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マルモッタン美術館
> モネ《睡蓮》1916-1919年
ミシェル・モネ遺贈/マルモッタン美術館、パリ
1883年、モネはかねてから夢見ていた安息の地を見つけます。ノルマンディー地方の小村、ジヴェルニーです。桃色の漆喰塗りの家から、画家は飽くことなく、それ自体が“彼の最高傑作”である幻想的な庭へと制作に出かけます。1893年、モネは「水の庭」を整備します。花や柳の影にふちどられた大きな池。池には睡蓮が浮かび、色彩を添えています。モネが何度も倦まずに描いたモチーフです。「年老いた私の手には負えませんが、それでも自分が感じているものを何とか表現したいのです」。
モネは最期の日までこの主題に取り組み、ついには250点を越す連作となったのです。
マルモッタン美術館職員
キャロリン ジュネ=ボンドヴィル
翻訳:阿部明日香(Asuka ABE)
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