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グラン・パレ・ナショナル・ギャラリー
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パリ

グラン・パレ・ナショナル・ギャラリー Galeries nationales du Grand Palais

会期 展覧会名 内容
2017.9.21-
2018.1.29
Irving Penn
アーヴィング・ペン
20世紀最大の写真家の一人と称されるアーヴィング・ペン。モデルとの信頼関係が如実に現れた彼のポートレート作品には、パブロ・ピカソ、イヴ・サンローラン、オードリー・ヘップバーン、アルフレッド・ヒッチコックなどの著名人が名を連ねる。ペンの生誕100年を記念し、メトロポリタン美術館とグラン・パレ・ナショナル・ギャラリーとの共同で開催される回顧展。
2017.3.22-
2017.7.31
Rodin L'exposition du centenaire
ロダン 没後100周年
「偶然」の要素の介入、アッサンブラージュやコラージュなどの斬新な技法、または作品を「未完」にするといった革新的な試みで、マティス、ブラック、ピカソらに先駆けた近代彫刻の父、オーギュスト・ロダン。ブールデル、クローデル、ブランクーシ、ピカソなど、同時代の作家の作品を同時展示しながら、改めてこの大彫刻家の業績にスポットを当てる没後100周年記念展。
2017.3.15-
2017.7.24
Jardins
庭園
人間は自然をどのように見て、考えて、捉えるのか。庭園はその仕方を説明するものである。洋の東西そして時代を問わず、庭園は「世界を映す鏡」であり、特にルネサンス以降、総合芸術の一つとみなされてきた。本展は、この「庭園」にまつわる絵画や彫刻、写真に加えてデッサンやインスタレーションを並べ、6世紀にわたる「庭園芸術」の真髄に迫る。デューラーやダヴィッド、モネ、セザンヌ、ピカソそして現代の作家たちの作品を、鑑賞者は「庭師の散歩道」を巡るように楽しむことができる展覧会。
2017.3.29-
2017.6.5
Des grands Moghols aux Maharajahs
偉大な王たちとムガル帝国
ムガル帝国から今日に至るまで、インド宝飾の世界を展覧する約230点の王族コレクションを展示。ダイヤモンドほか、貴石をふんだんにあしらった煌びやかな装飾品や贅を尽くした品々を通じて、5世紀に及ぶインドの宝飾史に迫る。RMN、ギメ美術館およびメゾン・カルティエの共同開催。
2016.10.5-
2017.1.23
Mexique. 1900 – 1950 Diego Rivera, Frida Kahlo, José Clemente Orozco...
メキシコ 1900-1950年 ディエゴ・リベラ、フリーダ・カーロ、ホセ・クレメンテ・オロスコ...
ディエゴ・リベラ、フリーダ・カーロ、ホセ・クレメンテ・オロスコなど、強烈な個性を持つメキシコの作家たちとその作品にスポットを当て、メキシコの国家的、文化的アイデンティティの発展を探る。フランスでは1953年以来となるメキシコ芸術をテーマにした大規模な展覧会。
2016.9.28-
2017.1.15
Hergé
エルジェ
エルジェの名前で知られるベルギーの漫画家ジョルジュ・レミの創作の軌跡をたどる展覧会。おもに『タンタンの冒険』で知られるエルジェは「ヨーロッパ漫画の父」として、20世紀を代表する漫画家の一人であり、その作品は約100の言語に翻訳され、現在もなお世界中の人々に親しまれている。本展はエルジェの創り出した物語世界の裏側までをも解き明かす好機と言えよう。
2016.3.2-
2016.7.4
Carambolages
連鎖反応
本展は、時代やジャンルの枠組みを超え、形や根底に通ずる精神が似ていることを基準に選ばれた150点余りの作品を展示。フランソワ・ブシェからジャコメッティ、レンブラント、マン・レイ、アネット・メサジェまで、越境しつつ創作の歴史を振り返り、作品に現れた我々の集合意識的イメージに迫る展覧会。
2015.10.7-
2016.2.29
Picasso.mania
ピカソマニア
ピカソを主題に、1960年代以降から現代のアーティストまでの作品を取り上げたテーマ展。本展は、デビッド・ホックニー、ジャスパー・ジョーンズ、ロイ・リキテンシュタイン、ウォーホル、バスキア、ジェフ・クーンズなど、現代を彩る作家たちの作品の中に息づく「ピカソ」を展覧。同時に、『アヴィニョンの娘たち』や『ゲルニカ』といった、ピカソを象徴する重要な作品たちが神話化していくその過程にも迫る。
2015.12.4-
2016.2.21
Volez, Voguez, Voyagez - Louis Vuitton
飛べ、漕げ、旅に出よ!− ルイ・ヴィトン
グラン・パレにて開催されるルイ・ヴィトンの回顧展。創立者たちの横顔、そして明日のルイ・ヴィトンを担う人々の姿を通じて、1854年から今日までのメゾンの歩みをたどる。本展開催地グラン・パレは、1900年当時のパリ万博の会場である。当時「革製品と旅行の品々」部門の中核を担ったルイ・ヴィトンが、その歩みを振り返るに相応しい会場となった。9つの章立てから成る本展では、伝統的な旅行鞄から現代の最新モデルまで、メゾンの根底を流れるエスプリに迫る。
2015.11.14-
2016.2.15
Lucien Clergue
ルシアン・クレルグ
1953年にパブロ・ピカソを撮影し、そのキャリアを歩み始めた、フランスの写真家ルシアン・クレルグ。毎年夏に開催されるアルル国際写真展の創設者の一人である彼は、長年にわたる功績が認められ、2006年、写真家として初めてフランス学士院美術アカデミーの会員に選出された。本展は、彼の代表作を並べて、その作品と生涯に光を当てる。
2015.9.23-
2016.1.11
Élisabeth Louise Vigée Le Brun
エリザベト・ルイーズ・ヴィジェ・ルブラン
18世紀フランスの画家、エリザベト・ルイーズ・ヴィジェ・ルブランの作品およそ130点を紹介する、フランスでは初めての展覧会。同時代のグルーズやカンタン・ド・ラ・トゥールらと肩を並べて、肖像画家として活躍したヴィジェ・ルブランは、フランス王妃マリー=アントワネットの公式画家になり、広くその名が知られた。フランス革命前後の激動の時代を生きた一人の画家の作品と生涯を振り返る。2016年にはニューヨークとカナダのオタワを巡回予定。
2015.4.1-
2015.8.3
Jean Paul Gaultier
ジャン・ポール・ゴルチエ
1970年から2013年までにオートクチュールとプレタポルテで制作された、ジャン・ポール・ゴルチエの未発表作品を中心に紹介する。クロッキーや舞台衣装、映像資料なども多数出品され、10章構成で、フランス・モード界を代表するクチュリエの実像に迫る試み。
2015.3.25-
2015.7.13
Velázquez
ベラスケス
スペイン絵画黄金時代の最も有名な画家、ディエゴ・ベラスケスに焦点を当てる展覧会。ベラスケスの作品と彼と同時代の芸術家の作品を共に並べて、その様式や主題のバリエーションについて再考する。
2015.4.8-
2015.6.22
Icônes américaines
アメリカン・アイコン
サン・フランシスコMOMAの改装工事に当たって、洋服ブランドGAPの共同創始者ドリス&ドナルド・フィシャーのコレクションおよび美術館の最も重要な所蔵作品の数々がグラン・パレに集結。アレクサンダー・カルダー、ロイ・リキテンシュタイン、リチャード・セラ、アンディ・ウォーホルなど、総勢185人のアーティストの作品を展覧する。
2014.10.1-
2015.1.18
(2014.11.21-2014.11.30は特別休館)
Hokusai
北斎
世界で最も有名な日本人画家といわれる葛飾北斎(1760-1849)の大回顧展。日本の伝統的な絵画原理と西洋の混交が色濃く現れるその風景画や、日本の精神性を感じさせる独特の作品世界は、西洋諸国を魅了し続けている。展示は2部門に分かれ、肉筆、下絵、版画といった500点余りの多種多様な北斎作品が出品される。
2014.3.5-
2014.7.21
Bill Viola
ビル・ヴィオラ
現代における最も重要なビデオアーティストの一人ビル・ヴィオラ。動くペインティングから大掛かりなインスタレーションまで、1977年より今日に至るヴィオラの作品群をグラン・パレに展示。生と死、変容といった作家にとっての永遠のテーマが見られる代表作が一堂に会する。
2014.3.19-
2014.7.13
Moi, Auguste, Empereur de Rome
私がローマ皇帝、アウグストゥスだ
ローマ皇帝アウグストゥスの没後2000年を記念し、彼の威光とその統治下における芸術の振興に焦点を当てた展示。皇帝を象った彫像、レリーフ、フレスク、またヴェスヴィオ山の麓のヴィラの復元、墓の再現などから、国の隅々にまで及んだアウグストゥスの影響力とその面影をたどる。ローマ人の生活様式についても多くの示唆に富んだ展覧会。グラン・パレとルーヴル美術館の共同企画。
2013.12.4-
2014.2.16
Cartier : Le style et l'histoire
カルティエ:その様式と歴史
19世紀中頃にパリで創業したフランスを代表する高級宝飾品メゾン、カルティエ。「王の宝石商」とも呼ばれるこのメゾンの歴史を、煌びやかな宝飾品や時計、革製品などを通して振り返るとともに、伝統的な様式を受け継ぎながらも現代性やデザイン性に富んだ品々を生み出す創作の一端もまた紹介する。
2013.11.14-
2014.2.10
Raymond Depardon : Un moment si doux
レイモン・ドゥパルドン 甘い時間
写真家レイモン・ドゥパルドンの個展。アフリカ、アメリカ、南米と旅し、彼にとっての重要な主題、「広大なスペース」と「市街地の孤独」をとらえたカラー写真作品が並ぶ。風景、街、カフェ、室内の様子、そしてポートレート。150点余りの展示作品の大部分は新作であり、カラー作品のドゥパルドンの展覧会としては初の大規模な個展となる。
2013.10.2-
2014.1.20
Félix Vallotton. Le feu sous la glace
フェリックス・ヴァロットン、氷下の炎
19世紀末から20世紀前半にかけて主にフランスで活動した、スイス出身の画家フェリックス・ヴァロットンの作品と生涯を概観する展覧会。ドニやボナール、ヴュイヤールらナビ派の画家たちと親しく交流したヴァロットンの絵画は、大胆な画面構成や洗練された色彩表現などがその特徴として挙げられる。一方で、同時代の画家たち同様、日本の浮世絵や写真から着想を得るとともに、木版画の技法を応用して、自身の創作活動を幅広く展開した。本展は、パリではおよそ50年ぶりとなるヴァロットンの回顧展であり、その画業の全貌を明らかにする。
2013.9.18-
2014.1.6
Georges Braque
ジョルジュ・ブラック
20世紀の主要な画家であるジョルジュ・ブラックの回顧展。フォーヴィスム時代から、『鳥』と『アトリエ』シリーズの生まれた最盛期の作品まで、ブラックのキャリアの全貌を紐解く。キュビスト時代、1920年代の『コーヒーノキ』時代、また晩年の風景画など、重要な時期にポイントを置きながら、展示は年代別に展開される。ピカソとともにキュビスムの発展に寄与したことで有名な画家の、多角的な側面にアプローチする野心的な展覧会。
2013.4.10-
2013.7.22
Dynamo
ダイナモ
アレクサンドル・カルデールからアニッシュ・カプーアまで、視野、空間、光、動き、といった要素を、近代から現代のアーティストがどのようにとらえ、また作品としてきたのか探求する展覧会。彼らに共通する特徴は、観客を要素として取り込んだインスタレーションや空間芸術をしばしば実践している点である。作品を取り巻く空間や観客といった「環境的要素」を作品の切り離せない一部として制作されるアート作品の概要を追う。
2012.10.10-
2013.2.3
Edward Hopper
エドワード・ホッパー
エドワード・ホッパーは、20世紀アメリカを代表する画家の一人であり、近代的な都市に暮らす人々の日常や郊外の風景を描いたことで広く知られている。本展は、彼の画業を大きく二つに分けて年代順に振り返るとともに、ホッパー円熟期の作品に象徴される、写実と幻想が交差する複雑な絵画世界を解き明かそうとする試み。
2012.9.26-
2013.1.14
Bohèmes
ボエム
ヨーロッパ近代社会にとって神話的概念のひとつ、“ボエム”(自由奔放に生きる)。それは、詩となり歌となり、時に狂信的な熱狂を呼ぶ特殊な文化でもある。本展はターナーからコロー、クールベにマネ、ファン・ゴッホにマティスといった、200点を超える作品を通じて、ヨーロッパ文化の一角を担いながらも明確に定義されることのなかった“ボエム”に迫る。特に19世紀半ばからのアーティストの社会的地位の変容、およびヨーロッパ文明のアイデンティティの構築に深く関わるノマド(放浪の民)について、深く精査する意欲的な展覧会。
2012.3.21-
2012.7.16
Beauté animale, de Dürer à Jeff Koons
動物の美 デューラーからジェフ・クーンズまで
ブリューゲルから、レオナルド・ダ・ヴィンチ、レンブラントに、ドガ、マティス、そしてジェフ・クーンズ・・・ルネサンスから現代まで、動物をテーマに制作したアーティストたち、またその作品たちに焦点を当てる展覧会。同じ動物を表現するにも時代、また作家によって幾通りも存在するヴァリエーションを比較できる内容。絵画、デッサン、彫刻、写真など分野を問わず、160点の西洋美術の名品が並ぶ。
2011.9.12-
2012.1.23
Des jouets et des hommes
玩具と人間
グラン・パレ・ナショナル・ギャラリーと装飾芸術美術館との共同開催となる本展は、古代から現代までの西洋世界の「おもちゃ」を集め、その歴史と存在意義に焦点を当てる。『おもちゃは、人がアートに接する最初の扉である』とボードレールが言ったように、人間形成にも密接に関わる玩具の重要性を探究する本展は、内容とその規模の大きさからも前代未聞の試みとなる。
2011.10.5-
2012.1.16
Matisse, Cézanne, Picasso... L'aventure des Stein
マティス、セザンヌ、ピカソ… スタイン家の冒険
近代美術コレクターとして名高いスタイン家とそのコレクションに焦点を当てた展覧会。ピカソやマティスの作品を最初に収集したことでも知られるスタイン家。アメリカ出身で20世紀初頭にパリに居を構えたスタイン家の人々は、セザンヌやルノワール、マンギャン、さらにはボナール、ピカビアといった同時代の画家たちの作品を収集し、その審美眼で優れたコレクションを形成した。作家としても知られる、ガートルード・スタインをはじめ彼女の兄レオやマイケルらが、いかにして世界屈指の近代美術コレクションを作り上げたのかを多角的な視点からとらえる。
2011.4.21-
2011.7.18
Claude le Lorrain - Le dessinateur face à la nature
クロード・ロラン、自然と向き合う素描家
西洋絵画史上、最も偉大な風景画家の一人とされるクロード・ロランの素描に焦点を当てた展覧会。本展では、パリのルーヴル美術館とオランダ・ハールレムのテーラー博物館所蔵の多数の素描と10点余りの絵画作品を展示し、ロランの絵画作品における素描の役割を明らかにする。
2011.4.21-
2011.7.8
Rembrandt et la figure du Christ
レンブラントとキリストの図像表現
ルーヴル美術館所蔵の傑作のひとつ《エマウスの巡礼》に光を当てます。この作品を軸に、レンブラントとその弟子たちの手によるキリストの様々な表現を紹介します。 アムステルダムの巨匠の革新的で斬新な手法を研究します。
フィラデルフィア美術館とデトロイト美術館との共催。
2011.3.23-
2011.6.20
Odilon Redon Prince du Rêve(1840-1916)
オディロン・ルドン、夢の王者(1840-1916)
19世紀末のフランス象徴主義を代表する画家であり、ナビ派やフォーヴの画家たちに多大な影響を与えたオディロン・ルドンの作品およそ170点が一堂に会した展覧会。本展では、絵画や素描、パステル画に加えて、写真や書簡、著作といった画家自身にまつわる記録資料も数多く出品され、ルドンの画業全体を振り返る。
2011.3.9-
2011.6.6
Nature et idéal : le paysage à Rome, 1600-1650 / Carrache, Poussin, Le Lorrain
自然と理想:1600-1650年のローマにおける風景画/カラッチ、プッサン、ロラン
西洋美術において、風景画は17世紀にひとつのジャンルとして成立したとされるが、その成立に重要な役割を果たしたのがローマという土地である。それまで風景は、絵画の背景に描かれる一要素と考えられ、作品の主題としてみなされてはいなかった。本展では、ローマを描いたカラッチやルーベンス、プッサン、さらにはロランらの風景画80点余りと素描20点を通じて、西洋絵画史における風景画というジャンルを多面的にとらえる。
2010.9.22-
2011.1.24
Claude Monet (1840-1926)
クロード・モネ(1840-1926)
約200点の作品が一堂に会したクロード・モネの大回顧展。60年以上の画業において、休むことなく絵画制作に励んだクロード・モネは最も純粋な「印象派」の一人であると同時に、20世紀美術の創始者でもある。本展は、1860年代初めからオランジュリー美術館所蔵の連作《睡蓮》に取り組んだ晩年までのモネの画業をテーマ・時代別にたどる。有名な作品に限らず、あまり知られていない作品も含めて展示することにより、新たな視点からモネという画家を捉えようとする試み。
2010.12.10-
2011.1.12
BVLGARI : 125 ans de magnificence italienne
ブルガリ:華麗なるイタリア宝飾の125年
イタリアを代表する高級宝飾店ブルガリは、1884年にローマのシスティーナ通りに最初のブティックを構えて以来、今日に至るまで世界中の人々を数々の宝飾品によって魅了し続けてきた。女優エリザベス・テイラーのコレクションが特別に出品される本展では、ブルガリの125年というその歴史を時代別に6つの部門で振り返る。
2010.10.6-
2011.1.10
France 1500, entre Moyen Âge et Renaissance
1500年フランス、中世とルネサンスの狭間で
フランス王シャルル8世とルイ12世の治世下にあった1500年前後の時期におけるフランス美術を紹介する展覧会。この頃のフランスは経済の回復や人口増加、そして有名なイタリア戦争による領土拡大といった国力の増強に伴い、文化芸術の面でも、人文主義の影響を受けながら華やかな展開を見せた。しかしながら今まで、この時期のフランス美術に関する研究が十分に行われてきたとは言い難い。本展は、200点余りの作品と近年の研究成果を通じて、この時期のフランス美術を概説し、伝統と変化あるいは継続と断絶の観念の提示を試みる。
2010.2.24-
2010.5.24
Turner et ses peintres
ターナーと巨匠たち
イギリスのロマン主義の画家ウィリアム・ターナー(1775-1851)は西洋の風景画家の第一人者として知られるが、ターナー芸術を物語る上で欠かせないのは過去の画家たちの存在である。本展では、ターナーが生涯を通して、ローラン、プッサン、ティツィアーノやヴァトーなどの作品から何を学び、どのように対話し、そして対立したのかを探る。
イギリスやアメリカのコレクションのほか、プラド美術館やルーヴル美術館が所蔵する絵画、版画、習作など約100点を展示する。
2010.1.13-
2010.2.21
Monumenta 2010 : Christian Boltanski
モニュメンタ2010、クリスチャン・ボルタンスキー
毎回、国際的に活躍するアーティストが、インスタレーション作品をグラン・パレ、ネフ会場のために新たに制作することで知られるアート・イベント、モニュメンタ。大きな反響を呼んだキーファー展、セラ展に続き、3回目を迎える今回は、現代のフランス美術を牽引する、クリスチャン・ボルタンスキーの展覧会である。「生と死」あるいは「記憶」というテーマに取り組み続けるボルタンスキーの新作を、巨大な展示空間で公開する。
2009.10.10-
2010.1.25
De Byzance à Istanbul, Un port pour deux continents
ビザンティウムからイスタンブールへ、二つの大陸にまたがる港町
古代のビザンティウム、コンスタンティノープル、そして現在のイスタンブールは、ヨーロッパとアジアにまたがるトルコの港町。東西の二つの大陸が交差する地点であるこの港町の歴史を、約300点の作品を通して振り返る、フランスのトルコ年にちなんだ展覧会である。
2009.9.23-
2010.1.4
Renoir au XXe siècle
20世紀のルノワール
ルノワールは晩年に当たる1880年頃、新たな表現方法を模索していた。その結果、彼は印象主義を捨てることなく、古典的かつ装飾的な芸術を創出した。本展覧会ではあまり知られていない画家の晩年の作品に光を当てる。世界中から集められたルノワールの絵画、デッサン、彫刻約100点を展示。
2009.3.18-
2009.7.13
Le grand monde d'Andy Warhol
アンディ・ウォーホルの大いなる世界
内容を見る
2009.4.8-
2009.7.6
Une image peut en cacher une autre. Arcimboldo, Dali, Raetz.
隠されたイメージ アルチンボルド、ダリ、レェツ
内容を見る
2009.4.24-
2009.6.1
La Force de l'art 02
芸術の力 02
内容を見る
2008.10.8-
2009.2.2
Picasso et les maîtres
ピカソと巨匠たち
内容を見る
2008.9.25-
2009.1.19
Emil Nolde
エミール・ノルデ
内容を見る
2008.4.16-
2008.7.13
Figuration narrative, Paris 1960-1972
フィギュラシオン・ナラティヴ、パリ1960-1970年
内容を見る
2008.3.15-
2008.6.8
Marie Antoinette
マリー=アントワネット
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2007.10.13-
2008.1.28
Courbet
クールベ
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2007.9.26-
2008.1.8
Design contre Design
デザイン対デザイン
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2007.4.4-
2007.6.25
L'Empire des Gupta L'Age d'or de la civilisation de l'Inde
グプタ朝、インドの輝ける時代
内容を見る
2007.3.14-
2007.6.18
Le nouveau réalisme
ヌーヴォー・レアリスム
内容を見る
2006.12.9-
2007.3.16
Trésors engloutis d'Egypte
海中のエジプトの至宝
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2006.9.16-
2007.1.15
Il était une fois Walt Disney, aux sources de l'art des studios Disney
古きよきウォルト・ディズニー―ディズニー・スタジオの芸術の源泉
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2006.10.4-
2007.1.8
Portraits publics, portraits privés 1770-1830
公の肖像画、私的な肖像画1770-1830年
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2006.4.6-
2006.7.3
Italia Nova, Une aventure de l'art italien, 1900-1950
イタリア・ノヴァ イタリア芸術の冒険 1900−1950年
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2006.3.15-
2006.6.19
Le Douanier Rousseau, Jungles à Paris
税関吏ルソー、パリのジャングル
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2005.10.5-
2006.1.23
Klimt, Schiele, Kokoschka, Moser, Vienne 1900
ウィーン1900年:クリムト、シーレ、ココシュカ、モーザー
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2005.10.13-
2006.1.16
Mélancolie
メランコリー
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2005.10.13 -
2006.1.9
Hors Cadre, Photographies de Gérard Rondeau
フレームを超えて。ジェラール・ロンドーの写真
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2005.4.20-
2005.7.31
Poussin, Watteau, Chardin, David…Peintures françaises dans les collections allemandes (XVIIème et XVIIIème siècles).
プッサン、ワトー、シャルダン、ダヴィッド・・・ドイツのコレクションに見るフランス絵画(17世紀、18世紀)
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2005.3.23-
2005.6.27
Brésil indien: Les arts des Amérindiens du Brésil
ブラジルのインディアン芸術
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2004.9.30-
2005.1.3.
