー、 ウィリー・ロニスなど世界中の現代写真家が作品を展示しています。

© Photothèque de l'Office de Tourisme de la Communauté de Rouen - vallée de Seine - Normandie Photo de JF Lange

モネが愛したルーアンで過ごす「印象的」な夜

昨年に続きこの夏、ルーアン大聖堂という巨大なキャンバスに印象派の作品が鮮やかに彩られます。
9月19日(土)まで、毎夜ルーアン大聖堂をモチーフに描かれた15点の絵画が大聖堂の正面に映写され、壁面が巨大なキャンバスへと姿を変えます。「印象派の夜」(Les Nuits Impressionnistes)と題したこのイベントでは今回特別にルーアン美術館の外観も色鮮やかにライトアップされます。8月は22:30から23:30まで、9月は22:00から23:00まで、毎夜ルーアンで色と光の「印象的」な共演がご覧いただけます。

© Henry Ely - Aix

南仏プロヴァンスにて、「ピカソ‐エクス2009」が好評開催中です!

ピカソが“我々の父”と敬愛したセザンヌの故郷、南仏エクス・アン・プロヴァンスでは、2009年5月25日(月)開幕の「ピカソ-セザンヌ」展(グラネ美術館)を皮切りに、1年にわたりピカソをテーマにした展覧会をはじめさまざまなイベントが開催されています。MMFwebサイトでは、現地公式ホームページの詳細をいち早く日本語にてお届けいたします。

©Musée de la Poupée-Paris

パリ人形博物館でバービー人形の生誕50年を記念した展覧会が開幕!

2009年2月にマダム・モンタランベールのミュゼ探訪でご紹介したパリ人形博物館で、9月20日(日)まで「バービーがくれた夢」展が開催中です。今年はバービー人形がアメリカ・ニューヨークで生まれてから50年目に当たる年。世界中の少女に夢を与え続けてきたバービーの歩みを振り返る、ファン必見の展覧会です。


今月の一冊

フランスでは、ワイン用のブドウの収穫が各地で始まるこの季節、ワインを特集した話題の展覧会カタログが届きました!

28.1 x 24.8 cm /
248ページ
フランス語・英語 / 2009年刊行

L' âme du vin chante dans les bouteilles
ボトルの中でワインの魂が歌う ―アンフォラからボトルまで、グラスから聖杯まで―

2009年10月まで、ボルドーのアキテーヌ美術館で開催中の展覧会カタログ。「アンフォラからボトルまで、グラスから聖杯まで」という副題の通り、本書は、古代から現代までの、ワインにまつわる道具類を一堂に集め、それぞれの時代の風習までをも合わせて紹介しています。ヨーロッパ各地から集められた、繊細なワイングラスやボトルなどの多種多様な道具は、それぞれの時代や地域における生活のスタイルを明らかにしてくれることでしょう。長い歴史とともに培われてきた、ヨーロッパの豊かな食文化を伝える一冊です。
テキストは、英訳も同時収録されています。

MMFwebサイトの8月特集「ワインとミュゼ アキテーヌ編」では展覧会の現地レポートがご覧いただけます。


2009|8

写真家アンリ・カルティエ=ブレッソン展が2つの会場にて同時開催中!

昨年生誕100年を迎えたアンリ・カルティエ=ブレッソン。ただいまパリ市内では2つの美術館で彼の写真展を開催しています。
16区に位置するパリ市近代美術館では、9月13日(日)まで写真家自身が生前企画した「写真の40年」展を再現した「アンリ・カルティエ=ブレッソン、写生による想像」展(Henri Cartier-Bresson L'imaginaire d'après nature)を公開。
そして4区のヨーロッパ写真館では8月30日(日)まで「アンリ・カルティエ=ブレッソン“『一瞥』」展(Henri Cartier-Bresson "A vue d'œil")と題して、カルティエ=ブレッソンの名シリーズ<パリ>と<ヨーロッパ>を展示しています。
それぞれの展覧会内容についてはMMFwebサイトの展覧会情報をご覧ください。

ルーヴル美術館にて開催中の写真展 
第二次世界大戦中のルーヴル-写真の眼差し1939-1947
(Le Louvre pendant la Seconde Guerre mondiale - Regards photographiques 1939-1947)

© Pierre Jahan / Archives des musées nationaux

5月7日(木)から8月31日(月)までルーヴル美術館(シュリー翼半地下階)では、第二次世界大戦直後のルーヴル美術館の様子を伝える写真展を開催しています。
ナチス軍による略奪を逃れるため、ルーヴルの所蔵品が地方へ輸送される場面の写真や、1946年の美術館再開に密着した写真家ピエール・ジャアンの作品、さらにナチス占領下で差し押さえられた展示室の様子などを記録した貴重な資料をあわせて展示しています。
(協賛:大日本印刷株式会社)

キュビスムの彫刻家ザッキンが描いたデッサンがザッキン美術館にて公開中!

20世紀のパリで活躍したロシア出身の彫刻家オシップ・ザッキン。パリ6区にある住居兼アトリエを美術館として公開しているザッキン美術館では、9月6日(日)までザッキンのデッサン展(Zadkine sur papier)を開催。本展覧会では、ザッキンの<紙に描かれた作品>およそ50点が公開されています。
「マダム・ド・モンタランベールのミュゼ訪問」でもザッキン美術館の魅力を紹介しています。

© Tous droits réservés
Musée des Impressionnismes Giverny
Photos Jacques Faujour

印象派美術館が5月1日(金)にジヴェルニーにオープンしました!

モネの庭から50メートルほどのところにある、旧「アメリカン美術館」が「印象派美術館」として新しく開館しました。記念すべき開館特別展である「モネの庭」展を8月15日(土)まで開催。また5月の特集「ミュゼで愉しむ庭園の美」では印象派美術館を紹介しています。
花香る季節、ジヴェルニーで美術鑑賞と自然観賞をあわせてお楽しみいただけます。

今月の一冊

9月27日(日)までグラネ美術館で開催している注目の展覧会カタログが届きました!

29.1 x 24.8 cm / 280ページ
フランス語 / 刊行2009年

Picasso Cézanne
ピカソ=セザンヌ

今年9月27日(日)までエクス=アン=プロヴァンスのグラネ美術館で開催されている「ピカソ=セザンヌ」展のカタログが届きました。セザンヌを唯一無二の師と仰いでいたピカソ。セザンヌの影響が色濃く出ているキュビスム時代の作品群から、後年の、サント=ヴィクトワール山の麓に構えた、ヴォーヴナルグ城のアトリエで制作された作品まで、セザンヌをテーマにピカソの歩みを辿ります。本書は、グラネ美術館館長らによるカタログテキストに加えて、南仏時代のピカソの様子を克明に伝える記録でも知られる写真家、デヴィッド・ダグラス・ダンカンのインタビュー記事等も収録しています。


2009|7

パリの海洋博物館で開催中の「水兵がモードを創る」展をMMFwebサイトでレポートしています!

ユニークな展覧会で人気のパリの海洋博物館。7月26日(日)まで「水兵がモードを創る」展が開催中です。19世紀後半から水夫の制服がいかにファッション界に大きな影響を与えたかを、シャネルやジャン=ポール・ゴルチエ、ランバン、ジバンシィといった一流デザイナーの作品を通して振り返るユニークな展覧会。この展覧会の様子を、MMFwebサイトにてご紹介しています。

プティ・トリアノンの王妃の寝室。
©EPV/christian-Milet

ヴェルサイユのプティ・トリアノンが改修工事を終え、再オープンしました!

