『パウル・クレー・センター  ショートガイド』Zentrum Paul Klee Short Guide
『パウル・クレー・センター  ショートガイド』
『パウル・クレー・センター ショートガイド』
Zentrum Paul Klee Short Guide
編者/パウル・クレー・センター
21×13.5cm/152ページ
英語/2005年
出版社/Hatje Cantz Verlag
※この情報は2015年7月更新時のものです。
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約4,000点もの作品が集うクレーの殿堂
その見どころを紹介する公式ガイドブック

「パウル・クレー だれにも ないしょ。」
なんとも魅力的な企みを感じさせるタイトルのクレー展が、今月から栃木・宇都宮美術館で開催されます(2015年7月5日〜9月6日)。記号的なモチーフや暗示的なタイトルを組み合わせた、謎めいた作品で知られるクレーですが、今回の展覧会のテーマは、クレー作品にまつわる数々の謎を、“秘密”をキーワードに読み解こう、というもの。開幕前から多くの美術ファンの注目を集める展覧会です。

クレー展の開幕にあわせて、MMMwebサイト6月号では、ベルンのパウル・クレー・センターを特集しましたが、今月は、MMMライブラリから、パウル・クレー・センター発行の公式ガイドをご紹介します。ハンディなサイズながら、クレーの生涯と代表作、そしてパウル・クレー・センターの成り立ちが分かる、充実の内容となっています。

パウル・クレー・センターには、クレーの全作品の4割以上、約4,000点もの作品からなる世界最大のクレー・コレクションが収められています。本書では、その中から選りすぐりの作品約70点を掲載。初期の銅版画から遺作に至るまでの代表作のほか、少年時代のノートブックの余白に描かれた落書きや息子のためにつくったパペット人形など、画家であるとともに家庭人でもあったクレーのさまざまな側面を映し出す作品が、分かりやすい解説とともに紹介されています。

クレー展に行く前の予習として、ご覧になってみてはいかがでしょうか。

※上に紹介した書籍はMMMライブラリで閲覧いただけます。MMM所蔵資料データベースはこちら
Update : 2015.7.1
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