Images du monde flottant
浮世絵
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2004.9.30-
2005.1.3
Turner, Whistler, Monet
ターナー、ホイッスラー、モネ
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2004.4.1-
2004.6.18
Montagnes célestes, Trésors des musées de Chine
天空の山、中国の美術館の秘宝
内容を見る
2004.3.11-
2004.5.31
La grande parade, portrait de l'artiste en clown
大パレード、道化に扮した芸術家たち
内容を見る
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ルーヴル美術館 Musée du Louvre

会期 展覧会名 内容
2017.6.15-
2017.9.25
Dessiner la grandeur. Le dessin à Gênes à l’époque de la République
偉大さを描く 共和国時代のジェノヴァのデッサン
16世紀から18世紀末頃まで、地元の有力な貴族の繁栄とともに、強大な経済力を誇り芸術の都としても栄えた、今日のイタリアの都市ジェノヴァ。1797年、ナポレオン・ボナパルトに侵攻され、やがて独立を失うまで、ジェノヴァ共和国はヨーロッパの有力な独立国家であった。ルーヴル美術館では、所蔵のイタリアのデッサンをこの度新版の図録として出版するにあたり、ジェノヴァ共和国で描かれた作品463点を収録。本展ではその中から選ばれた80点のデッサンと併せて、絵画、版画を展示し、ジェノヴァの華やかな芸術にスポットを当てる。
2017.3.16-
2017.6.12
Dessiner le quotidien. La Hollande au Siècle d’or
日常の素描 オランダ黄金時代
フランス国内のパブリックコレクションから100点余りの素描作品を展示し、オランダ黄金時代の特徴である日常の主題を紐解く。風俗画家から歴史画家まで、専門分野にかかわらず当時画家たちが盛んに素描したオランダの日常的主題は、多様性に溢れ、また同時に明確に体系化された特徴を持つ。「フェルメール」展との並行開催。パリ国立美術学校(ENSBA)との共同企画。
2017.2.22-
2017.5.22
Vermeer et les maîtres de la peinture de genre
フェルメールと風俗画の巨匠たち
「デルフトのスフィンクス」の異名をとるフェルメールは、謎めいた画家として世界中の人々の関心を惹き付けてやまない。17世紀にオランダは絵画の「黄金時代」を迎え、多くの画家たちが歴史画、肖像画、風俗画、風景画、静物画を制作し、そうした作品は国内外の愛好家たちの元に広く渡った。中でもフェルメールは、人々の日常生活を題材とした「風俗画」で知られ、その繊細な光の描写や画面を湛える静謐さは、ほかの風俗画家たちとは一線を画している。本展は、17世紀オランダの社会的・文化的背景にも触れながら、フェルメールを中心に、同時代の風俗画家たちの作品を紹介する。
2017.2.22-
2017.5.22
Valentin de Boulogne. Réinventer Caravage
ヴァランタン・ド・ブローニュ カラヴァッジョ再訪
カラヴァッジョに続く、絵画史における最も重要な画家の一人とされるヴァランタン・ド・ブローニュ(1591-1632)。生涯の大部分をローマで過ごし、教皇をはじめ、マザラン枢機卿やルイ14世といった、当時の名立たる権力者のお気に入り画家であった。世界でも有数のヴァランタン・ド・ブローニュのコレクションを所有するルーヴル美術館およびニューヨークのメトロポリタン美術館の共同企画。
2016.10.20-
2017.1.16
Geste baroque. Collections de Salzbourg
バロックの所作 ザルツブルクのコレクション
17世紀後半から18世紀全般にかけて、ドイツやオーストリア出身の画家たちが活躍した南方ドイツの芸術動向を一挙に展覧。オーストリアのザルツブルク美術館所蔵コレクションよりおよそ100点を展示する。バロックやロココの傾向を顕著に示す、絢爛豪華な絵画や彫刻が並ぶ。
2016.10.20-
2017.1.16
Un Suédois à Paris au 18e siècle. La collection Tessin
18世紀パリのあるスウェーデン人、テッシン・コレクション
1739年から1742年の間、駐仏スウェーデン大使を務めたカール・グスタフ・テッシン伯爵は、優れた美術愛好家でもあり、同時代のパリの美術市場では重要な収集家として知られた人物である。現在、彼のコレクションの大部分はストックホルムの国立美術館が所蔵しており、本展もその協力のもと実現した。フランス絵画を中心に素描や彫刻、工芸品などおよそ120点を展示し、18世紀パリでその審美眼を発揮した一人のコレクターに光を当てる。
2016.9.14-
2016.12.5
Edme Bouchardon, 1698-1762
エドメ・ブシャルドン 1698-1762
新古典主義の主要画家として、当時の名声を欲しいままにしたエドメ・ブシャルドン。エリート層にコレクターが多く、また出版社や影響力のある書店と親交を持つことで、ヨーロッパ中にその名を知らしめた。本展は、アメリカのゲッティ美術館とルーヴル美術館の共同で開催される、ブシャルドンの初の大規模な回顧展。約270点余りの作品を展示する。
2016.4.12-
2016.8.28
Art contemporain - Eva Jospin - Panorama
コンテンポラリー・アート - エヴァ・ジョスパン - パノラマ
段ボールに彫刻を施した作風で有名な作家エヴァ・ジョスパンを招聘した、ルーヴル美術館とコンテンポラリー・アーティストの共演シリーズ。ルーヴル美術館所蔵の最古の「パノラマ」である『コンスタンティノープルの眺望』をはじめとし、18世紀より大衆の人気を博した「パノラマ」(街の眺望を描いたもの)をテーマに、美術館の方形中庭(Cour carrée)に設置される本作は、本展のための特別なコミッションワークとなる。
2016.4.7-
2016.7.4
Le musée des Monuments français d'Alexandre Lenoir
アレクサンドル・ルノワールの建築遺産博物館
フランスで建てられた国立美術館の中では、1793年のルーヴル美術館に次ぎ、二番目に古い歴史を誇った建築遺産博物館。「建築遺産」の概念の誕生および発展に多大なる貢献を果たした同博物館は1815年に閉館し、コレクションはフランス国内および国外の施設へ移され、現在も保管されている。本展は、同博物館の創立者であり、建築遺産の熱心な保護者であったアレクサンドル・ルノワールに焦点を当て、彼の功績を称えるとともに「建築遺産」の歴史とその歩みを振り返る試み。
2015.10.17-
2016.7.4
Mythes fondateurs. D'Hercule à Dark Vador
神話の英雄たち ヘラクレスからダース・ベイダーまで
古代から現代までの「神話」をモチーフにした作品を紹介する展覧会。ギルガメッシュ大王、オルフェウス、ヘラクレスにイカロスといったお馴染みの神話の英雄たちが登場する。本展は、彫刻、絵画、映画、音楽といったさまざまな分野の70点以上の作品を4つのセクションに分けて展示。神話の英雄たちがアーティストの想像力にいかにインスピレーションを与えて来たのか、その源泉に迫る。
2016.3.24-
2016.6.20
À l'ombre des frondaisons d'Arcueil
アルクイユの若葉のかげで
18世紀初頭に黄金時代を迎えたアルクイユ領地。マリー・ド・メディシスによって建設された水路近く、大きな庭に囲まれた城は、やがて次々と所有者を変え、ついに取り壊しの憂き目にあうが、その経緯は今でも謎に包まれている。現在では、失われてしまったアルクイユの全貌は、さまざまな画家が残したデッサンの中にのみ今でも生きている。本展は、失われたアルクイユ領地の姿を追い、残されたデッサンのほぼ全容を一挙に公開する初の試みとなる。
2016.3.10-
2016.5.30
Hubert Robert(1733-1808), un peintre visionnaire
ユベール・ロベール(1733-1808)、夢想する画家
18世紀に活躍したフランスの風景画家ユベール・ロベールの作品と画業を振り返る展覧会。多くの作品を残したロベールは、啓蒙主義の時代に詩情あふれる古代遺跡の光景や同時代の都市景観を描き出し、「廃墟の画家」として広く人気を博した。本展は絵画に加えて、版画やデッサンなども一堂に集め、ロベールの創作における見事な多様性と豊かな好奇心を報告する内容となっている。
2015.10.19-
2016.1.25
Claude Lévêque. Sous le plus grand chapiteau du monde
クロード・レヴェック 世界で一番大きなテントの下で
2014年4月より継続する現代アーティスト、クロード・レヴェックのルーヴルでの特別展の第二弾。美術館地下部分に位置する、シャルル5世時代の中世の堀を舞台に、光と音、さまざまなオブジェを使ったインスタレーションが出現する。ルーヴルの所蔵作品との繋がりを意識した本作は、音と光の夢幻の空間を作り出し、ピラミッド下を訪れる人々を非日常へ誘い込む。
2015.9.24-
2016.1.4
Une brève histoire de l’avenir
『21世紀の歴史-未来の人類から見た世界』
2006年発表のジャック・アタリの著作『未来の短い物語』を主題とした展覧会。本展は、4つの章立てとなっており、トーマス・サラセーノ、シェリ・サンバ、アイ・ウェイウェイなど、7人の現代アーティストが作品を展示し、演出を担当する。未来に対する認識を刷新し、現在を捉えなおす試み。
2015.4.2-
2015.6.29
Poussin et Dieu
プッサンと神
ニコラ・プッサンの没後350周年を記念する本展では、 “画家-詩人”、“思想家-画家”のモデルであり、17世紀の最も偉大な画家の一人であるプッサンの神との関わり(特にキリスト教における)に改めて光を当てる。
2014.5.2-
2014.7.28
Naissance d'un musée universel:le Louvre Abu Dhabi
美術館の誕生 - ルーヴル・アブダビ
2009年からこれまでに収集されたコレクションより、珠玉の名品160点を展示する「美術館の誕生(La Naissance d'un musée)」展。紀元前イランにて製作された腕輪から、現代アメリカの画家サイ・トゥウォンブリーまで、時代を横断する作品展示が特徴となる本展では、ジャン・ヌーヴェルが担当した美術館建築についても紹介。東洋と西洋に橋をかける国際美術館として、2015年の完成が待望されるルーヴル・アブダビの全貌に迫る。
2013.10.17-
2014.1.13
Les origines de l'estampe en Europe du Nord (1400-1470)
北方ヨーロッパの版画の系譜 1400-1470年
西洋美術史における重要な出来事のひとつである、版画の登場。原画を幅広く拡散することを可能にした「複製」の手段として、さまざまなテクニックを用いながら、1400年頃よりあらゆる試みが繰り返された分野である。フランス国立図書館とルーヴル美術館グラフィックアート部門という、二つの重要な版画コレクションを集め、版画というメディアの誕生、発展、技法など多角的な観点からその歴史に迫る。
2013.10.17-
2014.1.13
Jean Cousin père et fils Une famille de peintres au XVIe siècle
ジャン・クザン 父と息子 16世紀の画家一家
16世紀の画家を代表する存在であるジャン・クザン。美術史上にその名を刻んだ画家であり、タピスリーやステンドグラスの作家として、また遠近法の習得やデッサンについての手引きを記し、教育者としての評判も高かった。絵画のみならず、デッサン、版画、彫刻、タピスリー、家具に至るまで、多彩な才能を発揮したジャン・クザンと、父から多大な影響を受けたその息子の画業を改めて再評価する。
2013.9.26-
2014.1.6
Monique Frydman Polyptyque Sassetta
モニク・フリードマン サセッタの多翼祭壇画
現代作家モニク・フリードマンが、ルーヴル美術館所蔵作品と「対話」する。15世紀の最も重要な注文作品のひとつであり、ステファーノ・ディ・ジョヴァンニ通称サセッタが制作した多翼祭壇画からインスピレーションを受けた大型作品を展示。70年代より、絵画の厳密な抽象性について研究してきたモニク・フリードマン。近年発表されている彼女の「Witness」シリーズの形式にのっとり、サセッタの傑作にオマージュを捧げる。
2013.9.26-
2014.1.6
Le printemps de la Renaissance. La sculpture et les arts à Florence, 1400-1460
ルネサンスの春、1400年から1460年のフィレンツェにおける彫刻と芸術
15世紀初頭のフィレンツェで開花したルネサンス芸術を、この時代の優れた「彫刻」作品を中心にたどる展覧会。10章から成る本展には、およそ140点の彫刻が出品され、その中には巨匠ドナテッロによる作品も多く含まれている。また彫刻に加えて、同時代の絵画や素描、手稿なども紹介し、「クアトロチェント」すなわち「1400年代」に栄華を極めたフィレンツェ・ルネサンスの一端を明らかにする。
2013.5.30-
2013.9.30
Exposition végétale. La Palette végétale d'André Le Nôtre
「植物」- アンドレ・ル・ノートル 植物のパレット
本展では、チュイルリーの総合指揮者ル・ノートルが、いかに庭園の重要な要素である「植物」を用いながら、全体像を構成したか追求する。展覧会は二つの大きなテーマに分かれる:セクション1では、花、潅木、落葉樹や常緑樹の種類など、庭園の植物の多様性を知る。セクション2では、ル・ノートルがいかにそれらの植物を育て、垣根の飾りを仕立て上げ、庭の構成を作ったか、その手法を紐解く。
2013.5.30-
2013.9.30
Exposition promenade. Sur les pas d'André Le Nôtre aux Tuileries
「散策」 チュイルリーにて ル・ノートルの足跡をたどる
『偉大なる造園者』と呼ばれた、ルイ14世の庭師アンドレ・ル・ノートル。チュイルリーを舞台に、その総指揮者である庭師ル・ノートルの魅力を改めて知る展覧会。本展では、庭園内に立てられた「サイン」をたどりながら、チュイルリー公園の重要な構成要素となっているポイントを巡る。一人の庭師に総合指揮を任じた王家初の庭園を散策しながら、偉大な庭師の視点に迫る。
2013.6.20-
2013.9.16
Un Allemand à la cour de Louis XIV. De Durer à Van Dyck, la collection nordique d'Everhard Jabach
エバハルト・ヤバック デューラーからヴァン・ダイク ルイ14世時代のドイツから来た宮廷人による北方芸術コレクション
ケルン出身の商人兼銀行家エバハルト・ヤバック。ルイ14世時代の最も偉大なコレクターの一人に数えられるドイツを出自とする宮廷人である。王の側近として北方芸術の第一人者であるだけでなく、一般市民に対してもその存在を広める立役者となった。デューラー、ホルバイン、ルーベンス、ヴァン・ダイクなど、北方の画家たちの作品を含むその珠玉のコレクションを展示する。
2013.3.28-
2013.6.24
De l'Allemagne, 1800-1939
ドイツについて 1800-1939年
カスパー・ダヴィート・フリードリヒからパウル・クレー、フィリップ・オットー・ルンゲからオットー・ディクスまで、ゲーテを筆頭とする偉大な哲学者たちの思想を、自らの創造力の土台とした芸術家たち。1800年から1939年にかけてのドイツ哲学の主要テーマを、200点余りの芸術作品を通じて、再考する試み。「ロマン主義」から「新即物主義」に至るまでのムーヴメントを生み出し、また一方で、ナチズムを代表とする国粋主義に利用されゆくドイツ芸術の悲劇的側面を、その歴史とともに改めて振り返る。
2013.3.7-
2013.6.3
Le Mexique au Louvre, chefs-d'oeuvre de la Nouvelle Espagne XVIIe et XVIIIe siècles
ルーヴル美術館のメキシコ - 17世紀から18世紀における新たなスペインと呼ばれた国の名品
ルーヴル美術館スペインコレクションの拡張に伴い、メキシコ芸術をフィーチャーした企画が開催される。スペイン絵画部門中に10数点の作品が展示され、メキシコとスペインという、よく似ているがそれぞれ独立した形式を持つ、この二つの国の芸術の相互比較を可能にする。展示を記念し図録の出版も予定。フランスでは紹介されることの少なかったラテンアメリカ芸術に焦点を当て、改めて探求を深める内容。
2012.11.22-
2013.2.25
Johann Georg Pinsel Un sculpteur baroque en Ukraine au XVIIIe siècle
ヨハン・ゲオルグ・ピンセル 18世紀ウクライナのバロック彫刻家
バロック時代のウクライナにおける重要な彫刻家ヨハン・ゲオルグ・ピンセルの展覧会。ウクライナとの緊密なコラボレーションにより実現した。ガリツィア、ポーランド、またミュンヘンの美術館から集められた作家の彫刻のうち、最も優れた木製作品30点余りを一堂に展示する。ピンセルの技術は、同時期における、ゲルマン地方のバロック黄金時代を彷彿とさせるものであり、個性的な布の表現、目を見張るような装飾的な手技など、フランスではあまり目にする機会のなかった、ピンセルの独特の美学に触れる機会。
2012.11.21-
2013.2.25
L'Apoxyomène de Croatie. Un athlète en bronze
クロアチアのアポクシュオメノス ブロンズ製のアスリート
「フランスにおけるクロアチア」開催年の特別展。クロアチア政府より貸し出された「アポクシュオメノス」を特別展示する。1996年にアドリア海に位置するクロアチア領土の島で、海に潜水していた一般人によって偶然発見されたこの彫像は、紀元前2世紀頃のものとされる。奇跡的な保存状態にて、1999年クロアチアの考古学者たちの手によって陸に戻り、修復の手を施された。紀元前6世紀頃よりギリシャで盛んに製作されていたブロンズ像の数少ない貴重な現存の彫像。ストリジルという独特の器具を使い、皮膚をこすってからだを洗うローマ時代のアスリートの様子を表している。
2012.10.11-
2013.1.14
Raphaël, les dernières années
晩年のラファエロ
スペイン・マドリードのプラド美術館の協力を得て、イタリア・ルネサンスの巨匠ラファエロの最晩年となる7年間にローマで制作された作品を一堂に並べる歴史的展覧会。これまでフランスで公開されることのなかった傑作を含む、絵画やデッサン、タピスリーなどを展示。晩年のラファエロは、画家としての円熟期を迎え、イタリア・ルネサンスの頂点に君臨しながらも、大工房を率いて数多くの作品を制作した。本展では、その工房で活躍した彼の弟子である画家のジュリオ・ロマーノやジョヴァンフランチェスコ・ペンニの作品も紹介し、多角的な視点からラファエロの画業を再考する。
2012.7.5-
2012.9.17
Eugène Isabey (1803-1886) Par les ruelles et par les grèves
ウジェーヌ・イザベイ (1803-1886) あぜ道と砂浜と
第一次帝政時代の細密画家ジャン=バティスト・イザベイの息子で、画家のウジェーヌ・イザベイ。ノルマンディーとブルターニュ地方の風景と海岸線を斬新な視点で描く。ルーヴル美術館グラフィック絵画部門のコレクションから中心的に構成される本展は “避暑地”がテーマ。画家独特の筆致によって描かれたノルマンディーとブルターニュの絵画景色を通じて、自然のスペクタクルを感じる展覧会。
2012.6.7-
2012.9.17
Art contemporain - Gerhard Richter Dessins et travaux sur papier
ゲルハルト・リヒター デッサンと紙の作品たち
近年における現代絵画史の中で最も重要な一人に数えられるドイツ人画家ゲルハルト・リヒター。テート・モダンを皮切りに、ベルリンのナショナルギャラリー、パリのポンピドー・センターを巡回する大回顧展に際し、そのパートナーを務めるルーヴル美術館では、リヒターの100点余りの紙媒体作品を展示する。長いキャリアを貫く変わらぬスタイルと、万華鏡のような多様な側面を併せ持つ、リヒター芸術の魅力に迫る。
2012.5.31-
2012.9.17
Art contemporain - Wim Delvoye ≪ Au Louvre ≫
ヴィム・デルヴォワイエ 「ルーヴルにて」
毒気のある現代アーティストとして有名な、ベルギー出身の作家ヴィム・デルヴォワイエ。ステンドグラス、陶器、ブロンズなど、さまざまな媒体を使用した彼のオブジェ作品が、「ナポレオン三世の間」、「チュイルリー公園」、「ピラミッド下」そして「ゴシックの部屋」など、ルーヴル美術館を特徴づける数カ所に置かれる。19世紀の彫刻と現代の複製テクノロジーをテーマとする近年のデルヴォワイエの作品と、ルーヴル美術館とのコラボレーション。
2012.4.4-
2012.6.25
Les Belles Heures du duc de Berry
ベリー公の美わしき時祷書
現在ニューヨークのメトロポリタン美術館が所蔵する『ベリー公の美わしき時祷書』は、15世紀初頭にベリー公ジャン1世がランブール兄弟に作らせ、彼らが完成させた唯一の彩飾写本であり、コンデ美術館所蔵の『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』とともに中世を代表する彩飾写本のひとつである。本展は、この写本を中心に、ルーヴル美術館やフランス国立図書館などが所蔵する彩飾写本を多数展覧し、中世の時代に花開いた細密で華麗な写本芸術の一端を紹介する。
2012.3.29-
2012.6.25
L'ultime chef-d'œuvre de Léonard de Vinci, la Sainte Anne
レオナルド・ダ・ヴィンチによる晩年の傑作《聖アンナと聖母子》
修復を終えたレオナルド・ダ・ヴィンチ晩年の傑作《聖アンナと聖母子》を、昨今の研究および修復に関連する貴重な資料とともに公開する展覧会。「未完の大作」として知られる本作を、最新の研究成果を踏まえて多角的な視点から再考する。
2012.3.9-
2012.6.25
Arles. Les fouilles du Rhône. Un fleuve pour mémoire
アルル ローヌ発掘 記憶の川
ローヌ川付近の発掘調査の成果をルーヴル美術館で展示する。アルル古代史博物館との共同開催。建築物のかけら、銅像や装飾品などさまざまな発掘遺跡から、豊かな商業活動、市民の生活が蘇る。多くの歴史が積み重なったローヌ川ほとりの古代文明に迫る内容。
2011.11.10-
2012.2.8
Giorgio Vasari - Dessins du Louvre
ジョルジョ・ヴァザーリ、ルーヴルの素描
『芸術家列伝』の著者として広く知られる、イタリアの画家であり建築家ジョルジョ・ヴァザーリ。本展は彼の生誕500年を記念して、ルーヴル美術館が所蔵するヴァザーリの素描を紹介する。「優れた技法」を意味する「ベッラ・マニエラ」を芸術の重要な概念として考えたヴァザーリと素描の緊密な結び付きを再確認するとともに、極めて多才な人物であった彼の実像にも迫る展覧会。
2011.11.10-
2012.2.6
Dessins français de la collection Mariette
マリエット・コレクションにみるフランスの素描
ピエール・ジャン・マリエットは、18世紀フランスにおいて、およそ1万点近くの優れた素描を収集したコレクターとして知られている。彼のコレクションは、偉大な芸術家の傑作だけではなく名もなき巨匠たちの作品もまた数多く含んでいた。100点余りの作品を展覧する本展は、有名な作品に加えて、近年確認された作品や個人収集家から美術館へ寄贈された作品などを幅広く紹介する。ルーヴル美術館の名誉館長であり、アカデミー・フランセーズの会員であるピエール・ローザンベールが本展のコミッショナーとして、マリエットがかつて所蔵していた素描を世界中から集めて実現した展覧会。
2011.11.5-
2012.2.6
Le Louvre invite J. M. G. Le Clézio - Le musée monde
ルーヴルとジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオ 世界−美術館
ルーヴルが本展に招聘したのは、2008年のノーベル文学賞受賞作家ジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオ。「驚異の部屋」というコンセプトに、作家自身による提案の「美術館は小宇宙」というテーマを組み入れ、ハイチ、メキシコ、アフリカ、バヌアツから集められた古代から現代までの作品を展示する。かつて「芸術に階級はなし」と言ったアンドレ・マルローと態度を同じくするル・クレジオの試みは「メジャー芸術」の殿堂であるルーヴル美術館に「マイナー芸術」を取り込み、アートを区別するあらゆる境界線を越えることである。
2011.10.13-
2012.1.16
Au royaume d'Alexandre le Grand - La Macédoine antique
アレキサンダー大王 − 古代マケドニア文明
マケドニア王国の興隆を、政治的手腕を発揮した歴代皇帝、中でも特に有名なアレキサンダー大王を中心に紹介する。彫刻、陶器、宝石、また黄金で出来た戦士の冠など、文明の繁栄とその技術を象徴する展示品が並び、王国の力を偲ばせる。紀元前5世紀からローマ帝国の時代までの文明の歴史を語る、500点近くの展示品の多くは、フランスで初公開となる。
2011.9.29-
2012.1.9
La Cité interdite au Louvre - Empereurs de Chine et rois de France
ルーヴルが迎える紫禁城−中国歴代皇帝とフランス国王
ルーヴル美術館が中国紫禁城の選りすぐりの至宝約130点を展示。13世紀から19世紀にかけての紫禁城の発展と歴代皇帝、その各時代におけるフランス−中国の交流を時代順にたどる。両国家の密接なコラボレーションの末実現した本展は、書や絵画、陶器に至るまでの貴重な紫禁城の作品を、ルーヴル美術館内の3箇所の展示室内に並べ、フランス、中国の文化交流の軌跡を紹介する。
2011.7.7-
2011.10.10
Enluminures du Moyen Âge et de la Renaissance
中世とルネサンスの彩色装飾
11世紀から16世紀ヨーロッパの彩色装飾写本の優れた作品およそ70点を展覧する。ルーヴル美術館が所蔵する、ロレンツォ・モナコやジャン・フーケ、シモン・ベニングさらにはジュリオ・クローヴィオらが装飾を手掛けた貴重な作品を一堂に集め、これまであまり知られていなかった、中世とルネサンスにおける彩色装飾の洗練された表現力と高い芸術性を明らかにする。
2011.7.7-
2011.10.3
De Pollaiuolo à Verrochio - Les premiers ateliers italiens
ポライウォーロからヴェロッキオまで、初期イタリア・ルネサンスの工房
ルーヴル美術館が所蔵するエドモン・ド・ロスチャイルド・コレクションの中から、初期イタリア・ルネサンスの素描と揺籃期本を展示する。イタリアにおける版画の歴史、すなわちその起源から15世紀の工房制作までを振り返る。これまで公開されることのなかった、極めて貴重な作品も出品される本展は、15世紀のイタリア・ルネサンス様式、「クァットロチェント」の精神を鮮やかに伝えてくれる。
2011.3.11-
2011.6.6
Pietro da Cortona et Ciro Ferri
ピエトロ・ダ・コルトーナとチーロ・フェッリ
ベルニーニ、ボッロミーニと並ぶローマ・バロック美術の偉大な芸術家の一人、ピエトロ・ダ・コルトーナとその弟子チーロ・フェッリに焦点を当てた展覧会。ローマ教皇ウルバヌス8世の時代に、イリュージョニスムを駆使して、バルベリーニ宮殿の天井画を手掛けたコルトーナは、その類まれな才能によって、重要な作品の注文を受け、多くの弟子たちとともに制作を行っていた。そうした弟子の一人、チーロ・フェッリが残した資料などから、17世紀のローマ、ひいてはヨーロッパにおけるピエトロ・ダ・コルトーナの芸術作品の独創性とその影響力を明らかにする。
2011.3.10-
2011.6.6
Louis de Boullogne (Paris, 1654-1733)
ルイ・ド・ブーローニュ(1654-1733、パリ)
古典主義からロココ様式へと移行する前の17世紀中葉のフランスを代表する画家、ルイ・ド・ブーローニュ。本展は、ルーヴル美術館の素描・版画部門が所蔵するブーローニュの素描およそ200点を一堂に並べ、彼の多才な「素描家」としての一面を明らかにする。
2011.3.2-
2011.6.2
Égypte de pierre, Égypte de papier
石のエジプト、紙のエジプト
エジプトのナイル川流域の探訪に情熱を傾けた、19世紀前半の旅行家プリセ・ダヴェンヌ。本展は、彼の十数年に及ぶエジプト滞在の折に収集された写本や版画といった、これまでほとんど公開されることのなかった貴重な資料を紹介する。フランス国立図書館とルーヴル美術館が保管する、その膨大かつ質の高いコレクションからは、エジプトの古代遺跡やアラブの歴史的建造物に対するダヴェンヌの考古学者・民俗学者としての眼差しを知ることができるだろう。
2011.1.28-
2011.4.25
Tony Cragg Figures out / Figures in
トニー・クラッグ
ドイツ人彫刻家フランツ・グザヴェ・メッサーシュミットのルーヴル美術館での初の回顧展にちなんで、イギリス人彫刻家トニー・クラッグの作品をマルリーの中庭とピュジェの中庭に展示する。メッサーシュミットの作品やクラッグ自身によって選ばれた、ルーヴル美術館が所蔵するフランスの彫刻作品との対比的な展示方法によって、クラッグの彫刻作品が持つ豊かな表情を明らかにする。
2011.1.28-
2011.4.25
Franz Xaver Messerschmidt (1736-1783)
フランツ・グザヴェ・メッサーシュミット(1736-1783)
オーストリアで活動したドイツ人彫刻家フランツ・グザヴェ・メッサーシュミットの、フランスで初めて開催される回顧展。ウィーン王立アカデミーの助教授も務め、オーストリアの貴族や知識人たちの肖像画を数多く描いたメッサーシュミットは、彼の死後、《個性の顔》と呼ばれることになる肖像彫刻で広く知られている。本展では、およそ30点の作品を展示し、この彫刻家の類まれな創造力とその人となりを紹介する。
2011.1.13-
2011.3.14
Revenants. Images, figures et récits du retour des morts
亡霊-死の到来にまつわる図像と物語
中世以降、多様な図像表現が行われてきた「亡霊」を題材にした展覧会。15世紀に始まる「死の舞踏」の伝統は、そうした図像表現の代表的な一例であるが、15世紀から20世紀初頭に至るまでのデッサンや戯曲の挿図集、あるいは写真においても、亡霊や幻影、闇などを取り上げた作品は少なくない。本展は、死の到来にまつわる図像の歴史を、これらのジャンルの作品を展覧することによって、振り返ろうとする試み。
2010.12.2-
2011.2.14
L'Antiquité rêvée - Innovations et résistances au XVIIIe siècle
夢に見た古代、18世紀における革新と抵抗
多くの場合、18世紀美術は優美なロココ様式から壮大な古典主義様式へと、段階的に展開したと理解されている。しかし本展は、この時代の美術の表現形式や主題に、大きな影響を与えたさまざまな事象・経験に焦点を当て、ロココと古典主義という二つの様式だけでは語り尽せない、18世紀美術の実像に迫る。絵画や彫刻、素描、版画、装飾美術など150点余りの作品からは、18世紀のヨーロッパにおける、古代美術に対する革新と競争さらには抵抗の過程をたどることができよう。
2010.11.11-
2011.2.7
Le Louvre au temps des Lumières (1750-1792)
啓蒙時代のルーヴル (1750-1792)
要塞として建造され、その後王宮として用いられた、長い歴史を持つルーヴルが、美術館として誕生するのは18世紀のことである。そして18世紀後半のルーヴルが、激動のフランス社会、フランス美術界の中枢であったことは、既に広く知られている。当時の建築長官であったマリニー侯爵や彼の後任者ダンジヴィエ伯爵による美術館計画とその準備によって、現在のルーヴル美術館の基盤は固められた。本展はそうしたルーヴルの18世紀後半の啓蒙時代に注目し、多角的な視点からルーヴルを再発見しようとする試み。
2010.11.11-
2011.2.7
Luca Cambiaso - Maître de l'école génoise, 1550-1620
ルーカ・カンビアーソ、ジェノバ派の巨匠 1550-1620
ルーカ・カンビアーソは、ジェノバの王宮装飾やその無尽蔵の想像力によって、生前から名高い第一級の芸術家の一人である。同時代から、イタリアに限らず、多くの収集家たちが彼の作品に対して関心を寄せたが、フランスでは当時の最も重要な収集家であり美術史家でもあるピエール=ジャン・マリエットがカンビアーソを高く評価した。本展は、ルーヴル美術館のキャビネ・デ・デッサン(版画・素描閲覧室)が所蔵するカンビアーソとジェノバ派の素描およそ50点を展示し、その独創性と彼の芸術において素描が果たした役割を明らかにする。
2010.10.24-
2011.1.31
Contrepoint, l'art contemporain russe -
De l'icône à l'avant-garde en passant par le musée
対比、ロシアの現代美術
美術館を通して見るイコンから前衛美術まで 
「聖なるロシア」展に続いて、ロシアの現代美術を、世代も表現様式も異なるおよそ15人の作家の作品を通じて紹介する展覧会。スラブ美術部門を持たないルーヴル美術館が展示会場に選んだのは、主に地下展示室「中世のルーヴル」であり、そこにはイリア&エミリア・カバコフの作品などを展示する。本展に出品されている前衛的な絵画や彫刻、素描、写真、映像作品はその多くがロシア美術の伝統と密接に関わっており、そうした作品をルーヴル美術館という空間で対比的に並べて見せようとする試み。「フランスにおけるロシア年」にちなんで開催。
2010.9.25-
2011.1.3
Musées de papier - L'Antiquité en livres, 1600-1800
紙上の博物館、書物に見る古代ギリシャ・ローマ文明、1600-1800
