▲『アンヴァリッド(廃兵院)(テュルゴの地図より)』
 
▲『ヴェルサイユ宮殿(ヴェルサイユ宮殿、前庭からの眺め)』
フランスの7月14日は「キャトルズ・ジュイエ(14日)」と呼ばれる祝日です。歴史上この日は革命記念日としてよく知られます。政治の担い手が王侯貴族から民衆に移ったことにより、美術の世界にも新たな才能が開花することになりました。
全館で「MMFのパリ祭」を開催中のMMF3階のギャラリーでは、芸術にも多大な影響を与えることになったフランス革命を、目に見えるかたちでご紹介します。
国王ルイ16世とその妻、マリー=アントワネットをパリに収監するため、数千人の群衆が押し寄せたヴェルサイユ宮殿(10月事件)や、国王一家が幽閉されたチュイルリー宮殿など、革命の“舞台”のカルコグラフィー(銅版画)を展示。さらに自由を象徴するフランスの擬人像「マリアンヌ」も被っている「赤い三角帽」や、当時国中に植えられたという「自由の木」など、革命のシンボルを使ったデコレーションも楽しんでいただきます。歴史の教科書では触れられなかった、フランス革命の裏側をご覧いただけることでしょう。