
1789年にフランス革命が勃発すると、混乱の中、パッシー・ミニミ会修道院の修道士たちはパリから逃げ出しました。放置された修道院は、1811年に取り壊されることになります。その後、修道院のワインセラーは、1889年のパリ万博を記念して建設されたエッフェル塔の中にあったレストラン「エッフェル塔」(Restaurant de la Tour Eiffel)のオーナー、ピニャール(Pignard)氏が買い取ります。そして彼はワインセラーの跡地に、看板を出さない会員制のアートギャラリーをオープンしたのです。主に当時最新のアート作品を展示していたといわれています。

その後、1984年にフランス王位執事協会(Conseil d'Échansons de France)がこの地下室を買い取りました。フランス王位執事とは、その昔、国王がワインを飲む際に毒味をする人々のことでした。現在のフランス王位執事協会は、約300人のソムリエ、ワイン愛好家、レストラン業界に勤務する人々で構成され、ワインの伝統を守り、ワイン製造者を保護するために創設されました。その活動の一環として同年にワイン博物館をオープンし、ブドウ栽培やワイン製造にまつわる歴史から、さまざまな時代に使用された道具などを展示し、ワインの奥深い世界を紹介しています。

© Musée du Vin Paris
- 所在地
Rue des Eaux - 5 Square Charles Dickens 75016 Paris - Tel
+33 (0)1 45 25 63 26 - E-mail
info@museeduvinparis.com - URL
http://www.museeduvinparis.com/ - 開館時間
10:00-18:00
*レストランは博物館開館日の
12:00-15:00 - 休館日
月曜日 - 入館料
一般:
11.9ユーロ(日本語オーディオガイド+グラスワイン1杯付き)
割引料金:
9.9ユーロ(日本語オーディオガイド付き) - アクセス
地下鉄6番線パッシー(Passy)駅より徒歩。
12/6(月)18:30-20:00
12/13(月)18:30-20:00
銀座にて『シャンパーニュの歴史とアート、そしてワイン』を開催!お申込み受付中。
- インフォメーション・センターでは、パリ・ワイン博物館のガイドやパンフレット(日本語)などを閲覧いただけます。

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