17世紀〜19世紀の古美術商によって出版された、古代ギリシャ・ローマ美術を扱う豪華な選集は、まさに「紙上の博物館」とも言うべき、圧倒的な知の宝庫である。本展は、こうした書物に収録された版画や素描を展覧するとともに、選集の分類体系を明らかにする。古美術商による豪華選集の出版は、とりわけ18世紀における古代美術と新古典主義様式への関心の高まりや美術史編纂の誕生といった一連の現象だけではなく、二つの近代的な学問、すなわち美術史と考古学の誕生にも密接に関わっている。
2010.7.8-
2010.10.11
Antoine Watteau et l'art de l'estampe
アントワーヌ・ヴァトーと版画芸術
画家、版画家、素描家として非凡な才能を発揮したアントワーヌ・ヴァトー(1684-1721)。37歳という若さで早すぎる死を迎えたが、軽やかで優雅なその作品は18世紀美術を代表するものである。没後はヴァトーの作品のほとんどが版画化され、600枚近くの版画を収めた4巻本にまとめられた。ヴァトーの友人であり支援者でもあったジャン・ド・ジュリエンヌを中心に進められたこの版画制作事業にはブーシェを含む多くの版画家たちが参加した。本展では、エドモン・ド・ロスチャイルド・コレクションより約100点のヴァトーの版画作品を集め、18世紀の版画芸術を紹介する。
2010.7.16-
2010.9.27
Routes d'Arabie - Trésors archéologiques du royaume d'Arabie saoudite
アラビアへの道 - サウジアラビア王国の考古美術
約300点の考古美術品から、アラビア半島の大部分を占めるサウジアラビア王国の先史時代から現代までの歴史を探るとともに、この地域で長い年月を経て培われてきた文化の全体像を捉える展覧会。本展に出品される作品の多くが、これまで本国を離れることのなかった貴重なコレクションである。
2010.3.26-
2010.9.6
Méroé, un empire sur le Nil
メロエ、ナイル川の皇帝
紀元前270年から紀元後350年にかけて、ナイル川流域で発展した文明の中心地メロエについて、初めて紹介する展覧会。スーダンのカルトウムから発掘された約200点余りの出土品を公開する。
2010.7.1-
2010.8.30
Art contemporain - William Kentridge
現代美術―ウィリアム・ケントリッジ
ジュー・ド・ポームで開催中のウィリアム・ケントリッジの回顧展に平行して、彼のデッサンを紹介する展覧会。1955年、南アフリカ共和国のヨハネスブルクに生まれたケントリッジは、木炭によるデッサンで構成されたアニメーション映画で知られているが、ほかに版画や彫刻、オペラといった分野でも活躍している。本展は、ケントリッジのデッサンとルーヴルの版画素描コレクションを対比的に展示する。
2009.10.22-
2010.6.21
Joseph Kosuth : ni apparence ni illusion
ジョゼフ・コスース、見せかけでも幻想でもなく
アメリカのコンセプチュアル・アートの旗手、ジョゼフ・コスースが、ルーヴル美術館に残る中世の城砦を舞台にして行う展覧会。1970年代初頭から、言葉と物との、あるいは言語と再現との関係をテーマに制作してきたコスースであるが、本展覧会では、仄暗い城砦に煌めく、白いネオンで書かれたフランス語のテキストの作品を展示する。
2010.3.25-
2010.6.21
Toussaint Dubreuil, Premier peintre d'Henri IV
トゥッサン・デュブルイユ、アンリ4世の主席画家
第2次フォンテーヌブロー派を代表するフランス人画家、トゥッサン・デュブルイユに焦点を当てた初めての展覧会。アンリ4世の庇護のもと、ルーヴル宮殿をはじめ、数々の宮殿装飾を手がけた画家デュブルイユ。フランス美術史上、最も美しいデッサンといわれる彼のデッサンの中から約50点を公開する。
2010.3.25-
2010.6.21
La collection Motais de Narbonne - Tableaux français et italiens des XVIIe et XVIIIe siècles
モテ・ドゥ・ナルボンヌのコレクション、17世紀・18世紀におけるフランス・イタリア絵画
1980年代初頭から蒐集を始め、17世紀と18世紀フランス・イタリア絵画の一大コレクションを築いた、エレナ&ギイ・モテ・ドゥ・ナルボンヌのコレクションを紹介する展覧会。ブーシェやル・ブランの絵画をはじめ、今回ルーヴル美術館に寄贈されたデリュエとヴィアーニの作品も展示する。彼らのコレクションは、今日においてもなお、素晴らしいコレクションが築けることの証明となるであろう。
2010.3.5-
2010.5.24
Sainte Russie
聖なるロシア
フランスにおけるロシア年にちなみ、ロシア近代化に多大なる寄与をした、ピョートル大帝のルーツに焦点を当てた展覧会。ラテン民族やヴァイキング、ビザンティン帝国との戦いを通じて形成された「ロシア」。本展覧会は、9世紀から18世紀までのロシア美術の成り立ちを、ロシア正教会の歴史とともに辿るものである。
2009.11.26-
2010.4.5
Michel Paysant : OnLAB
ミシェル・ペイザン、OnLAB
フランスをはじめイギリスやリュクサンブールで活躍する現代アーティスト、ミシェル・ペイザン。タイトルのOnLABとは、最先端の作品の実験室という意味。考古学に触発されたという本展のテーマは、オリジナル作品と複製作品、オブジェとヴァーチャルなイメージについて疑問を投げかけるものである。フランス修復研究センターやグルノーブル分光測定研究室の研究員らの協力のもとに、科学と芸術の境界を探る。
2009.11.26-
2010.2.22
Maîtres du dessin européen du XVIe au XXe siècle
16世紀から20世紀までのヨーロッパにおけるデッサンの巨匠たち
ジョルジュ・ペベロー・コレクションの中から、充実したデッサン作品を紹介する展覧会。コレクションの中心をなす17世紀から19世紀のフランスにおける、珠玉のデッサン作品はもちろんのこと、カスティリオーネやティエポロなど、16世紀から20世紀までのイタリアやドイツなどヨーロッパの他の国のデッサン作品をもまとめて展示する。
2009.11.26-
2010.2.22
Battista Franco 
バッティスタ・フランコ
16世紀、イタリア宮廷において活躍したヴェネツィア出身の画家、バッティスタ・フランコのデッサン展。深い考古学的知識に裏づけされた、精巧な筆致で知られる彼のデッサンは常に高い評価をされ、コレクターらに称賛をもって蒐集されてきた。ルーヴル美術館において初めて開催される彼の個展である本展は、ルネサンスのイタリア各地で愛された、フランコの明晰な描写の全貌を明らかにするものである。
2009.11.7-
2010.2.8
Le Louvre invite Umberto Eco : Mille e tre
ウンベルト・エーコ、1000と3
《薔薇の名前》で知られるイタリアの作家ウンベルト・エーコを招聘して行われる展覧会。本展は「リストの幻惑」というテーマのもとに集められた、過去の時代のものと現在のグラフィック作品を紹介するものである。会場には、色や名前、字体、数字、場所など、多種多様のリストなどをもとにした、多数の作品を展示する。
2009.10.24-
2010.1.18
Saison de la Turquie au Louvre
ルーヴルにおけるトルコ年
フランスにおけるトルコ年に合わせて、ルーヴル美術館では3つの企画展を同時に公開する。
「トプカプ宮殿のカフタン」展は、オスマン帝国の宮廷において、スルタンが身に付けていた、カフタンと呼ばれる毛皮の裏地がついた上着をはじめ、宝飾品の数々を紹介。「イズミルからスミルナへ、古代都市の発見」展では《エーゲ海の真珠》とも称される海に面した都市イズミルの代表的な芸術作品を、そして、「アナトリアの王家の墓、紀元前3千年のアラジャホユック」展ではトルコのアナトリア半島、アラジャホユック遺跡の王家の墓から出土した埋蔵品を公開する。
2009.9.17-
2010.1.4
Titien, Tintoret, Véronèse... Rivalités à Venise, 1540-1600
ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼ…1540-1600年 ヴェネツィアの巨匠たち
ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼをはじめとする16世紀ヴェネチアの偉大な画家たちが一堂に会し、作品を通じてお互いの競合関係に注目する。85点の絵画作品から、同じ主題や同等の主題を描いた作品を比べることで、画家たち同士がいかに影響し合い、また逆にそれぞれの個性をいかに提示したのかがテーマとなっている。
2009.6.25-
2009.9.21
Laurent de la Hyre, 1606-1656
ローラン・ド・ラ・イール、1606-1656
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2009.6.25-
2009.9.21
Breguet, l'art de mesurer le temps
ブレゲ、時を測る芸術
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2009.5.7-
2009.8.31
Le Louvre pendant la Seconde Guerre mondiale - Regards photographiques 1939-1947
第二次世界大戦中のルーヴル-写真の眼差し1939-1947
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2009.4.10-
2009.7.6
Les premiers retables (XIIe-début du XVe siècle) - Une mise en scène du sacré
初期キリスト教の祭壇画(12世紀〜15世紀初頭)-聖なるものの演出
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2009.3.6-
2009.6.29
« Les Portes du Ciel » : visions du monde dans l'Égypte ancienne
≪天国の門≫古代エジプト世界の展望
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2009.3.5-
2009.5.18
Imaginaire de l'Arioste - l'Arioste imaginé
アリオストからのイメージ、アリオストのイメージ
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2009.2.26-
2009.5.18
Waldmüller, 1793-1865
ヴァルトミュラー,1793-1865
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2009.1.22-
2009.4.13
Le petit dessein - Le Louvre invite la bande dessinée
小さな計画、ルーヴルから漫画への招待状
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2008.11.13-
2009.2.9
Abildgaard, 1743-1809
アビルドガール、1743-1809年
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2008.10.8-
2009.2.2
Picasso - Delacroix
ピカソ‐ドラクロワ
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2008.10.24-
2009.1.19
Bronzes français - De la Renaissance au siècle des Lumières
フランスのブロンズ‐ルネサンスから啓蒙の時代まで
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2008.10.8-
2009.1.12
La Renaissance aux Pays-Bas - Dessins du musée de Budapest
オランダのルネサンス‐ブダペスト美術館の素描
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2008.9.26-
2009.1.5
Andrea Mantegna (1431-1506)
アンドレア・マンテーニャ (1431-1506)
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2008.4.29-
2008.9.1
Pierre Mignard, dessins du musée du Louvre
ピエール・ミニャール−ルーヴル美術館の素描
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2008.4.18-
2008.7.21
Marie d'Orléans 1813-1839, Princesse et artiste romantique
マリー・ドルレアン1813-1839年,王女とロマン派の芸術家たち
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2008.3.14-
2008.6.2
Babylone
バビロン
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2008.2.7-
2008.5.5
Van Dyck graveur, l'art du portrait
ヴァン・ダイクのイコノグラフィー展
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2007.10.18-
2008.1.14
Biedermeier, de l'artisanat au design
ビーダマイヤー、手工業からデザインへ
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2007.10.5-
2008.1.7
L'art de l'Iran safavide, 1501-1736
イラン、サファヴィー朝の芸術1501-1736年
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2007.5.31-
2007.8.27
Camille Corot 1796-1875
カミーユ・コロー(1796-1875年)
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2007.4.27-
2007.7.9
La collection de Louis La Caze. 1869,Watteau et Chardin entrent au Louvre
ルイ・ラ・カズ・コレクション―1869年、ルーヴル所蔵のヴァトーとシャルダン
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2007.3.23-
2007.6.18
Praxitèle
プラクシテレス
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2007.3.8-
2007.6.7
Philippe de Chennevières (1820-1899) - Collectionneur de dessins français
フィリップ・ド・シュヌヴィエール―フランス素描のコレクター
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2007.2.17-
2007.5.14
Armenica Sacra
神聖なるアルメニア
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2006.10.27-
2007.1.22
Desiderio da Settignano
デジデリオ・ダ・セッティニャーノ
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2006.10.20-
2007.1.8
Les Dessins de Rembrandt
レンブラントのデッサン
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2006.10.20-
2007.1.8
William Hogarth
ウィリアム・ホガース
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2006.6.2-
2006.11.9
François-Marius Granet 1775-1849
フランソワ=マリウス・グラネ1775-1849年
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2006.6.1-
2006.10.16
Hubert Robert 1733-1808, dessins du musée du Louvre
ユベール・ロベール1733-1808年―ルーヴル美術館の素描
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2006.6.14-
2006.9.18
Les artistes américains et le Louvre
アメリカ人芸術家とルーヴル
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2006.7.6-
2006.9.4
" Le Trésor du monde " - Joyaux indiens au temps des Grands Moghols
世界の宝―ムガール帝国時代のインドの宝石
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2006.2.24-
2006.5.15
Ingres 1780-1867
アングル1780−1867年
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-2006.4.30 Les Van Blarenberghe, des reporters au XVIIIe siècle
ヴァン・ブラレンベルグ兄弟 画家と細密画家
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-2006.1.21 Trésors antiques, bijoux de la collection Campana
古代の宝物―カンパーナ・コレクションの宝石
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2005.9.22 -
2006.1.16
L'atelier de David
ダヴィッドのアトリエ
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-2006.1.2 Tunga, à la lumière des deux mondes
トゥンガ、二つの世界の光に照らされて
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2005.9.22 -
2006.1.2
Girodet 1767-1824
ジロデ 1767−1824年
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2005.9.29 -
2006.1.2
Goût classique; Les arts graphiques sous le règne de Louis XV
古典趣味 ルイ15世下のグラフィック・アート
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2005.9.29 -
2006.1.2
Frans Post ;Paysages brésiliens
フランス・ポスト ブラジルの風景家たち
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2005.6.10-
2005.9.12
Faïences de l'Antiquité (de l'Égypte à l'Iran)
古代の陶器(エジプトからイランまで)
内容を見る
-2005.8.21 De la Renaissance à l'âge baroque, Une collection de dessins italiens pour les
musées de France
ルネッサンスからバロック時代まで
フランスの美術館のためのイタリア素描コレクション
内容を見る
2005.5.12-
2005.8.15
Le dessin florentin sous les derniers Médicis 1620-1720
1620−1720年、メディシス末期時代下のフィレンツェ派の素描
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2005.3.10-
2005.6.6
La France romane au temps des capétiens (950-1150)
初期カペー王朝時代 (950-1150)のフランスにおけるロマネスク
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2005.2.17-
2005.5.16
Comme un rêve, le dessin
夢のように、素描
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2004.4.30-
2005.4.25
30 chefs-d'oeuvre des Arts de l'Islam du Metropolitan Museum
メトロポリタン美術館所蔵イスラム美術の名品30点
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-2005.2.10 Contrepoint, l'art contemporain au Louvre
対比―ルーヴルと現代アート
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-2005.1.17 Ludovico Carracci, dessins du Louvre
ルドヴィコ・カラッチ、ルーヴル美術館所蔵のデッサン
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2004.10.21-
2005.1.17
Le Sacre de Napoléon peint par David
ダヴィッドによるナポレオン戴冠式
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2004.10.8-
2005.1.10
Chefs-d'oeuvre de la collection Edmond de Rothschild. Dessins et estampes du XVe au XVIIIe siècle
エドモン・ロスチャイルドの主要コレクション。15−16世紀のデッサンと版画
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2004.10.7-
2005.1.10
Bernardo Bellotto Tableaux du château royal de Varsovie
ワルシャワ旧王宮蔵 ベルナルド・ベロット
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2004.9.25-
2005.1.3
Primatice, maître de Fontainebleau
プリマティス―フォンテヌブロー派
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2004.6.25-
2004.8.30
Ivoires. De l'Orient ancien aux temps modernes
古代オリエントから現代までの象牙工芸
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2004.3.26-
2004.7.12
Paris 1400, les arts sous Charles VI
パリ1400年、シャルル6世時代の芸術
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2004.4.9-
2004.7.5
Eugène Delacroix, Dessins du Louvre
ウジェーヌ・ドラクロワ、ルーヴル美術館所蔵の素描
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2004.4.9-
2004.7.5
Dante et Virgile aux enfers
地獄のダンテとヴェルギリウス
内容を見る
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オルセー美術館 Musée d'Orsay

会期 展覧会名 内容
2017.6.13-
2017.9.24
Portraits de Cézanne
セザンヌの肖像画
その画業において、およそ200点の肖像画を描いた、近代絵画の父、ポール・セザンヌ。なかでも、自画像は26点、妻オルタンス・フィケの肖像画は29点を残した。本展は、「肖像」というひとつのテーマを扱いながらも、多様な解釈を提示したセザンヌの肖像画に焦点を当て、その独自性を明らかにする。彼の作品の最も個人的かつ最も人間味のある側面に接する貴重な機会と言える。
2017.3.14-
2017.6.25
Au-delà des étoiles. Le paysage mystique
星の彼方に、神秘的な風景
象徴主義の画家たちが描いた風景画に見られる「神秘性」あるいは「神秘的な描写」に焦点を当てた展覧会。カナダ・トロントのアートギャラリー・オブ・オンタリオとの共同企画。西洋絵画史において、風景表現は「ありのままの自然を再現する」ことだけではなく、作者、ひいては「人間の内的感情や精神的な経験を反映」させることもまた、目的の一つとみなされた。本展は、ゴーギャンやドニ、ホドラー、クリムトらに加えて、1920年代〜1930年代に活動したカナダを代表する画家たち、ローレン・ハリスやトム・トムソンの作品も並べて、人間の精神世界と自然あるいは風景との密接な結び付きを提示する。
2016.11.15-
2017.3.5
Frédéric Bazille(1841-1870). La jeunesse de l'impressionnisme
フレデリック・バジール(1841-1870)、印象派の揺籃期
印象派の画家、フレデリック・バジールの作品と生涯を、同時代のドラクロワやマネ、モネ、ルノワールらの作品とともに並べて振り返りながら、その画業の変遷と独創性に光を当てる。本展は、モンペリエのファーブル美術館を皮切りに巡回する、国際的な回顧展であり、パリのオルセー美術館とワシントン・ナショナル・ギャラリーとの共同企画により実現した。
2016.9.27-
2017.1.15
Spectaculaire Second Empire, 1852-1870
第二帝政(1852-1870)の華やぎ
2016年秋に開館30周年を迎えるオルセー美術館が、フランスの歴史における「第二帝政」の文化・芸術に光を当てる展覧会。第二帝政とは1852年から1870年という約20年の間にしかれた君主制であり、皇帝ナポレオン3世が統治した。近代パリの礎が築かれたのもこの時期で、特に大規模な都市改造は当時の市民生活を大きく変え、芸術家たちの創作にも多大な影響を与えた。本展は同時代の絵画や彫刻、写真に加えて、建築素描や工芸品などを多数展示し、短いながらも多産かつ輝かしい文化的功績を残した「第二帝政」の実像に迫る試み。
2016.5.10-
2016.9.11
Charles Gleyre (1806-1874). Le romantique repenti
シャルル・グレール 悔い改めたロマン派の画家
19世紀中頃にフランスで活動した画家シャルル・グレールのフランスでは初めてとなる展覧会。グレールと言えば、彼の画塾に学んだジェロームやモネ、バジールらが知られているが、彼自身は伝統的な絵画様式を重んじるアカデミスムの画家として、同時代のパリ画壇において重要な位置を占めた。本展はスイスのローザンヌ州立美術館から貸し出された多くのグレール作品を並べて、その画業を本格的に紹介する。
2016.3.22-
2016.7.17
Le Douanier Rousseau. L'innocence archaïque.
税関吏ルソー 古風な純粋さ
19世紀末から20世紀初頭にかけてフランスで活動した画家アンリ・ルソーの創作を、「アルカイスム」をテーマにひもとく展覧会。「アルカイスム」とは古代芸術に見られる素朴さを追求する考えを意味するもので、これはルソー作品にとって不可欠の要素である。本展は、彼の代表作とともにスーラやピカソの作品を並べて、ルソーが描いた「素朴さ」が、20世紀の近代絵画にどれほどの影響をもたらしたのかを明らかにする。
2015.10.14-
2016.1.24
Qui a peur des femmes photographes ? 1839 à 1945 Deuxième partie : 1918-1945
女性の写真家を恐れるのは誰か? 1839年から1945年までの写真史:第二部 1918年から1945年まで
近年の写真史研究の成果に基づき、フランスで初めて実現した展覧会。写真の発展に「女性」が大きく貢献したという事実について、二部構成で紹介し、19世紀中頃からおよそ1世紀にわたる写真の歴史を「女性」という観点で振り返る。展覧会の第一部は、オランジュリー美術館で同時期に開催され、本展はその第二部に当たる。
2015.9.22-
2016.1.17
Splendeurs et misères. Images de la prostitution en France (1850-1910)
栄華と貧窮、1850年から1910年までのフランスにおける「売春」のイメージ
「売春」というテーマを掲げた初めての展覧会となる本展は、19世紀後半から20世紀初頭のフランスにおける芸術家たちが、売春をする人々あるいは娼館という場所をどのように作品に表したのかを、絵画や当時の資料を通じて再考する。マネの《オランピア》やドガの《アプサントを飲む人》、さらにロートレックの多くの作品で描かれた彼女たちは、高級娼婦の花形から街娼まで、その地位はさまざまであり、本展は社会的・文化的側面からその実像に迫る試み。
2015.4.14-
2015.9.13
Dolce Vita? Art décoratif italien 1900-1940, du Liberty au design industriel
甘い生活? 1900年から1940年のイタリアにおける装飾芸術、リバティから工業デザインまで
20世紀初頭のイタリアにおいて、装飾芸術は統一国家としての歩みを推し進めるために、重要な役割を与えられた。高級家具職人や陶工、ガラス職人たちは、真の「イタリアン・スタイル」を生み出すべく、多くの芸術家たちと協力しながら、創作に励んだのである。本展は、20世紀前半に制作された作品およそ100点を通して、イタリア装飾芸術の豊かな展開をたどるだけではなく、未来派や現代的なデザインの誕生の背景もまた明らかにする。
2015.3.17-
2015.7.19
Pierre Bonnard. Peindre l'Arcadie
ピエール・ボナール アルカディアを描く
19世紀末から20世紀前半に活動した、フランスを代表する画家の一人、ピエール・ボナール。小さな絵画から大画面の絵画まで、彼の作品では、肖像や静物、風景といった、さまざまな主題が取り上げられる。それらは画家の本能的で繊細な感性と、鋭い観察力そして豊かな装飾美学によって生み出されたものである。今回は、その画業の全貌を明らかにする回顧展であり、オルセー美術館での会期を終えた後に、マドリードとサンフランシスコに巡回を予定している。
2014.11.18-
2015.2.22
7 ans de réflexion. Dernières acquisitions
近年の新規収蔵品に見る、オルセー美術館7年の歩み
オルセー美術館がこの7年の間に新たに収蔵した作品を多数展覧し、国立美術館として所蔵品の充実をはかってきた7年の軌跡を振り返る。1848年から1914年までの間、すなわち19世紀後半から20世紀初頭にかけて制作された絵画、彫刻、美術工芸品などを所蔵するこの美術館が、多くの来館者たちに、新たな仲間入りを果たした作品に触れ、親しんでもらうために開催される展覧会。
2014.10.14-
2015.1.25
Sade. Attaquer le soleil
サド、太陽を攻めて
アルフォンス・ドナスィヤン・ド・サド、通称サド侯爵は、18世紀フランスの小説家であり、文学および芸術の歴史に多大な衝撃を与えた人物と言える。本展は、サド研究の専門家アニー・ル・ブラン監修のもと、ゴヤやジェリコー、アングル、ピカソらの作品を通して、その人物像と作品世界に迫る試み。※一部の展示品に暴力的な描写・内容が含まれる。
2014.6.24-
2014.9.28
Carpeaux (1827-1875), un sculpteur pour l'Empire
カルポー(1827-1875)、帝政時代の彫刻家
ナポレオン3世のもとで活躍した芸術家ジャン=バティスト・カルポー。19世紀後半のフランス彫刻の代表的作家と認識されることの多いカルポーは、彫刻作品だけでなく、数多くの肖像画やデッサンも後世に残している。1975年以来の回顧展となる本展では、15年間という濃縮されたキャリアの中で、作家の残した数々の作品から、カルポーの意外な側面に光を当てる。
2014.3.11-
2014.7.6
Van Gogh / Artaud. Le suicidé de la société
ファン・ゴッホ/アルトー 社会によって死に追いやられた者
1947年のファン・ゴッホ回顧展開催の数日前に、アントナン・アルトー(1896-1948)によって書かれたテキストを基にした展覧会。画家の狂気を唱える従来の意見とは異なり、アルトーは、ゴッホの類稀な「明晰さ」が、いかに一般人の心をかき乱すものだったかを説いた。画家が絵の中に「耐え難い真実」を表現することを拒んだ「社会」が、やがて彼を自殺へと追い込んでいく。アルトーによる独自の分類に従い、ゴッホの30点余りの絵画およびデッサン、直筆の手紙などを展示する。
2014.2.11-
2014.5.11
Gustave Doré (1832-1883). L'imaginaire au pouvoir
ギュスターヴ・ドレ(1832-1883) 想像の力
19世紀のフランスで活動した、ストラスブール出身の画家ギュスターヴ・ドレは、15歳で風刺画家としてその画業を開始して以降、版画や彫刻などの分野でも多才な創作を行った、この時代を代表する芸術家の一人である。本展は、およそ30年ぶりとなる回顧展であり、ドレの作品と後世への影響を再考する。
2013.9.24-
2014.1.2
Masculin / Masculin. L'homme nu dans l'art de 1800 à nos jours.