ルイ15世がその愛妾ポンパドール夫人のために建造し、その後マリー=アントワネットが愛したプティ・トリアノン。マリー=アントワネットが暮らした当時のままに再現されたプティ・トリアノンが2008年10月2日(火)、待望の再オープンを迎えました。MMFWebサイト内のヴェルサイユPodcastをダウンロードして、新しく生まれ変わったプティ・トリアノンをお楽しみください。
*ヴェルサイユ宮殿美術館、プティ・トリアノン、グラン・トリアノンには、パリ・ミュージアム・パスでも入場可能です。チケット購入の長い列に並ばずとも楽々入場することができます。

今月の一冊

3月から6月までヴェルサイユ宮殿で開催され、大きな話題となった展覧会のカタログが届きました!

279ページ
刊行2009年

Fastes de cour et cérémonies royales, Le costume de cour en Europe 1650-1800
宮廷の威光と王家の儀式 ― ヨーロッパの宮廷装束 1650‐1800年 ―

ヴェルサイユ宮殿美術館で開催された、ヨーロッパ各国に残る門外不出の宮廷装束を一堂に会した展覧会「宮廷の威光と王家の儀式」展のカタログが届きました。17世紀半ばから19世紀初頭にかけて、ヨーロッパ各国の君主たちは、自らの権力をわかりやすく視覚化するため、最新の技術を使って、貴重な布地や煌びやかな宝石をちりばめた、絢爛豪華な装束を競うように作らせました。本書は、ヨーロッパ各国に保存されているそれらの衣装や宝飾品など約200点の詳細を、豊富な図版とともに収録しています。宮廷装束の歴史を辿りながら、同時に、フランス宮廷から生まれた流行が、ヨーロッパ各国に及ぼした影響を明らかにする一冊です。


2009|6

初夏の陽気が漂うこの季節、フランス各地で「庭園」にちなんだイベントが開催されます!

© Rendez-vous aux jardins

6月の5、6、7日にはフランス文化情報省が主催する「庭園で会いましょう」(Rendez-vous aux jardins)が行われ、全国の約2000の公園や庭園が展覧会や専門家の講演会、コンサートなど様々な催し物で賑わいます。MMFwebサイトの5月特集「ミュゼで愉しむ庭園の美」ではこのイベントに合わせて、庭園の美しい美術館・博物館を紹介しています。
さらに、シャアリ修道院(Abbaye royale de Chaalis)では6月12、13、14日に「バラ祭」(Journée de la Rose)を開催。修道院の庭を彩る可憐な花々が楽しめる他、園芸家やバラの専門家による講演も行われます。
シャアリ修道院についてはマダム・ド・モンタランベールのミュゼ訪問をご覧ください。


© Fête de la Musique 2009 / Aude Perrier

6月といえば音楽!

毎年夏至の日(6月21日)に行われる音楽祭(Fête de la Musique)。フランス文化情報省発足50周年にちなんで、今年は「シャンソンの50年」というテーマのもと、様々なイベントが各地で開催されます。この日、フランスをはじめ世界120カ国が音楽で包まれるのです。町の広場等はもちろん、美術館でもコンサートが行われます。例えば、ルーヴル美術館ピラミッドの下ではパリ管弦楽団が、オルセー美術館の中央通路内ではフランス国立管弦楽団がそれぞれコンサートの開催を予定しています。
またMMFwebサイトではパリの音楽博物館(Musée de la Musique)についてご紹介しています。ぜひこの機会に、音楽の世界に触れてみませんか。


6月は音楽…そして映画!

6月27日(土)から7月3日(金)までの一週間、フランスでは毎年恒例の映画祭(Fête du cinéma)が行われます。
パリ12区に位置する、劇場や展示室、充実した資料室等を備えた新しい文化施設、映画博物館(Musée du cinéma)では、8月3日(月)まで、「ぼくの伯父さん」で知られるフランスの映画監督ジャック・タチの回顧展を開催しています。詳しくはフランス展覧会情報をご覧ください。
また、東京・銀座ではオルセー美術館開館20周年を記念するフランス映画「夏時間の庭」(L'heure d'été)がただいま上映中。映画に登場するオルセー美術館所蔵の芸術品の数々にご注目。

2009年春、東京で楽しむルーヴル美術館の名画・名品。ふたつのルーヴル美術館展が東京にて競演中です!

今春、東京ではふたつのルーヴル美術館展がほぼ同時開催という豪華な企画が実現されました。東京・上野の国立西洋美術館では「ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」が、六本木の国立新美術館では「ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち」が、大きな話題を呼んでいます。

2009年今年も全仏オープン開催!これを機にぜひ、テニス博物館へ。

テニス国際大会のひとつである全仏オープン(Tournoi de Roland-Garros)が5月24日(日)から6月7日(日)まで開催されます。試合会場に隣接するローラン・ギャロス・テニス博物館(テニセウム)ではテニスの歴史やテニス界の名選手などテニス関連資料を紹介しています。
この機会に博物館へ足を運んで、テニスの世界に浸ってみませんか。また、MMFwebサイトの「ミュゼあれこれ」では、博物館の紹介をご覧いただけます。

Masuko EMI
Poivrons ornementaux, 1991
Photo M. Beck-Coppola

セーヴル陶磁器博物館で、日本人女流陶芸家を紹介する展覧会が開幕しました!

2006年、日本の陶芸を本格的に紹介した展覧会「TOJI(陶磁)」が話題となったセーヴル陶磁器博物館。「TOJI(陶磁)」展に続き同美術館では、25人の日本人現代陶芸家に焦点を当てた展覧会「同時代の響き―25人の日本人女流陶芸家たち」が6月15日(月)まで開催中です。


ヴェルサイユ宮殿の大噴水ショーが開催されています。

ヴェルサイユ宮殿では4月4日〜10月25日の土日祝日と5月12日〜6月23日の毎週火曜日に、恒例の大噴水ショー(Grandes Eaux Musicales)を開催します。ヴェルサイユの広大な庭園で音楽と水が奏でる華麗なショーはいまや夏の風物詩。春から夏にかけてパリへのご旅行を計画されている方はぜひ足を伸ばしてみてください!また、MMFwebサイトからは、日本語版のヴェルサイユ宮殿美術館のPodcastをダウンロードすることができます。さらにインフォメーションセンターではヴェルサイユ宮殿の噴水に関する書籍もご用意しております。

フランス王ルイ15世(1710〜1774年)。
1717、Justinat Augustin 
©RMN / Philippe Bernard

3月31日(火)からヴェルサイユ宮殿美術館で宮廷装束の歴史を辿る展覧会開催中!

絢爛豪華なヨーロッパの宮廷装束の歴史にフランス王家が与えた影響を辿る「宮廷の威光と王家の儀式」展が開催されています。ルイ14世やマリー=アントワネットが暮らしたヴェルサイユで観賞するのにふさわしい展覧会です。


今月の一冊

今年の2月から5月までパリ市近代美術館で開催されたジョルジョ・デ・キリコ大回顧展のカタログが届きました!

