2016.6月 取材
マリー・アントワネットも愛したフランスの布
「西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展」
Bunkamura ザ・ミュージアムで「西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展」がはじまりました。トワル・ド・ジュイは、17世紀後半以降に東インド会社からもたらされたインド更紗を源泉に作られた西洋更紗です。絹やウールに親しんでいた当時のヨーロッパの人々に、洗濯も可能なこのコットンプリントは実用的な布として支持を受けたそうです。田園風景のモチーフに代表される優雅なモチーフは、フランスの伝統的な布地として今も愛されています。この展覧会では、木版プリント、銅板プリントのテキスタイルの優雅な世界を楽しむことができます。
王妃マリー・アントワネットのワード・ローブには、トワル・ド・ジュイで仕立てされたドレスもあり、寛ぎの時間を過ごすときに着用されていたといわれています。
会場では、マリー・アントワネットが着用していたトワル・ド・ジュイのドレスの断片をみることができます。
ミュージアムショップでは、フランスのNINA’S「オリジナル マリー・アントワネット ティー」や、トワル・ド・ジュイ美術館とフェリシモがコラボレーションした、トワル・ド・ジュイ復刻、12柄のオリジナルクロスなどが販売されています。


MMMライブラリでは、この「西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展」の図録をご用意しております。展覧会の予習・復習にも是非お役立てください。

【展覧会情報】
「西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展」
・Bunkamura ザ・ミュージアム 2016年6月14日(火)〜7月31日(日)
http://toiledejouy.jp/
【巡回】
・郡山市立美術館 2016年8月6日(土)〜9月11日(日)
【関連記事】
・トワル・ド・ジュイ博物館
http://www.mmm-ginza.org/museum/serialize/backnumber/1003/museum01-03.html
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