男性/男性 1800年から現代までの芸術にみる男性裸像
17世紀から19世紀において、男性裸像が伝統的な主題のひとつであり、西洋美術の重要な要素であったことは広く知られている。しかしながら「裸婦像」が展覧会などで頻繁に取り上げられるのに対して、「男性裸像」がその機会を得ることは極めて限られていたと言えるだろう。本展は、絵画、彫刻、グラフィック・アート、写真といったさまざまな技法で表現された、この「男性裸像」を哲学的あるいは社会学的、さらには解釈的、遊戯的すなわち多角的な側面からとらえ直す試み。
2013.6.11-
2013.9.15
Félicie de Fauveau. L'amazone de la sculpture.
フェリシ・ド・ファボー 彫刻界のアマゾネス
19世紀に活躍した女性彫刻家フェリシ・ド・ファボー。王室崇拝者、熱心なカトリック信者、そして独身のフェミニスト。紋章学の象徴から多くのインスピレーションを受けながら、戦闘的とも狂信的とも描写される、独特のカトリックの図像に傾倒していった。彼女の多くの作品は今日散逸しており、本展はフランスでの初のド・ファボーの回顧展となる。
2013.4.16-
2013.8.18
Une passion française. La collection Marlene et Spencer Hays
フランス美術への情熱 マルレーヌ&スペンサー・ハイズ・コレクション
フランス美術へ多大な情熱を傾けた、あるアメリカ人美術愛好家夫妻の優れたコレクションを紹介する。オルセー美術館館長とコレクターである夫妻との友情から実現した本展では、19世紀から20世紀初頭に活躍したフランスの画家たちの作品が並び、それらの多くが今回フランスへの初めての「里帰り」となる。ヴュイヤールやボナール、ドニらナビ派をはじめ、象徴派のルドンや印象派のモリゾ、カイユボットなどの貴重な作品を通して、著名な画家の知られざる作品を発見すると同時に、コレクターの確かな審美眼にも触れることができる展覧会。
2013.3.5-
2013.6.23
L'ange du bizarre. Le romantisme noir de Goya à Max Ernst
奇妙な天使 ゴヤからマックス・エルンストにみる黒いロマン主義
イタリアの美術史家で著述家のマリオ・プラーツが1930年代に指摘した「黒いロマン主義」を美術史的観点から探る展覧会。18世紀後半のイギリス文学に端を発したこの「黒いロマン主義」は同時代の画家や版画家たちをも魅了し、幻想、死、暗闇、怪奇、恐怖といったテーマを扱う作品が数多く制作された。本展では、絵画やグラフィック、映像作品などおよそ200点を一堂に会し、多様な芸術表現を生み出した「黒いロマン主義」の特質を再考する。
2012.11.13-
2013.3.10
Félix Thiollier (1842-1914), photographies
フェリックス・ティオリエ(1842-1914)写真作品
サン=テチエンヌ生まれの写真家フェリックス・ティオリエ。パリでは初の回顧展となる。37歳で年金受給者となり、地域の研究と芸術に情熱を捧げた。文化財の保存目的に写真を撮り始めた彼が、その才能を認められたのは、長い時間が経った後だった。19世紀から20世紀にかけた時代の転換期に、田舎の風景が産業の変化に彩られていく様子を、ティオリエの写真が語る。
2012.9.25-
2013.1.20
印象派の絵画を「モード」の視点から再考する展覧会。市民の日常や現代生活を主題とした印象派の画家たちが描く、同時代の人々の「装い」に注目し、19世紀後半の市民社会における急速かつ明白な「服飾の変容」をたどる試み。2013年2月以降、ニューヨークのメトロポリタン美術館およびシカゴ・アート・インスティテュート巡回予定。
2012.10.16-
2013.1.13
Victor Baltard Le fer et le pinceau
ヴィクトール・バルタール 鉄と筆
パリのレ・アール(中央市場)を建てた人物として有名な、19世紀の建築家ヴィクトール・バルタール。今はなきバルタールの名と取り壊された旧レ・アール建築は、今でも多くのパリジャンの記憶に残るパリの代名詞と言える。本展は、バルタールのデッサン、模型、写真、版画、絵画、家具、ステンドグラスを一堂に会し、その多面的な才能を再現する。建築では「鉄の使い手」の異名を取り、その一方でアングルやフランドランなどと肩を並べ筆を執った画家でもある、この稀代の建築家兼アーティストの実像に迫る。
2012.6.12-
2012.9.9
Misia, reine de Paris
ミシア、パリの女王
ベル・エポック、すなわち19世紀末のフランス美術界における伝説的な人物の一人、ミシア・ゴデブスカ。優れたピアニストとしても知られる彼女が、同時代の芸術家たちに与えた影響は計り知れない。ルノワールやボナール、ヴュイヤール、ヴァロットン、トゥールーズ=ロートレックといった画家たちとの交流に加えて、ディアギレフやニジンスキー、コクトー、シャネルの友人でもあった彼女は、芸術家たちの良きパトロンであると同時に彼らのミューズでもあった。本展は、名立たる画家たちが描いたミシアの肖像画や彼女にまつわる作品を多数展覧し、「パリの女王」とも言うべき女性、ミシアと同時代のフランス美術の創造性に溢れた結び付きを明らかにする。
2012.3.13-
2012.7.1
Degas et le nu
ドガと裸体
1988年グラン・パレで開催されて以来、パリでは初の大々的なドガの回顧展がオルセー美術館で開催される。モネ、マネに続き、19世紀後半の巨匠に焦点を当てる同館展覧会の第三弾目。裸体はドガの長いキャリアの中で繰り返し現れるモティーフであり、作家にとって最も重要なテーマであった。絵画、彫刻、デッサン、版画、そして最も優れた完成度を見せるパステルなど、ドガ作品を一堂に会し「ドガと裸体」のテーマの発展をたどる。ボストン美術館との共同開催。
2012.2.7-
2012.5.6
Akseli Gallen-Kallela (1865-1931). Une passion finlandaise
アクセリ・ガッレン=カッレラ (1865-1931)、フィンランドの情熱
19世紀末のフィンランドを代表する画家、アクセリ・ガッレン=カッレラ。1880年代にパリの画塾アカデミー・ジュリアンに学び、フランスと緊密な関係を結んだ北欧の画家に光を当てる展覧会。これまでフランスでは彼の作品をまとめて展覧することはほとんどなく、本展が初めてとなる。フィンランドの民族叙事詩カレワラを題材にして、絵画制作を行ったガッレン=カッレラの芸術を紹介する。
2011.9.13-
2012.1.15
Le Culte de la beauté
Mouvement esthétique en Grande-Bretagne, 1860-1900
美への崇拝、1860年から1900年のイギリスにおける耽美主義
本展は19世紀後半のイギリスにおける耽美主義芸術に光を当てる。ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティやホイッスラー、エドワード・バーン=ジョーンズの絵画作品に加えて、ウィリアム・モリスやオーブリー・ビアズリー、さらにはオスカー・ワイルドらの創作にも注目しながら、同時代の写真や装飾美術、文学にも多大な影響を与えた、19世紀後半の美術運動の実像に迫る。
2011.4.5-
2011.7.3
Manet, inventeur du Moderne
マネ、近代美術の創始者
19世紀後半のフランスの画家、エドゥアール・マネの後期作品を中心に構成される展覧会。マネの絵画作品の中で、後期作品はあまり知られていないものも多いが、彼の画業にとっては極めて重要である。本展では、彼と同時代の社会背景や政治情勢あるいは画家自身の周辺を取り巻いた状況を踏まえて、「近代美術の創始者」であるマネの歴史的位置付けを再考する。
2011.3.8-
2011.5.29
Gustav Mahler
グスタフ・マーラー
指揮者で作曲家のグスタフ・マーラーの没後100周年にちなんで開催される展覧会。ウィーンの楽友協会とパリのマーラー・メディアライブラリー所蔵の史料を通じて、新たな視点からこの音楽家をとらえ直し、さらには彼の人生と創作の過程を再びたどることによって、これまで語られてきたマーラー像とは異なる、その実像に迫ろうとする試み。
2011.3.8-
2011.5.29
Peinture préraphaélite et photographie artistique en Grande-Bretagne (1848-1875)
イギリスにおけるラファエル前派の絵画と芸術写真 (1848-1875)
19世紀後半のイギリスにおいて、ラファエル前派の画家たちは、同時代の芸術写真に対し大いなる美的共鳴を見出した。ラファエル前派と関わりの深い評論家ジョン・ラスキンの著作においても、ヴィクトリア朝時代の写真家への言及は、画家に対するものと同様になされている。彼らは互いをよく知っていたし、ダンテやシェイクスピア、バイロンの作品から自分たちの創作のインスピレーションを得ていたことも共通している。本展は、そうしたラファエル前派の絵画と同時代の芸術写真の関係を明らかにしようとする試み。
2010.10.19-
2011.1.23
Jean-Léon Gérôme (1824-1904) L'histoire en spectacle
ジャン=レオン・ジェローム (1824-1904) 劇化された歴史
古代をテーマにした新古典主義的な作風で有名な画家、そして彫刻家でもあったアカデミスムの巨匠、ジャン=レオン・ジェロームの回顧展。美術学校の教員、サロンの審査員をも務めた古典的アカデミスムを継承したジェロームは印象派と敵対する立場をとり続けたことで有名である。
歴史的な題材、劇化されたモチーフ、東洋趣味など、ジェロームの画風と彫刻家としての才能を再発見する展覧会。
2010.3.16-
2010.6.27
ドストエフスキーの大作から想を得た、美術評論家ジャン・クレールによる監修の展覧会。フランス革命直後の1791年、国民議会議員ル・ペルティエ・ドゥ・サン=ファルゴーが、死刑廃止法案を国会に提出したときから、1981年にフランスにおいて死刑廃止が実現したときまでの、約2世紀の間における、犯罪をテーマにした作品をまとめて紹介する展覧会。なお、展示作品の中には、感じやすい方や未成年の方に、刺激が強すぎるものも含まれている。
2010.3.16-
2010.6.20
Meijer de Haan, le maître caché
マイヤー・デ・ハーン、知られざる巨匠
ゴーギャンの友人として知られる、オランダ出身の画家ヤコブ・マイヤー・デ・ハーンの仕事を初めて本格的に紹介する展覧会。これまであまり正当な評価をされてこなかったマイヤー・デ・ハーンであるが、1880年から1890年におけるゴーギャンを中心としたグループにおいて、彼は重要な画家の一人であった。本展覧会では、ポン=タヴェンやプルデュで、ゴーギャンとともに制作した作品をはじめ、この知られざる巨匠の全貌を明らかにする。
2010.2.17-
2010.5.24
Patrick Jouin,La substance du design
パトリック・ジュアン、デザインの実質
アラン・デュカス経営のレストラン『プラザ・アテネ』の設計や、リール駅舎のデザインで知られる、国際的に活躍するフランスを代表するデザイナーの一人、パトリック・ジュアン。本展覧会では、ジュアンと彼のデザイン事務所がこの10年間に生み出した、様々なプロジェクトにおけるデザイン約20作品を紹介する。
2009.5.27-
2010.5.24
elles@centrepompidou
彼女たち@ポンピドー・センター
国立近代美術館が所蔵する、現代の女性芸術家たちの作品が一堂に会する展覧会。女性だけのコレクションを紹介するという、世界で初めての試み。
2009.10.20-
2010.2.4
Art Nouveau Revival
アール・ヌーヴォー・リヴァイヴァル
19世紀末、ベルギーやフランスを中心にヨーロッパ中に広まった芸術様式アール・ヌーヴォーと、1950年代から1970年代における、そのリヴァイヴァル・ブーム時に制作された作品を比較する展覧会。次々と新しい様式が生み出される中で、ほとんど忘れ去られていたアール・ヌーヴォーであったが、1960年代に入ると、デザイン分野だけでなく、美術史やアート・マーケットにおいても本格的に再評価をされるようになった。本展覧会では、時代を超えて、家具やファッションや映画、広告デザイン、はたまたサイケデリックな美学にまで影響を及ぼし、新たな創造の源となったという側面から、アール・ヌーヴォーを検証する。
2009.10.20-
2010.2.4
James (art) Ensor
ジェームズ(アート)アンソール
ニューヨーク近代美術館との協力で実現したこの展覧会。ベルギーの画家ジェームズ・アンソール(1860-1949)はその痛烈な皮肉と、嘲弄、自嘲の感覚、強烈な色彩、豊かな表現力によって、表現主義の先駆者と位置づけられている。アンソールの作品に見る「断絶」と「連続性」をテーマに約90点を紹介。
2009.6.30-
2009.9.13
Max Ernst « Une semaine de bonté » - les collages originaux
マックス・エルンストのコラージュ≪百頭女≫
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2009.4.7-
2009.7.19
Italiennes modèles : Hébert et les paysans du Latium
イタリアのモデル: エベールとラティウム(イタリア中部)の農民
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2009.4.7-
2009.7.19
Voir l'Italie et mourir : photographie et peinture à l'épreuve du « Grand Tour » au XIXème siècle.
イタリアを見て死ね:19世紀の“グランド・ツアー”の写真、絵画、版画
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2009.3.10-
2009.5.31
Oublier Rodin ? La sculpture à Paris 1905-1914
ロダンを忘れるか?パリの彫刻1905-1914
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2008.10.8-
2009.2.2
Le déjeuner sur l'herbe, Picasso et les maîtres
草上の昼食―ピカソと巨匠たち
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2008.9.30-
2009.1.4
Pastels, la collection du musée d'Orsay
パステル画−オルセー美術館のコレクションから
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2008.10.21-
2009.1.2
La France regarde le Japon. Le japonisme et les arts de la table en France.
フランスが夢見た日本―陶器に写した北斎、広重
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2008.10.21-
2009.1.2
Masques. De Carpeaux à Picasso
仮面 カルポーからピカソまで
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2008.5.27-
2008.9.7
Aquarelle, atelier et plein-air
水彩画−アトリエと戸外
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2008.5.27-
2008.9.7
Le daguerréotype français dans les collections du musée d'Orsay
フランス、ダゲレオタイプ写真─オルセー美術館のコレクションから
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2008.5.27-
2008.9.7
Le belle image, l'art du calotype britannique
美しいイメージ─イギリス、カロタイプ写真の芸術
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2008.4.1-
2008.6.22
Lovis Corinth (1858-1925)
ロヴィス・コリント(1858-1925)
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2008.1.12-
2008.4.27
Leon Gimpel (1873-1948), les audaces d'un photographe
レオン・ギンペル(1873-1948),写真家の大胆さ
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2008.1.22-
2008.4.13
Alexandre Charpentier (1856-1909) naturalisme et art nouveau
アレクサンドル・シャルパンティエ(1856-1909):自然主義とアール・ヌーヴォー
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2007.11.13-
2008.2.3
Ferdinand Hodler (1852-1918)
フェルディナント・ホドラー(1852-1918)
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2007.10.16-
2008.1.6
Dessins d'Odilon Redon (1840-1916)
オディロン・ルドン(1840-1916)の素描
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2007.6.19-
2007.9.16
Les Expositions universelles, architectures réelles et utopiques.
万博,現実と空想の建造物
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2007.6.19-
2007.9.16
De Cézanne à Picasso, chefs d'œuvre de la galerie Vollard
ヴォラール画廊―セザンヌからピカソまで
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2007.3.6-
2007.5.27
Léon Spilliaert (1881-1946)
レオン・スピリアールト
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2007.3.6-
2007.5.13
Jules Bastien-Lepages (1848-1884)
ジュール・バスティアン=ルパージュ
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2007.3.6-
2007.5.13
La forêt de Fontainebleau, un atelier grandeur nature
フォンテーヌブローの森、大いなる自然のアトリエ
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2006.11.21-
2007.1.28
Autour de 1900 : un ensemble Art Nouveau. La donation Rispal
1900年前後、アール・ヌーヴォー・コレクション:リスパル寄贈品から
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2006.10.31-
2007.1.21
La Photographie de Maurice Denis
モーリス・ドニの写真
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2006.10.31-
2007.1.21
Maurice Denis
モーリス・ドニ
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2006.10.24-
2007.1.14
Correspondances Musée d'Orsay/Art contemporain
オルセー美術館通信/現代アート
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2006.7.11-
2006.10.1
Auguste Rodin / Eugène Carrière
ロダン/カリエール
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2006.6.27-
2006.9.24
L'oeuvre d'art et sa reproduction photographique
美術作品と写真による再現
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2006.6.27-
2006.9.17
Du symbolisme à l'expressionnisme Willumsen (1863-1958), un artiste danois
象徴主義から表現主義―デンマークの芸術家ヴィルムセン(1863-1958)
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2006.5.30-
2006.9.3
Dessins de Jean-François Millet
ジャン=フランソワ・ミレーのデッサン
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-2006.6.4 Saint-Gobain (1665-1937) :une entreprise devant l'Histoire
サンゴバン(1665-1937):歴史と歩む企業
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-2006.6.4 Figures et portraits
人々の姿とポートレート
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2006.2.28-
2006.5.28
Cézanne et Pissarro, 1865-1885
セザンヌとピサロ 1865−1885年
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2005.9.20 -
2006.1.8
L'Art russe dans la seconde moitié du XIXe siècle;en quête d'identité
19世紀後半のロシア美術:アイデンティティを求めて
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2005.9.27-
2006.1.1
Eglises : orient ou occident ?
教会:東方か西方か?
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-2005.9.4 L'empire brésilien et ses photographes
ブラジルの帝国とその写真家たち
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2005.5.24-
2005.8.28
Daumier, les célébrités du Juste Milieu
ドーミエ、中道派の名士たち
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-2005.7.3 Le Théâtre de l'Oeuvre 1893-1900; naissance du Théâtre moderne
名作座1893−1900年、近代演劇の誕生
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2005.3.14-
2005.6.26
Le Néo-impressionnisme, de Seurat à Paul Klee
新印象主義:スーラーからポール・クレーまで
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-2005.2.13 La maison Wendel, trois siècles d'industrie en Lorraine(1704-2004)
ヴェンデル社、ロレーヌ地方での300年(1704-2004)の製鉄産業
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2004.10.19-
2005.1.16
Stieglitz et son cercle: la modernité à New-York 1905-1930
スティーグリッツとその周辺:ニューヨークのモダニズム1905-1930年
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-2004.9.13 Photographies de guerre, de la Crimée à la Première Guerre mondiale
戦争写真、クリミア戦争から第一次世界大戦まで
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2004.6.16-
2004.9.12
La Main aux algues et aux coquillages, Le testament artistique d'Emile Gallé
「エミール・ガレの芸術的遺言-海草と貝殻のついた手-」展
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2004.6.2-
2004.9.5
Jongkind (1819−1891)
ヨンキント(1819-1891)
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ポンピドー・センター Centre Pompidou

会期 展覧会名 内容
2017.6.21-
2017.10.23
David Hockney
デビッド・ホックニー
今世紀の最も重要な画家の一人に名を連ねる、デビッド・ホックニー。「プール」や「二重のポートレート」「風景」など、ホックニーの有名なモチーフから、近年のiPadなどの最新メディアを使用した作品まで、画家の80年のキャリアを振り返る。160点余りの絵画、写真、版画、映像、デッサンとともに、ジャン・デュビュッフェ、フランシス・ベーコン、ピカソなど、ホックニーが影響を受けた画家についても考察。テート・ブリテン、メトロポリタン・ミュージアムとの共同企画。
2017.6.15-
2017.9.11
Anarchéologies
アナルケオロジー
ミシェル・フーコーによって発案された造語《アナルケオロジー(Anarchéologies)》。『知の考古学』を発表後、1970年の末、コレージュ・ド・フランスでの講義にて初めて発語された、Anarchy(無政府状態)とArchéologie(考古学)を掛け合わせたこの造語には、「知」と「権力」は分けられるべきだという、フーコーの一貫する思想が見てとれる。本展は、この概念を基軸に、現代作家の作品を展示し、改めてフーコーの提示した思想と現代との接点についての思索を深める。
2017.4.26-
2017.8.14
Walker Evans
ウォーカー・エヴァンス
20世紀アメリカの最も重要な写真家の一人と称されるウォーカー・エヴァンス。経済危機に瀕するアメリカを捉えた30年代、また「フォーチュン誌」に掲載された40年、50年代の作品を通じて一貫する、彼の『ドキュメンタリー』スタイルはその後多くの写真家や作家に影響を与えた。エヴァンスの全作品300点を展示する回顧展。
2017.4.12-
2017.7.3
Mutations-Créations / Ross Lovegrove
変化と創造 / ロス・ロヴグローヴ
自然とその進化の過程から着想するインダストリアル・デザイナー、ロス・ロヴグローヴ。また、初期よりデジタル技術を駆使した制作に取り組む。本展は、ロヴグローヴの創造、自然、テクノロジーの融合といった側面に着目する。
2016.11.30-
2017.4.24
Cy Twombly
サイ・トゥオンブリー
サイ・トゥオンブリーの大規模回顧展。140点に及ぶ絵画、彫刻、デッサン、写真を展示する。グラフィティや書のような筆致が特徴的な1950年代の初期の作品から、コンポジションの60年代、そしてミニマリスムやコンセプチュアル・アートへの返答としての70年代と、トゥオンブリーの全体的な画業を追う。
2016.10.19-
2017.2.20
Jean-Luc Moulène
ジャン=リュック・ムレーヌ
フランス出身の現代アーティスト、ジャン=リュック・ムレーヌの個展。約30点の新作展示により、近年の成果を発表する。数学における『集合論』の概念から着想を深め、「空間」および「身体と物質」の関係に問いかける。
2016.10.12-
2017.1.30
Prix Marcel Duchamp 2016. Les Nommés
マルセル・デュシャン賞 2016 候補者展
現代アートの生みの親とも言うべきアーティスト、マルセル・デュシャンの名のもと、毎年ポンピドー・センターが主体となって開催されているマルセル・デュシャン賞。長らく開催されてきたデュシャン賞において、初の試みとなる本展は、4人の最終候補者たちが、広く一般に認知されるための機会をつくる。
2016.9.21-
2017.1.23
Magritte. La trahison des images
マグリット イメージの裏切り
20世紀のシュールレアリスト、ルネ・マグリットの回顧展。不可思議な風景、意外なオブジェの配置で知られる、マグリットの最も有名な作品から知られざる作品まで、100点余りの絵画、デッサン、アーカイブ資料が一堂に会する。本展は、エドワード・ムンク、アンリ・マティス、マルセル・デュシャンなどに続き、ポンピドー・センターの送る「20世紀の巨匠シリーズ」のひとつ。
2016.6.22-
2016.10.3
Beat Generation
ビート・ジェネレーション
ウィリアム・バロウズ、アレン・ギンズバーグ、ジャック・ケルアックによって1940年代に生み出された文学と芸術のムーヴメント「ビート・ジェネレーション」。1957年から1963年に、パリはその中心的舞台であり、当時彼らの定宿地となっていた「ビート・ホテル」(9 rue Gît-Le-Cœur)は、映像・音楽実験の活発な場となっていた。
会期中は、レクチャー、コンサート、映画など、館全体でさまざまな関連プログラムを提供し、多くの世代に影響を与え続ける「ビート・ジェネレーション」の魅力に迫る。
2016.6.8-
2016.8.29
Un art pauvre
貧しい芸術
アメリカのポップ・アートやミニマリストたちに対抗するようにイタリアに出現した芸術動向アルテ・ポーヴェラ。これを中心に、音楽、デザイン、建築、パフォーマンス、実験映画まで、「貧しさ」をキーワードとする、60年代の芸術を改めて振り返る。マリオ・メルツ、ミケランジェロ・ピストレット、ヤニス・クネリスなど、現在も活躍中のアーティストの作品が集結する。
2016.5.11-
2016.8.22
Pierre Paulin
ピエール・ポラン
20世紀のフランス・デザイン界を代表する一人、ピエール・ポランの作品と約40年の創作を振り返る展覧会。代表作「リボンチェア」で広く知られるポランは「身体と快適」の関係を探究し、20世紀のデザイン史に大きな足跡を残した。70点以上の家具と未発表のデッサンおよそ50点を展示し、「新しいアール・ド・ヴィーヴル(生活術)」を提案したポランの独創性に光を当てる。
2016.4.6-
2016.8.1
Paul Klee. L'ironie à l'œuvre
パウル・クレー 作品にアイロニーの色を
フランス国内では1969年以来となるパウル・クレーの大回顧展。スイスのツェントゥルム・パウル・クレーといった重要施設からプライベートコレクションまで、250点におよぶ重要なクレー作品が本展のために集結する。『ロマンティックなアイロニー』をテーマに、クレー作品の「パロディー性」にフォーカスしながら、謎に包まれたその人物像に新しい光を当てる試み。ウォルター・ベンヤミンが所蔵した《Angelus Novus(新しい天使)》など、伝説のクレーの二点の水彩も出品される。
2015.12.16-
2016.4.18
Anselm Kiefer
アンゼルム・キーファー
1945年生まれのアンゼルム・キーファーは、ゲルハルト・リヒター、ゲオルグ・バーゼリッツ、シグマー・ポルケなどとともに、70年代より活躍しているドイツ出身の画家である。ドイツの歴史や神話などを題材にしたキーファーの作品は、その独自性においてすぐさま頭角を現し、国際的な文脈では新表現主義として注目を集めた。本展では、キーファーの60点余りの絵画作品を、インスタレーション、ステンドグラスや、彼の著作と並べて展示。ドイツの歴史、そしてその暗部にも徹底的に向き合いながら創作し続ける、彼の画業に迫る。
2015.6.24-
2015.9.28
Mona Hatoum
モナ・ハトゥム
さまざまなメディウムを用いた作品が特徴的な、パレスチナ出身、イギリス在住アーティスト、モナ・ハトゥム。レバノンに生まれるが、イギリスへ亡命。その地で美術教育を受ける。ポンピドー・センターでは、1977年から2015年までに制作された100点余りとなる作家の作品を展示。モナ・ハトゥムの初の大規模な個展となる。
2015.6.24-
2015.9.14
Valérie Belin Les images intranquilles
ヴァレリー・ベラン 不穏のイメージ
知っているはずの世界が不意に見知らぬものに見えてくる不気味な感覚 ― フロイトはこれを「Unheimlich」と名付けた。蝋人形なのか本物なのか、見分けのつかない、マネキン、そして生気のない女性たちの表情。本展は、「マネキン」を主題とした40点余りのベランの最新作を展示。「Unheimlich」(不気味)と形容されるに相応しい作家の独特の世界観を展覧する。
2015.6.24-
2015.9.14
Gottfried Honegger
ゴットフリード・ホネガー
近現代アートのコレクターであり、パブリックコレクションの偉大な寄贈者でもあるアーティスト、ゴットフリード・ホネガー。チューリッヒでグラフィックデザイナーとしてキャリアをスタートし、1950年より絵画に着手。アメリカの抽象表現主義の作家や、またフランスではソニア・ドローネー等と親交を深め、前衛芸術家グループの中で活動した。これまであまり研究されてこなかったホネガーの画業に改めて光を当てる。
2015.4.29-
2015.8.3
Le Corbusier. Mesures de l'homme
ル・コルビュジエ 人体寸法
建築家でありながら、画家、彫刻家、思想家といった多彩な顔を持つ芸術家ル・コルビュジエ(本名シャルル=エドワール・ジャヌレ)。本展は、コルビュジエ建築において最も重要な思想のひとつである、人体の寸法と黄金比を基準とした彼独自の建造物の寸法「モデュロール」についての理解を深めながら、建築史に名を刻み、「居住」の概念までも覆したル・コルビュジエの偉業に迫る回顧展である。
2014.11.26-
2015.4.27
Jeff Koons
ジェフ・クーンズ
出身国であるアメリカのみならず、いまや世界で最も有名かつ重要な作家の一人に数えられるジェフ・クーンズ。ウサギや風船など、大衆的なモティーフを極端に拡大し、巨大な彫刻とする一連の手法で80年代のアート界の風雲児となった後も、スキャンダラスな作品で、賛否両論を巻き起こした。またダミアン・ハーストなど続く世代へ与えた影響も計り知れない。21世紀を代表するポップアーティストの大回顧展。
2014.10.8-
2015.1.26
Frank Gehry
フランク・ゲーリー
ヨーロッパにおいては初となる建築家フランク・ゲーリーの回顧展。20世紀における最も著名な建築家の一人である彼のキャリアとその歩みを振り返る。60年代よりロサンジェルスに事務所を構え、常識を覆す技法や素材の使用のために、建築界のみならずデザイン界にも大きな革新をもたらした。ビルバオ・グッゲンハイム(1997年)、ウォルト・ディズニー・コンサートホール(2003年)など、最も有名なプロジェクトを含む、50点余りのゲーリー建築が一堂に会する。
2014.10.15-
2015.1.12
Robert Delaunay - Rythmes sans fin
ロベール・ドローネー 終わりのないリズム
絵画、デッサン、立体、モザイク、オブジェ、記録写真など、ポンピドー・センターのロベール・ドローネーコレクションを中心に構成される回顧展。30点余りの異なるメディアの作品と、写真資料などを一挙に展示。第一次世界大戦後から、抽象絵画の新たな可能性を探究し、インテリア、建築、映画など分野を横断して制作に励んだ、作家活動の真髄に迫る。
2014.9.24-
2015.1.5
Marcel Duchamp. La peinture, même
マルセル・デュシャン - 絵画、さえも