29 x 27.7 cm / 360ページ
刊行2009年

Giorgio de Chirico La fabrique de rêve
ジョルジョ・デ・キリコ 夢の製造

イタリアの芸術家デ・キリコが、1910年代に提唱し、後にシュルレアリスムに影響を与えた、形而上絵画の代表的作品をはじめ、彼の最初の画商であるポール・ギョームの肖像画や、ラファエロらの模写をもとにした作品、さらには様々な年代の自画像や彫刻作品等を、デ・キリコ自身の言葉とともに掲載しています。時代とともに画風を変えていったデ・キリコの、1909年から1975年までの制作の軌跡を追う一冊です。


2009|5

第5回「ラ・ニュイ・デ・ミュゼ‐美術館の夜 (La nuit des musées)」5月16日(土)開催!

© Nuitdesmusees 2009 / Laurent Grasso

ヨーロッパ40ヵ国、フランス国内では1000館以上の美術館が夜間無料(一部は割引料金)で開放されます。普段は目にすることのできない夜の美術館で作品鑑賞が楽しめるほか、ライトアップ、パフォーマンス、コンサートやゲームなどが催されます。UNESCO後援により開催される第5回La nuit des musées 2009では、パリ7区にあるUNESCO本部を20:00から1:00まで開放し、UNESCOが所蔵する作品が特別に一挙大公開されます。MMFwebサイトでは、第一回の「美術館の夜」の様子をレポートしています。

東京大学総合研究博物館で「維新とフランス――日仏学術交流の黎明」展を開催。

2009年3月28日から5月31日まで東京大学総合研究博物館で特別展「維新とフランス――日仏学術交流の黎明」展が開催されています。フランス人日本学者クリスティアン・ポラック氏を共同企画者として招き、江戸末期から明治初期にかけての日仏学術交流関係について多くの未刊在外資料を公開する展覧会です。

パリのガリエラ美術館で注目の展覧会!MMFwebサイトにてレポートしています!

Robe de bal « peplum » à traîne, 1866-1867. Mousseline de coton et satin blancs.
©Stéphane Piera / Galliera / Roger-Viollet.

ヨーロッパ40ヵ国、フランス国内では1000館以上の美術館が夜間無料(一部は割引料金)で開放されます。普段は目にすることのできない夜の美術館で作品鑑賞が楽しめるほか、ライトアップ、パフォーマンス、コンサートやゲームなどが催されます。UNESCO後援により開催される第5回La nuit des musées 2009では、パリ7区にあるUNESCO本部を20:00から1:00まで開放し、UNESCOが所蔵する作品が特別に一挙大公開されます。MMFwebサイトでは、第一回の「美術館の夜」の様子をレポートしています。


コンピュータ博物館、ラ・デファンスにオープンしました!

©Musée de l'informatique-Grande Arche

1940年から現在までのコンピュータの歴史を辿ることのできる博物館が、パリ郊外、ラ・デファンス地区のグランダルシュ(新凱旋門)にオープンしました。

今月の一冊

7月13日までパリのグラン・パレ・ギャラリーで開催中されている、話題の展覧会「アンディ・ウォーホルの大いなる世界」の展覧会カタログが届きました!

30.5 x 23.2cm /
368ページ
フランス語 刊行2009年
価格(税込み) 18,900円

Le Grand Monde d’Andy Warhol
アンディ・ウォーホルの大いなる世界

2009年3月から7月まで、グラン・パレで開催された表題の展覧会のカタログ。本書では、ポップ・アートを代表するアメリカの芸術家アンディ・ウォーホルが制作した、膨大な数にのぼる肖像作品に焦点を当て、大量消費時代における肖像の意味を探ります。代表作《マリリン》 を始め、シルクスクリーンの技法を巧みに使った肖像作品200点あまりを収録し、20世紀の絵画史と写真史において、大きな足跡を残した彼の制作を紹介しています。


2009|4

ブーローニュ・シュル・メール美術館に「エスパス・マチュー」がオープン!

戦後、最も重要な抽象画家のひとりに数えられるフランスの現代アーティスト、ジョルジュ・マチュー。彼の郷里ブーローニュにあるブーローニュ・シュル・メール城美術館は、マチューより寄贈された50点の作品のためのスペース「エスパス・マチュー」を新設、昨年11月にオープンしました。

新しい芸術施設<ル・ソンキャトル>がパリ19区にオープンしました!

©Frédéric Nauczyciel/see-you-tomorrow

パリ市立の新しい芸術施設、ル・ソンキャトル(Le CENTQUATRE)が2008年10月11日(土)にオープンしました!パリ19区、オベルヴィリエ通り(rue d'Aubervilliers) 104番地とキュリアル通り(rue Curial) 5番地の間に位置する約40,000m²の広さを誇る、世界でも数を見ないアトリエとアーティスト・イン・レジデンスです。

©Légendes et copyrights :
Pyramide du Louvre, arch. I. M. Pei © C. Moutarde

ルーヴル美術館「ガラスのピラミッド」の20周年記念イベント開催!

今年4月はルーヴル美術館の「ガラスのピラミッド」が誕生して20周年を迎えます。これを記念して4月7日〜10日までアメリカ人アーティスト、ジェニー・ホルツァー(Jenny Holzer)による2001年のフェスティバルのために発表された、光を使った作品(Xenon)がガラスのピラミッドを舞台に再上映されます。


2009|3

東京の二会場で見られるルーヴル所蔵の珠玉の17世紀ヨーロッパ絵画。“黄金の世紀”をよりよく知るチャンスです!

多くの才能ある芸術家が誕生した17世紀ヨーロッパは“黄金の世紀”と称されます。この春、東京・上野の国立西洋美術館では「ルーヴル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画-」展が開催されます。また2008年12月から開催中の五反田のルーヴル-DNPミュージアムラボ第5回展でも同時代に描かれたルーヴル所蔵の風俗画≪部屋履き≫が公開中。二つの会場で、ルーヴルが誇る珠玉の17世紀の名画で出会える機会をお見逃しなく!

ヨハネス・フェルメール
《レースを編む女》
1669年−1670年頃
© RMN / © Gérard Blot / distributed by DNPartcom

「ルーヴル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画」2月28日(土)より開催!

フェルメールやレンブラントなど、日本初公開作品約60点を含む71点の傑作が集まるルーヴル展が、東京・上野の国立西洋美術館にて始まりました。(6月14日まで。)


2009|2

北フランスのミュゼレポート2009:連載第2回は、グラーヴェリン・ブルブールなどの沿岸の小さな町

1月から連載でお送りしている北フランスのミュゼレポート。連載2回目の今月は、今回はグラーヴェリン、ブルブールを中心とした沿岸地域にある趣豊かな小さな町をご紹介しています。個性的なアート・スポットと、風光明媚な町の魅力が満載です。

2009|1

北フランスのミュゼレポート2009:第1回はノール=パ・ドゥ・カレー地方

新年の特集は、今、新たな芸術都市として注目を集めている北フランスを取り上げます。フランスの北の玄関口として独自の歴史を歩んできたこの地方と、点在する個性豊かな美術館の魅力を、2回連載でお届けいたします。

長らく続いた改装工事を終え、南仏のミュゼ続々再オープン!

グラースの国際香水博物館。
©MIP Grasse, France.

フェルナン・レジュ美術館、アンティーブのピカソ美術館は今夏より再開。グラースの国際香水博物館も4年にわたる大規模な改修を終え、以前の2倍の面積になり10月18日(土)に再オープンしました。オープンを記念して、国際香水博物館では12月31日(水)まで、改装の様子を記録した写真展の鑑賞を含み無料で入館できます。アンティーブのピカソ美術館は今月のMMFwebサイトにて詳しくご紹介しています。

ページトップへ2008|12

絵本作家トミ・ウンゲラーの美術館がオープン!

