MMFギャラリー企画展示「BDで楽しむルーヴル美術館」展 8月3日(水)−9月28日(水)

 日本のポップカルチャーを紹介する恒例イベント「ジャパンエキスポ」が今年も6月30日からの3日間パリで開催され、およそ20万人の入場者で賑わいを見せました。お目当ては、日本の漫画やアニメ。フランスは、“manga”といえば日本の漫画を指すことがわかる程“漫画好き”の多い国なのです。

▲サモトラケのニケ(30cm)
高さ33.5×幅15×奥行21cm
樹脂製 65,100円 税込

 そもそも、フランスには「バンド・デシネ(bande dessinée)」というフランス独自の漫画の伝統があります。略して「ベー・デー(BD)」と呼ばれ、「フランスの漫画」と訳される場合がありますが、その世界は実にユニークです。

 今回の展示では、BDの研究者・原正人氏の解説により、フランスのBDの魅力に迫ります。ご紹介するのは、2009年1月にルーヴル美術館で開催された企画展「小さなデッサン展─漫画の世界でルーヴルを─」のために制作された5冊のBD。

 今回の展示では作品中に登場するルーヴル美術館所蔵作品をムラージュ(複製彫刻)でご紹介しています。

MMFではルーヴルが舞台となった BDをテーマに講座を開催します!

MMF講座
「BD(フランスのマンガ)で楽しむルーヴル美術館」
  • 日 時 : 2011年9月16日(金)18:00-19:30(開場は17:30より)
  • 会 場 : 東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル
  • 定 員 : 50名(先着順)
  • 講 師 : 小池寿子氏(國學院大學教授)×原正人氏(BD研究家)
  • 参加費 : 1,000円 当日受付にて現金で承ります。
  • お申し込み方法 : お電話(03-3574-2380)または
    MMFにご来館にてお申込み

▲ニコラ・ド・クレシー『氷河期(Période glaciaire)』(日本語訳版もあり) © Musée du Louvre Éditions / Futuropolis

▲荒木飛呂彦『岸辺露伴ルーヴルへ行く(Rohan au Louvre)』(日本語版もあり)

▲マルク=アントワーヌ・マチュー『レヴォリュ美術館の地下(Les sous-sols du Révolu)』(日本語版もあり)
© Musée du Louvre Éditions / Futuropolis

▲エリック・リベルジュ『奇数時間に(Au heures impaires)』
© Musée du Louvre Éditions / Futuropolis

▲ベルナール・イスレール『ルーヴルの上に広がる空(Le ciel au-dessus du Louvre)』
© Musée du Louvre Éditions / Futuropolis

※期間中、次の5タイトルのBD日本語訳版(小学館集英社プロダクション、集英社発行)を会場で販売します。

●『岸辺露伴ルーヴルへ行く―ルーヴル美術館BDプロジェクト― 』荒木飛呂彦著 2,800円(税込)
●『レヴォリュ美術館の地下―ルーヴル美術館BDプロジェクト― 』マルク=アントワーヌ・マチュー著、大西愛子訳  2,940円(税込)
●『氷河期―ルーヴル美術館BDプロジェクト― 』 ニコラ・ド・クレシー著、大西愛子訳、小池寿子監修 3,150円(税込)
●『アンカル』メビウス(画)/アレハンドロ・ホドロフスキー(作)著、原正人訳 3,990円(税込)
●『皺(しわ)』パコ・ロカ著、小野耕世/高木菜々訳 2,940円(税込)

 
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