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ルイ13世の狩猟用の館を、1668年から息子のルイ14世が改装、拡張したのが今日のヴェルサイユ宮殿です。ルイ14世はその14年後、この地にフランス宮廷と政府の本拠を移し、宮廷文化が花開きました。フランス革命後の1793年には一般に公開され、続くルイ=フィリップ王政下の1833年、宮廷の歴史を物語る「フランス歴史博物館」として開館。現在は、宮殿、グラン・トリアノン、プティ・トリアノンなどの歴史的な建造物のほか、ル・ノートル設計の庭園やマリー=アントワネットの離宮など、緑豊かな景観が訪れる人々を魅了し続けています。 |
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1682年から1789年までの100年余りの間、王宮として使用され、フランスの政治の中心であったヴェルサイユ宮殿は、ブルボン王朝の華麗な宮廷文化を伝える膨大なコレクションにあふれています。王や王妃が実際に使った数々の調度品やルイ14世の生涯で輝かしい出来事を記録するために制作されたゴブラン織りのタピスリー、国王付き首席画家を務めたシャルル・ル・ブランやフランソワ・ルモワンヌらの手による天井画などが今も宮殿を彩っています。またルーヴルと並び、ナポレオンゆかりの品々を所蔵する美術館でもあります。 |
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