2017.7.21
MMMレクチャー

なぜイギリスでは暮らしのなかに
アートが根付いたのか?
――“Englishness”の視点から考える

お申し込み受付中

テート・ブリテン、1897年創設

テート・ブリテンの展示

  • ウィリアム・モリス『ユートピアだより』口絵、ケルムスコット版、1892年
  • 労働者階級への教育と国内のデザイナーや製造業者への感化を目標として設立されたヴィクトリア&アルバート博物館。

画像提供:荒川裕子

日   時:
2017年7月21日(金)
18:30〜20:00(開場は18:00〜)
会   場:
東京都中央区銀座7-7-2
DNP銀座ビル3階
定   員:
50名(先着順。定員に達し次第、
締切りとさせていただきます)
講   師:
荒川裕子
(法政大学キャリアデザイン学部教授)
参加費:
1,000円(消費税込み)/名
※当日会場でお支払いただきます。

お申込み方法:
お電話でのお申し込み。MMM TEL:03-3574-2380
ご来店でもお申し込みをお受けいたします。
(受付時間:11:00〜19:00 月〜土)

イギリスがEU離脱を選択したことは、この国が大陸のヨーロッパ諸国とはやや異なる独自の存在であることを改めて印象づけました。このイギリスらしさ(Englishness)は、ヴィクトリア朝時代(1837〜1901年)にその基盤がつくられたといいます。この時期は、ロンドンのみならず、イギリス各地に美術館が創設された「ミュージアムの時代」でもありました。すべての公立美術館を無料にするという、今日まで続く伝統は、この時に始まりました。それは産業革命を支える労働者への文化政策でもあったといいます。一方、産業革命は「アーツ・アンド・クラフツ運動」の起因ともなり、そこから「生活の中の美」という考えが育まれ、広く受け継がれていきました。
アートは英国社会でどのように受け容れられ、人びとの暮らしにどのように作用して来たのでしょうか。暮らしとアートの関係や、コミュニケーションとしてのアートのあり方を、その先進国ともいえるイギリスをフィーチャーし、"Englishness"という視点を通じて探ります。

荒川裕子(あらかわ・ゆうこ)※敬称略

荒川裕子(あらかわ・ゆうこ)

法政大学キャリアデザイン学部教授。専門はイギリスを中心とする西洋近代美術史。静岡文化芸術大学文化政策学部助教授を経て2005年より現職。著作に「イギリス絵画におけるシェイクスピア」(『シェイクスピア――拡張する世界』慶應義塾大学アートセンター 2017年)、『イギリス美術叢書T ヴィジョンとファンタジー』(ありな書房 2016 年)、『ジョン・エヴァレット・ミレイ:ヴィクトリア朝 美の革新者』(東京美術 2015年)、『ロンドン アートとテクノロジー』(竹林舎 2014年)等。
また展覧会図録の学術監修に、「ターナー展」(東京都美術館・神戸市立博物館、2013年〜2014年)、 「ラファエル前派:ヴィクトリア朝の夢」(森アーツセンターギャラリー、2014年)等がある。