現代美術の父、マルセル・デュシャン。芸術を真っ向から批判するような表現活動で、「芸術を捨てた芸術家」と呼ばれたデュシャンの、絵画作品に焦点を絞った展覧会。大作“彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも” - 通称“大ガラス”の制作に先駆け、1910年から1923年にかけて残された100点余りのデッサン、絵画を中心に展示。大作への新たな解釈を提示する。現在フィラデルフィア美術館に主に保存され、フランスでは滅多に目にする機会のないデュシャンの平面作品が一堂に会する。
2014.5.14-
2014.9.22
Martial Raysse 
マルシャル・レイス
60年代フランスにおける「ヌーヴォー・レアリスム」の代表的作家、マルシャル・レイス。ネオン管を絵画の中にそのまま組み込むなどの斬新な手法で一躍有名となったポップ時代の作品から、絵画、彫刻、映像作品、デッサンなど、ジャンルを超えた200点余りの作品を一堂に展示する。スタイルと手法の一新と実験を積み重ね、常に進化を続けてきた作家の半生を振り返る回顧展。
2013.10.19-
2014.3.17
Frida et moi. Une exposition atelier autour de Frida Kahlo
フリーダと私 - フリーダ・カーロのアトリエ展覧会
20世紀メキシコの絵画史を象徴する人物、フリーダ・カーロ。故郷であるメキシコ、家族、そして恋人であり画家であったディエゴ・リベラとの関係など、私生活に密着した作品を制作した彼女は、自分自身、孤独、身体的苦痛に及ぶまで、私的なテーマを頻繁に主題に選んだ作家である。5歳から10歳の子どもとその保護者に向けた教育プログラム兼展覧会である本展は、「アイデンティティ」や「文化」の概念を、フリーダ・カーロの作品から学び取るといった目的のもと企画された内容となっている。
2013.10.30-
2014.3.3
Le surréalisme et l'objet
シュールレアリスムとオブジェ
アンドレ・ブルトン、ルイ・アラゴン、ポール・エリュアール、ベンジャミン・ペレなど代表的作家たちのフランス共産党参加の年となった1927年は、シュールレアリスム運動の歴史において重要な転換点となった。現実を再創造するような、シュールレアリストたちの創作活動と方向性が開花し、決定的となったのはこの頃からだったのである。ポンピドー・センターで開催されるシュールレアリスムの再考展。
2013.7.3-
2013.11.4
Roy Lichtenstein
ロイ・リヒテンシュタイン
ポップ・アートのスター的存在として知られるロイ・リヒテンシュタイン。本展ではポップ・アートの枠にとどまらず、「ポスト・モダン」の画家としてもとらえられる多面的で奥の深い作家の画業に迫る。ポンピドー・センター所蔵の作品から厳選された124点の絵画、彫刻、版画を展示し、新たな視点を提示。ポップ・アーティストという肩書き以上の奥行きを持つ、リヒテンシュタインの芸術的歩みを見直す回顧展。
2013.2.20-
2013.5.20
Eileen Gray
アイリーン・グレイ
装飾芸術家とモダニスム建築デザイナー、この二つの側面が特によく知られる作家、アイリーン・グレイ。本展において、ポンピドー・センターは、絵画、デッサン、漆、室内装飾、写真、建築に至るまで、このミステリーに包まれた作家の芸術的キャリア全般に迫る。初公開となる未発表作品や資料とともに、作家に対する新たな視点を提供する回顧展。
2012.11.21-
2013.3.25
Dalí
ダリ
ニューヨークMOMA、マドリッドのレイナ・ソフィア美術館に保存されている珠玉作品を含む150点の絵画作品により、ダリの画業とその個性に光を当てる展覧会。数々の貴重な映像作品やドキュメンタリーと併せ、スペインの市民戦争、第二次世界大戦、ナチス・ドイツのホロコーストなど、大きな悲劇的歴史を歩んだ20世紀の歴史とともに、ダリの歩みとその特異な表現方法の真髄に迫る回顧展。
2012.10.17-
2013.3.11
Fruits de la passion. Société des Amis du Mnam - Dix ans du Projet pour l'Art Contemporain
情熱が行き着く場所 - 国立近代美術館友の会 現代アートのための10年の歩み
学芸員とともに論議し、購入計画に参加しながら、物心両面から美術館のコレクション増築に貢献してきたポンピドー・センター国立近代美術館友の会。アーティストの才能をいち早く発掘するのは、しばしば「コレクター」と呼ばれる人々であり、美術史上では多くの実例がそれを証明してきた。10年の間に72人のアーティストの作品が美術館に収蔵され、いまや国際的に活躍する作家へと成長し、またマルセル・デュシャン賞にノミネートされた者も数多い。友の会による収蔵作品を展示し、ポンピドー・センターとともに現代アートに捧げたコレクターたちの情熱と、その10年の歩みを振り返る。
2012.6.6-
2012.9.24
Gerhard Richter Panorama
ゲルハルト・リヒター パノラマ
現代絵画史の中で最も重要な一人として数えられるドイツ人画家、ゲルハルト・リヒター。テート・モダンを皮切りに、ベルリンのナショナルギャラリー、そしてポンピドー・センターを巡回する大回顧展。新聞や雑誌の写真をカンバスに描き写し画面全体をぼかした手法のフォト・ペインティングなど、デビュー当時から前衛的で多様な表現に取り組んできた。常に作品で「美術史への問い」に答え、現在も多くのアーティストに影響を与え続ける作家。その半生にわたる画業を振り返る。
2012.3.7-
2012.6.18
Matisse Paires et séries
マティス ペアとシリーズ
ポンピドー・センターが開催するアンリ・マティスの回顧展。60点余りの絵画作品、そのうちの4点は大判、そして30点以上のデッサンを展示する。本展は、同じモティーフを、ヴァリエーションやテクニック、素材を変えながら何度も描くというマティス独特の手法に注目する内容。1899年から1952年のマティス作品における『ペア』や『シリーズ』を集め、一挙に精査するこれまでにない試み。マティスの画業と作品から読み取れるその個性、人物像に迫る。
2011.11.23-
2012.4.2
Danser sa vie
生を踊る
近代舞踊のパイオニア、イサドラ・ダンカンの有名な言葉を題名とする本展は、三つのセクションに分かれる構成。「動く身体」というテーマのもと、絵画、彫刻、インスタレーション、ビデオ、ダンスなどさまざまな分野と領域にまたがった芸術世界を展開する。身体芸術がいかに近現代美術を彩り、密接に造形美術と関わり合いながら、お互いの発展に影響を与え合ってきたかを提示する試み。
2011.10.10-
2012.1.9
Yayoi Kusama
草間弥生
60年代にセンセーショナルなパフォーマンスで有名となった草間弥生。彼女の活躍はパフォーマンスのみならず、絵画、彫刻、環境芸術など多岐にわたる。ポンピドー・センターが主催する本展では、1949年から2001年の間の150点に及ぶ作品を展示し、作家のクリエイティヴィティに迫る。なお、本展がフランスでは初めての草間弥生の本格的回顧展となる。
2011.9.21-
2012.1.9
E.Munch. L'œil moderne 1900-1944
エドヴァルド・ムンク、近代の眼 1900年から1944年まで
オスロのムンク美術館との共同企画により実現したエドヴァルド・ムンクの回顧展。「近代の眼」と題されたこの展覧会には、絵画作品に加え、写真、映画、そしてムンクには珍しい彫刻作品も展示される。また本展は、映画や演劇の演出などを通じて、近代的な表現方法を探求した、ムンクの「前衛芸術家」としての側面にスポットを当て、象徴主義や前表現主義と結び付けられて語られることの多いムンクの前衛的な一面をとらえ直す試み。
2011.3.2-
2011.7.4
François Morellet, Réinstallations
フランソワ・モルレ「リインスタレーション」
現代美術作家のフランソワ・モルレは、20世紀後半以降のインスタレーションの分野において先駆者とみなされている。本展は、1960年代から現在に至るまでのモルレの創作の軌跡を、およそ25点の作品とともにたどり、彼の作品がその後の多くのアーティストたちに影響を与えたということを明らかにする。
2010.12.1-
2011.3.21
Mondrian / De Stijl
モンドリアン/デ・ステイル
20世紀初頭の美術運動であるデ・ステイルとオランダ出身の抽象画家ピエト・モンドリアンの関係に焦点を当てた展覧会。モンドリアンは、ヘリット・リートフェルトやテオ・ファン・ドースブルフらとともに、デ・ステイルの主要なメンバーの一人であった。本展では、20世紀前半の前衛美術に大きな足跡を残したモンドリアンの創作を、彼が深いかかわりを持ったデ・ステイルの活動や作品を通じて振り返る。
2010.9.22-
2011.1.10
Arman
アルマン
フェルナンデス・アルマン(1928-2005)は20世紀の美術運動「ヌーヴォ・レアリスム」を代表する一人で、第二次大戦後の大量消費社会を批判した現代アーティストである。日用品や廃棄物から美を見出したアーティストの国内外から集めた作品約120点を通じて1950年代後半から20世紀末までのアルマン作品の変遷をたどる。
2010.3.10-
2010.7.19
Lucian Freud, L'Atelier
ルシアン・フロイドのアトリエ
精神分析学者ジークムント・フロイトの孫であり、現代アートを代表するイギリス人作家ルシアン・フロイド(1922-)の個展。裸体を描いたシリーズ、自画像シリーズなど大作約50点とロンドンにあるアトリエの写真をあわせて紹介する展覧会。
2009.10.14-
2010.3.8
Soulages
スーラージュ
戦後の抽象絵画を代表するフランスの画家で、現在もなお一線で活躍するピエール・スーラージュ。彼の90回目の誕生日前日から開催される大規模な回顧展。100点余りの作品を公開する本展覧会は、1946年から今日までの約60年間の画業を、あますことなく紹介するものである。
2009.9.23-
2010.1.11
La Subversion des images, Surréalisme, photographie, film
イメージの転覆、シュルレアリスム、写真、映像
マン・レイやハンス・ベルメール、ジャック=アンドレ・ボワファールらの作品に代表される、シュルレアリスムの写真や映像作品をまとめて紹介する展覧会。雑誌やアーティストブックなどの出版物、スピード写真を使った作品やシュルレアリストの肖像写真など、約400点を公開する。
2009.4.8-
2009.8.10
Kandinsky
カンディンスキー
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2009.3.18-
2009.7.20
Alexandre Calder. Les années parisiennes (1926-1933).
アレクサンダー・カルダー -パリ時代(1926-1933)
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2009.2.11-
2009.5.11
Asger Jorn
アスガー・ヨルン
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2009.2.25-
2009.3.23
Vides. Accrochages au musée.
空虚−美術館への接触
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2008.11.5-
2009.2.1
Damian Ortega
ダミアン・オルテガ
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2008.11.19-
2009.1.26
Ron Arad
ロン・アラッド
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2008.10.15-
2009.1.26
Le Futurisme à Paris - une avant-garde explosive
パリの未来派−爆発するアヴァンギャルド
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2008.9.17-
2009.1.5
Jacques Villeglé
ジャック・ヴィルグレ
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2008.7.2-
2008.12.8
Hommage à Madame Georges Pompidou
ジョルジュ・ポンピドー夫人へのオマージュ
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-2008.10.13 Hommage à Georges Rouault
ジョルジュ・ルオーに捧げるオマージュ
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-2008.9.22 Dominique Perrault Architecte
建築家ドミニク・ペロー
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2008.5.7-
2008.8.11
Traces du Sacré
聖なるものの痕跡
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2008.5.5-
2008.6.2
Pol Abraham
ポル・アブラハム
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2008.3.5-
2008.6.2
Louise Bourgeois
ルイーズ・ブルジョワ
内容を見る
2008.2.13-
2008.5.19
Les inquiets, 5 artistes sous la pression de la guerre
不安な人々, 戦争迫害下の5人のアーティスト
内容を見る
2007.10.17-
2008.2.11
L'atelier d'Alberto Giacometti (collection de la fondation Alberto et Ann
ette Giacometti)
アルベルト・ジャコメッティのアトリエ
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2007.11.7-
2008.1.7
Silvia Bächli
シルヴィア・ベッヒュリ
内容を見る
2007.9.19-
2008.1.7
Victor Errice - Abbas Kiarostami : correspondances
ヴィクトール・エリセ―アッバス・キアロスタミ:往復書簡
内容を見る
2007.7.4-
2007.10.8
Julio Gonzalez
ジュリオ・ゴンザレス
内容を見る
2007.6.6-
2007.9.17
Annette Messager
アネット・メサジェ
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2007.5.10-
2007.8.15
Philippe Mayaux, «A mort l'infini»
フィリップ・マヨー《無限の死》
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2007.4.25-
2007.8.15
Airs de Paris
パリの空気
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2007.3.14-
2007.6.25
Samuel Beckett
サミュエル・ベケット
内容を見る
2007.4.2-
2007.6.4
Pierre Klossowski
ピエール・クロソウスキー
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2007.2.1-
2007.5.12
Nouvel Accrochage des Collections modernes (1906-1960)
1906-1960年の名作展
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2006.12.20-
2007.2.19
Hergé
エルジュ
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2006.10.4-
2007.2.5
Yves Klein―corps, couleur,immatériel
イヴ・クライン〜肉体、色、非物質
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2006.4.5-
2007.1.29
Le mouvement des images、Art et Cinéma
イメージの躍動―芸術と映画
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2006.10.4-
2007.1
Robert Rauschenberg, Combine (1953-1964)
ロバート・ラウシェンバーグ〜コンバイン(1953-1964)
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2006.9.27-
2006.11.27
Les peintres de la vie moderne.
Donation collection photographique de la Caisse des Dépôts
現代生活の画家たち
預託供託公庫寄贈写真コレクションによる
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2006.2.8-
2006.9.4
Tête à Tête
テタテート―頭と頭
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2006.3.8-
2006.7.17
L'Art à Los Angeles (1965-1985)
ロサンゼルスの芸術(1965-1985)
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-2006.5.22 Hans Bellmer - Anatomie du désir
ハンス・ベルメール―欲望の解剖学
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2005.6.15-
2006.4.3
Big Bang, Destruction et création dans l'art du XXe siècle
ビッグ・バン、20世紀アートの破壊と創造
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-2006.1.16 Marepe
マレペ
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-2005.10.20 Acquisitions récentes, Oeuvres contemporaines
新コレクション展
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-2005.10.17 D.Day, Le Design Aujourd’hui
D・デイ、今日のデザイン
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-2005.8.29 Robert Mallet-Stevens
ロベール・マレ=ステヴァン
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2005.5.25-
2005.8.8
Africa Remix, l'Art contemporain d'un continent
アフリカ・リミックス、大陸の現代美術
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-2005.6.6 Rainer Werner Fassbinder, Un cinéaste d’Allemagne
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、ドイツの映画作家
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-2005.5.9 Dionysiac
ディオニューソス祭のように
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2004.12.8-
2005.3.7
Jean Hélion
ジャン・エリオン
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-2005.1.17 Ecoute
聴く
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2004.9.22-
2005.1.3
Sons & Lumières : une histoire du son dans l'art du XXe siècle.
音と光―20世紀アートの音の歴史
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2004.6.9-
2004.9.27
Aurélie Nemours, Rythme, Nombre, Couleur
オレリー・ヌムールのリズム、数、色
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2004.4.21-
2004.8.23
Giuseppe Penone, exposition rétrospective 1968-2004
ジュゼッペ・ペノネ回顧展1968-2004年
内容を見る
2004.3.3-
2004.6.28
Joan Miró, 1017-1934  la naissance du monde
ジョアン・ミロ1017-1934年、世界の誕生
内容を見る
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ケ・ブランリ−ジャック・シラク美術館 Musée du quai Branly - Jacques Chirac

会期 展覧会名 内容
2017.1.31-
2017.11.12
L'Afrique des routes
交流の地アフリカ
紀元前5世紀から現代まで、さまざまな資源の宝庫として、多くの他文明を魅了し続けて来たアフリカの歴史を、その交易の道筋とともに改めて紐解く。彫刻、宝飾品、象牙細工、また絵画などの美術品を展示。多くの謎と神秘を秘めたアフリカ大陸の美と知恵に迫る。
2017.5.23-
2017.10.1
La Pierre sacrée des Māori
マオリ族の聖なる石
ニュージーランド美術館の協力を得て、マオリ族の歴史と言い伝え、またその土地に深く関わる翡翠のオブジェを展示する。翡翠を加工して作った彫刻や、彫りを施したオブジェなど珠玉のコレクションを展示。世代から世代へ受け継がれてきた、マオリ族の特別な貴石、翡翠の名品をまとめて紹介する。
2017.3.21-
2017.7.16
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
Le Baroque des Lumières. Chefs-d'œuvre des églises parisiennes
啓蒙のバロック パリ教会の名品
パリ市の教会が所蔵するバロック時代の作品を展示。当時、新たなイメージづくりに励む教会や修道会が競って絵画を注文し、パリ市では、サロンを除けば、これらの宗教施設が当世の最も前衛的な絵画が集まる場所であった。本展は、2012年カルナヴァレ美術館において開催された17世紀絵画展に続き、パリにおける宗教絵画の多様性を紐解く展覧会となる。また、プティ・パレが今期開催する18世紀芸術をテーマとした二大展のひとつでもある。
2017.3.8-
2017.7.16
Musée Bourdelle
ブールデル美術館
Balenciaga, l'œuvre au noir
バレンシアガ、黒の作品
20世紀モード界を代表するクチュリエの一人、クリストバル・バレンシアガに捧げられた展覧会。バレンシアガの代名詞ともいえる「黒」を多様に用いた作品を通して、スペイン・バスクで育まれた文化的なルーツやその独創性に光を当てる。「クチュリエの中のクチュリエ」と呼ばれ、後世まで多大な影響を与えたバレンシアガの創作について、「シルエットとボリューム」、「黒と光」、「黒と色彩」といった観点で、およそ100点の作品とともに振り返る。
2017.3.21-
2017.7.9
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
De Watteau à David, la Collection Horvitz
ワトーからダヴィッドまで ホルヴィッツ・コレクション
ボストンの収集家、ジェフリー・ホルヴィッツにより所有される、18世紀バロック時代の200点余りの絵画、彫刻、デッサンを展示。ワトー、ブシェ、フラゴナール、グルーズ、ダヴィッドなど、著名作家の一大パノラマを提示する。本展は、同時期に開催される『啓蒙のバロック パリ教会の名品』展とあわせて、フランスで企画された最も大規模な同時代回顧展のひとつとなる。
2017.3.28-
2017.7.23
Picasso Primitif
ピカソ・プリミティフ
アフリカ、オセアニア、アメリカ、アジアなど非西欧諸国の芸術に魅せられ、コレクションも有していたピカソ。身体のデフォルメや再構築といった、非西欧諸国の芸術から着想し、やがてキュビスムとして昇華された独特の技法を生み出した。自身の問題意識に対して返答を試みたピカソと原始美術との関係に改めて焦点を当てる。
2016.11.23-
2017.4.2
Du Jourdain au Congo. Art et christianisme en Afrique Centrale
ヨルダンからコンゴまで 中央アフリカにおけるアートとキリスト信仰
中央アフリカにおけるキリスト教の受容と発展についてのテーマ展。十字架、彫刻、ペンダント、版画、デッサンなど100点余りの品を展示。15世紀から今日までアフリカ諸国へキリスト教がもたらした影響と、その文化圏における独自の進化に焦点を当てる。
2016.11.23-
2017.4.2
Éclectique. Une collection du XXIème siècle
多様性 - 21世紀のコレクション
マルク・ラドレ・ド・ラシャリエールの所有する非西洋圏のオブジェを中心に集められたプライベート・コレクションを展示。バウレ族やドゴン族などの名品を筆頭に、ローマ時代の大理石、ギリシャ時代の陶磁器など、多種多様な品々が並ぶ。一人の収集家の異文化への熱意、その冷めやらぬ情熱に注目し、21世紀新時代のコレクションの在り方と、その可能性を探る。
2016.11.22-
2017.1.29
Plumes, visions de l'Amérique précolombienne
羽飾り 先コロンブス期のアメリカ大陸のビジョン
先コロンブス期のアメリカ大陸における羽、羽飾りをテーマにした展覧会。スペイン帝国の侵略が開始され、ヨーロッパに持ち帰られたものの中で最も人気を博したのが、メソアメリカで製造されたこれらの羽細工やその技術であった。アステカ文明の伝統的な技法を使いヨーロッパで生産された羽飾りや、キリスト教のイメージとアメリカ大陸の伝統的な先祖のシンボル「羽」が同じ画面に描かれるバロック時代の絵画まで、先コロンブス期のアメリカ大陸における『羽』の象徴をさまざまな角度から探究する。
2016.4.12-
2016.7.24
Matahoata
マタホアータ
フランス領ポリネシアの一部を成し、作家、音楽家、画家などアーティストを惹きつけてきたマルティニーク諸島。マルティニークにまつわる300点余りの作品を展示し、この島々の文化、歴史、伝統を展覧する。「マタ」は、現地の言葉で、妊娠した女性を意味する。
2016.6.21-
2016.10.9
Jacques Chirac ou le dialogue des cultures
ジャック・シラク 文化との対話
2016年6月20日に10周年を迎えたケ・ブランリ美術館。その10年の歩みを記念し、美術館誕生の発端となったジャック・シラク元大統領の名前を新たに冠し、Musée du quai Branly - Jacques Chiracと正式に改名した。本展は、シラク元大統領のアジア諸国、特に日本文化に対する思いや、あまり知られてこなかった先コロンブス文明への彼の情熱に迫る。パブリック、プライベート問わず集められたおよそ200点余りの展示物が並ぶ。
2015.10.27-
2016.1.31
Sepik. Arts de Papouasie-Nouvelle-Guinée
セピック:パプアニューギニアのアート
パプアニューギニアの北部を流れるセピック川近辺の文明を紹介する展覧会。紀元前1世紀前からその河口で暮らす人々の生活を守り、恵みを与えて来たセピック川。本展では、特にこのセピック川周辺の文化で特徴的な「先祖の姿」の表し方を通じて、セピック文明の真髄に迫る。
2015.6.23-
2015.9.20
L'Inca et le Conquistador
インカと征服者
インカ帝国の最後の皇帝アタワルパとスペインのコンキスタドール(征服者)フランシスコ・ピサロ。この二人の人物像を中心に、インカ帝国の滅亡の物語を、スペインとインカ両方の遺物を通じて知る展覧会。
2014.10.7-
2015.2.8
Mayas. Révélation d'un temps sans fin
マヤ文明-終わりのない時間
後世にさまざまな遺産をもたらした古代マヤ文明。その遺産は、建築、フレスコ画、陶磁器といった人工物から、宗教、習慣、共同生活の記録まで多岐にわたり、この謎めいた文明を知るための手がかりとなっている。展覧会は、自然とのかかわり、都市の力、葬送の儀式、という三つの柱で構成され、神秘のヴェールに覆われたマヤ文明の真髄に迫る。
2014.11.18-
2015.2.1
L'Éclat des ombres. L'Art en noir et blanc des îles Salomon
影の輝き-ソロモン諸島の黒と白のアート
主要な12の島で構成され、多様な民族と文化が共存するソロモン諸島。本展は、貝殻を磨いた装飾品や通貨、螺鈿や珊瑚などの素材を用いた輝く工芸品と、樹脂で表面をコーティングした木や木炭など全く違う材質で作られたそれらを展覧し、ソロモン諸島の工芸品に現れた光と影の二面性を主題とする。技術的視点からも、視覚的要素からも、土地の風土や哲学を反映する工芸品を通じ、ソロモン諸島の民族文化に深く迫る。
2014.3.4-
2014.5.18
“L'Atlantique noir" Nancy Cunard
黒い大西洋 ナンシー・キュナード
アヴァンギャルドのシンボル、政治活動家、そして芸術分野ではシュールレアリスト、ダダイストたちのミューズでもあったナンシー・キュナード。裕福なイギリス家庭に生まれながら、その生涯を人種差別とファシズムの撲滅に捧げた。優れたドキュメンタリーとして秀逸の名高い1934年にキュナードが執筆した『アフリカ史選集』をめぐり、人種差別と戦った政治活動の記録とともに、国内外を問わず人をつなぎ、文化の発展にも寄与したキュナードの足跡を読み解く。
2013.6.25-
2013.9.22
Charles Ratton, l'invention des Arts "Primitifs"
シャルル・ラットン プリミティブ・アートの発見
エキスパート、ディーラー、そしてコレクターという多彩な顔を持ち「プリミティブ・アート」の受容と誕生に大きな役割を果たしたシャルル・ラットンにスポットを当てる展覧会。エキスパートとしての活動、また展覧会の企画などを通じて、アフリカ、アメリカ、オセアニアの考古学的史料が、「アート」へと変容する一端を担った重要人物。シュールレアリスムやジャン・デュビュッフェといった作家との関わりなど、ラットンを巡るプリミティブ・アートの登場とその受容の歴史を追う試み。
2012.9.18-
2013.7.14
Cheveux chéris
愛しい髪
「髪の毛」について人類学的、美術史的観点から探る展覧会。展覧会は、パプアニューギニアやアフリカの髪飾りからハイ・モードに至るまで、「髪」のあらゆる側面を探究する。美や喪失の象徴、また、呪術的なオブジェ。古来より持ち主のオーラやエネルギーを保存するものとされ、お守り、聖櫃などに使用された「髪の毛」の魔術的な側面にもスポットを当てる意欲的な企画展。
2012.6.19-
2012.9.30
Les Séductions du palais, cuisiner et manger en Chine
宮殿の魅力 中国の食文化
中国国立美術館とギメ美術館のコレクションから、100点余りの展示品を通して、中国の「食」を紹介する展覧会。展覧会は二部構成で、第一部は歴史的観点から、第二部では地域ごとの多様性とその広がりに焦点を当てる。陶磁器の新石器時代、ブロンズ製食器が使用された紀元前、漆の出現を通り、金銀器へ変遷した7世紀など、最終的に繊細な陶磁器が再来するまでの中国の「食器」の歴史をたどるなど、多角的な側面から、7000年の歴史を持つ中国の「食文化」に迫る。
2012.4.11-
2012.7.29
Les Maîtres du désordre
カオスのマスターたち
あらゆる文明に存在する混乱と破壊の概念。「不完全な秩序」、「混乱の制御」、「カタルシス」の3つのセクションから成る本展は、ディオニソス神やエジプトのセト神など神々の世界から、シャーマンに代表される現実の媒介者など、信仰や文化の中に存在する「破壊とカオス」に焦点を当てる。オブジェ、衣服など、考古学的見地から重要なコレクションを紹介するとともに、現代アーティストのアネット・メサジェ、ジャン=ミシェル・アルベローラ、トーマス・ヒルシュホーンの作品も並ぶなど意欲的な展覧会。
2011.11.8-
2012.1.29
Samouraï
サムライ
日本の侍文化を紹介する試み。12世紀から19世紀までの140点を超える甲冑やよろい兜などが展示される。戦の際はもちろん、儀式や行進にも使用された甲冑は、身を守る道具であると同時に、ひとつの芸術作品でもあった。知的階級に属し、しばしば武道の暴力性とは正反対の、書道、詩吟、文学などを実践した、侍の文化全般を紹介する。アン&ガブリエル・バルビエ=ミュラーの日本の甲冑コレクションが公開されるのはヨーロッパ初となる。
2011.6.21-
2011.10.2
Maya, De l'aube au crépuscule du Guatemala
マヤ、グアテマラの始まりから衰退まで
マヤ文明の高度な文化的所産を、ユネスコの世界遺産登録を目指すエル=ミラドール遺跡を中心とした、近年の考古発掘調査の研究成果に基づいて紹介する。出品される150点近くの発掘品や史料のほとんどがグアテマラ本国以外では展示されたことがなく、コロンブスが発見する前のアメリカ大陸の歴史を考える上で、極めて重要な展覧会。
2011.2.8-
2011.5.15
L'Orient des femmes vu par Christian Lacroix
クリスチャン・ラクロワが見たオリエントの女性たち
芸術への造詣も深いフランスのファッション・デザイナー、クリスチャン・ラクロワが選んだ近東の女性の衣装や伝統的な装飾品を集めた展覧会。オリエントの女性たちへの讃歌とも呼べる本展は、主に、シリア北部からシナイ半島の地域の女性たちが身に纏う民族衣装と装飾品で構成され、高い芸術性を持つ。その多くがフランスで初めて紹介される。
2010.10.5-
2011.1.30
Baba Bling
ババ・ブリング
本展は、どのようにして移民の人々が、出身国の文化的背景の中で、移民先の文化・慣習・信仰を受け入れてきたのかという、その歴史的な側面に焦点を当てる。とりわけ、シンガポールにおいて、「中国人」あるいは「西洋文化を取り入れたグループの長」を意味する「ババ」の人々を中心に据えて、彼らの生活に深く関わる品々480点を並べ、移民の文化的同化の問題について考える。
2010.6.22-
2010.10.3
Autour du Fleuve Congo
コンゴ川流域に
ガボン、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国など、中央アフリカの伝統的な美術を紹介する展覧会。北の山地から南のサバンナまで、コンゴ川流域のバンツー諸語を使用する民族たちに伝わる作品約170点や、貴重な資料約80点を展示する。
2010.2.16-
2010.7.11
La fabrique des images
図像の製造
5大陸の芸術を図像学と人類学の観点から解明する展覧会。
アフリカ、15-16世紀ヨーロッパ、インディアン、イヌイットやアボリジニ芸術で見られる図像はそれぞれ異り、特定な意味をもっている。
本展では彫刻、絵画、偶像など約160点を通して、アニミズム、トーテミズム、自然主義、アナロジズムの4つの信仰と世界観が作品としてどのように表現されたか紐解く。
2009.10.6-
2010.1.24
Teotihuacan Cité des Dieux
テオティワカン、神々の都市
紀元前1世紀に古代メキシコに建設され7世紀に至るまで、文化と芸術の活力に溢れていた大都市テオティワカン。
600年後、アステカ人は見捨てられたテオティワカンを発見し、その豊かさと美しさに圧倒され、「人間が神になる場所」と名付ける。展覧会では450点を通し古代都市テオティワカンのその神秘的な文明に焦点を当てる。
2009.6.16-
2009.9.9
Tarzan ! Y a-t-il des tigres en Afrique ?
