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DOCUMENTATION
所蔵資料情報

インフォメーションセンターおすすめの一冊と新着資料情報のご案内です。
ギュスターヴ・モロー美術館 MUSEE GUSTAVE MOREAU
ギュスターヴ・モロー美術館


21×28cm/127ページ
日本語/刊行:2005年
著者:ピエール=ルイ・マテュー、ジュヌヴィエーヴ・ラカンブル、 マリ=セシール・フォレスト
翻訳:隠岐由紀子、三浦順子
本体記載価格:19.5ユーロ

神話や宗教といった古典的な題材を描きながら、人間の内面に潜む感情や心のひだを、彼独自の色鮮やかな色彩で表現したギュスターヴ・モロー。本書は今年3月に改訂された、ギュスターヴ・モロー美術館の最新日本語版コレクション・アルバムです。
本書では、モローの年譜、彼独自のスタイルが形成されるまでの背景、自らの意志により本美術館が設立された経緯、また部屋ごとの詳細な紹介とその主要作品(油彩、水彩、素描)をわかりやすく解説、モロー芸術の謎と魅力をたどる最適なガイドとなっています。また、最新版では、館内で最もモロー芸術の深遠に触れる空間とされ、開館100周年を記念し2003年に初めて公開されたキャビネ・ド・レセプション(書斎を兼ねた応接間)も、愛蔵の調度品やイタリア留学時代の模写などとともに紹介されています。
もとは彼の住まいであり、死後5年後に美術館として一般公開された本美術館には、2万点もの作品が収められていますが、その内、本書も含め出版物で世に知られているのは7千点ほど。豊富な館内写真を通じて、美術館の一部屋一部屋を分け入りながら、モロー芸術の全貌に触れたくなる1冊です。モロー作品を所蔵している世界各国の主要な美術館リストも付記しています。

インフォメーションセンター新着資料
言語   タイトル    タイトル訳   発行   発行年  内容
フランス語 Le Potager du roi
太陽王の菜園
太陽王の菜園
Gallimard 2005 太陽王ルイ14世自身が手掛けたヴェルサイユ宮殿の隣に位置する菜園を、各月ごとに美しいイラストで綴った絵本。ルイ14世はイチジクとグリンピースが大好物だったこと、中央の泉水を囲むように16分割された菜園の周りには29の庭があったこと、ここで栽培された野菜や果物が王の食卓に並んだことなど、楽しいエピソードが生き生きと描かれている。
フランス語 Musée des Beaux-Arts de Rouen, Les impressionnistes
ルーアン市立美術館、印象派
ルーアン市立美術館、印象派
RMN 2003 1909年に開館し、16世紀以降のフランス、フランドル、イタリア絵画を所蔵する本美術館のうち、印象派作品に焦点を当てた図録。特にモネの代表作「ルーアンの大聖堂」を含め、ルーアンの実業家であり熱烈な芸術保護者であったフランソワ・ドゥポーは、印象派の国際的潮流を広く認知してもらうため、本美術館に作品を寄贈した。ピサロ、モネ、シスレーなど多くの画家がこの地で活動し、なかでもシスレーは最もルーアンに魅せられ、師匠モネの画風と似た作品を制作している。
日本語 Joan Miro, comme un vol d'oiseau
ジョアン・ミロ 翔び立つ鳥のように
ジョアン・ミロ 翔び立つ鳥のように
メルシャン軽井沢美術館 2005 マーグ財団が所蔵するミロのコレクションの中から、絵画・彫刻・デッサンなど60点を紹介する展覧会の図録。彼の円熟期となる1960年代半ばから70年代に制作された作品で、晩年を前に天性の創造力と色彩感覚、それまで培われた哲学に従いながらも、更なる展開をみせたミロの世界に浸れる一冊。
日本語 Great Masters of Impressionism
ポーラ美術館の印象派
ポーラ美術館の印象派
財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館 2005 本美術館所蔵作品約9500点のうち、フランス印象派の作品をその芸術家達の交流に焦点を当て構成した展覧会の図録。マネ、モネ、セザンヌ、ルノワール、ドガ、トゥールーズ=ロートレック、ロダン、ゴーギャン、ゴッホ、ピサロ、スーラ、シニャックの絵画・彫刻・版画約90点を通して印象派の時代をより詳しく探る。
その他の言語 The Big Picture Paintings in Paris
パリにある主要絵画作品
パリにある主要絵画作品
Pompidou, Louvre, Orsay 2002 パリの3大美術館であるルーヴル美術館、オルセー美術館、ポンピドーセンターの主要絵画240点を一冊にまとめて紹介した本。絵画初心者向けに書かれており、時代・国を超えて作品を比較対照している。また画家別略歴や芸術上の運動・流行も掲載している。
その他の言語 The Quimper Musée des Beaux Arts
カンペール美術館
カンペール美術館
Beaux-Arts Magazine 2001 ブルターニュ地方にあるカンペール美術館の英語版カタログ。美術館の歴史から始まり、17〜18世紀のフラマン・ドイツ絵画、イタリア・スペイン絵画、フランス絵画、デッサン、ブルターニュ風景画、ポン・ダヴェン派、地元出身の詩人・画家であるマックス・ジャコブの作品を紹介。
その他の言語 Quimper Pottery
カンペール陶器
カンペール陶器
Coop Breizh 2004 300年以上もの歴史を持つカンペール陶器を紹介したハンディタイプの小冊子。カンペール陶器の歴史、技術、工房、職人、様式について、イラストをふんだんに用いながら解説。カンペール市のロックマリアにある陶器博物館も紹介。
その他の言語 The way to present the gardens of Versailles
ヴェルサイユの庭園
ヴェルサイユの庭園
RMN 1992 ルイ14世自身が手掛けたヴェルサイユ宮殿の庭園を紹介。ヴェルサイユ宮殿美術館主任学芸員による解説付きで、見所25箇所とその歴史を地図とイラストを用いて展開。この庭園を見学する方に向けて書かれた一冊。(MMFはフランス語版も所蔵しています。)

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