ミケランジェロ×「王の植物図譜」
カルコグラフィー特集
「カルコグラフィー」をご存知ですか?カルコグラフィー(chalcographie)とは、フランス語で銅版彫刻で刷られた版画の意味。
MMM3Fのアートスペースでは、ルーヴル美術館のカルコグラフィー工房で、同館が所蔵する貴重な原版を用いて一枚一枚刷り出された作品を
展示・販売しています。今月は、展覧会で話題のミケランジェロ、そして新入荷したばかりの「王の植物図譜」のカルコグラフィーをご紹介します。
※作品にはルーヴル美術館カルコグラフィー工房制作であることを示す刻印があります。
現在、東京・丸の内の三菱一号館美術館では「レオナルド×ミケランジェロ展」が開催中。イタリア・ルネサンスが生んだふたりの天才を、芸術家の力量を示す上で最も重要とされる「素描」で対比させるという、日本初の試みとして話題を集めています。
MMMアートスペースではこのふたりの天才のうち、「神のごとき」と称されたミケランジェロにフォーカス! 彫刻家としての透徹したまなざしで肉体を捉えたミケランジェロのデッサンを原版とするカルコグラフィー作品3点をご紹介します。見れば見るほど、その「神のごとき」卓越した描写力に圧倒される作品です。
ミケランジェロの素描の美を
間近でご覧ください!

ミケランジェロ「座る2人の人物」
¥27,000(税込)
ミケランジェロ「裸の男と腕の習作」
¥27,000(税込)
ミケランジェロ「2つの習作」
¥27,000(税込)
「レオナルド×ミケランジェロ展」
ルネサンス期の画家にとって、「素描」は画家の技量の証で、素描そのものが、作品としての価値を持っていました。この展覧会は、イタリア・ルネサンスの2大天才の素描を比較する貴重な機会。実物を目にしたら、その美しさ、存在感に驚かされるに違いありません。ぜひ、会場へ足をお運びください。
URL : http://mimt.jp/lemi
会期 : 2017年6月17日(土)~9月24日(日)
会場 : 三菱一号館美術館(東京都千代田区丸の内2-6-2)
開館時間 : 10:00-18:00(祝日を除く金曜日、第2水曜日、会期最終平日は20:00まで)*入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし、祝日は開館)
太陽王ルイ14世が君臨した17世紀後半から18世紀、ヨーロッパは「啓蒙の時代」を迎えました。そして、科学技術の研究が盛んになる中、ルイ14世の命を受けて植物学の研究書が編纂されることに──それが『王の植物図譜』です。植物学者や園芸家、芸術家が参加し、世界各国から届けられた珍しい植物を、細密な版画319点とともに記録した植物学研究の集大成です。
この『王の植物図譜』は、MMMで取り扱うカルコグラフィーの中でも人気の高い作品です。この度、ルーヴル美術館カルコグラフィー工房から新たに7点が入荷しましたので、ご紹介いたします。
人気の「王の植物図譜」が入荷!
美しい細密描写をお楽しみください

王の植物図譜「アノニス・モンターナ、プ ラエコクス、プルプレア、フルテスケンス」
¥49,680(税込)
王の植物図譜「アノニス スピノサ」
¥40,748(税込)
王の植物図譜「アステル、セロティヌス、ラモスゥス、アルテルフローレ、プープラスセント」
¥40,748(税込)
王の植物図譜「ヘレヌム アンディクム マキシマム」
¥40,748(税込)
王の植物図譜「リリウム アルヴム ヴルルガール」
¥40,748(税込)
王の植物図譜「ナルシッス、シルヴェストリス、ムルチプレックス」
¥40,748(税込)
王の植物図譜「パパヴェール コルニクラタム フローレ」
¥40,748(税込)
王の植物図譜「中国の植物」
¥49,680(税込)