ターザン!アフリカに虎はいますか?
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2008.3.18-
2009.7.19
Planète métisse, To mix or not to mix
異種交配の惑星:To mix or not to mix
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2009.3.17-
2009.6.28
Le siècle du Jazz
ジャズの世紀
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2009.2.3-
2009.5.10
Mangareva. Panthéon de Polynésie.
マンガレヴァ―ポリネシアの神殿
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2009.2.3-
2009.5.10
Recettes des dieux. Esthétique du fétiche.
神の利益― フェティッシュの美学
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2008.9.30-
2009.1.11
Upside Dowm, Les Arctiques
さかさまの北極
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2008.9.30-
2009.1.11
L'esprit Mingei au Japon : de l'artisanat populaire au design
日本の民芸の心: デザインに向かう手工芸品
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2008.10.14-
2009.1.4
Chemins de couleur. Teintures et motifs du monde
色彩の道―世界の染料とモティーフ
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2008.10.14-
2009.1.4
Rouge Kwoma. Peintures mythiques de Nouvelle-Guinée
赤いコマ族―ニューギニアの神話画
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2008.6.17-
2008.9.14
Polynésie Arts et Divinités 1760-1860
ポリネシアの芸術と神々1760-1860
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-2008.7.20 Elena Izcue, Lima-Montparnasse
エレーナ・イスクエ、リマ―モンパルナス
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-2008.7.20 Paracas, mythes et symboles du Pérou ancien
パラカスの織物、古代ペルーの神話と象徴
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2008.2.19-
2008.5.11
Ivoires d'Afrique
アフリカの象牙
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2008.2.19-
2008.5.11
Au nord de Sumatra : les batak
スマトラの北:バタック族
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2007.10.23-
2008.1.13
L'aristocrate et ses cannibales
貴族と食人種
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2007.10.2-
2008.1.6
Diaspora
ディアスポラ
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2007.10.2-
2008.1.6
Bénin, cinq siècles d'art royal
ベニン王国、5世紀の王の芸術品
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2006.6.23-
2007.11.25
"Nous avons mangé la forêt" : Georges Condominas au Vietnam
『我々は森を食べた』ベトナムのジョルジュ・コンドミナス
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2007.6.19-
2007.9.16
Ideqqi, arts de femmes berbères
Ideqqi ベルベル人女性の芸術
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2007.6.18-
2007.9.16
Objets blessés, la réparation en Afrique
痛んだ工芸品, アフリカにおけるその修繕
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2007.6.18-
2007.9.16
Au nord de Sumatra : les batak
スマトラの北:バタック族
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2007.4.2-
7.8
Jardin d'Amour, Installation de Yinka Shonibare
愛の庭、インカ・ショニバレのインスタレーション
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2007.4.2-
7.8
Nouvelle-Irlande, Arts du Pacifique Sud
ニューアイルランド島、南太平洋の芸術
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2007.2.12-
2007.5.13
Le Yukatan est ailleurs, expéditions photographiques de Desiré Charnay
異郷としてのユカタン〜デジレ・シャルネの写真探検
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2007.2.12-
2007.5.13
Premières nations, collections royales
原初の民〜王立コレクションから
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2006.9.18-
2007.1.21
D'un regard l'autre
他者への視線
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2006.6.23-
2006.12.17
Qu'est ce qu'un corps ?
肉体とは?
内容を見る
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パリ市立美術館 Musées de la Ville de Paris

会期 美術館 展覧会名 内容
2017.9.15-
2018.4.8
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
L'art du pastel de Degas à Redon. La collection du Petit Palais
ドガからルドンまでのパステル芸術、プティ・パレのコレクションから
200点以上のパステル作品を所蔵するプティ・パレ美術館が、そのコレクションの中からおよそ150点の作品を初公開する展覧会。モリゾやルノワール、ドガにゴーギャン、またティソやルドンらの作品を一堂に集め、19世紀後半の主な芸術潮流、すなわち印象派から象徴派までを網羅的に概観する。光に弱い作品の性質上、常設展示が難しいことから、本展での公開は極めて貴重な機会と言えよう。
2017.9.15-
2017.12.17
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
Anders Zorn. Le maître de la peinture suédoise
アンデシュ・ソーン スウェーデンの名匠
19世紀から20世紀にかけて活躍したスウェーデン出身の画家アンデシュ・ソーンにスポットを当てる。生前肖像画家およびエッチングの版画家として社会的成功を収めたソーン。本展は、水彩画、版画、絵画と併せて、初の一般公開となるソーンの手による写真資料も展示。国内および国外の主要コレクションとストックホルム国立美術館の協力を得て実現。
2017.5.19-
2017.11.5
Musée d'Art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
Medusa. Bijoux et tabous
メデューサ 宝石とタブー
まるで神話に登場するメデューサの頭部のように、身につける人、作る人、または見る人によって、非常に惹き付けられもし、同時に嫌悪感を抱くこともある両義的なオブジェ、宝飾品。本展は、マン・レイやメレ・オッペンハイムといった芸術家から、ヴァン・クリーフ&アーペルといった高級メゾンに至るまで、400点余りのジュエリーを展示。人間の最も古い表現のひとつであり、また多くの芸術家を魅了したフォーマットでありながら、「芸術」とみなされることの少ないこの宝飾の世界に、新たな視点を投じる。
2017.6.2-
2017.10.29
Musée d'Art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
Derain, Balthus, Giacometti. Une amitié artistique
ドラン、バルテュス、ジャコメッティ、芸術家の友情
20世紀を代表する3人の芸術家、ドラン、バルテュス、ジャコメッティが育んだ友情をおよそ200点の作品を通して振り返る、ユニークな展覧会。1933年に彼らは出会い、その交流は1935年以降盛んに行われた。展覧会は、時代やテーマごとに彼らの作品を紹介しながら、「イタリア旅行」や「《手仕事》の魅力」といった観点に立ち、3人の芸術家たちの表現・様式・技法とその友情の結び付きを明らかにする。
2017.4.26-
2017.10.29
Musée de la Vie Romantique
ロマン派美術館
Le pouvoir des fleurs, Pierre-Joseph Redouté (1759-1840) et Résonances contemporaines avec les métiers d’art
花の力 ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ(1759-1840)と同時代の工芸
『花のラファエル』の異名をとるサン=テュベール生まれの画家ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ。科学の観察眼と芸術の審美眼を携え、ヴェルサイユ宮殿からナポレオンに至るまで、権力の変遷に寄り添いながら、彼らの庭を飾る花の姿を、生き生きと描き残した。自然史博物館の協力を得て開催される本展は、絵画、水彩画など、250点以上のルドゥーテの作品を展示。ルドゥーテと彼が同時代に及ぼしたその影響について精査するフランスでは初の展覧会となる。
2017.6.21-
2017.9.24
Maison de Victor Hugo
ヴィクトル・ユゴー記念館
Costumes espagnols entre ombre et lumière
スペインの衣装、光と影の挟間で
ガリエラ宮パリ市立モード美術館の企画によってパリのブールデル美術館で行われた「バレンシアガ展」に続く「スペイン」をテーマにした展覧会。マドリードの服飾博物館のコレクションをパリで初めて展示する。18世紀末から20世紀初めの伝統的な衣装や装身具をおよそ40点並べて、スペインにおける地域の主体性や精神性に迫る試み。
2017.4.27-
2017.8.13
Palais Galliera Musée de la Mode de la Ville de Paris
ガリエラ宮パリ市立モード美術館
Dalida, une garde-robe, de la ville à la scène
ダリダのワードローブ、普段着から舞台衣装まで
歌手ダリダの没後30年となる今年、ガリエラ宮は彼女の驚くべきワードローブを公開する。モードを愛し、モードに愛された彼女のスタイルは、その音楽のみならず、今もなお多くの人を惹き付けている。カルヴェンやバルマン、サンローランといったメゾンによる貴重な衣装を展示し、ファッションアイコンとしてのダリダの一面に光を当てる展覧会。
2017.2.25-
2017.6.25
Musée Cognacq-Jay
コニャック=ジェ美術館
Sérénissime! Venise en fête, de Tiepolo à Guardi
最も高貴な共和国!祝祭のヴェネツィア、ティエポロからグァルディまで
カーニバルで賑わうヴェネツィアへ来館者を誘うユニークな展覧会。18世紀末までおよそ1000年の間、海洋国家として繁栄したヴェネツィア共和国。「最も高貴な共和国」あるいは「アドリア海の女王」の名に相応しい、18世紀ヴェネツィアの社会・政治・文化について多角的な視点から再考する。ティエポロやグァルディ、カナレットさらにはロンギの作品を通して、華やかな祝祭の雰囲気を味わうことができよう。
2016.11.17-
2017.4.23
Maison de Victor Hugo
ヴィクトル・ユゴー記念館
La pente de la rêverie. Un poème, une exposition
幻想への没入 詩と展覧会

1831年に出版されたユゴーの『Feuilles d’automne(秋の葉)』を中心に、詩人ヴィクトル・ユゴーに贈る展覧会。展示は、デジタルツールで学ぶことができるようにもなっており、また、現代アーティストのアンヌ・スラシックと写真家のジャン=クリストフ・バロによる解釈も展示するなど、多角的角度からユゴーの詩を考える内容となっている。
2016.10.14-
2017.3.5
Musée d'Art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
Bernard Buffet Rétrospective
ベルナール・ビュッフェ 回顧展
20世紀の最も著名な画家の一人でありながら、長らく賛否両論の的となってきたベルナール・ビュッフェ。ビュッフェの最大のコレクターであり、画廊主でもあったモーリス・ガルニエの寄贈を中心とするビュッフェの重要なコレクションを所蔵するパリ市立近代美術館では、その作品群を改めて精査する機会として本展を実現。静物画や肖像画に自画像など、ベルナール・ビュッフェの画業を追う。
2016.11.3-
2017.2.12
Palais Galliera Musée de la Mode de la Ville de Paris
ガリエラ宮パリ市立モード美術館
Anatomie d'une collection-2e partie
コレクションの解剖学、第2部
誰が何を着ていたか?ナポレオンのチョッキ、オードリー・ヘップバーンのジャケット、そして名もない看護婦が着用した第一次大戦時のブラウスなど、著名人から一般人まで、実際に使用されていた衣服やアクセサリーなど、ガリエラ宮のコレクションから100点余りを展示。ガリエラ宮の豊富な収蔵品を通じて、18世紀から今日までのモードの変遷をたどる。
2016.10.18-
2017.2.12
Musée d'Art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
Carl Andre Sculpture as place, 1958 - 2010
カール・アンドレ、場所としての彫刻、1958年‐2010年
20世紀を代表するアメリカの彫刻家、カール・アンドレ。およそ40点の彫刻作品を多数の詩や写真、オブジェなどのさまざまな創作物と一緒に並べて、ランド・アートやコンセプチュアルアートの分野にも深く結び付くカール・アンドレの芸術世界を余すところなく紹介する展覧会。
2016.10.25-
2017.1.29
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
Albert Besnard. Modernités Belle Epoque
アルベール・べナール ベルエポックの近代性
ヴィラ・メディチの館長、国立美術学校ボザールの学長などを歴任し、ローマ賞受賞、レジオンドヌール勲章受章など、輝かしい経歴を持つ画家アルベール・べナール。初めて国葬された芸術家としても歴史に名を刻む。本展は、単なるアカデミスム絵画と早々に分類され、十分な評価をされてこなかったべナール作品を改めて再認識する試み。エヴィアン市、オルセー美術館、アルベール・ベナール協会の協力を得て実現した。
2016.9.20-
2017.1.29
Musée de la Vie Romantique
ロマン派美術館
L'œil de Baudelaire
ボードレールの眼差し
19世紀フランスの詩人で評論家のボードレールと1840年代の芸術潮流の関わりをおよそ100点の作品を通して概観する展覧会。同時代のドラクロワやアングル、コロー、テオドール・ルソーらの作品を並べ、新しい時代のパリに直面しボードレールが作り出した「モデルニテ(現代性)」の理論を、芸術的観点から再考する。
2016.10.19-
2017.1.15
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
L’art de la paix. Secrets et trésors de la diplomatie
和平の芸術 外交の秘宝
フランスの外交における最も重要な40の国際条約と60点余りの貴重な外交関係のアーカイブ資料を初公開。また、それらに基づく絵画、彫刻、家具、工芸品などの芸術作品があわせて展示される。どの時代においても、理想的な和平交渉を目指し力を尽くすフランスの国家としての姿勢を改めて見つめるとともに、平和への志向を国民の重要な共有事項として再認識する。
2016.9.28-
2017.1.15
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
Oscar Wilde. L’impertinent absolu
オスカー・ワイルド 唯一無二の無頼者
アイルランド生まれの詩人、作家であるオスカー・ワイルド。1883年から1890年の間、パリに何度も滞在した親仏家としても有名であり、マラルメ、ヴェルレーヌ、ヴィクトル・ユゴーなどと親交を持った。男色を咎められロンドンで投獄された後、1895年に失意の内に亡くなった。本展は、フランスにおける初のワイルドの回顧展。手書き原稿のほか、写真、デッサン、私物、またアイルランド、英国、アメリカ、カナダなど世界各国から集められた絵画作品などおよそ200点を展示。知られざるワイルドの全貌に迫る。
2016.6.24-
2016.10.23
Musée Cernuschi
チェルヌスキ美術館
Zao Wou-ki, une donation exceptionnelle
ザオ・ウーキー 寄贈展
北京で生まれ、1948年よりパリに移り住むと、生涯ヨーロッパを拠点とし活躍した画家ザオ・ウーキー。本展は、フランスで初めてザオの個展を開催したチェルヌスキ美術館に、画家のコレクションが寄贈されることを記念して企画される展覧会。1970年から2000年にかけての墨のシリーズ、また、この機会に寄贈される画家自身が収集した中国古代の骨董の品々も併せて展示。
2016.4.5-
2016.7.17
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
Dans l'atelier. L'artiste photographié, d'Ingres à Jeff Koons
アトリエにて - 写真のアーティスト アングルからジェフ・クーンズまで
19世紀初頭の写真の黎明期より、職業写真家たちはアーティストの「アトリエ」に魅了されて来た。ある時は作品を生む場所としてアトリエそのものを、またある時は作家自身を被写体に、アーティストのアトリエは数多くのドキュメンタリーを生んで来た。本展は、「アトリエ」をテーマに、400点余りの写真作品を展示。アングル、ピカソ、マティスから現代のジェフ・クーンズまで、作家たちの「アトリエ」を一堂に展覧する。
2016.3.15-
2016.7.17
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
George Desvallières. La peinture corps et âme
ジョルジュ・デヴァリエール 魂と肉体の絵画
サロン・ドートンヌ(開催地はパリ市立プティ・パレ美術館)の創始者の一員であり、二度の大戦を生き延びた画家ジョルジュ・デヴァリエール。第二次世界大戦での兵士としての苛酷な体験を自身の創作に反映し、人間の精神と肉体や宗教性を強く想起させるような作品を残した。本展は、カタログ・レゾネの出版を記念し開催されるデヴァリエールの初の回顧展。
2015.11.7-
2016.3.20
Palais Galliera Musée de la Mode de la Ville de Paris
ガリエラ宮パリ市立モード美術館
La Mode retrouvée.
見出されたモード
フランスの作家プルーストや同時代の名立たるクチュリエたちに、その美しさと優雅さで創作のインスピレーションを与えた、グレフュール伯爵夫人のワードローブを初めて紹介する展覧会。彼女は、象徴派の詩人ロベール・ド・モンテスキューの従妹で、プルーストの『失われた時を求めて』に登場するゲルマント公爵夫人のモデルにもなった、パリ社交界の花形の一人として知られている。本展は、ウォルトやフォルチュニィ、ランバンによる衣装に加えて、装飾品や写真、映像資料などを一堂に並べる。
2015.11.4-
2016.2.28
Musée Carnavalet
カルナヴァレ美術館
Le Marais en héritage(s). 50 ans de la loi Malraux
マレの遺産 マルロー法の50年
ド・ゴール政権で長く文化相を務めたアンドレ・マルロー。マルロー法と呼ばれる、歴史的地区の保存に関する法案は、国の文化財保護に貢献を果たし、その慧眼を大いに讃えられている。展覧会は、カルナヴァレ美術館の位置する、マレ地区の建築や文化遺産がマルロー法によってどのように保護され、また修復の対象となり、生まれ変わってきたかを紹介する。
2015.10.16-
2016.2.7
Musée Cernuschi
チェルヌスキ美術館
SEOUL - PARIS - SEOUL Artistes coréens en France
ソウル−パリ−ソウル フランスの韓国人アーティスト
「フランスにおける韓国年」を記念した展覧会。1950年代から現代に至るまで、フランスに根を下ろし活動する韓国人アーティストたちにスポットを当てる。チェルヌスキ美術館をはじめ、韓国近代美術館、そしてプライベートコレクションから集められた、約60点の作品を展示。フランスにおける韓国のアートを展覧する。
2015.10.2-
2016.2.7
Musée d'Art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
WARHOL Unlimited
ウォーホル アンリミテッド
『Shadows』シリーズ(1978-1979年)の全作ヨーロッパ初公開を記念し開催されるウォーホルの回顧展。『Shadows』は、17色102点のシルクスクリーンで構成された、長さ130mを超す大作。コンセプトから見せ方まで、従来の作品やそのあり方についての慣習を破ろうとしたウォーホルを象徴するピースとなっている。本展では、『Brillo Boxes』(1964年)から『Self-portraits』(1966-1967年、1981年)まで、約200点のウォーホル作品が一堂に会する。
2015.10.1-
2016.1.17
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris  
パリ市立プティ・パレ美術館
Fantastique ! Kuniyoshi. Le démon de l'estampe
ファンタスティック!国芳 悪魔の版画
ドラマティックな物語表現と独特の美的世界が、モネやロダンにより称えられ、漫画や現代のタトゥー文化にも多大なる影響を与えた江戸時代の絵師歌川国芳。本展では、日本からの貸出とフランス国内コレクションを合わせた、約250点の国芳の作品を展示。国芳の作品の公開は、フランスでは初となる。
2015.10.1-
2016.1.17
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris  
パリ市立プティ・パレ美術館
Fantastique ! L'estampe visionnaire. De Goya à Redon
ファンタスティック!幻想版画 ゴヤからルドンへ
幻想風景、想像上の動物、死、悪夢をテーマにしたゴヤ、ルドン、ドラクロワ、ギュスターヴ・ドレなど19世紀の画家たちによる幻想版画とリトグラフの世界を展覧。フランス国立図書館の所蔵作品展。
2015.5.29-
2015.10.11
Musée d'Art moderne de la Ville de Paris 
パリ市立近代美術館
Henry Darger
ヘンリー・ダーガー
20世紀のアウトサイダー・アートを代表する作家の一人、ヘンリー・ダーガーの作品と生涯をひもとく展覧会。その孤独な生涯において、人知れず創作を続けたダーガーの作品は、後世の作家たちにも多大な影響を与えた。2012年から翌年にかけて、45点のダーガー作品の寄贈を受け実現した本展は、フランス初公開となる作品も多く含まれている。
2015.5.27-
2015.9.27
Musée Cognacq-Jay
コニャック=ジェ美術館
Thé, Café ou Chocolat ? L'essor des boissons exotiques au XVIIIe siècle
紅茶、コーヒーそれともチョコレート?18世紀における喫茶文化の発展
18世紀ヨーロッパにおける喫茶文化の発展をたどる展覧会。紅茶やコーヒー、チョコレートといった、外国からもたらされた「飲み物」が17世紀のヨーロッパで医学的な効果を期待され、それを飲むことが治療的役割の一端を担っていたことは広く知られている。そしてこれらの飲み物がその後各宮廷で「贅沢な嗜好品」として多くの特権階級の人々に親しまれ、朝食や午後のひとときには、「喫茶」が欠かせない習慣となっていった。本展は18世紀フランスを代表する画家ブーシェやシャルダンの作品を並べて、「日常の楽しみ」として今もなお我々の生活に深く根付いている「喫茶」文化の世界を紹介する。
2015.4.30-
2015.8.30
Maison de Victor Hugo
ヴィクトル・ユゴー記念館
Dessins parallèles
二つのデッサン
ル・コルビュジエの従兄弟であり、今日スイスの生んだ最も偉大な芸術家の一人と称される「アール・ブリュット」の画家ルイ・ソウター。本展は、ジャン・ジオノやシャルル=フェルディナン・ラミューズといった作家たちも愛した、この異彩の画家のデッサンと、ヴィクトル・ユゴーのそれを並べ、彼らの創作の共通点を探り、その源泉に迫る試みである。
2015.4.8-
2015.8.30
Musée Carnavalet
カルナヴァレ美術館
Napoléon et Paris. Rêves d'une capitale
ナポレオンとパリ 都市の夢
パリは、ナポレオンの武勲の数々をたどるにふさわしい街である。本展ではヴァンドーム広場やナポレオンの墓など、皇帝が残した足跡の数々をたどりながら、パリを帝政時代の政治経済の中心地とした、ナポレオン・ボナパルトとパリという都市との関係に焦点を当てる。
2015.3.8-
2015.8.23
Palais Galliera Musée de la Mode de la Ville de Paris
ガリエラ宮パリ市立モード美術館
Jeanne Lanvin
ジャンヌ・ランバン
現在までその活動を続ける、フランスで最も歴史のある老舗仕立服メゾンの一つ、ランバンとその創設者ジャンヌ・ランバンの歴史をひもとく回顧展。ランバン社のアーティスティック・ディレクターである、アルベール・エルバスとの緊密なコラボレーションによって実現した、初めての展覧会であり、貴重な作品や資料の展示を通して、ジャンヌ・ランバンという一人のクチュリエの創作の軌跡を振り返る。
2015.4.1-
2015.7.12
Musée Bourdelle
ブールデル美術館
Mannequins d'artiste, Mannequins fétiches.
