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ブレガンソン城塞マダムの連載の一部(10館)が本になりました。 バックナンバーを読む
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親愛なる日本の皆さまへ

今夏、コート・ダジュールへヴァカンスに行かれるご予定で、王の邸宅や大統領官邸にご興味がおありの方には、ブレガンソン城塞をおすすめします。オランド大統領(1954-)の取り決めによって、2014年6月から一般公開されたこの城塞はフランス人にはよく知られた存在。なぜならここは、第五共和政下の1968年1月、ド・ゴール将軍(1890-1970)がここを官邸と定めて以来、大統領の夏の官邸として使われている場所なのです。

入場は厳しく制限されていますので(大統領官邸ですから仕方ありません!)、見学には少し準備が必要です。ボルム=レ=ミモザ観光局のインターネットサイトで、事前にガイド付き見学を予約なさってください。

ブレガンソン城塞は、ボルム=レ=ミモザという花を想起させる名前を冠した美しい村にあります。ボルム=レ=ミモザはロゼワインと豊かな自然で知られています。海に向かって続く丘の斜面に家々が軒を連ねるプロヴァンスらしい村で、「イル・ドール(金の島々)」を望むすばらしい景色が広がります。イル・ドールは3つの島から成ります。そのうちのふたつは自然環境保全地域に指定されていますが、もうひとつのポルクロル島はとても評判のいい保養地ですばらしい場所です。ブドウや松の木立が続く曲がりくねった道を通ってボルム=レ=ミモザの村を出ると、古い漁師村カバソンの小集落と、目の細かな砂の美しい浜辺に出ます。この砂浜はあらゆる開発から保護されているのです。

この場所から、35mの高さの岩山の上に威風堂々とそびえ立つブレガンソン城塞を望むことができます。ここからは、鉄柵門の向こうに待つガイドと小さなバスが見学者を城塞の入り口まで運んでいってくれます。

ルクセンブルク大公国の領地に走る小道が城塞の足下の防波堤まで続いています。小道の両側には金格子が立てられており、一般の立ち入りは禁止。それ以外の方法で城塞に入るには、沿岸の壮麗な眺望とこの場所の美しさを堪能しながら、がんばって岩山をよじ登るしかありません。

Update : 2015.6.1

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