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NEW BOOKS今月の新着図書
ウィーン
VIENNA
オーストリアの首都ウィーンの街並みとその歴史を息をのむような美しさで捉えた瀟洒な写真集。「王宮」や「教会建築」といった各テーマ毎に編集され、ページをめくるだけで古都ウィーンの街巡りをしている気分が味わえる。四季折々の街の様子や宮殿の姿を捉えた収録写真の数々が見事。
オーストリア応用美術館
MAK
オーストリアの首都ウィーンにある装飾芸術美術館のガイドブック。「ゴシック」、「ロココ」、「宮廷美術」、「家具」から「東洋美術」に至るまで、美術館所蔵の名品を紹介する一冊。開館時の様子や、美術館建築、また現代美術家によって実現したプロジェクトの様子など、館の歴史を知る写真も多数収録。
アウガルテン磁器博物館
Augarten Museum Porzellan
ウィーンのアウガルテン磁器工房を主体とする磁器博物館の所蔵品ガイドブック。帝政時代から現代のユーモアに溢れる作品まで、ウィーン陶磁器の世界を堪能出来る一冊。ドイツ語と英語併記による解説が楽しい。
リヒテンシュタイン美術館コレクション
Liechtenstein Museum Vienna THE COLLECTIONS
2004年の再開館を記念して出版された、リヒテンシュタイン美術館所蔵の名品を紹介する大型版ガイド。美術館の所蔵品は、神聖ローマ帝国時代よりハプスブルク家の重臣であった、リヒテンシュタイン家のプライベート・コレクションであり、世界でも有数。ルーベンス、ヴァン・ダイクをはじめとしたオールド・マスターの名画を多数収録している。
トーネット & ウィーンデザイン 1859 - 1930年
Thonet & Wien Design 1859 - 1930
木を蒸して柔らかくしてから曲げる曲木の技法を発明し、これを工場生産して椅子のデザインに応用したことで有名なトーネット社。ル・コルビュジェが愛用したことで知られるモデルは、別名コルビュジェ・チェアとも呼ばれる。トーネット社の歴史とその変遷をウィーンデザイン史とともに語る一冊。
PICK UP今月のピックアップ図書
パリ、印象派の時代
Paris au temps des impressionnistes
2011年にパリ市庁舎で開催された同名の展覧会図録。本書は、19世紀後半から20世紀前半に活動した印象派やナビ派の画家たちの作品だけではなく、当時の建築資料や年表も収録。刻々と変貌を遂げる「華の都」パリの様子を伝え、この街がもたらした豊かな芸術的所産を紹介する充実の内容。
パリ・マレ地区 「コネッサンス・デ・ザール」別冊
Le Marais, Connaissance des Arts
パリの人気観光地の一つであるマレ地区は、17世紀の邸宅が並ぶ美しい街並みで広く知られている。本書はこの地区の建造物を豊富な写真と共に紹介しながら、街の歴史を紐解く一冊。
オスマン前後のパリ右岸
Paris Rive Droite, Avant-Après Haussmann
19世紀後半にナポレオン3世の下でセーヌ県知事オスマン男爵によって行われたパリ大改造とそれに伴う都市景観の変貌を解説する。本書はパリ右岸を特集。19世紀当時と現代のパリの写真を比較できる構成となっているため、まるで2つの時代のパリを旅することができるような一冊。
オスマン前後のパリ左岸
Paris Rive Gauche, Avant-Après Haussmann
19世紀後半にナポレオン3世の下でセーヌ県知事オスマン男爵によって行われたパリ大改造とそれに伴う都市景観の変貌を解説する。本書はパリ左岸を特集。『オスマン前後のパリ右岸』と2冊1組で、パリという街全体の「むかし」と「いま」を知ることができる。
ドアノー パリ レ・アール
Doisneau Paris Les Halles
2012年にパリ市庁舎で開催された同名の展覧会図録。「パリの台所あるいはパリの胃袋」として市民の生活を支えた、レ・アール（パリ中央卸売市場）を舞台に繰り広げられる、パリジャン達の人間模様をドアノーは優しい眼差しで切り取っている。今では失われた市場の活気や当時のパリの雰囲気に触れられる一冊。
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