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  04.フランスで出会う日本の美
ケ・ブランリ美術館
▲ジル・クレモン設計の庭越しに見る美術館。
©musée du quai Branly, photo Nicolas Borel
 2006年6月、世界からの注目を集めてオープンしたケ・ブランリ美術館。ヨーロッパ文明とは異なる文明や少数民族の文化を紹介するこの美術館も、今やパリの美術スポットとして確固たる地位を獲得しています。
 ケ・ブランリ美術館が所蔵する日本関連のコレクションはおよそ3000点を数えます。そのコレクションは多岐に渡り、人形や武具、役者絵などの版画、能面のコレクション、印籠や根付、版画など、日本の民芸品を網羅しています。
なかでも注目したいのが、型紙染色や漆塗り、人形制作、製紙などの技術工芸に関するコレクション。実際の作品とともにその技術に関する資料が保存されています。コレクションの1割がテキスタイルと道具類に充てられていますが、テキスタイルのコレクションのなかで、とりわけ興味深いのは、1930年に蒐集された約60点の着物です。そのうち一部は1937年の万国博覧会の際、日本館に展示されたものです。北海道やサハリンのアイヌ民族の衣服や道具などもあります。
 
▲生地の染色に用いられる和紙型紙。何枚かの和紙を柿の渋で張り合わせて作られる。
© musée du quai Branly, photo Patrick Gries/Benoît Jeanneton
▲狂言で用いられるひょっとこの面。
© musée du quai Branly, photo Sandrine Expilly
Informations pratiques
所在地
37, quai Branly - portail Debilly 75007 Paris
URL
http://www.quaibranly.fr/
開館時間
<火・水・日曜日>
11:00-19:00
<木・金・土曜日>
11:00-21:00
休館日
月曜日
MMFで出会える ケ・ブランリ美術館
MMFwebサイトでは、「特集」(2006年8月号)でケ・ブランリ美術館をご紹介いたしました。
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*情報はMMMwebサイト更新時のものです。予告なく変更となる場合がございます。詳細は観光局ホームページ等でご確認いただくか、MMMにご来館の上おたずねください。