サロン文化の発祥地、フランスにおける朗読会の歴史は古く、今でも人々にとって身近なイベント。昨年からは「Lire en fête(読書祭)」の一環として「書物の夜(La nuit de l'ecrit)」と銘打った朗読イベントも開催され、人気を呼んでいるほどです。
文芸国フランスらしい、そんなイベントに触れていただくために、また、フランスの書物をより身近に感じていただくために開催したMMF初の朗読会。朗読する一冊に選ばれたのは、プロヴァンス生まれの画家セザンヌの人生と芸術を紐解く絵本「C comme Cézanne」です。さらに、朗読会は初めて、という方にも気軽に参加いただけるよう、「五感で感じるプロヴァンス」をテーマに、朗読以外の要素も盛り込んだ企画でしたが、会場には満員のお客様が集まって下さいました。 |