「すてきな三にんぐみ」や「へびのクリクター」などの絵本をはじめ、風刺画やポスター、広告、彫刻などの作品で世界的に知られるクリエイター、トミ・ウンゲラーの美術館が、ウンゲラーの郷里ストラスブールにオープンしました。

トミ・ウンゲラー《無題、「すてきな三にんぐみ」のためのデッサン》1961年
Encre de Chine et lavis d'encres de couleur sur papier 30 x 23,5 cm
©Diogenes Verlag AG Zurich
Credit photo : Martin Bernhart

恒例の「Mois de la Photo à Paris(パリ写真月間)」が昨年11月から始まりました!

1980年から開始された「パリ写真月間」。今年のテーマは「ヨーロッパの写真、伝統と変化の狭間で」です。今年もパリの美術館やギャラリーでさまざまなイベントが開催されています!詳しいプログラムは11月のMMFwebサイト特集でもご紹介しています。12月、1月まで開催中のプログラムもあるので、この冬パリへの旅行を計画中の方はぜひ参考に!

2008|11

南仏のミュゼレポート2008:第2回はヴァロリスのピカソ戦争と平和美術館

南仏のミュゼレポート2008:第2回はヴァロリスのピカソ戦争と平和美術館
先月から連載でお届けしているMMFの南仏のミュゼレポート。先月のフェルナン・レジェ美術館に続き、今月ご紹介するのは、陶器の里にヴァロリスにあるピカソ戦争と平和美術館です。現在、東京の2会場、パリの3会場で開催され、話題のピカソ展の情報もご紹介しています。

2008|10

10/17、18:30-20:00アップルストア銀座にてヴェルサイユPodcastに関するイベントを開催します!

第1部は大野芳材教授によるヴェルサイユ宮殿の歴史のお話を聞きながら、MMFのwebサイトからダウンロードできる「ヴェルサイユPodcast」のご紹介を、続く第2部ではマリー=アントワネットに関する絵本の朗読会を開催。盛りだくさんの内容でお楽しみいただけます。会場はこちら>>

10/4、パリの「ニュイ・ブランシュ」開催!

10月4日(土)夜から5日(日)にかけてパリでは白夜を意味する「ニュイ・ブランシュ(Nuit Blanche)」が開催されます!第7回を迎える今年は、サン=ジャックの塔などのモニュメントをはじめ、駅や教会においても様々なプログラムが予定されています。


南仏のミュゼレポート2008:第1回はフェルナン・レジェ美術館

MMFでは今年も南仏から美術館レポートをお届けします。今月レポートするのはニースとカンヌの間に位置する“ガラスと陶器の里”ビオットのフェルナン・レジェ美術館。この夏に再オープンしたばかりのミュゼです。

20回目を数えるフランスのLire en Fête(読書祭)。今年は10/10〜10/12に開催!

Lire en Fête 2008

毎年10月にフランス各地で行われているLire en Fête(読書祭)は、今年で20回目を迎え、秋のイベントとしてすっかりおなじみになりました。今年は10月10日から3日間、フランス各地と世界150カ国で開催されます。今年のテーマは「青春時代」。10月10日(金)、11日(土)には、夜のひとときを本と親しむ時間にしてほしいとの思いを込めたイベント「読書の夜」が各地で開かれ、作家や詩人ら自らが参加する「朗読会」をはじめコンサートなどさまざまなプログラムが企画されています。

2008|9

MMF夏の特別企画<シャトー美術館>:第2回はフォンテーヌブロー城美術館

古城と美術コレクション、双方の魅力を楽しめるフランスならではのシャトー美術館。先月のシャンティイ―コンデ美術館に引き続き、今月は800年の歴史をもつフォンテーヌブロー城美術館をご紹介しています。

ルーヴル - DNPミュージアムラボにてドキュメンタリー映画≪クラス・ルーヴル≫を無料上映!

ルーヴル‐DNPミュージアムラボ土曜シネマでは、日本では一般初公開となるフランス制作の映画≪クラス・ルーヴル≫(2006年制作)を無料で上映いたします。≪クラス・ルーヴル≫は、高校生がルーヴル美術館で絵画と触れドキュメンタリー映画です。お申し込みはルーヴル‐DNPミュージアムラボのwebサイトから。

2008|7

MMF夏の特別企画<シャトー美術館>:第1回はシャンティイのコンデ美術館

MMFwebサイト、夏の特集は<シャトー美術館>。古城と美術コレクション、双方の魅力を楽しめるフランスならではのミュゼです。夏の“プティ・ヴァカンス”にいかがでしょう?

特別展「ピエール・ミニャール― ルーヴル美術館の素描」ルーヴルにて開催中です。

主席王室画家として17世紀フランス美術界に君臨したピエール・ミニャール。ルーヴルのグラフィック・アート部門が収蔵する素描300点を集めた、ミニャール単独の初の回顧展が開催中です。(4月29日〜9月1日)。

ピエール・ミニャール (1612-1695)《天使》
Sanguine, plume et encre brune.
H. 23,2 cm; L. 17,1 cm.
Musée du Louvre, département des Arts graphiques,Inv. 31128
©RMN/ Thierry Le Mage

2008|6

グラン・パレ・ナショナルギャラリーの特別展「マリー=アントワネット」好評開催中です!

ヨーロッパ各国から集められた300点もの品々を通じて、さまざまな神話や伝説に彩られたマリー=アントワネットの実像に迫る展覧会(〜2008年6月30日)です。MMFに展覧会カタログが入荷しています。webサイト内「MMFのライブラリーから」で、その内容をご紹介しています。


フランスの国立美術館14館が、期間限定で入館無料になります!

2008年6月30日(月)まで、14の国立美術館では常設展示室が入館無料です。また、この14館のほか、対象者と時間帯を限定して入館無料となる美術館もあります。


特別展「文字の精神」(2007年/ヴィクトル・ユゴー記念館)のカタログが「フランスで最も美しい本」に選ばれました!

国際コンクール「Best book design from all over the world」に出品され、パリでは5月にサロン・ド・リーヴルとガルリー・アナトムで展示される予定。カタログは、MMFのインフォメーション・センターにて閲覧いただけます。

▲16世紀中頃、アンヌ・ド・モンモランシー大元帥が建造したエクアン城。
Vue aérienne du château d'Ecouen
©musée national de la Renaissance

エクアン城のルネサンス美術館が30周年を迎えました。

パリの北15kmの地に位置するエクアン城。アンドレ・マルローの提唱によって、1977年、ここにオープンしたルネサンス美術館が30周年を迎えました。詳細はこちらのページへ。


2008|5

今年も開催!フランスとヨーロッパ諸国が参加する「美術館の夜(La Nuit des musées)」は5月17日(土)です。

▲La Nuit des musées 2008
©Création : Julien Berthier avec le soutien de Neuflize Vie - Conception graphique : Jour Ouvrable pour DMF/mission de la communication

フランス文化省の提唱で始められた「美術館の夜(La Nuit des musées)」は今年で4年目を迎えます。いつもは閉館してしまう19時30分から夜中の1時までの夜の美術館を入館無料、もしくは割引料金で楽しめるこのイベントはすっかり定着し、昨年は300万人の訪問者を記録したほど。今年も光をテーマにした展示をはじめ、ミュージカルなどさまざまなプログラムを夜の美術館で楽しめます。


本webサイトから、ルーヴル美術館オルセー美術館ヴェルサイユ宮殿美術館ポンピドー・センターの最新情報を発信します!

