ルイ14世とヴェルサイユ ルイ14世とヴェルサイユ
 
 
17世紀、フランス絶対王政の最盛期を築いた“太陽王”ルイ14世──。彼は父ルイ13 世から受け継いだ小さな「狩猟の館」を壮麗な宮殿へと生まれ変わらせました。そして1682年、着工から21年の歳月を経てヴェルサイユ宮殿が完成すると、王はカルーセル(騎馬パレード)をはじめとした盛大な祝祭や、演劇、宮廷バレエなどのスペクタクルを次々と催し、華麗な宮廷文化を花開かせたのです。
その豪奢な暮らしぶりは、ルイ14世が奨励した銅版画によって記録され、その権勢を国内外に知らしめることとなりました。ルーヴル美術館が所蔵するカルコグラフィーは、そもそもこのルイ14世のコレクションに端を発するものなのです。“太陽王”の栄光と、華やかな宮廷生活を彷彿とさせる作品の数々をお楽しみください。
 
展示作品は、ルーヴル美術館カルコグラフィー室が所蔵する銅版画原版を用い、ルーヴル美術館カルコグラフィー工房の現代の職人によって刷りだされたものです。
作品はいずれもお買い求めいただけます。
 
 
▲『王の凱旋祝賀1日目,1674年:アルセストの上演』(1674年)
 
▲『1662年の王のカルーセル 第1騎馬分隊:ローマ皇帝に扮するルイ14世』(1671年)
 
上記期間中、MMFでは全館でヴェルサイユを特集します。 詳細はこちら
 
本サイトでも、3ヵ月連続でヴェルサイユを特集します。今月は第2弾「ヴェルサイユ宮殿修復工房」のレポートです。
 
 
 
特別講演会「ナポレオン時代の装飾様式 ヴェルサイユ宮殿のコレクションをめぐって」
  日時:2006.4.10 10:00-11:30(日仏会館
講師:ジェレミー・ブノワ氏(ヴェルサイユ宮殿美術館学芸員)