博物館と 植物園の歴史
進化の 大ギャラリー
古生物学と比較 解剖学のギャラリー
鉱物学と地質学のギャラリー 植物園の歴史展示室
絶滅危惧種や絶滅動物なども陳列 種の歴史を辿る「進化の大ギャラリー」
▲「進化の大ギャラリー」のファサード。
© MNHN/ Service audiovisuel
 いくつかのギャラリーを併設する自然史博物館のなかでも、見逃せないのが生物の進化について学べる「進化の大ギャラリー(Grande Galerie de l'évolution)」です。その前身となったのが、動物学のギャラリー(Galerie zoologique)。パリの街にエッフェル塔が完成した数ヵ月後の1889年7月に開館しました。1991年には、これを改装し「進化」というテーマで新しい動物学のギャラリーをつくる計画が持ち上がりました。これが、現在の「進化の大ギャラリー」です。

▲「進化の大ギャラリー」の展示の様子。
© MNHN/P. Lafaite
▲「絶滅危機動物と絶滅動物の部屋」。
© MNHN/ L. Bessol

▲深海生物を紹介する展示。
Photo L. Bessol, © MNHN
 コレクションは、中央の展示室だけで3000種、全体で7000種にものぼります。これらが、縦55m、横25m、高さ30mのスペースに展示されています。常設展示は全体で6000m2にわたり、中央のギャラリーのほか、上階と中階のバルコニーにも展示されています。また「絶滅危機動物と絶滅動物の部屋」(ここには250種の馴化した動物のコレクションを集めています)、そして「発見の部屋」にも補足的な展示がされています。
 見事に修復された動物の群れが、決然と前に進んでいくかのような姿で展示されています。それは、40億年前の生命の誕生以来の「種の変化の歴史」を再現し、地球上に住む種の多様性を表しているのです。解説は、映像で観ることもできますし、展示スペースに設置してあるマルチメディアを用いて、インタラクティヴなプログラムを閲覧することもできます。
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博物館と 植物園の歴史
進化の 大ギャラリー
古生物学と比較 解剖学のギャラリー
博物館と 植物園の歴史
▲進化の大ギャラリーと植物園
© MNHN/ O. Borderie
進化の大ギャラリー
  • 所在地
    Jardin des Plantes 36, rue Geoffroy Saint Hilaire 75005 Paris
  • Tel
    +33(0)1 40 79 54 79 / 56 01
    +33(0)1 40 79 30 00(音声ガイダンス)
    +33(0) 40 79 36 00(グループ見学予約)
  • Fax
    +33(0)1 40 79 54 48
  • E-mail
    valhuber@mnhn.fr
  • 開館時間
    10:00~18:00
  • 休館日
    火曜日、5月1日
  • 入館料
    <通常料金>
    ・一般:8ユーロ
    ・割引料金(大家族、4〜13才までの子供、学校以外の10名以上のグループ:6ユーロ
    *植物園の1ヵ所の博物館に通常料金で入場すると、ほかの博物館は割引料金で入場可。(有効期限3ヶ月)
    *4歳以下、障害者とその付き添いの方は無料。
    <植物園2日パス>
    植物園の4ヵ所の有料博物館にアクセスできるチケット20ユーロ(割引15ユーロ)。
    水〜日に販売。
  • 開催中の展覧会
    「鯨、その驚くべき世界 Incroyables Cétacés!」
    2008.6.11-2009.5.25
© Joe Bunni www.joebunni.com / www.sosoceans.com
巨大な鯨の骨格模型とともに、鯨の生態や捕鯨の歴史などさまざまな視点から鯨の驚くべき世界を紹介する。
MMFで出会える自然史博物館
  • MMFのB1Fインフォメーション・センターでは、自然史博物館のアルバムや現在開催中の『王の植物図譜』展のカタログを閲覧いただけます。
MMFで出会える自然史博物館
  • 自然史博物館で開催中の『王の植物図譜』にちなみ、以下の記事を掲載中です。
<MMFのライブラリーから>
 フランスから届いたばかりの同展のカタログを紹介しています。
<今月のカルコグラフィー>
 ルーヴル所蔵の原版を用いて刷られた『王の植物』の魅力を紹介しています。

*情報はMMMwebサイト更新時のものです。予告なく変更となる場合がございます。詳細は観光局ホームページ等でご確認いただくか、MMMにご来館の上おたずねください。

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