展覧会情報やアクティビティなど、最新情報を随時更新してお伝えしていきます。また、アーカイブページでは、これまでMMFwebサイト内で掲載された各美術館に関係する記事を簡単に見つけることができます。

2008|4

「ルーヴル美術館展 フランス宮廷の美」開催中です!

18世紀後半、フランス宮廷美術の粋を上野・東京都美術館にて鑑賞できる展覧会は4月6日(日)まで。

2008|3

移民歴史館、パリにオープンしました!

2007年10月10日(水)、過去2世紀にわたって移民がフランス社会に果した役割を顕彰する「移民歴史館」がオープン。詳細はこちらのページへ。


▲2月22日にオープンしたばかりのシャルル・ド・ゴール記念館
Historial Charles de Gaulle, février 2008 /
©Photo Hervé Abbadie

パリ、アンヴァリッドの地下にシャルル・ド・ゴール記念館が開館しました!

2008年2月22日、広さ2,500m²を誇るアンヴァリッドの地下に、フランス第5共和政の立役者ド・ゴール将軍に捧げられる記念館がオープン。この記念館には展示品は一切ありません。広大なスペース全体をフルに使って示されるのは、静止画、動画を含めた記録映像など。来館者をインタラクティブな映像に引き込む、画期的な記念館です。


2008|2

▲特別展「薩摩焼パリ伝統美」
©Musée national de céramique, Sèvres

薩摩焼展、セーヴル陶磁美術館にて開催中!

日本の薩摩焼とフランスの陶磁器との関係を探る特別展「薩摩焼パリ伝統美」が、セーヴル陶磁博物館にて2月18日(月)まで開催しています。MMFインフォメーション・センターに開催の展覧会カタログが入りました!

エッソンヌ県で藤田へのオマージュ。期間中は住居兼アトリエが毎日開館!

2008年2月3日(日)まで、エッソンヌ県では藤田嗣治へのオマージュとしていくつかの催しを開催。シャマランド城のオランジュリーでは、特別展『フジタ、線描の達人』を開催しています。展覧会期間中はヴィリエ=ル=バークルの藤田嗣治の住居兼アトリエが特別に毎日開館!展覧会『フジタ、曲芸師の目』も開催。

2008|1

Architecte Alain Moatti. Photo Nelly Blaya / CG46

シャンポリオン博物館、再オープンしました!

トゥールーズ近くの町フィジャックにあるシャンポリオン博物館。ヒエログリフの解読で知られる学者シャンポリオンの生家に設立されたこのミュゼが、拡張工事を終えて再オープンしました。


ページトップへ 2007|12

▲ガブリエル・ダヴィエの展示室。
©Cité de l'architecture & du patrimoine/Nicolas Borel, 2007

シャイヨー宮に「建築および文化財会館」がオープン!

建築をテーマとした文化施設「建築および文化財会館」が、いよいよシャイヨー宮にオープンしました!フランス建築遺産博物館も、大規模な改装を経て再オープン。近現代建築ギャラリーもできました。

affiche - Biennale de Lyon 2007
© M/M (Paris)

第9回リヨン現代美術ビエンナーレ開催!

2007年9月17日(月)〜2008年1月6日(日)まで開催されるリヨン現代美術ビエンナーレ。今年で第9回となる今回のテーマは、「まだ名前のないこの10年の歴史」。その様子を今月の特集にてお伝えします。


「アンゼルム・キーファーによるルーヴルの新しい装飾」展が開催中!

2007年10月25日よりルーヴル美術館で始まる企画展では、現代画家アンゼルム・キーファーによる館内装飾作品が発表されます。作品はシュリー翼のコロナードの北の階段に設置。またこれを機に、キーファーとのコラボレーションによるイベントが複数企画されています。

©Château de Versailles, Christian Milet

ヴェルサイユ宮殿「鏡の間」の工事が終わりました!

ヴェルサイユ宮殿「鏡の間」では3年の修復期間を終え、全面再オープンしました。


©Mobilier national-photo André Morain

パリにゴブラン織りギャラリーがオープンしました!

モビリエ・ナショナル(フランス国有動産管理局)のコレクションを展覧会を通じて紹介するスペースとして「ゴブラン織りギャラリー」がオープンしました。


2007|10

全3回の連載、南仏コート・ダジュールのミュゼレポート:最終回の今月はルノワール。

ルノワール美術館

©Château de Versailles, Christian Milet

1回目のマティス美術館2回目のシャガール美術館に続いて、今月はついに最終回。ニースの隣町、カーニュ・シュル・メールからルノワール美術館をご紹介します。


2007|7

建築遺産博物館で開催中の展覧会『ポルザンパルク―都市を夢見る』
La scène. La Philharmonie du Luxembourg à Luxembourg 1997 - 2005
Atelier Christian de Portzamparc
© Mathieu Faliu

パリ、シャイヨー宮に建築遺産博物館がオープンします。

2007年3月20日(火)、建築遺産博物館の企画展スペースがオープンしました。特別展、『前、後―時の流れと建築』『ポルザンパルク―都市を夢見る』(9月16日(日)まで)が開催中です。常設展示スペースは、今秋オープン予定。


La tour des Jacobins

ナント歴史博物館が再オープンしました。

5年にわたる改修を経て、2月9日(金)、ナントのブルターニュ公城にある歴史博物館が再オープンしました。


南仏モンペリエのファーブル美術館が再オープンしました。

ピエール・スーラージュの展示室
© RK le studio<

4年にわたる改修を経て、2月3日(土)、フランス有数のコレクションを誇るファーブル美術館が再オープンしました。


レジオン・ドヌール博物館が再オープンしました。

ナポレオンにより制定されたフランスの最高名誉勲章に関する資料・勲章が展示されている同館を、無料で入館(月祝休)できるようになりました。

狩猟自然博物館
©musée de la Chasse et de la nature

パリの狩猟自然博物館が再オープンしました。

2月6日(火)、パリ・マレ地区に狩猟自然博物館が再オープンしました。マンサールの手による17世紀の個人の館を改造した、その建物にも価値のあるミュゼです。


2007|6

ケ・ブランリ美術館でもパリ・ミュージアム・パスが使えるようになりました!

パリでの限られた滞在期間の中、ミュゼめぐりを有効にしてくれると評判のパリ・ミュージアム・パス。昨年オープンしたばかりのケ・ブランリ美術館もこれで並ばずに入館できます!

「ルーヴル-DNP ミュージアムラボ」にて第2回展『古代ギリシアの小像、タナグラの優美』開催中!

9月8日(土)まで開催されている第2回展。ルーヴル美術館から届いたのは、古代ギリシアで作られたテラコッタ製の小像、タナグラ。その美しさの謎にさまざまな角度から迫ります。

2007|5

ポンピドー・センター所蔵作品展『異邦人たちのパリ1900-2005』が5月7日(月)で閉幕!

国立新美術館

国内最大規模の展示面積を誇る国立新美術館で開催したパリ、ポンピドー・センターの所蔵品を紹介する「異邦人たちのパリ1900-2005」展にちなみ、MMFwebサイトでは、2月号3月号4月号につづいてポンピドー・センターを特集。今月はポンピドー・センター館長のブルノ・ラシーヌ氏のインタビューを掲載します。


2007|2

「オルセー美術館展―19世紀 芸術家たちの楽園」東京展が開催中です!

