2009年、東京で楽しむルーヴル美術館の名画・名品
今春、東京ではふたつのルーヴル美術館展がほぼ同時開催というこれまでにない豪華な企画が実現されました。
2月には東京・上野で「ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」、3月には六本木で「ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち」が始まり、
大きな話題を呼んでいます。また、ルーヴル展の開催に併せて、五反田のルーヴル-DNPミュージアムラボでも17世紀絵画の珠玉の1枚がご覧いただけます。
マルチメディアを駆使したユニークな展示方法でお楽しみください。
世界最大級35万点の収蔵品を誇るルーヴル美術館。膨大なコレクションは、「古代エジプト」「古代オリエント」「イスラム」「古代ギリシャ・エトルリア・ローマ」「絵画」「彫刻」「素描・版画」「美術工芸品」の8部門に分類されています。今回の展覧会は、「イスラム」を除く7部門から、歴史や地域を超えて「子ども」をテーマにした作品を集めるというユニークな企画。彫刻や絵画だけでなく、古代エジプトの子どものミイラや衣服などの日用品、おもちゃ、あるいはキリスト教をテーマにした作品など、バラエティに富んだ品々も含まれています。本場ルーヴルでは、見逃してしまいがちな名品の数々が、来館者を幼少時代の思い出をたどる旅へと誘う展覧会です。

日時:4月24日(金)15:00-17:00   場所:DNP銀座ビル2F 詳しくはこちら
  • 会期
    2009年3月25日(水)-6月1日(月)
  • 会場
    国立新美術館(1階企画展示室1E)
  • Tel
    03-5777-8600(ハローダイヤル)
  • 展覧会URL
    http://www.asahi.com/louvre09/
  • 開館時間
    10:00-18:00(金曜日は20:00まで)
    ※3月28日は「六本木アートナイト」開催にともない22:00まで開館)
    ※入館は閉館の30分前まで
  • 休館日
    火曜日(ただし5月5日は開館)、
    5月7日(木)
  • 観覧料
    一般:1500円、大学生:1200円、高校生:800円
    ※2009月6月23日(火)‐9月23日(水・祝)/国立国際美術館(大阪)にて巡回展開催。

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レンブラント、ベラスケス、フェルメール、ルーベンス、プッサン、ラ・トゥール……。美術史上にきら星のごとく輝く巨匠たちの作品71点が集います。今回の出展作品中、フェルメールの《レースを編む女》、ルーベンスの《ユノに欺かれるイクシオン》をはじめとした約60点が日本初公開作品、ルーヴル美術館を初めて出る作品も約30点という豪華なラインナップは必見です。
 また今回の展覧会では、名だたる傑作群が一堂に会するだけでなく、展示方法にも工夫が凝らされています。時間軸で捉える「縦展示」、さらには画派や国境を越えた交流を踏まえた「横展示」で見せることにより、観覧者は17世紀のヨーロッパへのより深い理解へと誘われることになるでしょう。
出展作品の見どころを、自分で探し当てるコンテンツ
展示作品
     
ヨハネス・フェルメール《レースを編む女》1669年−1670年頃
© RMN / © Gérard Blot / distributed by DNPartcom
  ペーテル・パウル・ルーベンス 
《ユノに欺かれるイクシオン》 1615年頃
© RMN / © Hervé Lewandowski / distributed by DNPartcom
  ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 
《大工ヨセフ》 1642年頃
© RMN / © Gérard Blot / distributed by DNPartcom
  ニコラ・プッサン
《川から救われるモーセ》 1638年
© RMN / © Daniel Arnaudet / distributed by DNPartcom

  • 会期
    2009年2月28日(土)
    -6月14日(日)
  • 会場
    国立西洋美術館(東京・上野公園)東京都台東区上野公園7-7
  • Tel
    03-5777-8600(ハローダイヤル)
  • 展覧会URL
  • 開館時間
    9:30-17 :30(毎週金曜日は20時まで)※入館は閉館の30分前まで
  • 休館日
    月曜日(ただし5月4日は開館)
  • 観覧料
    一般:1,500円、大学生:1,200円、高校生:800円
    ※2009年6月30日(火)‐9月27日(日)/京都市美術館にて巡回展開催。
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 美術作品の新たな鑑賞方法を提案するために、ルーヴル美術館とDNPの共同プロジェクトとしてスタートしたルーヴル‐DNPミュージアムラボ。毎回ルーヴル美術館の選りすぐりの作品を実際に五反田の会場で展示するとともに、それぞれの展示に即したマルチメディアを駆使したコンテンツを開発し、これまでにない美術鑑賞の機会を提案し続けています。
 第5回展は、フェルメールと同じ時代を生き、レンブラントのもっとも優秀な弟子のひとりといわれる17世紀オランダ風俗画を代表するファン・ホーホストラーテンの《部屋履き》が登場。風俗画でありながら人物が描かれていないという謎めいた作品を、体感型デジタルコンテンツなどを巡りながら、多角的に楽しむことができます。
 また、17世紀ヨーロッパを俯瞰し理解するためのコンテンツも用意されているので、「ルーヴル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画-」展の予習や復習にもぴったりです。
▲サミュエル・ファン・ホーホストラーテン(ドルトレヒト、1627 - 1678年)
《室内の情景》、もしくは《部屋履き》1654‐1662年の間
油彩、カンヴァス
縦1.03m、横0.70m
パリ、ルーヴル美術館蔵
R.F. 3722
© 2008 Musée du Louvre / Georges Poncet
展示作品
   
ホワイエに設けられた4つの部屋では、作品を理解するためのデジタルコンテンツが楽しめる。   リアルな部屋のサイズに拡大されたスペースの中を歩きながら、作品の空間構成を体感できるコンテンツ。   展示室には、他の観覧者との印象を分かち合うため、作品の印象を投票できるシステムを設置。

  • 会期
    2008年12月6日(土)
    -2009年5月16日(土)
  • 会場
    ルーヴル-DNPミュージアムラボ
    東京都品川区西五反田3-5-20 DNP五反田ビル1F
  • 観覧予約
    ルーヴル-DNPミュージアムラボは、完全事前予約制です。来館をご希望の方はホームページまたは電話にてご予約ください。
    観覧予約はこちら
    Tel 03-5435-0880
  • 開館時間
    月曜・火曜・木曜:17:00-19:00
    水曜・金曜:17:00-20:30
    土曜:11:00-17:30
  • 休館日
    日曜、祝日
  • 観覧料
    無料

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