『ウフィツィ美術館　オフィシャルガイド』
UFFIZI Gallery The official guide all of the works
著者/グロリア・フォッシ
26.3×19.2cm/191ページ
英語/2001年
出版社/FIRENZE MUSEI/GIUNTI
本体記載価格：14.46ユーロ
※この情報は2016年1月更新時のものです。

間もなく開幕、待望の「ボッティチェリ展」！
事前学習にも役立つウフィツィ・オフィシャルガイド

今月から東京・上野の東京都美術館で開催される「ボッティチェリ展」（2016年1月16日〜4月3日）。日本とイタリアの国交樹立150周年を記念して開催されるこの展覧会は、世界各地から20点以上ものボッティチェリ作品を集め、その画業をふりかえる大回顧展です。そこで今月は、展覧会の予習にぴったりの一冊『ウフィツィ美術館　オフィシャルガイド』をご紹介いたします。

イタリア・フィレンツェのウフィツィ美術館は、MMMのライブラリでもお客様からのお問い合わせの多い美術館のひとつ。今回のボッティチェリ展に出品される《バラ園の聖母》のほか、《春》や《ヴィーナス誕生》などのボッティチェリの代表作をはじめ、ピエロ・デ・ラ・フランチェスカ、フィリッポ・リッピ、ラファエロ、レオナルド・ダ・ヴィンチと、ルネサンス美術の傑作を数多く所蔵しています。

質・量ともにイタリア最大の規模を誇るウフィツィ美術館ですが、本書はその見どころを展示室ごとに紹介した手軽なガイドブック。掲載作品がどの展示室のどの壁に展示されているかをフロアマップで指しているのが魅力です。今回日本での展覧会の目玉作品が並ぶのは、３階の第10〜14展示室。《春》や《ヴィーナス誕生》、《東方三博士の礼拝》や《マニフィカトの聖母》などがずらりと並ぶ様子が分かります。

展示作品は2,500点にのぼり、全て鑑賞するには丸一日はかかると言われるウフィツィ美術館。本書は、効率的な美術鑑賞プランを練るためにぴったりの一冊です。