「猪の間」をご覧になったら、お隣の小さな部屋「ディアナの間」へお通りになって。一歩足を踏み入れると、なぜか奇妙な感覚が……そこで、天井を見上げると、絨毯のごとく敷き詰められた羽毛のあいだから、何羽ものふくろうが浮かび上がり、まるで人間のような目をしてこちらを見ているではありませんか!これはアントワープの現代芸術家、ヤン・ファーブルの作品です。イザベル・ド・ハブスブルグ(1566-1633)の注文で作られたピーテル・ポール・ルーベンス(1577-1640)とヤン・ブリューゲル・ド・ヴェルール(1568-1625)の2枚の絵もお忘れなく。狩りの女神ディアナの神話をモチーフにしたもので、猟犬の群れが描かれています。 |
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▲「ディアナの間」にある現代芸術家ヤン・ファーブルの作品。
©Musée de la Chasse et de la Nature /photo E. Le Marchand |
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