「オルセー美術館展」3部作の集大成、「19世紀 芸術家たちの楽園」が東京都美術館で人気を集めています。MMFwebサイト内ではオルセー美術館と共同で開設した特設ページをご覧いただけます。同展のカタログ魅力的な絵本など、多数の資料もご紹介中。


2007|1

再オープンしたばかりのパリ装飾芸術美術館の最新レポートが届きました

Thierry Messonnier

10年におよぶ大規模な内装工事を終え、明るく拡大された空間にヨーロッパの生活芸術を中世から現代まで時代ごとに歩むことができる、パリで人気沸騰中の美術館。
レポートの他、リニューアルオープン後の美術館書籍はインフォメーション・センターでご覧いただくことができます。

ルーヴル美術館公式サイト日本語ページが開設しました!

ルーヴル美術館のパンフレットや作品アルバムや展覧会カタログの閲覧は、インフォメーション・センターへどうぞ。

ページトップへ 2006|12

2007.1.21まで、オルセー美術館では「モーリス・ドニ」展、モーリス・ドニ美術館「ベールを脱いだ作品―素描家モーリス・ドニ」展が同時開催中

現在フランスでは2つのモーリス・ドニ展が開催中。違った視点から一人の画家を楽しめます。MMFインフォメーション・センターでは、いち早く「モーリス・ドニ」展のカタログをご覧いただくことができます。またMMFwebサイトのマダム・ド・モンタランベールのミュゼ訪問(11)でも、モーリス・ドニ美術館をご紹介しています(2006.8月)。

『女たちと小川』(ステンドグラスのための習作)
1894年 グワッシュ
Musée départemental Maurice-Denis
©ADAGP - Paris 2006

9月15日、パリ装飾芸術美術館がついに再オープンしました!

Thierry Messonnier

改装のため閉館中だった装飾芸術美術館が待望の再オープン。開館以来、初の改装を経て新しく生まれ変わった美術館の模様は、来月のMMFwebサイト内で詳しくレポートします。ご期待ください。

2006|11

展覧会「オルセー美術館展 19世紀 芸術家たちの楽園」が9月から神戸で始まり、話題を呼んでいます。来年1月には東京にも巡回する予定。

MMFwebサイトでは、オルセーの情報ページを開設。オルセーの全面協力を得て、現地最新情報や、毎月更新の特別連載など、とっておきの情報を発信します。連載第2回目は「選ばれた場所」がテーマです。また、MMFインフォメーション・センターでは、オルセー美術館展のカタログを閲覧・購入いただけます。


11月は「Mois de la Photo à Paris(パリ写真月間)」のシーズンです!

今年で14回目を迎えるこの国際的な写真イベントの開催を機に、MMFのwebサイトでは、その運営委員長を務めるジャン=リュク・モンテロッソ氏にお話をお伺いしました。また、その中心的な展覧会場となる「ヨーロッパ写真館」を「今月の美術館」にて紹介いたします。

 

ルカ・ジョルダーノ『天使に囲まれてオルガンに向かう聖女セシル』
Luca GIORDANO, Sainte Cécile à l'orgue entourée d'anges, Musée du Louvre
©D.R.

ルーヴル主催の展覧会「17-18世紀イタリアの素描」がフランス各地で開催中。

モンペリエ、ルーアン、ポワティエ、バイヨンヌ、アジャッシオ、トゥールーズ、グルノーブルの7都市に、フランスが有するイタリア素描の秀作が集まります。(2006年10月14日〜2007年2月23日)


2006|10

11月は「Mois de la Photo à Paris(パリ写真月間)」のシーズンです!

展覧会「オルセー美術館展 19世紀芸術家たちの楽園」が9月から神戸で始まり、話題を呼んでいます。来年1月には東京にも巡回する予定。
MMFwebサイトでは、オルセーの情報ページを開設。オルセーの全面協力を得て、現地最新情報や、毎月更新の特別連載など、とっておきの情報を発信します。

2006|9

©musée du quai Branly, photo Nicolas Borel

7月に開館したばかりのケ・ブランリ美術館のミュゼ・ガイドが届きました。

構想10年という歳月を経て開館したケ・ブランリ美術館。アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカ大陸の芸術を紹介するこのミュゼを訪れる際の下調べに、最適のガイドです。構想10年という歳月を経て開館したケ・ブランリ美術館。アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカ大陸の芸術を紹介するこのミュゼを訪れる際の下調べに、最適のガイドです。


2006|8

ケ・ブランリ美術館、ついにオープン。パリから最新レポートをお届けします!

6月23日、アフリカ・アジア・オセアニア・アメリカ大陸の芸術を紹介する国立美術館がセーヌ河沿いに開館しました。その様子をいちはやくお伝えいたします。

2006|7

オランジュリー美術館学芸員フィリップ・ソニエ氏のインタビューが届きました。

6年半に及ぶ改装を経て5月に待望の再オープンを迎えたオランジュリー美術館。学芸員のソニエ氏に今回の改装の舞台裏をお伺いしました。

 

ケ・ブランリ美術館がパリのエッフェル塔近く、ブランリ河岸に開館しました。

アフリカ・アジア・オセアニア・アメリカ大陸の芸術を紹介する国立美術館がついに開館しました!展覧会情報はこちら

2006|6

「プロヴァンスのセザンヌ」展コミッショナー、デニ・クターニュ氏のインタビューが届きました。

セザンヌ没後100周年記念事業の中核をなす展覧会。その魅力をお伺いしました。

「ルーヴル美術館展−古代ギリシア芸術・神々の時代」が開催されています!お見逃しなく。

6月17日(土)より東京藝術大学大学美術館にて開催中です。本サイトでは東京藝術大学大学美術館助教授、薩摩雅登氏に、今回の展覧会の魅力と古代ギリシア文明についてお伺いしました。

ケ・ブランリ美術館、パリのブランリ河岸にいよいよ開館!

6月23日(金)、アフリカ・アジア・オセアニア・アメリカ大陸の芸術を紹介する新しい美術館がセーヌ川沿いに開館します。


2006|5

オランジュリー美術館、待望の再オープンです!

5月17日にリニューアル・オープンを迎えるオランジュリー美術館。5月5日から延期になりましたのでご注意ください。MMFウェブサイトでは、6年の歳月をかけた大改装の全貌をお伝えします。

5月20日は「La Nuit des Musées(美術館の夜)」

夜のミュゼを無料でお楽しみいただける特別な日です。Backnumberから昨年のポンピドー・センターの様子がご覧いただけます。

今日の創作活動との新しい出会いの場「グラン・パレ2006」が今月より開催!

5月9日から6月25日まで、グラン・パレNEF(ドーム部分)にて、フランスにおける創作活動の“今”をご紹介する展覧会が開催。国際的なアート・シーンの動向を展示します。今後はトリエンナーレとして3年ごとに開催される予定。

ケ・ブランリ美術館がパリのブランリ海岸に来月オープンします!

6月23日、アフリカ・アジア・オセアニア・アメリカ大陸の芸術を紹介する国立美術館がセーヌ川沿いに開館します。

5月2日-7月21日の間、モード美術館広告博物館を訪問予定の方はご注意ください。

9月にリニューアル・オープンする装飾美術館の改装工事に伴い、併設の2階が臨時閉館されます。

シャガール美術館が再オープンしました。


2006|4

ルーヴル美術館で開催中の「アングル大回顧」展のレポートが届きました。

じつに40年ぶりのアングルの回顧展。その見どころを紹介します。

「パリを魅了した異邦人 藤田嗣治」展が東京国立近代美術館で開催中。

MMFインフォメーション・センターでは、藤田のカルコグラフィー(銅版画)を展示しています。また、本サイトにて藤田が晩年を過ごしたアトリエを紹介します。

オランジュリー美術館、待望の再オープン情報です!

