パリ近郊の中世の街1:2千年の歴史が香る街、サンリス

サンリス 2千年の歴史散策

狩猟博物館やスパイ博物館といった個性豊かな美術館・博物館をはじめ、宮殿遺跡やノートルダム聖堂など、中世の街サンリスの見どころをインタラクティブマップでご紹介します。

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1.ガロ=ロマン時代の城壁 Muraille gallo-romaine

サンリスの随所にその痕跡を残しているガロ=ロマン時代の城壁と塔。城壁の遺跡に増築しながら中世の石造りの建築が建てられている。

2.宮殿遺跡と庭園 Parc du palais royal

ガロ=ロマン時代の城壁を背にした宮殿の遺跡はルイ6世の時代に再建されたもの。987年にユーグ・カペーが国王に選出された場所と伝えられる。庭園の敷地内にはルイ9世によって1262年に建てられたサン=モーリス小修道院がある。

3.狩猟博物館 Musee de la Venerie

猟犬を連れ騎乗で行う狩猟をテーマとした博物館。狩猟服や獲物の首の剥製などのハンティング・トロフィー(狩猟戦利品)、狩を描いた絵画やデッサンなど、狩猟に関する豊富な資料を展示。シャンティイ、アラット、エルムノンヴィル(Ermenonville)と、猟場としての歴史を持つ3つの森に囲まれたサンリスならではのミュゼ。

4.スパイ博物館 Musee des Spahis

1830年よりフランス軍の一部として存在した北アフリカの騎兵隊「スパイ」を記念して設立された博物館。サンリス近郊の森には20世紀に延べ30年の間、スパイの駐屯地が存在していた。独特の制服のコレクションなど、ほかでは見られない珍しい展示。

5.ノートルダム聖堂 Cathedrale Notre-Dame

12世紀から16世紀にかけて建てられたゴシック様式の聖堂。西側のファサードと建物の後陣は初期ゴシック、南側の塔の尖塔部分はレイヨナン式、南側のファサードはフランボワイヤン式と、聖堂の増改築の歴史にゴシック様式の変遷が見て取れる。

6.美術・考古学博物館 Musée d'Art et d'Archéologie

7.サン=フランブール礼拝堂 Chapelle royale Saint-Frambourg

993年頃にユーグ・カペーの妻アデライード王妃によって建てられた礼拝堂。毎月最終土曜日に一般公開されるほか、コンサートなどに利用されている。

8.サン=ピエール教会 Eglise Saint-Pierre

フランス革命以前のサンリスで最も規模の大きい小教区の教会。プレ・ロマネスク様式の建築で、何度も改造を重ねながら11世紀から17世紀にかけて建てられた。

Update:2013.3.1 文・写真:増田葉子(Yoko Masuda)
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