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ルーヴル美術館 ムラージュ工房

ムラージュはMMMブティックでご購入いただけます

MMMでご覧いただけるムラージュ(複製彫刻)は、
ルーヴル美術館のムラージュ工房でオリジナル作品から直接型取りを行い、
石膏、テラコッタ、ブロンズ、プラスティック樹脂を使用しながら、
高度な技術を持った職人の手によって見事に再現されています。

ムラージュとは

「ムラージュ」とはフランス語で「型抜きによる成型」のこと。ルーヴル美術館の工房で制作されるムラージュは、身近に楽しめるアートとして、人気を誇っています。

▲《ミロのヴィーナス》(ギリシャ、紀元前2世紀後半)のムラージュ。
樹脂製、ブロンズ製

芸術の普及・教育のために設立

ルーヴルのムラージュ工房は1794年、美術館開館の2年後に芸術の普及・教育を目的として設立されました。実はムラージュ制作は紀元前、古代ローマ時代から行われていたと言います。当時はギリシャ彫刻の複製をブロンズで制作していました。さらに時代が下ったルネサンス期には、美術教育や芸術家たちの手本として古代彫刻の複製が数多くつくられるようになります。日本では19世紀後半、医学の発展・教育のためにヨーロッパからその技術が伝わったと言われています。


▲ルーヴル美術館の工房に所狭しと置かれているムラージュ

鋳型自体が貴重なコレクション

ムラージュ工房では、ルーヴル美術館のコレクションだけでなく、世界の美術館・博物館の名品を制作しています。先史時代から20世紀までの世界各地の鋳型を約5,000点保管しており、それ自体が貴重なコレクションです。オリジナル作品が破損や欠損している場合もあるため、工房保存の鋳型を用い、高度な職人の手によって再現できるムラージュ工房は、美術品を後世に伝える重要な役割を果たしているのです。


  • ▲フランソワ・ポンポン《白熊》のムラージュ。
    樹脂製

  • ▲オーギュスト・ロダン《接吻》のムラージュ。
    樹脂製

蘇った世界中の至宝

優美かつ謎に満ちた《ミロのヴィーナス》(紀元前2世紀後半)やロードス艦隊の戦勝記念に制作された《サモトラケのニケ》(紀元前2世紀頃)などのルーヴル美術館の至宝をはじめ、19世紀末から20世紀初頭に活躍し、近代彫刻の父と呼ばれたオーギュスト・ロダンの作品やロダンの弟子で愛らしい動物彫刻で知られるフランソワ・ポンポンの作品など、工房で制作されたムラージュはオリジナルに劣らない完成度の高さです。同工房のムラージュには、品質を証明する「m」のマークがすべてに刻印されています。

▲《サモトラケのニケ―勝利の女神像》(ギリシャ、サモトラケ島、紀元前2世紀頃)のムラージュ。
樹脂製、ブロンズ製

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03-3574-2380
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