『ビューティー　クーパー・ヒューイット デザイン・トリエンナーレ』
Beauty - Cooper Hewitt Design Triennal
著者/アンドレア・リップス、エレン・ラプトン
32.5×23cm/276ページ
英語/2015年
出版社/Cooper Hewitt Publications
本体価格/50ドル
※この情報は2017年2月更新時のものです。

アメリカで唯一、デザインとデザイン史を扱う
ミュージアムで
話題のトリエンナーレを記録したカタログ。

ニューヨーク・マンハッタンの5番街。メトロポリタン美術館やグッゲンハイム美術館といった美術館が集まる“Museum Mile”の一画に建つ「クーパー・ヒューイット スミソニアン・デザインミュージアム」は、アメリカで唯一、現代のデザインとデザイン史をともに扱う博物館です。1897年、私立大学クーパー・ユニオンの一部として創立され、現在は国立スミソニアン博物館群に属しています。今月は、2016年2月から８月まで、このデザインミュージアムで開催されたトリエンナーレの公式カタログを、ご紹介します。

クーパー・ヒューイット スミソニアン・デザインミュージアムで、トリエンナーレが始まったのは2000年のこと。毎回、現代の革新的なデザインをひとつのテーマでとりあげており、今では世界的に注目を集める国際芸術展として定着をしています。

第5回目となった2016年のトリエンナーレでは、「ビューティー」をテーマに、過去3年間に「もっともエキサイティングなデザイン」約250点を展示。ファッション、グラフィック、テキスタイル、アクセサリー、家具など、幅広いジャンルの刺激的なデザインが、国内外から集められましたが、今回は日本のデザイナーも参加しました。紹介されたのは、ネイルアーティストの安田直美。レディー・ガガ、アリシア・キーズ、スティーヴン・タイラーなど、多くのセレブリティを顧客に持つトップネイルアーティストです。

図録は最近日本では姿を消しつつある大判大ボリューム。現在進行形で常に変化をし続けていくデザインの、“最先端の今”を切り取った一冊、是非、ご覧になってみてください。