東京TDC最新デザイン年鑑
Tokyo TDC, Vol.31
The Best in International Typography & Design
東京TDC賞2020の厳選セレクション
415作品を紹介
東京タイプディレクターズクラブ(Tokyo TDC)は、1987年、「文字または言葉の視覚表現の追求」を目的として設立された団体です。そして設立から3年後の1990年からは、タイポグラフィカルなデザイン、タイポグラフィ、タイプディレクション、タイプデザインの領域を、広い解釈で審査する「東京TDC賞」も毎年開催されるようになりました。
今回、ご紹介する一冊は、東京TDC賞2020への応募2,783エントリーからセレクトされた415作品が掲載された『Tokyo TDC, Vol.31』です。作品は、ポスター、ロゴ&コーポレートステーショナリー、パッケージ、サインデザイン、フォント、ブック&エディトリアル、小型グラフィック、ブランディング、広告、映像、WEBデザイン、実験作品など多岐にわたり、ページをめくるごとに、新たな文字やデザインの世界の扉が開く楽しみを体感できます。
また、フルカラーで掲載された作品のほかに、グランプリをはじめ各賞に輝いた受賞者のコメント、ノミネート作品の解説なども収載されているので、クリエーターたちの創作の裏側やその想いも知ることができるでしょう。
「この年鑑には、文字とデザインをめぐる実践が並んでいる。それは、世界のいろいろな場所で行われている。地球儀の上に、無数の点が打たれるように。……」(序文抜粋)
東京TDC副理事長、服部一成氏による本書の序文は上記の一節から始まります。世界中が新型ウイルスとの戦いを強いられている日々のなかでも、わたしたち人間はものを生み出し続けるエネルギーや欲求にあふれ、そしてそれらを希求し続ける存在なのだということを感じさせてくれる一冊です。
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Update : 2021.3.1
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