『エルミタージュ 館内ぶらり散歩』『サンクト・ペテルスブルク、美術館、宮殿、歴史的コレクション』
エルミタージュ 館内ぶらり散歩
『エルミタージュ 館内ぶらり散歩』
著者/フミハイル・ピオトロフスキー
(国立エルミタージュ美術館館長)ほか
19×26cm/143ページ
日本語/刊行1993/2003年
サンクト・ペテルスブルク、美術館、宮殿、歴史的コレクション
『サンクト・ペテルスブルク、美術館、宮殿、
歴史的コレクション』
Saint Petersburg Museums,
Palaces and Historic Collections
15.7×15.7cm/96ページ
英語/刊行2000年
本体記載価格/12.5ユーロ
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7月6日、横浜美術館で「プーシキン美術館展 フランス絵画300年」が開幕し大きな話題を呼んでいます(9月16日まで)。そこで今月は、ロシアの美術館にちなんだ書籍を2冊、MMMライブラリからご紹介します。
 『エルミタージュ 館内ぶらり散歩』は、サンクト・ペテルスブルクのネヴァ川沿いに立つ国立エルミタージュ美術館のガイドブック。現地刊行の日本語版で、女帝エカテリーナ2世の絵画コレクションに端を発し、今では300万点にのぼる、世界最大級の規模を誇るコレクションの見どころを、200点のカラー図版で紹介しています。イタリア・ルネサンスやフランドルの名画、印象派以降のフランス絵画などの代表的な所蔵作品のほか、美術館そのものも芸術品といわれるエルミタージュらしく、内観や外観の写真も数多く掲載。また、冬宮、大・小エルミタージュ、新エルミタージュ、エルミタージュ劇場から構成されている広大な美術館を実際に訪れる際にとても便利な、フロアマップも収録されています。
 『サンクト・ペテルスブルク、美術館、宮殿、歴史的コレクション』では、そのエルミタージュ美術館やエカテリーナ宮殿はもちろん、プーシキン美術館にその名を冠されたロシアの文豪アレクサンドル・プーシキンが最晩年に住んだアパートを改装した博物館や作曲家リムスキー・コルサコフの家記念館、ドストエフスキー文学記念館など、ロシアの文芸にまつわる数多くのスポットが紹介されています。
 当初は2011年に予定されていたものの震災の影響で延期となり、2年を経て、ようやく実現したプーシキン美術館展。その開幕を機に、ロシアの歴史と文化に触れてみてはいかがでしょうか。

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