2017.8.25
MMMレクチャー

「ベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで」展連携企画
奇想に込めたリアル-絵画のなかの密やかなトリック-

お申し込み受付中

ヒエロニムス・ボス工房 《トゥヌグダルスの幻視》 1490-1500年頃 油彩・板 ラサロ・ガルディアーノ財団 © Fundación Lázaro Galdiano Galdiano

  • ジュゼッペ・アルチンボルド 《ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像》 1591年、油彩・板、スコークロステル城、スウェーデン Skokloster Castle, Sweden
    ※「ルドルフ2世の驚異の世界展」(Bunkamuraザ・ミュージアムにて開催予定)出品作品
  • フェリシアン・ロップス[原画]、アルベール・ベルトラン[彫版] 《娼婦政治家》 1896年 多色刷銅版画・紙 フェリシアン・ロップス美術館
日   時:
2017年8月25日(金)
18:30〜20:00(開場は18:00〜)

【第一部】18:30〜19:10
廣川キュレーターによるレクチャー「ベルギー奇想美術の歴史と作品の魅力」
【第二部】19:10〜19:30
原島先生によるレクチャー「顔という観点から見た美術作品の面白さ」
【第三部】19:30〜20:00
対談「奇想絵画の中に仕込まれた密やかなトリック」
※第一部から第三部まで休憩をはさまずに行います。

会   場:
東京都中央区銀座7-7-2
DNP銀座ビル3階
定   員:
50名(先着順。定員に達し次第、
締切りとさせていただきます)
講   師:
廣川暁生(Bunkamuraザ・ミュージアムキュレーター)
原島博(東京大学特任教授)
参加費:
1,000円(消費税込み)/名
※当日会場でお支払いただきます。

お申込み方法:
お電話でのお申し込み。MMM TEL:03-3574-2380
ご来店でもお申し込みをお受けいたします。
(受付時間:11:00〜19:00 月〜土、日・祝日休館)

東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「ベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで」展(主催:Bunkamura、東京新聞、協賛:DNP大日本印刷、7月15日から9月24日まで)。ボスやマグリットをはじめとする、ベルギー奇想美術の面白さが話題となっています。
今回のMMM講座では、この展覧会のキュレーター廣川暁生さんをお迎えし、展覧会に出展されているベルギー奇想美術を中心に、現代まで引き継がれるその500年の系譜と作品の魅力に迫ります。
 またBunkamuraザ・ミュージアムでは2018年1月6日から「ルドルフ2世の驚異の世界展」が始まり、アルチンボルド作の肖像画が出展されます。「奇想絵画」を語るうえではずすことのできないアルチンボルド。この講座ではひと足早く、この作品の解説もしていただきます。
「顔をテーマにした作家」と言うと必ずその名前が浮かぶアルチンボルド。講座の第二部は東京大学で教鞭をとる傍ら、「日本顔学会」の発起人として日々顔を研究している原島博先生に、顔という観点から古今東西の美術作品の面白さについてお話いただきます。
そして第三部は廣川学芸員と原島先生の対談で、「奇想美術の中に仕込まれた密やかなトリック」を紐解き、その魅力について語っていただきます。

廣川暁生(ひろかわ・あき)※敬称略

廣川暁生(ひろかわ・あき)

Bunkamuraザ・ミュージアム キュレーター
1995年お茶の水女子大学文教育学部哲学科卒、2004年お茶の水女子大学大学院博士課程、人間文化研究科(比較芸術学専攻)満期退学。博士課程に在籍中、1999年よりベルギー政府給費留学生としてブリュッセル自由大学(美術史、考古学学科)に留学。日本学術振興会特別研究員(2005年―2007年)を経て2008年より現職。國學院大學非常勤講師。専門は北方ルネサンス、特に16世紀ネーデルラント美術。共著に『版画の写像学』『ネーデルラント美術の魅力』『ネーデルラント美術の光輝』(すべてありな書房)他。

