©Jean-Claude Carbone
古代から温泉の沸く地として知られ、15世紀には芸術と学問の都として繁栄した町エックス・アン・プロヴァンス。町には17、18世紀の優雅な屋敷が立ち並び、プラタナスの並木が“プロヴァンスでもっとも美しい通り”といわれるミラボー通りを軽やかに彩ります。
現在エックスでは、この地で生まれた画家、セザンヌの没後100年を記念した「セザンヌ2006」が開催中。9月17日までグラネ美術館で開かれている「プロヴァンスのセザンヌ」展をはじめ、画家にちなんださまざまな展覧会やイベントでセザンヌ一色に染まるエックス市内には、画家ゆかりの場所も多く点在します。
「エックスで生まれた者は、それ以上の場所を発見できなくなってしまう」と知人への手紙で語ったセザンヌ。今回、MMFはこの町に残るセザンヌの足跡や、多くのモチーフを見出したジャズ・ド・ブッファン、ローヴのアトリエを訪ねてみました。そこでは、愛する故郷で自らの芸術を創出するためにまい進した、画家の面影に出会うことができました。
セザンヌの足跡を記したエックスの市街マップとともに、ジャズ・ド・ブッファン、ローヴのアトリエのレポートをご紹介します。
©Yoko Machida
Photo de Gertrud Osthaus
©Bildarchiv Foto Marburg
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セザンヌ没後100周年の節目にあたる今年、セザンヌの故郷プロヴァンスでは、その功績を讃える大事業「セザンヌ2006」が開催中です。これを機に、ぜひプロヴァンスの地を訪ねてみてください。
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「セザンヌ2006」
主な展覧会・イベントカレンダー
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「プロヴァンスのセザンヌ」展の公式カタログをはじめ、セザンヌ2006のイベントプログラムなどをB1Fインフォメーション・センターにて閲覧いただけます。
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ブティックでは、セザンヌにちなんだ商品をご用意しております。
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本サイトは、これまでにもセザンヌ2006に関する記事を掲載しています。
2006年6月「プロヴァンスのセザンヌ展」コミッショナー グラネ美術館館長インタビュー
2006年2月「セザンヌ2006」開催を機に画家の魅力を知る。
2005年12月「セザンヌ2006」が開幕します。
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フランス南東部,ブーシュ・デュ・ローヌ県の古都。ローマ時代から温泉地として栄え、多くの泉が湧くことから「泉の都」とも呼ばれます。
交通
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空路
パリのシャルル・ド・ゴール空港からマルセイユ・プロヴァンス空港まで約1時間。市街までバスで約30分。
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鉄道
パリのリヨン駅からTGV南東線でエックス・アン・プロヴァンスTGV駅まで約4時間。さらに市内まではシャトルバスで約20分。
マルセイユのサン・シャルル駅から在来線でエックス・アン・プロヴァンス・ヴィル 駅まで約40分。
詳しくは
フランス政府開発機構
まで
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