アーティストのマネキン、フェティッシュのマネキン
人体を真似たマネキン人形は、ルネサンス時代から発達する。19世紀から20世紀になると、マネキンは服を着てウィンドーに置かれる対象から、アーティストやクリエーターにとっての制作テーマそのものへと変遷する。本展では、さまざまなアーティストが紙にデッサンをし、描き、写真に写した、150点以上のマネキンを主題とした作品を通じて、その歴史を振り返りながら、そのインスピレーションの源に迫る。
2015.3.18-
2015.6.28
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
De Carmen à Mélisande. Drames à l'Opéra Comique
カルメンからメリザンドまで:オペラ・コミック
1715年2月、ルイ14世時代の終わりに産声を上げたオペラ・コミックは、パリ・オペラ座、コメディー=フランセーズに並ぶ、フランスで最も歴史の古い劇場の一つである。2015年はその300周年の記念の年となる。本展は、『カルメン』、『マノン』、『ルイーズ』、『ペレアスとメリザンド』など、現代でも世界中で再演されている数々の作品が生まれた1870年から1914年にかけて、造形芸術と舞台が渾然とした豪華な時代を展覧する。
2015.2.24-
2015.5.24
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
Les Bas-fonds du Baroque, la Rome du vice et de la misère
バロック時代のどん底:悪徳と貧困のローマ
世間一般に流布する「豪華絢爛」な表の顔とは対照的に、悪徳がはびこる17世紀前半のローマの裏の顔に焦点を当てる。バロック美術という斬新な形式を芸術にもたらす一端ともなった当時の「悪徳のローマ」をテーマに、カラヴァッジョからクロード・ロランまで、イタリア、フランス、オランダ、スペインなど多様な出自の画家による、80点余りの平面作品を一堂に展示する。
2014.11.19-
2015.4.19
Musée Cognacq-Jay
コニャック=ジェ美術館
Carte blanche à Christian Lacroix
クリスチャン・ラクロワ 白紙委任状
コニャック=ジェ美術館に、クリスチャン・ラクロワが、キュレーターとして招聘され、展示室を蘇らせる。18世紀装飾工芸美術の秀逸なコレクションに、服飾というテーマで、クリスチャン・ラクロワならではの斬新な視点をもたらす試み。
2014.11.6-
2015.3.1
Maison de Victor Hugo
ヴィクトル・ユゴー記念館
Regards croisés
交差する眼差し
ヴィクトル・ユゴーの4つの戯曲『マリー・チュードル』、『リュイ・ブラース』、『城主』、『アンジェロ』の舞台を、写真家がとらえた写真展。演劇において写真の存在は重要であり、二つのメディアの相互作用は、常に新鮮な創造力を生み出してきた。パリ写真月間の特別展。
2014.10.17-
2015.2.22
Musée d'Art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
SONIA DELAUNAY. Les couleurs de l'abstraction
ソニア・ドローネー、抽象の色彩
20世紀初頭から1970年代後半までの、ソニア・ドローネーの芸術家としての足跡をたどる展覧会。本展は、応用芸術における彼女の創作や20世紀の前衛美術運動におけるその役割に焦点を当てながら、抽象主義芸術の先駆者としての実像にも迫る。
2014.6.11-
2015.2.8
Musée Carnavalet
カルナヴァレ美術館
Paris libéré, Paris photographié, Paris exposé
解放されたパリ、写真に撮られたパリ、展示されたパリ
第二次世界大戦中のパリ解放から70周年を記念して開催される展覧会。当時のパリの状況を記録した写真や映像資料などを多数展覧し、20世紀フランスにおける最も重要な歴史的事件の一つに再び光を当てる。
2014.10.15-
2015.1.4
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
Baccarat
バカラ
バカラの誕生250周年を記念した回顧展。1964年に装飾芸術美術館にて開催された200周年記念展以来のバカラ展となる。ロレーヌの工場に現在も保存されている自社コレクションのほか、オルセー、ルーヴル、装飾芸術美術館といった名だたる主要美術館から貸し出される500点の作品が一堂に会する。下絵やデッサン等貴重なアーカイブ資料も展示。
2014.7.12-
2014.11.2
Palais Galliera Musée de la Mode de la Ville de Paris
ガリエラ宮パリ市立モード美術館
Les années 50
1950年代
フランス・モード界の「黄金時代」とも言うべき、1950年代のオートクチュールとプレタポルテの歴史をおよそ100点の作品を通して振り返る展覧会。クリスチャン・ディオールやバレンシアガ、シャネル、ジバンシィ、スキャパレリといった名だたるクチュリエたちが活躍し、その美を競い合った50年代のフランスにおいて、高級仕立服のオートクチュールと、高級既製服のプレタポルテは主要産業の一つであると同時に、モードの実験室そのものであった。本展には、この時代を代表する多数の衣装や装飾品が並び、パリが「モードにおける世界の首都」として君臨した当時の雰囲気を彷彿とさせる内容となっている。
2014.4.2-
2014.8.17
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris 
パリ市立プティ・パレ美術館
Paris 1900, la Ville spectacle
1900年のパリ
1900年のパリ万博の会場のひとつとして建設されたプティ・パレは、現在パリの市立美術館として多くの人々に親しまれている。本展は、19世紀末から20世紀初頭の「ベル・エポック(良き時代)」とされる時期のパリにおける芸術、文化ひいては社会の様相をおよそ600点の作品を通して振り返る。絵画や美術工芸、衣装、写真、映像資料や宝飾品、さらには家具調度品、彫刻などさまざまな分野から出品される展示品は、当時の文化的な熱狂、技術革新、洗練されたパリの人々の様子を鮮やかに伝え、本展を訪れる者はまさに「華麗なるベル・エポックのパリ」を体感できる。
2014.3.1-
2014.5.25
Palais Galliera Musée de la Mode de la Ville de Paris
ガリエラ宮パリ市立モード美術館
Papier glacé, un siècle de photographie de mode chez Condé Nast
コンデナスト社 100年のモード写真の歴史
『ヴォーグ』、『ヴァニティ・フェア』、『グラムール』…数々の有名ファッション誌を刊行し、大きな影響力を持つコンデナスト社。モード界で重要な役割を担い、一流の写真家が作品を提供するコンデナスト社のファッション誌は、モードの歴史そのものである。1918年から今日までの、80人の写真家による150点の写真が、ニューヨーク、パリ、ミラノ、ロンドンのコンデナスト社のアーカイブから選出され、展示される。写真表現を通じて、ファッションの歴史とその真髄に迫る。
2013.11.1-
2014.3.29
Hôtel de Ville de Paris
パリ市庁舎
Brassaï, pour l'amour de Paris
ブラッサイ、パリのために
ハンガリー出身の写真家ブラッサイは20代でパリへ移り住み、その生涯をフランスで過ごした、20世紀を代表する写真家の一人である。本展はブラッサイが見つめたパリのさまざまな情景やそこに暮らす人々の豊かな表情を数多くの作品で紹介する。
2013.10.17-
2014.3.16
Musée Carnavalet
カルナヴァレ美術館
ROMAN D'UNE GARDE-ROBE. Le chic d'une Parisienne de la Belle Epoque aux années 30
ワードローブのロマン - 30年代のベル・エポックにおけるパリジェンヌのお洒落
ヴァンドーム広場に面した高級ブティック「シェリュイ」の販売員、アリス・アローム。本展は、このベル・エポックに生きた、一人の女性の私物衣装(ワードローブ)を公開する初の展覧会である。ランヴァン、ウォルトのドレス、アルフォンシーヌやル・モニエの帽子…洋服からアクセサリーまで、当時のパリジェンヌの「シック」を堪能できる内容。ほかにも直筆の書類や顧客リストなども展示。ガリエラ美術館のスピンオフ企画。
2013.11.14-
2014.3.2
Musée Cognacq-Jay
コニャック=ジェ美術館
Le Siècle d'or de l'éventail. Du Roi Soleil à Marie-Antoinette
扇の黄金時代、太陽王からマリー・アントワネットまで
ルネサンス期にアジアからヨーロッパへもたらされた「扇」は、フランスではルイ14世の時代に普及し、18世紀中頃には、パリが扇製作の中心地となった。この時代、フランスではさまざまな扇が作られるとともに、フランスの職人たちによる優れた技術はヨーロッパ各国へと伝えられ、女性のおしゃれに欠かせない華麗な装身具のひとつとして発展を遂げたのである。本展はフランス国内外から貸し出された、18世紀の貴重な扇およそ70点を一堂に会する展覧会。
2013.6.27-
2014.2.9
Musée d'Art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
Pierre Henry Autoportrait en 53 tableaux
ピエール・アンリ 53点の絵画による肖像画
1950年代にピエール・シェフェールとともに日常の音(具体音)を構成音として使用する「ミュージック・コンクリート(具体音楽)」を生み出し、電子音楽の先駆けとなった作曲家ピエール・アンリ。本展は音楽の仕事と並行してここ20年間アンリが取り組んできた絵画作品にスポットを当てる。作曲活動に使用される録音機やミキサーの欠片などで構成された絵画は、作家自身が認めるように、「具体音楽」を平面上に展開する試みである。
2013.9.17-
2014.2.2
Musée de la Vie Romantique
ロマン派美術館
Esquisses peintes de l'epoque Romantique : Delacroix, Cogniet, Scheffer...
ロマン派時代のデッサンと絵画:ドラクロワ、コニエ、シェフェールなど
現在有名な絵画作品が、どのような経緯を経て現在の姿となったのか。ひとつの絵画における下書き(デッサン)の複数のヴァリエーションは、画家の選択、注文主の選択、またついに実現することはなかった構図など、可能性の数々を提示する。レオン・コニエ、アリ・シェフェール、そしてウージェーヌ・ドラクロワ。特別貸出の機会を得て、100点余りの下書き(デッサン)が主役となる展覧会。
2013.9.19-
2014.1.19
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris 
パリ市立プティ・パレ美術館
Jordaens 1593-1678, La gloire d'Anvers
ヨルダーンス 1593-1678 アントワープの栄光
ルーベンス、ファン・ダイクと並び、17世紀のフランドルを代表するヨルダーンス。フランスでは大々的な回顧展に恵まれる機会もなく、前述の二者に比べて知名度において劣る、このフランドルの画家に改めてスポットを当てる。ベルギー、ロシア、アメリカ、エルサレムなど、世界中から集められた120点余りの絵画作品とともに、アントワープの生んだ才能を堪能し、その実像に迫る意欲的な展覧会である。
2013.2.14-
2013.8.4
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
Félix Ziem, "J'ai rêvé le beau"
フェリックス・ジエム 「私は美を夢見た」
バルビゾン派の画家たちと親しく、ターナーやロランを信奉し、旅をこよなく愛した異端の画家フェリックス・ジエム。19世紀絵画の特別な位置を占めるこの作家は、遠い異国の地を夢見る多くの人々の心を、そのキャンバスで虜にした。“綺麗な空、静かで荘厳な湾、そこで私は美を夢見た”。1879年11月18日、作家の日記の引用である。本展は、絵画、水彩、デッサンなど100点余りの作品を並べ、ジエムの旅の道筋をたどる、独特の内容となっている。
2013.3.2-
2013.7.6
Hôtel de Ville de Paris
パリ市庁舎
Paris Haute Couture
パリ オートクチュール
19世紀中頃にパリで誕生した「オートクチュール(高級仕立婦人服)」。本展はパリのガリエラ美術館が所蔵するオートクチュール作品の中から選りすぐりのおよそ100点を紹介する。ウォルトやポワレに始まり、ランバンやヴィオネ、シャネル、バレンシアガさらにはクリスチャン・ディオールやジヴァンシーといった名立たるクチュリエたちが創り出した華やかな衣装を通して、今もなお世界中の女性を惹き付けてやまない「オートクチュール」の歴史を概観する。
2012.10.4-
2013.2.24
Musée Carnavalet
カルナヴァレ美術館
Les Couleurs du Ciel Peintures des églises de Paris au XVIIe siècle
空の色 17世紀パリの教会の絵画作品
フランス革命以降、国内外へと散逸した宗教を主題とする作品の中から、絵画、デッサン、版画作品等120点余りを集め、近年における研究調査の結果報告も兼ねて展示する。宗教芸術における、依頼主の多様性(王族、コミュニティ、信徒団体)、創作の段階(デッサン、縮小模型)、作品の建築への組み入れ、などあらゆる側面から17世紀の宗教絵画と、そのスピリチュアリティに迫る展覧会。
2012.10.12-
2013.2.17
Musée d'Art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
L'Art en guerre, France 1938-1947 De Picasso à Dubuffet
1938年から1947年の戦時中の芸術 ピカソからデュビュッフェまで
第二次世界大戦前後の1938年から1947年、フランスにとって圧政と欠乏の時代に、アーティストたちがいかにその芸術性と形式を変化させていったのか、作品から探る試み。100人以上の作家の400点余りの作品を一堂に会し、豊富な資料や本展が初公開となる映像資料も紹介。「暗黒の時代」と呼ばれるこの時代を、アーティストたちはどのように生き、また創作したのか。フランス国内のみならず海外および多くのプライベートコレクターの協力を獲得し、実現したという意欲的な展覧会。
2012.9.10-
2013.1.13
Musée de la Vie Romantique
ロマン派美術館
Intérieurs romantiques, Aquarelles 1820-1890, Cooper - Hewitt, National Design Museum, New York, Donation Eugene V.Thaw
ロマン派の室内、 ウジェーヌ・V・ソーの寄贈によるニューヨーク・クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館所蔵品に見る1820年から1890年の水彩画
19世紀のヨーロッパで数多く描かれた、室内情景を主題とする水彩画およそ80点を展覧する。世界的に著名な美術商であり収集家のウジェーヌ・V・ソーが、2007年にニューヨークのクーパー・ヒューイット国立デザイン博物館に寄贈したコレクションを並べ、「室内」を舞台に19世紀の近代的な市民生活を詩情豊かに描いた、貴重な水彩画を紹介すると同時に、この時代の装飾美術の変遷もまた概観する展覧会。
2012.10.3-
2013.1.6
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
Modernisme ou Modernité. Les photographes du cercle de Gustave Le Gray (1850-1860)
近代主義と近代 ―ギュスターヴ・ル・グレの写真家たち(1850-1860年)
第二帝政時代の最も重要な写真家とされるギュスターヴ・ル・グレ(1820-1884)。伝統的な美術学校の教育とは一線を画すスタイルで、写真を教示した人物としても有名であり、その影響力は計り知れない。多様性に富む彼の教え子の中には、ドゥロネーやベランジェなどの画家たちも名を連ね、二つの大戦の間に、完成された大胆なスタイルを確立した。パリ写真月間のプログラム。ヨーロッパ写真美術館との共同企画となる。
2012.9.18-
2012.12.15
Hôtel de Ville de Paris 
パリ市庁舎
Paris, vu par Hollywood
ハリウッドが見たパリ
アメリカの映画産業は、その草創期よりフランスの首都であるパリを舞台にした映画を数多く製作してきた。本展は、往年のスターやパリの名所に彩られた、華やかなハリウッド映画にまつわる貴重な資料を展覧する。映像や写真、衣装さらにはポスター等の展示を通して、映画史におけるハリウッドとパリの緊密な結び付きを明らかにする。
2012.3.8-
2012.8.5
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
Josep Maria Sert. Le Titan à l'œuvre (1874-1945)
ホセ=マリア・セルト 巨人の作品(1874-1945)
音楽家、画家、小説家、そして政治家に至るまで、当時の知的文化階級と交流を持ち、また自身も彼らに愛された画家、ホセ=マリア・セルト。その交友録には、ドビュッシーやピカソ、コクトー、プルースト、そしてディアギレフやシャネルなどの煌びやかな名前が連なる。本展では10メートルを超える長さ、数メートルに及ぶ高さの巨大画布の作品などを展示。彼の芸術の力強さや独特の技法とともに、長い間日の目を見ることのなかったセルト作品とその画業を再評価する試み。
2012.4.25-
2012.7.29
Musée Carnavalet
カルナヴァレ美術館
Eugène Atget, Pars
ウジェーヌ・アジェ、パリ
近代写真の父とも呼ばれる、フランスの写真家ウジェーヌ・アジェ。1898年から1927年に撮影された、パリをテーマとするアジェの作品などおよそ230点を展覧し、彼がとらえた古き良き時代のパリ、ベル・エポックのパリの実像に迫る。さらに彼と同時代に活動し、同じくパリを写した写真家エマニュエル・ポティエの作品やシュルレアリストのマン・レイが収集したアジェの作品も紹介することによって、アジェの創作を多角的にとらえる。彼らの作品が公の場で発表されるのは極めて珍しい。本展はマドリードやロッテルダム、シドニーを巡回。
2012.4.6-
2012.7.15
Musée Cernuschi
チェルヌスキ美術館
REVES DE LAQUE Le Japon de Shibata Zeshin
漆の夢 柴田是真の日本
19世紀の日本に生まれ活躍した柴田是真。浮世絵師として名を馳せた歌川国芳に師事し、「サムライの時代」から「近代日本」へと移行する重大な時期に活躍した作家である。本展は、漆作品70点、屏風、絵画、装飾品そして日常の品々など、芸術面、政治面そして社会面においても近代国家への変貌を遂げつつある19世紀末の日本文化を目撃する作品群を紹介。全てフランス初公開となる。
2012.3.13-
2012.7.15
Musée de la Vie romantique
ロマン派美術館
"Théâtres romantiques à Paris" au musée Carnavalet
カルナヴァレ美術館の“パリのロマンティック劇場”
19世紀初頭に流行の渦にあった「劇芸術」に焦点を当てる展覧会。現ロマン派美術館は、当時、ジョルジュ・サンド、ツルゲイネフ、ディッケンズなどの小説家、またショパンやロッシーニなどの音楽家や歌手が、「アトリエ=サロン」と称して金曜日ごとに集った場所だった。肖像画、装飾品、習作など、当時の様子を伝えるカルナヴァレ美術館の100点を超えるコレクションより、劇芸術への情熱を振り返る内容。
2011.12.21-
2012.5.6
Musée Cognacq-Jay
コニャック=ジェイ美術館
Boîtes en or et objets de vertu
金の箱と美徳のオブジェ
コニャック=ジェイ美術館が開催する、あらゆる「箱」のコレクション展。240点にものぼる所蔵品は、フランス国内で最も重要なコレクションのひとつである。貴石で彩られた金銀細工の装飾箱、エナメル、陶器、象牙や螺鈿・・・17世紀より欲望と虚飾のアイテムとして現れた細工物は、「光の世紀」と呼ばれた18世紀には、社交界に属する象徴として重要な位置を占めた。絢爛豪華な箱のオブジェを、使用方法、背景、歴史に触れながら紹介する。
2011.10.5-
2012.2.26
Musée Carnavalet
カルナヴァレ美術館
Le peuple de Paris au XIXe siècle. Des guinguettes aux barricades
19世紀のパリの人々 キャバレーからバリケードまで
産業革命が起こり、人工増加、都市開発が進む19世紀パリ。ぼろ屋、季節労働者に代表される貧困者層、酒場の様子など一般市民の生活様式、大衆文化に焦点を当てる展覧会。カルナヴァレ美術館所蔵、また20を超える他美術館所蔵コレクションを展示する。また支配者層を震え上がらせ、「大衆」が歴史の主役となった市民革命を最後に振り返り、パリの歴史を市民の観点から再考する展覧会。
2011.9.27-
2012.2.12
Musée de la Vie romantique
ロマン派美術館
Patrick Faigenbaum, Photographies, Paris proche et lointain
パトリック・ファイゲンバウム、写真、近くて遠いパリ
1954年パリ生まれ、パトリック・ファイゲンバウムの新作作品展。ファイゲンバウムは1973年より、土地のアイデンティティにアプローチしたシリーズを展開している写真家。本展「近くて遠いパリ」は、地理的な距離と、写真家個人の心理的距離の両方を表している。パリ生まれでパリ在住の彼にとって、一番近い「パリ」は家族であり、撮り下ろしの母親のポートレートがそれを象徴する。一方、遠いパリとして首都の四隅に位置するモントルイユ、ナンテール、サン・ドニ、ルンジスをフィーチャーするなど、独特の視点を提示する。
2011.11.9-
2012.1.29
Musée Bourdelle
ブールデル美術館
Antoine Bourdelle/Que du dessin
アントワーヌ・ブールデルとたくさんのデッサン
ロダンの助手を務めたことでも知られ、またジャコメッティやマイヨールらが学んだアントワーヌ・ブールデル。ブールデルのデッサンを中心に構成される本展は、彼の生誕150周年を記念して開催され、選りすぐられたおよそ200点の作品が並ぶ。年代順に、その創作の軌跡をたどるとともに、極めて多面的なブールデル芸術の実像にも迫ることができる展覧会。
2011.10.13-
2012.1.15
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
La Comédie-Française s'expose
コメディー=フランセーズが魅了する
プティ・パレが開催するフランス国立劇場コメディー=フランセーズの展覧会。200点の絵画、彫刻、資料、私物、アクセサリーや模型など、謎に包まれた劇場の舞台裏を覗くことのできる内容。縁が深く、本展でもストーリーテラー役として登場する劇作家モリエールのテキストや、モリエール一座の歴史、コメディー=フランセーズゆかりの俳優の紹介などを、豊富な資料と展示物で紹介する。
2011.7.19-
2011.11.13
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
Cranach et Dürer graveurs : rivalité et émulation
版画家としてのクラナッハとデューラー、対立と競争
ドイツ・ルネサンスを代表する2人の芸術家、クラナッハとデューラー。画家、版画家、素描家として彼らが後世に残した功績や影響は、はかりしれないものがある。本展では、中でも2人の版画作品に焦点を当て、およそ30点を展覧する。両者が取り組んだ宗教的な図像表現や同時代人の肖像表現の比較を通じて、16世紀ドイツで活躍した2人の芸術家の独創性に迫る。
2011.3.25-
2011.7.24
Musée Bourdelle
ブールデル美術館
Madame Grès, la couture à l'œuvre
マダム・グレ、創り上げるクチュール
20世紀のパリ・モード界に偉大な足跡を残すクチュリエールの一人、マダム・グレの初めての回顧展。彼女の言葉には「私は彫刻家になりたかった。けれど、私にとって布地と向き合うことは、石と向き合うことと同じだった」というものが残されている。この言葉の通り、彼女の作品は、まるで彫刻のように三次元的に構築され、ヘレニズム時代の彫像が持つような美しいドレープが特徴のひとつに挙げられる。本展ではパリのガリエラ美術館や個人コレクターが所蔵するマダム・グレの作品およそ80点を並べ、彼女の創作を振り返る。
2011.3.25-
2011.7.17
Musée d'Art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
Kees Van Dongen
Fauve, anarchiste et mondain
キース・ヴァン・ドンゲン
フォーヴ、アナーキスト、社交家
オランダ出身で、主にフランスで活動した画家、キース・ヴァン・ドンゲンの多面的な芸術、およびその人物像に焦点を当てた展覧会。マチスやマルケらに代表されるフォーヴィスムに参加し、20世紀の前衛芸術を牽引した画家の一人として知られるヴァン・ドンゲン。本展は、19世紀末から1930年代初頭に制作された絵画や素描、磁器などおよそ90点の作品を並べて、この芸術家の実像に迫る。
2011.3.8-
2011.7.17
Musée de la Vie romantique
ロマン派美術館
Jardins romantiques français (1770-1840)
1770-1840年におけるフランスのロマン主義的庭園
啓蒙の世紀とされる18世紀の後半から19世紀前半の七月王政時代までの、フランスにおける庭園の変遷を振り返る展覧会。フランス国内の多数の美術館および個人コレクターが所蔵する絵画、デッサン、美術工芸品を一堂に会し、激動のフランス社会の中で「庭園」が果たしてきた役割、そしてその歴史的位置付けを考える。
2011.6.1-
2011.6.12
Musée Carnavalet
カルナヴァレ美術館
Vitraux parisiens au XIXe siècle
19世紀パリのステンドグラス
パリで開かれる「サロン・ド・デッサン2011」にちなんで、19世紀の代表的な二人のガラス職人、プロスペール・ラファイエおよびガスパール・ジゼルのデッサンおよそ40点を展覧する。この二人の職人は、数多くの教会のためのステンドグラスの制作・修復を手掛け、19世紀のガラス芸術の復興に大きく寄与した。本展は、彼らのデッサンを通して、当時のパリ、ひいてはフランスにおけるガラス芸術の復興の軌跡をたどる。
2011.3.10-
2011.6.5
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
Jean-Louis Forain 1852-1931 “La comédie parisienne”
ジャン=ルイ・フォラン 1852-1931年 《ラ・コメディー・パリジェンヌ》
19世紀後半のフランスで活動し、印象派展にも参加した画家ジャン=ルイ・フォランの作品240点余りを一堂に会した展覧会。エコール・デ・ボザールでジェロームに師事した初期時代から、マネやドガにも共通するテーマ「現代生活」を盛んに取り上げた19世紀末、そしてその様式が大きく変わっていく1900年代に至るまでのフォランの画業を、世界各国の美術館および個人コレクターが所有する作品を通じて概観する。
2011.3.1-
2011.5.29
Maison de Balzac
バルザックの家
Théophile Gautier s'invite chez Balzac
バルザックの家に招かれたテオフィル・ゴーティエ
バルザックと深い親交のあった、19世紀フランスの詩人・作家テオフィル・ゴーティエ。文芸評論や美術批評も手掛け、絵画制作も行ったゴーティエによる貴重な絵画やデッサンを展示し、その生涯を多角的にとらえようとする試み。本展はゴーティエ生誕200周年を記念して開催。
2010.10.13-
2011.2.27
Musée Carnavalet
カルナヴァレ美術館
Voyage en Capitale. Louis Vuitton et Paris
都市を旅する ルイ・ヴィトンとパリ
トランク職人ルイ・ヴィトンに始まる、150年以上の歴史を持つルイ・ヴィトン社のトランクと鞄を集めた展覧会。ルイ・ヴィトンが遺した名品と、フランス国立図書館や装飾美術館、パリ市立歴史図書館の収蔵品を並べ、都市の文化史・芸術史においてルイ・ヴィトンを再び位置付けようとする試み。
2010.11.18-
2011.2.20
Musée Cognacq-Jay
コニャック=ジェイ美術館
Tivoli. Variations sur un paysage au XVIIIe siècle
チボリ、18世紀の風景画に見るヴァリエーション
ローマから東へ約30キロメートルのところに位置する町、チボリ。本展は、景勝地としても名高いこの町をモチーフとした絵画や版画、素描など50点余りを集めて、18世紀の西洋絵画史における風景表現と絵画モチーフとしての町・チボリの関係について考察する。フランス・ロココ美術の代表的な画家ブーシェや廃墟を描いたことで知られるユベール・ロベール、さらにはヴェルネらの風景画に多大なインスピレーションを与えた「チボリ」の魅力に迫る。
2010.11.5-
2011.2.20
Maison de Victor Hugo
ヴィクトル・ユゴー記念館
Portraits d'écrivains de 1850 à nos jours
1850年から現代に見る作家たちの肖像
「作家たちの肖像」をテーマにした本展は、ヴィクトル・ユゴー記念館をはじめ、パリのロジェ・ヴィオレ・コレクションやヨーロッパ写真館所蔵の、およそ90人の作家の肖像写真と30人の写真家の作品200点を展示し、19世紀後半から現代に至るまでの名立たる作家及び写真家の足跡をたどる。20世紀の写真家の中には、ドゥニーズ・コロンやリチャード・アヴェドン、アーヴィング・ペン、そして田原桂一も含まれ、多くの著名な写真家の作品と作家たちの肖像写真を見ることができる。
2010.11.3-
2011.2.6
Maison de Balzac
バルザックの家
Louise Bourgeois : Moi, Eugénie Grandet...
