《魔性》
パウル・クレー・センター
©Zentrum Paul Klee c/o DNPartcom


《柵の中のワラジムシ》1940年
パウル・クレー・センター(ベルン)

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2015.7.17
MMMレクチャー:「パウル・クレー だれにも ないしょ。」展連携企画
「パウル・クレーとは?
〜日本人に愛される「秘密」を探る〜」

  • 日 時:2015年7月17日(金)18:30〜20:00(開場は18:00から)
  • 会 場:東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル3階
  • 定 員:50名(先着順。定員になり次第締め切らせていただきます。)
  • 講 師:石川潤氏(宇都宮美術館学芸員)
  • 参加費:1,000円(消費税込み)/1名
  • ※受講料は当日会場受付にてお支払いただきます。

7月5日(日)から9月6日(日)まで宇都宮美術館で開催される「パウル・クレー だれにも ないしょ。」展(その後9月19日から兵庫県立美術館へと巡回します)。
「この世で僕を捉まえることはできない。僕は死者たちのもとに、そして未だ生まれていない者たちのもとに住んでいるのだから」墓碑銘にはこう刻まれているように、スイス生まれのパウル・クレー(1879-1940)は秘密を愛した画家でした。
今回の展覧会はその「秘密」をキーワードにクレーの謎に迫ります。
近年の研究によって、作品の下塗りの部分や裏側にもうひとつ別のイメージを「埋蔵」するなど、クレーが仕掛けたひそかな暗号の秘密が明らかになりつつあると言います。
量・質ともにクレーの重要なコレクションを有するパウル・クレー・センターならびに遺族の全面的な協力を得て日本初公開31点、総点数120点の作品が展示される今回の展覧会。
この展覧会の主任学芸員として携わってきた石川さんだからこそ知るクレーの「謎」と「秘密」。「だれにもないしょの話」をMMM講座で特別にご披露いただきます。

石川潤(いしかわ じゅん)

石川潤(いしかわ じゅん)宇都宮美術館学芸員。
早稲田大学大学院文学研究科美術史専攻修了。宇都宮美術館開設準備室に着任し、開館後も学芸員として同館に勤務。現在に至る。