▲《犬形蒔絵合子と机形台》
©RMN - ©Hervé Lewandowski/distributed by DNPAC
ヴェルサイユを舞台に華やかな宮廷生活を繰り広げたマリー=アントワネット。宝飾品はもちろん、家具調度にいたるまで、繊細で手の込んだ細工が施されたものを好んだ彼女が、とりわけ深い愛着を寄せたのが日本の漆器でした。彼女は、オーストリア王妃の母マリア=テレジアから譲り受けた漆器類を中心とする、素晴らしい日本の漆器コレクションを有していました。母から贈られた漆器コレクションをきっかけに、マリー=アントワネットの漆器愛好熱は高まり、やがて王妃自身のコレクションも増えていきました。
そして、金箔を貼った王妃のキャビネットには、アンシャン・レジーム期のもっとも美しい漆器コレクションが並ぶことになりました。
1789年10月、フランス革命の最中、ヴェルサイユを離れるマリー=アントワネットは、自らの愛する漆器類の散逸を避けるために、その大部分を高級美術商ダゲールに委託。そして、彼女の死後、共和国政府に返還されたコレクションが、現在、ルーヴル、ギメ、そしてヴェルサイユ宮殿の3つの美術館に保存されています。ヴェルサイユ宮殿美術館で、通常、マリー=アントワネットの漆器コレクションが飾られているのは、正殿にある<王妃のアパルトマンの控え室>。ガイド付き見学でのみ、鑑賞することができます。
▲《ひねり文型蒔絵箱》
©RMN - ©Hervé Lewandowski/distributed by DNPAC
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所在地
Château de Versailles,
78008 Versailles
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URL
http://www.chateauversailles.fr/
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開館時間
<11月1日〜3月31日>
9 :00〜17 :30(最終入館時間17 :00)
<4月1日〜10月31日>
9 :00〜18 :30(最終入館時間18 :00)
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休館日
月曜日、祝日の一部、公式行事開催日
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入館料
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3月10日-11月19日/18歳以上:
13.5ユーロ、割引:10ユーロ
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11月20日-3月9日/18歳以上:
15ユーロ、割引:11ユーロ
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18歳以下及び入館料免除対象者は無料
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マリー=アントワネットの漆器コレクションは、通常、ガイド付き見学でのみ見学可。但し、展覧会などのために貸し出されている場合もあるので事前に確認してください。
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MMFインフォメーション・センターでは、マリー=アントワネットの漆器コレクションのカタログや、漆器コレクションの一部が公開されたグラン・パレ・ナショナルギャラリーの特別展「マリー=アントワネット」(2008.3.15-6.8)のカタログを閲覧いただけます。
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マリー=アントワネット
や
ヴェルサイユ宮殿
に関連する記事をアーカイヴとして保存しています。是非、ご覧ください。
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