2000年から改装工事に入っていたオランジュリー美術館が、いよいよ来月5月2日再開式典を行い、5日より一般公開となります。今後はモネによって考案された空間設計に従い、大作『睡蓮』を観想することができるようになるとのことです。詳細情報は、MMFサイト内来月の特集で!

今日の創作活動との新しい出会いの場「グラン・パレ2006」が開催されます。

5月9日から6月25日まで、グラン・パレNEF (ドーム部分)にて、フランスにおける創作活動の“今”を紹介する展覧会が開催。国際的なアート・シーンの動向を提示します。今後はトリエンナーレとして3年ごとに開催される予定。

ケ・ブランリ美術館がパリのブランリ河岸に誕生します!

アフリカ・アジア・オセアニア・アメリカ大陸の芸術を紹介する国立美術館がセーヌ川沿いに新たに開館します。開館予定は6月20日です。


2006|3

「セザンヌ2006」日本語版HPにイベントカレンダーが追加されました。v

セザンヌの没後100周年を記念し、画家の故郷プロヴァンスでは1年を通じて、展覧会をはじめとした数々のイベントが開催されます。この機会にぜひ南仏を旅してみては?

ヴェルサイユ宮殿美術館の「鏡の回廊」の北側半分の公開が始まりました。

2004年より修復工事に入っていた「鏡の回廊」の第1段階の修復が終わり、北側半分が公開されるようになりました。今年2月より南側半分の着工が始まり、全完成は2007年5月の予定となっています。

ケ・ブランリ美術館がパリのブランリ河岸に誕生します!

アフリカ・アジア・オセアニア・アメリカ大陸の芸術を紹介する国立美術館がセーヌ川沿いに新たに開館します。開館予定日は6月20日です。

オランジュリー美術館がいよいよ再オープン!

2000年から改修工事に入っていたオランジュリー美術館が5月2日、待望のリニューアル・オープンを迎えます。

昨年新しくなったグラン・パレ(丸屋根)にて、5月10日から7月16日「フランス現代アートの創造」展が開催されます。

ルーヴル美術館でアングルの大回顧展が開催中

ルーヴル美術館では「アングル大回顧展」がスタート(5月15日まで開催)、展覧会カタログがMMFインフォメー ション・センターでご覧いただけます。またドラクロワ美術館やモントーバンのアングル美術館でも関連の展覧会が開催されています。
各展については展覧会情報ページへ


2006|2

2月2日パリ市立近代美術館がいよいよ再オープン!

開幕展はピエール・ボナール展。常設展示も新しくなります。
2年間におよぶ改修工事を経て、パリ市近代美術館は2月2日に2つの展覧会(ピエール・ボナール展:5月7日まで、現代アーティストのピエール・ウィグ展:4月23日まで)の開幕とともに再オープンします。同時にパリ市近代美術館のコレクションも新しい展示で公開されます。

ボルドー市立美術館が無料で入館できるようになりました。

ボルドー市立美術館は昨年12月より、常設展の鑑賞のみ無料で公開されるようになりました。企画展は有料となります。

GWまでにパリを訪れるなら、大回顧展が期待されるアングルに注目。

ルーヴル美術館ではこの春、「アングル大回顧」展(2/24〜5/15)が開かれます。その一環として、ドラクロワ美術館では、アングル、ドラクロワの両者と親交のあった、美術作品の修復及び画材の納入業者であったエティエンヌ=フランソワ・アロの展覧会(2/24〜5/15)を、また、アングルの出身地モントーバンのアングル美術館では、“アングルがラファエロを招待する”というテーマで展覧会(2/1〜4/30)を開催します。各展については展覧会情報ページへ。


2006|1

「ナポレオンとヴェルサイユ展」が神戸市立博物館で開催中

いち早く本展の展覧会カタログをMMFインフォメーション・センターで関覧いただけます。
東京展は4月8日から江戸東京博物館にて開催されます。

プティ・パレが再オープンしました!

4年間の工事を終え、いよいよパリ市立プティ・パレ美術館が昨年12月10日より再開館しました。再開館記念展覧会として、「クエンティン・ブレイクとセーヌ川畔の女たち」展が開かれています。
来月のMMFサイト特集コーナーでは、再開館後のプティ・パレの模様を現地から詳しくお伝えします。お楽しみに!

パリ市立近代美術館がまもなく再オープン!

改修工事で閉館していたパリ市立近代美術館は、来る2月、「ピエール・ボナール」展の開催とともに再開館する予定です。

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2005|12

パリ郊外に新しい現代美術館がオープン!

パリの西郊外ヴィトリー=シュール=セーヌ市に、現代美術館「MAC/VAL」が開館しました。1950年代から最新に至るまで1000点以上の作品を豊富に収蔵する新美術館。展示室のみならず、150席の映写室、資料室、現地で創作するアーティスト用のアトリエ及び宿泊施設と一般向けレストランを備えた新しい美術館です。 http://www.macval.fr

シネマテーク・フランセーズ、映画博物館がベルシーに移転オープン!

映画博物館と共にシネマテーク・フランセーズがトロカデロからベルシーに移転し、再オープン。映画博物館が所蔵する膨大な映画に関するコレクションを、時代を追って紹介する常設展「パッション・シネマ」、昔の映画が上映される4つの映写室や映画の資料を閲覧できる図書室など、映画好きでなくとも楽しめる施設になりました。企画展示室では2006年1月9日まで、画家ルノワールの作品と息子ジャンの映画を隣り合わせて展示させた「ルノワール/ルノワール」展が開催中。

ピカソ美術館にて開館20周年展覧会開催中!

パリのピカソ美術館では開館20周年を記念して、「ピカソ。デッサンの情熱」のデッサン展を開催しています。インフォメーションセンターでは本展の図録を展覧いただいてからまた同会期に、「アヴィニョンの娘たち」展も開催中。

今年はジロデ年!?

ダヴィッドの才能ある弟子であったアンヌ・ルイ・ジロデ(1767−1824)の展覧会が、生没周年に関わらず欧米各国で立て続けて開催中。画家生誕の地に建つジロデ美術館では、重要作品「地理の授業」の収蔵記念展が、ルーヴル美術館やコンピエーニュ城、マニャン美術館ではジロデの研究報告となる展覧会を開催。レーヴル美術館開催「ジロデ」展図録はインフォメーションセンターにて展覧いただけます。


2005|9

グラン・パレがいよいよ再オープン!

1993年から大改装工事を行っていたグラン・パレが、「ヨーロッパ遺産の日」にあわせて9月17日に再オープン、1900年パリ万博を沸かせたガラスの大天井が見学可能に!オープニング当日は、さまざまなイベントが予定されています。
グラン・パレについては、来月特集記事で詳しくお伝えします。

9月17日・18日はフランス各地の歴史遺産が特別公開!

