毎年6月上旬、フランスでは「庭園で会いましょう(Rendez-vous aux jardins)」
と銘打って、全国の公園や庭園で、展覧会や専門家の公演、コンサートなどが
開かれる恒例のイベントが催されます。今年の開催日は6月5、6、7日。
ガーデニングファンをはじめ、多くの人々が心待ちにしている3日間です。
そこで今月は、これまでにMMFwebサイトで紹介してきた数多の美術館から、
庭園の美しい美術館を厳選して、特集します。
と銘打って、全国の公園や庭園で、展覧会や専門家の公演、コンサートなどが
開かれる恒例のイベントが催されます。今年の開催日は6月5、6、7日。
ガーデニングファンをはじめ、多くの人々が心待ちにしている3日間です。
そこで今月は、これまでにMMFwebサイトで紹介してきた数多の美術館から、
庭園の美しい美術館を厳選して、特集します。


© Lina NAKAZAWA
ひとくちに美術館の庭園といっても、そのスタイルはさまざま。
<フランス式庭園>を楽しむなら、「ヴェルサイユ宮殿美術館」へ。<フランス式庭園>とは、17世紀の造園家ル・ノートル(André Le Nôtre)が完成させた、幾何学的で整然とした様式の庭のことで、ヴェルサイユ宮殿の庭園は、まさにその集大成です。なかでも<マリー=アントワネットの離宮>では、フランス式庭園のほか、自然の姿をいかした、<イギリス式庭園>も楽しめます。ノルマンディー地方の田舎を再現した<王妃の村里>も、訪ねてみたい場所です。
また、時代を遡って、中世の庭園を鑑賞するなら、パリの「クリュニー中世美術館」へ。そして、フランスにいながらにして、日本庭園の美を満喫できるのが、「アルベール・カーン美術館」です。人類の平和のために人生を捧げ、日本の美術をこよなく愛した実業家カーン(Albert Kahn)の想いを宿すこの場所は、現在はパリ市民の憩いの場となっています。
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![]() © Andreas Licht |
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「ヴェルサイユ ポッドキャスト」をiPodに保存して現地を訪れれば、ヴェルサイユ宮殿の庭園や<マリー=アントワネットの離宮>を日本語の音声ガイドでより楽しむことができます。ぜひご活用ください。


© Tous droits réservés
Musée des Impressionnismes Giverny
(Photo Jacques Faujour)
パリの「ロダン美術館」や「ザッキン美術館」は、緑溢れる庭園と彫刻との競演が楽しめるミュゼです。また、パリ郊外の「モーリス・ドニ美術館」では、ナビ派の巨匠ドニ自らが作庭した3つの異なるタイプの庭園をめぐることができます。南仏へ足を伸ばせば、「ルノワール美術館」や「セザンヌのアトリエ」でも、芸術家ゆかりの庭園を鑑賞できます。
![]() © G.VAHE / Fondation Claude Monet |
![]() © Musée Rodin |
![]() ©A.de Montalembert |
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© Droits réservés
「庭園で会いましょう」Rendez-vous aux jardins
開催日:2009年6月5、6、7日
毎年6月の第一週にフランス文化省が開催するイベントで、全国の公園でさまざまなイベントが催されます。今年はおよそ2000の公園が参加。通常は入ることのできない場所が公開されるのも魅力です。
開催日:2009年6月5、6、7日
毎年6月の第一週にフランス文化省が開催するイベントで、全国の公園でさまざまなイベントが催されます。今年はおよそ2000の公園が参加。通常は入ることのできない場所が公開されるのも魅力です。

©Jean-Baptiste Leroux / Institut de France
「バラ祭」Journée de la Rose
開催日:2009年6月12、13、14日
毎年6月上旬、パリの北40kmに位置する「シャアリ修道院」で開催されるバラの祭典。趣きある修道院の庭に咲き乱れる、さまざまな種類のバラが楽しめます。
開催日:2009年6月12、13、14日
毎年6月上旬、パリの北40kmに位置する「シャアリ修道院」で開催されるバラの祭典。趣きある修道院の庭に咲き乱れる、さまざまな種類のバラが楽しめます。

*情報はMMMwebサイト更新時のものです。予告なく変更となる場合がございます。詳細は観光局ホームページ等でご確認いただくか、MMMにご来館の上おたずねください。