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世界で唯一チベット仏教を国教とする王国ブータン(Bhoutan)の、さまざまな寺院や僧院からもたらされた100点ほどの仏教美術が集います。ブータンはヒマラヤ山脈南麓、チベットとインドの間に位置する王国で、現在までチベット仏教が生きたまま奇跡的に信仰されている地です。祭祀に使われる神聖な品々であるといった性格上、本展の展示品のほとんどは、これまでブータン国外で公開されることはありませんでした。展示作品の多くは、「タンカ」と呼ばれる布に描かれた仏画で、なかには非常に大型のものもあります。また、18〜19世紀に制作された金属の彫像や祭具なども合わせて展示され、知られざる仏教芸術の伝統と歴史的発展を、図像学の視点から辿ることができます。さらに大きな祭礼の際に僧侶が踊る仏教舞踏など、ブータンで撮影された未公開映像もご覧いただけます。
本展は、ワンチュク王(Wangchuck)の治世100年と、2008年のブータン初の憲法採択の記念展覧会でもあります。

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