原島博(はらしま・ひろし)※敬称略

原島博(はらしま・ひろし)

1945年東京で生まれる。2009年3月に東京大学を定年退職して現在名誉教授。
東京大学では工学部に属し、ヒューマンコミュニケーション工学、つまり「人と人の間のコミュニケーションを技術の立場からサポートする」ことを専門として研究を続けてきた。また、人間の顔にも興味を持ち、1995年に「日本顔学会」を発起人代表として設立、「顔学」の構築と体系化に尽力してきた。科学と文化・芸術の融合にも関心をもち、文化庁メディア芸術祭審査委員長・アート部門審査員、グッドデザイン賞(Gマーク)審査員などもつとめた。定年後は、明治大学、立命館大学、女子美術大学で、それぞれ総合数理系、文学系、芸術系の客員教授をつとめ、2015年12月から再び東京大学に戻って、現在特任教授をつとめている。

2017.7.21
MMMレクチャー

なぜイギリスでは暮らしのなかに
アートが根付いたのか?
――“Englishness”の視点から考える

お申し込み受付中

テート・ブリテン、1897年創設

テート・ブリテンの展示

  • ウィリアム・モリス『ユートピアだより』口絵、ケルムスコット版、1892年
  • 労働者階級への教育と国内のデザイナーや製造業者への感化を目標として設立されたヴィクトリア&アルバート博物館。

画像提供:荒川裕子

日   時:
2017年7月21日(金)
18:30〜20:00(開場は18:00〜)
会   場:
東京都中央区銀座7-7-2
DNP銀座ビル3階
定   員:
50名(先着順。定員に達し次第、
締切りとさせていただきます)
講   師:
荒川裕子
(法政大学キャリアデザイン学部教授)
参加費:
1,000円(消費税込み)/名
※当日会場でお支払いただきます。

お申込み方法:
お電話でのお申し込み。MMM TEL:03-3574-2380
ご来店でもお申し込みをお受けいたします。
(受付時間:11:00〜19:00 月〜土)

イギリスがEU離脱を選択したことは、この国が大陸のヨーロッパ諸国とはやや異なる独自の存在であることを改めて印象づけました。このイギリスらしさ(Englishness)は、ヴィクトリア朝時代(1837〜1901年)にその基盤がつくられたといいます。この時期は、ロンドンのみならず、イギリス各地に美術館が創設された「ミュージアムの時代」でもありました。すべての公立美術館を無料にするという、今日まで続く伝統は、この時に始まりました。それは産業革命を支える労働者への文化政策でもあったといいます。一方、産業革命は「アーツ・アンド・クラフツ運動」の起因ともなり、そこから「生活の中の美」という考えが育まれ、広く受け継がれていきました。
アートは英国社会でどのように受け容れられ、人びとの暮らしにどのように作用して来たのでしょうか。暮らしとアートの関係や、コミュニケーションとしてのアートのあり方を、その先進国ともいえるイギリスをフィーチャーし、"Englishness"という視点を通じて探ります。

荒川裕子(あらかわ・ゆうこ)※敬称略

荒川裕子(あらかわ・ゆうこ)

法政大学キャリアデザイン学部教授。専門はイギリスを中心とする西洋近代美術史。静岡文化芸術大学文化政策学部助教授を経て2005年より現職。著作に「イギリス絵画におけるシェイクスピア」(『シェイクスピア――拡張する世界』慶應義塾大学アートセンター 2017年)、『イギリス美術叢書T ヴィジョンとファンタジー』(ありな書房 2016 年)、『ジョン・エヴァレット・ミレイ:ヴィクトリア朝 美の革新者』(東京美術 2015年)、『ロンドン アートとテクノロジー』(竹林舎 2014年)等。
また展覧会図録の学術監修に、「ターナー展」(東京都美術館・神戸市立博物館、2013年〜2014年)、 「ラファエル前派:ヴィクトリア朝の夢」(森アーツセンターギャラリー、2014年)等がある。