「Expo!Typo!Chalco! 活字と版画が織りなす世界」

フランスでは、「フランスの最も美しい本コンテスト」(Concours des plus beaux livres français)という本の装丁そのものを評価するコンテストがあります。2007年から始まったこのコンテストは、フランス文化情報省の協力のもと、書籍の装丁やデザイン、印刷技術に注目し、その年に出版された最も優れた本を選定するものです。昨年12月にもフランスの最も美しい本が選定され、今年3月にはドイツのライプツィヒにて2010年「世界で最も美しい本コンテスト」が開催される予定です。

そこでMMFギャラリーでは、装丁やタイポグラフィーが美しい、日本とフランスの書籍をピックアップし、皆さんにご覧いただくことにしました。「フランスの最も美しい本」に選ばれ、さらには2009年「世界で最も美しい本コンテスト」金賞に輝いた本を手に取って触れていただけるほか、フランスの著名な挿絵画家であり、版画家でもあるギュスターヴ・ドレの挿絵版画など美しい書籍を中心に展示し、さらにはルーヴル美術館カルコグラフィー工房が刷り出したカルコグラフィー(銅版画)もあわせてご鑑賞いただけます。

カルコグラフィーとギュスターヴ・ドレの挿絵版画を収めた本
お掛けになりながら、本を手に取っていただけるギャラリー

フランスのエスプリが効いた洗練されたデザインをぜひお楽しみください。またブティックでは、フランスでの展覧会の図録を特別価格にて販売いたします。図録の販売は数がなくなり次第終了とさせていただきますので、どうぞお見逃しなく。

美しい書籍と銅版画のコラボレーションは、いったいどんな世界を垣間見せてくれるでしょうか?普段なにげなく目にしている活字や書籍に宿る美しさに気づくと、また私たちの日常が、ぐっと豊かなものになってくるはずです。

 
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