ggg×MMM連携企画「葛西薫展 NOSTALGIA
創作の断片より」

9月8日（水）～10月23日（土）

葛西薫作品の創作の魅力に迫る: 　MMMに隣接するggg（ギンザ・グラフィック・ギャラリー）では、9月8日（水）より「葛西薫展 NOSTALGIA」が開催されます。本展にあわせ、MMMでも同期間中「創作の断片より」と題した特別展を行います。
　日本を代表するアートディレクターとして知られる葛西薫さん。「サントリーウーロン茶」や「ユナイテッドアローズ」「とらや」をはじめとする広告のアートディレクションのほか、CI・サイン計画、映画・演劇のグラフィック、タイトルワーク、ブックデザインなど、広告やグラフィックデザイン界の第一線で活躍しています。
　その葛西さんが今回、gggで「NOSTALGIA」（ノスタルジア）をテーマに、新作の数々を発表します。「ノスタルジア」は一般的に「郷愁」や「過去を懐かしむ心」などと訳されますが、葛西さんは「意味のないもの、分からないものへの興味。その深層にあるもの」と解釈しています。さらにそれは定規を使うことや絵具を絞り出すことなど、手作業から生まれるものであると語っています。つまり、自身の手を通して生まれた、「創作の断片を編集する喜び」が「ノスタルジア」ということになるのでしょう。
　葛西薫作品はどのようにして誕生したのか――。MMMでは、gggで展示している作品の原画、版画などを展示し、構想から完成に至るまでの“創作の断片”をご紹介いたします。

葛西薫展グッズ

　「ノスタル爺さんとクローバー」や「Bookman (blue)」をモティーフにした缶バッジやトートバッグ、「空飛ぶイカ」のアートポスターなど、オリジナルグッズも揃います。
　コロナ禍やデジタル時代を乗り越えるヒントがたくさん込められた葛西薫の作品世界。ぜひgggの展示とあわせてMMMでもお楽しみください。