今年で22回目となる「ヨーロッパ遺産の日( 9月17日・18日)」。個人の城館など非公開の歴史的建造物が特別に門戸を一般に開きます。今年も13,000から14,000箇所もの遺産が公開され、大小2万件近いイベントも開催される予定。フランスの地方の豊かな歴史を再発見できる機会です。

2大ミュゼの公式サイトが全面リニューアル

ルーヴル美術館ヴェルサイユ宮殿美術館のウェブサイトが、新しいデザインに生まれ変わりました。より見やすくコンテンツも豊富なサイトをぜひご覧下さい。


2005|8

この夏、南仏を訪れるなら・・・

フランスの夏といえば南仏。太陽の季節に訪れたい展覧会が目白押しです。展覧会の詳細は、展覧会情報ページへ。
●ニース美術館(ニース)
「ヴァン・ドンゲン、情熱」2005.9.25 まで
●セレ近代美術館(セレ)
「マティスとドラン、コリウール1905」 2005.10.2まで
●ピカソ美術館(アンディーブ)
「ニコラ・ド・スタール、ある秋、ある冬」 2005.10.16 まで
●ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ財団(アルル)
「パブロ・ピカソ アルルの女性達の肖像画1912-1958」
2005.10.17 まで
●アノンシアード美術館(サン・トロペ)
「フォーヴィスムの輝き、1905−1907」 2005.10.17.まで

LAACダンケルク現代美術館開館

6月24日、8年間の工事を終えて現代美術館が再開館しました。新たにLAAC(現代美術と活動の場)と名称を変えた同館は、1945年から1980年までの重要なコレクション(アルフレッド・マネシェ、カレル・アペル、ピエール・スラージュ、ベン、ニキ・ド・サンファール、セザール、アルマン、アンディ・ウォーホル)を所蔵するだけでなく、非常に多彩な形式(音楽、演劇、ダンス、文学)で現代の創造にも貢献する。館外には小さな湖を巡って彫刻庭園が広がっています。

「モナ・リザ」がお引越ししました!

ルーヴル美術館の「モナ・リザ」は、4/6から新設された<Salle des Etats>に展示されています。この通称“モナ・リザの間”では、「モナ・リザ」の他に「カナの婚礼」などルーヴルの主要作品を1,000m2の空間で、これまでよりもゆったりと鑑賞することができます。


2005|6

チェルヌスキ美術館がリニューアルオープン

世界的な中国美術コレクションを誇るチェルヌスキ美術館(=パリ市立アジア美術館)が、3年に及ぶ改修工事を経て2005年6月17日に再開します。今後は年間2本の企画展が開催される予定です。


2005|5

ヨーロッパの美術館の夜が堪能するイベント「ニュイ・デ・ミュゼ―美術館の夜」開催。

5月14日の夜、ノルウェーからポルトガル、イタリアからバルト各国に至る、4つの同一標準時地帯にある約100の美術館が無料で公開されます。「夜の中の光」がテーマの今年は、夜間ライトアップなどが楽しめる美術館も。MMFwebサイトでは、来月、現地からのレポートをお届けする予定です。そちらもお楽しみに!ニュイ・デ・ミュゼオフィシャルサイトはこちら


2005|3

ミュールーズ市(アルザス地方)の電車博物館がリニューアルオープン

フランス鉄道博物館は、今年3月11日から"Cité du Train"(電車博物館)として再開。面積は15,000m2と拡大し、ヨーロッパ最大の鉄道車両 −蒸気機関車、電気式機関車、ディーゼル機関車、一般車両、高級車両など、100台以上ものコレクションを保有し、舞台を想わせる展示で、フランス鉄道の150年の歴史を紹介しています。

ルーヴル美術館19世紀絵画展に先駆けたイベントが開催!

ルーヴル所蔵作品が動く摩訶不思議な「デジタ・ルーヴル」コーナーや、ルーヴル美術館内のレストランのシェフが手がけたデザートがいただけるカフェもあるとか。会場は銀座から程近い汐留。MMFご来館の折りに立ち寄ってみてはいかがですか?
「春の日テレ祭:おフランスざーんす」

パリに、ふたつのグラフィック・アートの常設展示室が誕生。

2005年の“デッサン週間”( 3月14日〜20日)の機会に、オルセー美術館は初めてグラフィック・アートの常設展示室を開設、今後は3ヵ月ごとに作品の展示替えが行われます。これに先立ちオープンした、パリ国立美術学校(Ecole Nationale des Beaux-Arts)のJean Bonna特別室では、2005年1月よりMathias Polakovitsコレクションが公開されています。)

ルーヴルが誇る19世紀フランス絵画展が、いよいよ来月から横浜で開催。

アングルの「トルコ風呂」など日本初公開の名作を含む73点が出品されます。
展覧会ホームページ http://www.ntv.co.jp/louvre/
美術館ホームページ http://www.yma.city.yokohama.jp/
当サイトでは、4月のTOPページ特集および「今月の美術館」コーナーで関連情報を掲載の予定。そちらもお楽しみに。


2005|2

17世紀フランスの神秘の画家ラ・トゥールの展覧会が東京で開催。

世界に40点という真作の少なさ、20世紀の再発見、ヴェールに包まれた画家自身といった、神秘的なエピソードに加え、精神性に満ちた光と影の表現によって、一度でもその作品を見た人に忘れがたい印象をもたらす画家ジョルジュ・ド・ラ・トゥール。この春、その真作のおよそ半数が東京国立西洋美術館に会します。相当長い将来にわたって再び実現されることがないといわれる貴重な機会を、ぜひお見逃しなく!
展覧会ホームページ http://info.yomiuri.co.jp/event/
美術館ホームページ http://www.nmwa.go.jp/index-j.html
当サイトでは、2003年にラ・トゥールの故郷ロレーヌ地方に開館した県立ジョルジュ・ド・ラ・トゥール美術館について、3月の「今月の美術館」で詳しくご紹介の予定。そちらもお楽しみに。


2005|1

地方に2大フランス国立美術館の分館、誕生予定

ポンピドー・センターは2007年パリ東部のメッツ(Metz)に、ルーヴル美術館は2009年パリ北部のランス(Lens)に分館を開館、未公開作品を中心に展示することが確定しました。

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2004|12

ルーヴル美術館「アポロンの間」が再オープン

約350年前にルイ14世のギャルリーとして建てられて以来、ル・ブランからドラクロワに至る芸術家たちによって装飾が施されてたアポロンの間(la galerie d’Apollon)。3年間の工事を経て、11月27日、元来の豪華絢爛さを取戻したアポロンの間が再オープンしました。この度、ナポレオン1世が皇后マリー=ルイーズに贈った豪華なアクセサリーを新たに購入し、王室所蔵の宝飾コレクションがさらに充実しました。


2004|10

2005年、日本はまるでルーヴルイヤー。2つの展覧会が開催。

ひとつは19世紀前半のフランス絵画について。出品作品はアングル「トルコ風呂」「泉」、ドラクロワ「オフェーリアの死」などが予定されています。横浜美術館4/9〜7/8、京都市美術館7/30〜10/16。もうひとつは古代エジプトにフォーカスするもので、およそ200点の作品が展覧されます。名古屋市博物館3/29〜5/22、福岡市博物館6/4〜7/18、東京都美術館8/2〜10/2。


2004|8

最新の建物で見る最古のフランス

ラスコーをはじめ、世界遺産にも選ばれた先史時代の遺跡で名高いフランス南西部ドルトーニュ地方。この地に建つ国立先史時代資料博物館Musée National de Préhistoireが7月20日に8年の改修を経てリニューアルオープン。500万点の収蔵品を誇り、18000点を一度に展示できる巨大ミュゼの誕生です。

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