AからZでめぐるモネ〜モネ通になってオルセー美術館展2010を2倍楽しむ〜

2010.5.27(木)-7.31(土)

現在、東京・六本木ではオルセー美術館展2010「ポスト印象派」が開催され、19世紀後半の印象派と、それに続くポスト印象派の画家たちの傑作が集い、話題を呼んでいます。

そこで、MMFでは、今回のオルセー美術館展で紹介されている画家の中から、日本でもひときわ人気の高いクロード・モネをクローズアップ。“印象派の巨匠”の生涯と芸術を分かりやすくご紹介します。

今回MMFギャラリーの展示で、“モネ・ワールド”へのナビゲーターとなるのは、フランス国立美術館連合(RMN)が発行する絵本『M comme Monet』(『ABC絵本 M:モネ』)。<Air marin(海の風)><Impression(印象)><Nymphéas(睡蓮)><Zen(禅)>といったAからZで始まるフランス語をキーワードに、モネの生涯とその芸術を分かりやすく、丁寧に紐解く一冊です。
MMFではこの絵本の翻訳版を『ABC絵本 M:モネ』日本語版として作成し、展示しています。会場の専用端末では、画面をクリックすると原書の絵本のページをめくることができたり、日本語訳のナレーションが聞けたりと、インタラクティブにお楽しみいただけます。日本語訳のプリント版も併せて展示しています。

モネは、移ろいゆく時間や光を、分析的な筆致で見事に表現しました。そんな画家の目に、実際に映ったであろう光景に思いを馳せながら、お楽しみいただけるのが、会場に並ぶモニターに写し出されたモネのデジタル作品――「リラクゼーション・アート」です。水面がさざめく《印象-日の出》、風がそよぐ《アルジャントュイユのレガッタ》。モネのカンヴァスに刻まれた“時”がそっと動き出したかのような、ひと味違った印象派の世界をお楽しみください。

《印象-日の出》
© Photo: The Bridgeman Art Library / DNPartcom
  《アルジャントゥイユのレガッタ》
© RMN (Musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by DNPartcom
 
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