ルイーズ・ブルジョワ:私、ウジェニー・グランデ…
2010年5月に逝去したフランス出身の現代美術作家ルイーズ・ブルジョワによる、バルザックの家のために制作された作品を展覧する。バルザックの代表作のひとつ『ウジェニー・グランデ』にちなんだその作品を通じて、彼女の創作を紹介する。
2010.10.15-
2011.1.30
Musée d'Art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
Basquiat
バスキア
アメリカ人アーティスト、ジャン=ミシェル・バスキアの生誕50周年を記念して開催される大回顧展。1960年にニューヨークのブルックリンに生まれ、1988年に27歳の若さで世を去ったバスキア。1970年代末からニューヨークで盛んに描かれるようになるスプレーペインティングの代表的なアーティストの実像に迫る。
2010.9.28-
2011.1.16
Musée de la Vie romantique
ロマン派美術館
La Russie romantique. Chefs-d'œuvre de la Galerie Trétiakov, Moscou
ロシアのロマン派 モスクワ・トレチャコフ美術館の傑作
フランスにおけるロシア年にちなみ、ロシアにおけるロマン派をパリで初めて紹介する展覧会。アレクサンドル1世とニコライ1世の治世下の代表的な絵画や彫刻、工芸品などおよそ70点を展示する。実業家であり美術愛好家であったパーヴェル・トレチャコフによってモスクワに誕生したトレチャコフ美術館所蔵の傑作の数々は、ロシア文学の黄金期に活躍した小説家プーシキンやゴーゴリといった19世紀ロシアの天才たちの実像もまた明らかにしてくれる。
2010.9.24-
2011.1.8
Bibliothèque Forney
フォルネ図書館
Cent pour cent bande dessinée
100人による100点
世界中から招かれた100人の漫画家が選んだ100枚の原画を紹介する展覧会。
本展では、現在活躍する作家が過去の名画についてそれぞれの印象や評価、作品の見方、描き方を紹介する。漫画史に残る名作と現代の作家との対話を公開する、漫画家による漫画の展覧会である。
2010.9.10-
2011.1.2
Musée Cernuschi
チュルヌスキ美術館
Archéologues à Angkor. Archives photographiques de l'Ecole française d'Extrême-Orient
アンコールワットの考古学者たち フランス極東学院の写真史料
アンコールワットにおけるフランス極東学院の活動100周年にちなんで開催する展覧会。東アジアの歴史や文化を調査研究するフランス極東学院は1907年以降、カンボジアのアンコールワットの修復、景観再生のために活動を行ってきた。本展は異なる時期に撮影されたアンコールワットの写真およそ100点を通じて、彼らの活動の変遷を紹介する。
2010.3.24-
2011.1.2
Halle Saint-Pierre 
パリ市立アル・サン=ピエール美術館
Art brut japonais
アール・ブリュット・ジャポネ
日本人によるアール・ブリュットの作品を、フランスで紹介する、初の大規模な展覧会。滋賀県近江八幡市にあるボーダレス・アートミュージアムNO-MAが全国のアール・ブリュット作品の調査をする中で出会った作家63人の、約700点もの絵画やデッサン、そして彫刻作品が、モンマルトルの丘の麓にあるパリ市立アル・サン=ピエール美術館に出品されている。
2010.3.11-
2010.8.29
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
Yves Saint Laurent : 40 ans de création
イヴ・サンローラン、創作の40年
「モードの帝王」と称され、20世紀ファッション業界をリードしたファッションデザイナー、イヴ・サンローラン(1936-2008)の回顧展。
男性用の服をアレンジし、女性用のスーツを生み出したことで、現代女性の新しいドレスコードを打ち立てたサンローラン。本展では、代表作のスモーキングスーツ、パンタロン・スーツ、サファリ・ルックをはじめ、作品約300点、デッサンや映像などさまざまな資料を通して、サンローランファッションの集大成を紹介する。
2010.3.2-
2010.7.11
Musée de la Vie romantique
ロマン派美術館
Frédéric Chopin. La note bleue
ショパンの「青い音符」
ショパンの音楽には「青い音符」が存在する、と称したのは恋人ジョルジュ・サンドと友人ウジェーヌ・ドラクロワである。
ロマン派音楽を代表するポーランド出身の作曲家・ピアニスト、フレデリック・ショパン(1810-1849)は、1831年から1849年までの18年間をパリで生活し、ロマン派芸術家のサロンでもあった画家アリ・シェフェールの自宅(現・ロマン派美術館)へと足繁く訪れた。
「ショパン生誕200年」を記念する本展では、ショパンのパリでの生活を振り返り、パリで開花した音楽家としての才能に注目する。
シャセリオー、クレジンガー、コロー、クールベ、ドラクロワ、シェフェールの絵画、彫刻や素描など約90点を展示。
2010.3.26-
2010.7.4
Maison de Victor Hugo
ヴィクトル・ユゴー記念館
"Les Orientales"
《東方詩集》
西洋が東洋に対して抱いた憧れや好奇心を指す東洋興味、オリエンタリズム。
フランスの文豪ヴィクトル・ユゴーは東洋文化に触発され、1829年に《東方詩集》を発表する。展覧会では、ユゴーと同じように、東洋に魅せられたジェリコー、ジロデやドラクロワの作品をユゴーの詩とあわせて紹介する。
2009.11.20-
2010.3.14
Musée Bourdelle
ブールデル美術館
Isadora Duncan (1877-1927) "Une sculpture vivante"
イサドラ・ダンカン(1877-1927)“生きた彫刻”
モダン・ダンスの先駆者であり、世紀転換期に活躍したアメリカの舞踏家イサドラ・ダンカン。ダンカンのダンスに魅了されたブールデルは、彼女をモデルに数多くの作品を制作した。ダンカンを描いたデッサンを多数所蔵するブールデル美術館で開かれる本展では、さらに同テーマの彫刻や絵画、100枚もの写真やステージ衣装など、世界中から集めた作品や貴重な資料を一堂に集め、ダンカンの独自性を紹介する。
2009.1.21-
2010.1.31
Crypte archéologique du Parvis de Notre-Dame
ノートル・ダム大聖堂のクリプト
Les grands monuments de Lutèce, Premier projet urbain de Paris
ルテシィアのモニュメント-パリ最初の都市計画
<ルテティア>とはパリの古名のこと。1世紀から4世紀にかけて建てられた主要建造物を通じて、古代パリの創建と進化を辿る。3D復元やイラストレーションといった、これまで未発表の最新の研究資料を通じて、古代パリのモニュメンタル建造物の設計図や立面図、機能、装飾などを見ることができる。
2009.10.22-
2010.1.31
Maison de Victor Hugo
ヴィクトル・ユゴー記念館
Portrait d'une collection / Une collection de portraits
コレクションの肖像・肖像のコレクション
ユゴー作品における写真技術の影響関係に焦点を当てた展覧会。また本展は、ユゴー自身の生涯における3つの期間、亡命先のイギリス海峡の島ジャージー(1852年から1855年)、続くガーンジー島(1855年から1870年)での日々、そしてパリで過ごした最期の年月(1855年まで)をも、数々の写真によって明らかにする。ナダールの作品をはじめとする、ユゴー記念館が所蔵する200点もの肖像写真や資料が出品される。
2009.9.29-
2010.1.17
Musée de la Vie romantique
ロマン派美術館
Souvenir d'Italie (1600-1850)
イタリアの思い出、1600-1850年
17世紀から19世紀半ばにかけて、イタリアを訪れたフランスの芸術家たちの絵画や彫刻、版画作品を集めた展覧会。ローマ時代の遺跡や神話的なイコノグラフィー、あるいはルネサンス時代の建造物など、当時のフランス人アーティストが好んで取り組んだ、イタリアをテーマとした作品約100点を紹介する。
2009.9.24-
2010.1.17
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
Fernand Pelez, la parade des humbles
フェルナン・ペレ、庶民のパレード
フェルナン・ペレはベル・エポックの庶民的なパリを描いたフランス人画家。展覧会では、プティ・パレが所蔵するペレの絵画・デッサン全体を見ることができる。
第三共和政のパリ美術業界の有名人だったペレはアカデミックな教育を受けたが、1880年には自然主義へと向かい、人間の条件を作品の中心的主題としパリの近代化が生んださまざまな問題に目を向けるようになる。庶民的なパリを体現する女性、子供、大道芸人、オペラ座の若い踊り子の無邪気で気だるい姿を好んで描いた作家である。
2009.10.16-
2010.1.10
Musée d'Art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
DEADLINE
デッドライン
抽象表現主義の画家ウィレム・デ・クーニングや、アメリカの写真家ロバート・メイプルソープをはじめとする、この20年間に逝去した12人の現代アーティスト。彼らの晩年における作品に焦点を当てた展覧会。老いや病によって死に直面した彼らが、その体験をいかに作品に反映させたかを探る。
2009.9.30-
2010.1.3
Musée Carnavalet
カルナヴァレ美術館
La Révolution Française à Paris, Trésors cachés du musée Carnavalet
パリのフランス革命、カルナヴァレ美術館の秘宝
現在、「フランス革命」展示室の改修工事が行われているカルナヴァレ美術館では、デッサンと版画を中心にフランス革命関連の秘蔵作品約150点を展示。革命期の出来事を時代順に女性、報道、破壊行為や宗教の問題などさまざまなテーマを通して紹介する。
2009.9.10-
2009.12.6
Musée Cognacq-Jay
コニャック=ジェイ美術館
Marguerite Gérard, artiste en 1789
マルグリット・ジェラール、1789年の画家
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2009.5.20-
2009.11.15
Mémorial du Maréchal Leclerc de Hauteclocque et de la Libération de Paris - Musée Jean Moulin
ルクレール・ド・オートクロク元師とパリ解放の記念館 ジャン・ムーラン博物館
Accessoires de mode sous l'Occupation, Paris 1940-1944
占領下のモード パリ1940-1944
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2009.4.3-
2009.9.30
Musée Bourdelle
ブールデル美術館
Ange Leccia et le pavillon
アンジェ・レッチアとパヴィリオン
内容を見る
2009.6.19-
2009.9.13
Musée d'Art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
Henri Cartier-Bresson L'imaginaire d'après nature
アンリ・カルティエ=ブレッソン、写生による想像
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2009.5.29-
2009.9.6
Musée d'Art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
Dans l'oeil du critique - Bernard Lamarche-Vadel et les artistes
評論家のまなざし、ベルナール・ラマルシュ=ヴァデルとアーティストたち
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2009.3.26-
2009.9.6
Musée Zadkine
ザッキン美術館
Zadkine sur papier
ザッキンのデッサン
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2009.3.3-
2009.7.26
Musée de la Vie romantique
ロマン派美術館
Marc Riboud, L'intinct de l'instant - 50 ans de photographie
マーク・リブー、瞬間の親密さ - 写真の50年
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2009.4.9-
2009.7.5
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
Le Mont Athos et l'Empire byzantin. Trésors de la Sainte montagne
アトス山とビザンティン帝国-聖なる山の宝
内容を見る
2009.4.3-
2009.6.28
Musée Carnavalet
カルナヴァレ美術館
Bâtir pour le Roi, Jules Hardouin-Mansart (1646-1708)
王のための建築―ジュール・アルドゥアン=マンサール
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2009.4.2-
2009.6.28
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
William Blake. Le génie visionnaire du romantisme anglais
ウィリアム・ブレイク イギリス・ロマン主義、妄想の天才
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2009.2.20-
2009.6.28
Musée Cernuschi
チュルヌスキ美術館
Six siècles de peintures chinoises, œuvres restaurées du musée Cernuschi
中国絵画の6世紀 チュルヌスキ美術館の修復作品
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2009.2.13-
2009.5.24
Musée d'Art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
Giorgio de Chirico. La fabrique de rêves
ジョルジョ・デ・キリコ 夢の製造
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2008.11.29-
2009.4.26
Musée Galliera
ガリエラ美術館
Sous l'Empire des crinolines 1852-1870
クリノリンの帝国のもとで 1852-1870年
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2009.1.29-
2009.4.19
Musée d'Art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
Jimmie Durham, Pierres rejetées
ジミー・ダーハム、投げ捨てられた石
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2008.11.21-
2009.3.1
Musée Zadkine
ザッキン美術館
Création/Destruction
創造/破壊
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2008.10.10-
2009.2.1
Musée Carnavalet
カルナヴァレ美術館
Le métro parisien vu par Akemi Noguchi
Akemi Noguchi(野口明美)が見たパリのメトロ
内容を見る
2008.10.10-
2009.2.1
Musée Carnavalet
カルナヴァレ美術館
Paris au temps des Misérables
ミゼラブル(みじめな人たち)のパリ
内容を見る
2008.10.10-
2009.2.1
Maison de Victor Hugo
ヴィクトル・ユゴー記念館
Les Misérables, un roman inconnu
レ・ミゼラブル、知られざる小説
内容を見る
2008.10.9-
2009.2.1
Musée Bourdelle
ブールデル美術館
Gloria Friedman « Lune Rousse »
グロリア・フリードマン≪赤い月≫
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2008.10.16-
2009.1.18
Musée d'Art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
Raoul Dufy
ラウル・デュフィー
内容を見る
2008.10.16-
2009.1.11
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
Kurosawa - Dessins
Kurosawa(黒澤)―デッサン
内容を見る
2008.10.4-
2009.1.4
Musée d'Art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
Objectivités. La photographie à Düsseldorf
客観性―デュッセルドルフの写真
内容を見る
2008.11.18-
2009.1.4
Musée Cernuschi
チュルヌスキ美術館
Splendeurs des courtisanes peintures ukiyo-e du musée Idemitsu
出光美術館所蔵 肉筆浮世絵展
内容を見る
2008.9.16-
2009.1.4
Musée de la Vie romantique
ロマン派美術館
Ingres - Ombres permanentes - Belles feuilles du musée Ingres de Montauban
アングル、不変の陰影―モントーバン、アングル美術館の美しき葉
内容を見る
2008.10.16-
2008.12.14
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
Shokoku Ji, Pavillon d'or, Pavillon d'argent. Le Zen et l'art à Kyoto
相国寺、金閣寺、銀閣寺‐京都の禅と芸術
内容を見る
2008.5.14-
2008.9.21
Musée Carnavalet
カルナヴァレ美術館
Les parisiennes de Kiraz
エドモン・キラズのパリジェンヌたち
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2008.6.12-
2008.9.14
Musée d'Art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
Bridget Riley
ブリジット・ライリー
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-2008.9.7 Musée d'Art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
Peter Doig : le peintre, l'homme et la nature
ピーター・ドイグ:絵画、人間、そして自然
内容を見る
-2008.8.31 Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
Paris mondain, Paris populaire - Œuvres du XIXe siècle des collections du Petit Palais
近代都市パリ、民衆のパリ―プティ・パレの19世紀美術コレクション
内容を見る
2008.4.11-
2008.8.24
Musée Bourdelle
ブールデル美術館
Alain Séchas, Rêve brisé
アラン・シャセス 壊された夢
内容を見る
2008.3.28-
2008.7.13
Musée Cognacq-Jay
コニャック=ジェイ美術館
Le siècle de Watteau. Dessins français du XVIIIe siècle.
ヴァトーの世紀 18世紀フランスの素描
内容を見る
-2008.6.15 Musée de la Vie romantique
ロマン派美術館
L'Âge d'or du Romantisme allemand - Aquarelles et dessins à l'époque de Goethe
ドイツ・ロマン主義の黄金時代―ゲーテの時代の水彩と素描
内容を見る
2008.3.13-
2008.6.8
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
Goya graveur
版画家ゴヤ
内容を見る
2008.2.14-
2008.5.11
Musée d'Art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
A.R. PENCK - Peinture - Système - Monde
A.R.ペンク―システム―世界
内容を見る
-2008.5.3 Bibliothèque Forney
フォルネ図書館
Le Petit Echo de la mode, cent ans de presse familiale
ル・プティ・エコー・ドゥ・ラ・モード,家庭雑誌の100年
内容を見る
2007.12.5-
2008.3.9
Musée Carnavalet
カルナヴァレ美術館
Un américain à Paris - Benjamin Franklin
パリのアメリカ人―ベンジャミン・フランクリン
内容を見る
2007.10.20-
2008.2.29
Musée Galliera -Musée de la mode et du costume
ガリエラ美術館―パリ市立モード美術館
Les années folles
レザネ・フォール―狂乱の時代
内容を見る
2007.10.19-
2008.2.29
Musée Bourdelle
ブールデル美術館
Henry Moore et la mythologie
ヘンリー・ムーアと神話
内容を見る
2007.10.11-
2008.1.27
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
La matière de l'étrange - Jean Joseph Carriès
異邦人の本質―ジャン・ジョセフ・カリエ
内容を見る
2007.6.26-
2008.1.13
Musée de la Vie romantique
ロマン派美術館
Jean-Jacques Henner, Face à l'impressionnisme
ジャン=ジャック・エンネル、印象主義と対峙して
内容を見る
2007.10.20-
2008.1.6
Musée d'Art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
Mathieu Mercier, Sans titre, 1993-2007
マチュー・メルシエ -無題,1993-2007−
内容を見る
2007.10.4-
2008.1.6
Maison de Balzac
バルザックの家
Une passion dans le désert - De Balzac à Paul Jouve
砂漠の情熱―バルザックからポール・ジューヴへ
内容を見る
2007.9.20-
2007.12.30
Musée Cernuschi
チュルヌスキ美術館
Chan ky-yut - Voix visibles
チャン・キ=ユ:目に見える声
内容を見る
2007.4.5-
2007.10.14
Musée Zadkine
ザッキン美術館
Angela Detanico, Rafael Lain, Inverse Times
アンジェラ・デタニコ+ラガエル・ライン、Inverse Times
内容を見る
-2007.9.30 Musée Carnavalet
カルナヴァレ美術館
Willy Maywald -Le Pari(s) de la création (1931-1955)
ウィリー・メイワルド―創造のパリPari(s) (1931-1955年)
内容を見る
-2007.9.16 Musée d'Art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
Rodtchenko photographe. La révolution dans l'oeil
写真家ロトチェンコ 視覚の革命
内容を見る
-2007.9.16 Musée d'Art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
Blow-up, 1952-2007. Quand j,étais petit je ne faisais pas grand.
Blow-up, 1952-2007年:私が小さく大きなことはしなかった頃。
内容を見る
-2007.9.9 Musée d'Art moderne de la Ville de Paris /ARC
パリ市立近代美術館/ARC
Kara Walker- Mon Ennemi, Mon Frère, Mon Bourreau, Mon Amour
キャラ・ウォーカー 私の敵、私の兄弟、私の死刑執行人、私の愛する人
内容を見る
2007.4.25-
2007.8.26
Maison de Victor Hugo
ヴィクトル・ユゴー記念館
Accrochage des collections de la Maison : 10 ans d'acquisitions
記念館の所蔵品展:10年の新収蔵品
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2007.6.21-
2007.8.19
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
Peintures en Arménie (1830-1930)
アルメニアの絵画(1830-1930年)
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2007.4.7-
2007.7.29
Musée Galliera
ガリエラ美術館
Gallierock par J.C. de Castelbajac
ガリエロック―ジャン=シャルル・ド・カステルバジャック
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-2007.6.24 Musée Cernuschi
チュルヌスキ美術館
Pagodes et dragons : Exotisme et Fantaisie dans l'Europe Rococo
塔と龍―ヨーロッパ・ロココのエキソティスムとファンタジー
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2007.2.6-
2007.6.10
Musée de la Vie romantique
ロマン派美術館
Théophile Bra, singulier romantique
テオフィル・ブラ―ロマン派の奇人
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-2007.6.3 Musée Bourdelle
ブールデル美術館
Sarkis, Inclinaison
サルキス―傾斜
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-2007.5.13 Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
Sargent/Sorolla
サージェント/ソローリャ
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-2007.5.13 Musée d'Art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
Fischli & Weiss
フィッシュリとヴァイス
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2007.2.13-
2007.5.6
Musée d'art moderne de la Ville de Paris (et l'ARC)
パリ市立近代美術館
Dominique Gonzalez -Foester, «Expodrome»
ドミニク・ゴンザレス=フォレステル «Expodrome»
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2006.12.1-
2007.3.4
Maison de Victor Hugo
ヴィクトル・ユゴー記念館
Juliette Drouet, « Mon âme à ton coeur s'est donnée...» Hommage au bicentenaire de sa naissance.
ジュリエット・ドゥルエ、「あなたに私の魂を捧げる」
生誕200周年記念展覧会
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2006.10.27-
2007.2.11
Musée d'Art Moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
Rouault-Matisse, Correspondances
ルオーとマティスの書簡
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2006.10.17-
2007.1.7
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
Rembrandt eaux-fortes
レンブラントのエッチング
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2006.12.15-
2006.12.30
Musée Cernuschi-musée des arts de l'Asie de la Ville de Paris
チュルヌスキ美術館
Les Perses Sasanides:Fastes d'un empire oublié
ササン朝ペルシア―忘れられた帝国の絢爛たる世界
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2006.9.19-
2006.12.30
Bibliothèque Forney
フォルネ図書館
De la villégiature aux congés payés, Les Français en vacances
避暑から有給休暇へ─フランスの休暇1850-1970年
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2006.6.27-
2006.12.3
Musée de la Vie romantique
ロマン派美術館
Pierre Loti, Fantômes d'Orient
ピエール・ロティ、東洋の幻影
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2006.7.7-
2006.11.26
Musée Bourdelle
ブールデル美術館
Laurent Pariente
ローレン・パリアント
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2006.6.16-
2006.10.8
Musée Zadkine
ザッキン美術館
Refroidissement et réchauffement en juillet
7月の冷と熱
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2006.6.9-
2006.10.8
Musée d'art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
Dan Flavin
ダン・フラヴィン
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2006.7.25-
2006.9.24
Musée Cognacq-Jay
コニャック・ジェイ美術館
Grands magasins parisiens: les Cognacq et la Samaritaine
パリの百貨店:コニャック夫妻と「サマリテーヌ」
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2006.6.9-
2006.9.17
Musée d'art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館
Cerith Wyn Evans, …in which something happens all over again for the very first time
ケリス・ワイン・エヴァンス……彼のなかでは、至るところで何かが初めて再び起こる
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2006.3.4-
2006.7.30
Musée Galliera -Musée de la Mode de la Ville de Paris
ガリエラ美術館−パリ市立モード美術館
"Show Time"
“ショー・タイム”
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-2006.5.7 Musée Carnavalet
カルナヴァレ美術館
Bijoux de stars 〜 Chefs-d'oeuvre de la joaillerie américaine 〜
スターたちのジュエリー〜アメリカ宝飾の名品から〜
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2006.4.4-
2006.7.2
Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
Le Pérou Préhispanique
スペイン征服以前のペルー
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-2006.6.11 Musée de la Vie romantique
ロマン派美術館
Pablo Picasso - Piero Crommelynck : dialogue à l’atelier de gravures
パブロ・ピカソ―ピエロ・クロメリンク:彫版のアトリエでの対話
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-2006.5.7 Musée Cernuschi-Musée des arts de l'Asie de la Ville de Paris
チェルヌスキ美術館
Peintures érotiques de Chine
中国の春画
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-2006.5.7 Musée d'art moderne de la Ville de Paris
パリ市立近代美術館

Pierre Bonnard (1867 - 1947) L'œuvre d'art, un arrêt du temps
ピエール・ボナール(
1867-1947)―作品、そして静止した時間

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-2006.2.12 Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
パリ市立プティ・パレ美術館
Quentin Blake et les demoiselles des bords de Seine
クエンティン・ブレイクとセーヌ河畔のお嬢さんたち
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-2005.11.27 Musée de la Vie romantique
ロマン派美術館
Collection Braziliana: le romantisme au Brésil
コレクション・ブラジリアナ:ブラジルを旅したロマン派の画家たち
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-2005.8.21 Musée Galliera -Musée de la mode et du costume
ガリエラ美術館―パリ市立モード美術館
Modes en miroir
鏡の中のモード
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-2005.6.12 Musée de la Vie romantique
ロマン派美術館
Richard Lindner (1901-1978) : Adults Only
リチャード・リンドナー(1901-1978): 未成年お断り
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2005.3.9-
2005.6.12
Musée Carnavalet
カルナヴァレ美術館
Au temps de Merveilleuses. La société parisienne sous le Directoire et le Consulat.
メルヴェイユーズの時代、総裁政府及び執政政府時代のパリ社会
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2004.10.16-
2005.2.27
Musée Galliera -Musée de la mode et du costume
ガリエラ美術館―パリ市立モード美術館
Sylvie Vartan: revue de mode
シルヴィ・ヴァルタンのファッション
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-2005.1.23 Musée Carnavalet
カルナヴァレ美術館
Marquet, vues de Paris et de l'Ile de France
マルケ、パリとイル・ド・フランスの眺め
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-2004.10.3 Musée Zadkine
ザッキン美術館
Résonances: Akio Suzuki-Ossip Zadkine
共鳴:鈴木昭男とオシップ・ザッキン
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2004.5.12-
2004.9.5
Musée Carnavalet
カルナヴァレ美術館
L'animal à Paris
パリの動物
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-2004.8.8 Musée Galliera -Musée de la Mode de la Ville de Paris
ガリエラ美術館−パリ市立モード美術館
Ouverture pour inventaire
収蔵品目録のための開館
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