メイン会場のシュークリエールにはびっしりと展示作品が並んでいます。トーマス・サラセノ(Tomas Saraceno)の水中生物のような作品群、チャールズ・アヴェリー(Charles Avery)のカラフルな内部の小部屋、クリスチャン・ホルスタッド(Christian Holstad)の派手なインスタレーションなどがあります。また防空壕の中でブラスバンドが楽器を吹き鳴らしているジェニファー・アロラとギレルモ・カルザディア(Jennifer Allora & Guillermo Calzdilla)の《クラモール》は決して楽しいシチュエーションではないにしろ、どこかユーモラスな味わいがあり、オマール・アリ・カズマ(Omar Ali Kazma)の陶器製造、時計修理、脳外科手術の映像を同時に3つ流すという試みも、相互に関連性を感じて見入ってしまうものでした。
▲トーマス・サラセノ《フライング・ガーデン/エアポート・/60SW》/ Tomas Saraceno copyright >>